4 / 4
荒野でのキャンプ二日目③
しおりを挟む
北西の森に向かって歩き始めたのですが、なにぶん空腹なので、足取りはとても重い。
お腹が空いて、動きたくない。でもこのままだと飢え死にします。
どうやら呑気に、お昼寝している場合ではないようですね。本来なら今すぐにでも、お昼寝したいとこですが。
しかし暑い、服の下が汗で凄いことに。
帰ったらもう一度、水浴びをする必要があります。
てくてく歩き、案外早く森に辿り着くことができた。でも、お気に入りのフード付きポンチョを汚したくはないし、変な虫がいても嫌だな。
うーん、虫除けスプレーが欲しいものですね。
この世界の生態系ってどんなだろう?危険な生き物はいるのかな?
この世界に来てから動物の鳴き声?などは何度も耳にした。でも実際に目にしていない。
襲われたりしたらやだな。怖いけど勇気をだして、森の中に足を踏み入れることにした。
よくわからない植物ばかりで、不思議な感覚。もしかしたら、未知のウイルスに感染する可能性もあるので、不用意に触れない。
むむむ…果物らしき物を見つけた。しかしこれは食べて大丈夫なのかな?
形は西瓜のような縞模様、皮を剥いて舐めてみることにする。
恐る恐る果物の果肉を舐めると、その味は少し苦かった。そして後からどんどん舌が痺れ、急いで水魔法で口を漱ぐ。
どうやらこの実は、食用ではないようだ。
青いキュウリが木に生ってる…これは気になりますが。木の実何ですかね?
試しに一つ捥いで、ポキッと二つに折る。青いキュウリからは、何故か?とても甘い匂いがした。
…食べて大丈夫何ですかね?見た目がアレなので、躊躇する。
キュウリの果汁?を舐めとると、驚いたことに蜂蜜に近い濃厚で豊潤な甘さ。
舌が痺れるようなこともなく、久しぶりのまともな味覚だった。
見渡せば、そこら中にキュウリの実が生っている。
青キュウリの名称がわからないので、略してアオリと呼ぶことにした。
我慢できず、木からアオリを捥ぐ。水魔法で綺麗に洗い、先端にかぶりつく。
シャクシャクした食感で、ちょっと違和感がある。そして瑞々しく、今まで食べた蜂蜜と比べると癖のない甘さ。
夢中になって食べていたら、口元や手、服がベトベトになってしまった。
うー、気持ち悪い。
アオリを食べれる分だけ収穫して、急いで帰ることにする。
えっと、帰り道はこっちだね。
空腹が収まると、余裕ができて、ふと思う。やはり会話ができないのは、こんなに辛いものなのですね。
そんなことを考えていると、何かが近づいてくる!ドタドタと土を踏み、ガサガサと音を立て、草木を掻き分ける謎の生き物。
グギャやゲギャと、会話をしながら二足歩行で歩く、体色が緑色の人型のモンスター?
お腹が空いて、動きたくない。でもこのままだと飢え死にします。
どうやら呑気に、お昼寝している場合ではないようですね。本来なら今すぐにでも、お昼寝したいとこですが。
しかし暑い、服の下が汗で凄いことに。
帰ったらもう一度、水浴びをする必要があります。
てくてく歩き、案外早く森に辿り着くことができた。でも、お気に入りのフード付きポンチョを汚したくはないし、変な虫がいても嫌だな。
うーん、虫除けスプレーが欲しいものですね。
この世界の生態系ってどんなだろう?危険な生き物はいるのかな?
この世界に来てから動物の鳴き声?などは何度も耳にした。でも実際に目にしていない。
襲われたりしたらやだな。怖いけど勇気をだして、森の中に足を踏み入れることにした。
よくわからない植物ばかりで、不思議な感覚。もしかしたら、未知のウイルスに感染する可能性もあるので、不用意に触れない。
むむむ…果物らしき物を見つけた。しかしこれは食べて大丈夫なのかな?
形は西瓜のような縞模様、皮を剥いて舐めてみることにする。
恐る恐る果物の果肉を舐めると、その味は少し苦かった。そして後からどんどん舌が痺れ、急いで水魔法で口を漱ぐ。
どうやらこの実は、食用ではないようだ。
青いキュウリが木に生ってる…これは気になりますが。木の実何ですかね?
試しに一つ捥いで、ポキッと二つに折る。青いキュウリからは、何故か?とても甘い匂いがした。
…食べて大丈夫何ですかね?見た目がアレなので、躊躇する。
キュウリの果汁?を舐めとると、驚いたことに蜂蜜に近い濃厚で豊潤な甘さ。
舌が痺れるようなこともなく、久しぶりのまともな味覚だった。
見渡せば、そこら中にキュウリの実が生っている。
青キュウリの名称がわからないので、略してアオリと呼ぶことにした。
我慢できず、木からアオリを捥ぐ。水魔法で綺麗に洗い、先端にかぶりつく。
シャクシャクした食感で、ちょっと違和感がある。そして瑞々しく、今まで食べた蜂蜜と比べると癖のない甘さ。
夢中になって食べていたら、口元や手、服がベトベトになってしまった。
うー、気持ち悪い。
アオリを食べれる分だけ収穫して、急いで帰ることにする。
えっと、帰り道はこっちだね。
空腹が収まると、余裕ができて、ふと思う。やはり会話ができないのは、こんなに辛いものなのですね。
そんなことを考えていると、何かが近づいてくる!ドタドタと土を踏み、ガサガサと音を立て、草木を掻き分ける謎の生き物。
グギャやゲギャと、会話をしながら二足歩行で歩く、体色が緑色の人型のモンスター?
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2
この作品の感想を投稿する
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる