101番目の魔女

七星北斗

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 本に囲まれた魔女の物語。

 見た目は12、13の幼子に見える。しかし、数百年を生きた魔女である。

 ルージュの色に似た赤い髪、水晶を彩ったような白銀の目には、六芒星が刻まれていた。

 星空を模したドレスを身に纒い。本を枕にして寝る。

 魔女は鍵を守っている。

 今日も平穏に魔法の研究をしていた。

 その静寂を壊す厄介者が現れる。

 村の子供のアンナとリョウタだ。

 今日こそは、邪魔をするな、追い出してやると、意気込んで、手作りクッキーを作るのだった。

 くそぅー、今日も子供たちを追い出すことに失敗した。

 夜がくる。入浴を済ませ、外出着に着替える。少し胸周りがキツいな。

 私は、夜のパトロールのために村の見回りに出る。

 アンナとリョウタの家の前を通り、いい夢見ろよ、クソガキども。と、一人表情を和らげた。
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