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プロローグ 見た目を気にする人たち

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 クラスメイトたちは、私を化物だと呼んだ。

 お前は人間ではない、化物だと。髪や肌、目の色が違うだけで化物だと言われた。

 白い肌、白い髪、スミレ色の目、いわゆるアルビノである。

 母からは、私が弱い気持ちだから虐められるのだと諭されました。

 私、なにも悪いことしてないのに。

 虐めっ子を殴る気持ちで立ち向かいなさい。母からそう言われたので、実際にしました。

 そしたら、虐めっ子のリーダーは、鼻血を出して泣き出しました。

 先生やクラスメイトは、みんな私が悪いと言いました。

 そんな私にも、心を許せる友達がいます。野良犬のコロです。

 私が転んだ時に、私の頬を慰めるように舐めてくれたのがコロでした。

 コロは私の太股を舐めるのが好きみたいです。だけど、楽しいコロとの時間は長くは続かなかったです。

 コロは死にました。私が殴った虐めっ子のリーダーが、コロを川に落として殺してしまいました。

 私は感情のままに、虐めっ子たちへ詰めよったのですが、私はリーダーの取り巻きに突き飛ばされ、コロと同じように川に落ちたのです。
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