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1.全ての始まりは横断歩道から。
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何も考えず歩きスマホをしていた。
この世界の人とは背景であり、GIF画像の重なったものが人間なのだ。
解像度が作り出した地球、その世界での私の職業はハッカーである。
部屋に引き籠る点で言えば、ニートと変わらない。
私は横断歩道を歩く、人が行き交う波を脳が理解をする。
瞬きをすると、私は知らない世界に立っていた。
「ハッ?」
どこまでも広がった地平線、青すぎて不気味な空。
地面は、鏡のように反射する水面。そこには私が映りこんでいた。
驚きのあまり、再び瞬きをした。私は、ガヤガヤと騒がしい横断歩道へ戻ってきていた。
「何なのよ!」
その一件から、都市伝説や噂話などの横断歩道に関する情報を集め始めた。
横断歩道という、人が無意識にすれ違う感情の思念の溜まり場。
あの時、私を含め、隣にいたサラリーマンも異なる自由思考で横断歩道を渡っていた。
きっとあそこには何かがあるのだ。
人間では辿り着けない、理解の範疇を越えた何かが。
「行ってみたい」
私をこの世界に繋ぎ止めているものは、ネットだけ。
誰かが言った、あなたの見ている世界の解像度は、全て情報でできていると。
その言葉に衝撃を受けて、インターネットでネットサーフィンをするようになり、世界のあらゆる国に対してハッキングを仕掛けたりもした。
しかし私の世界の解像度は、知れば知るほど白黒になる。
つまらない。
変化というものは行動なのだ。
私はアウトドアショップを訪れ、キャンプ道具一式とカップラーメンを大量に買い、深夜あの場所へ向かうのだった。
深夜の二時、横断歩道に訪れたのはいいが、どうすればあの世界へ行けるのだろうか?
荷物を抱えて横断歩道の中央に立った時、私の目の前が光り、雷が弾けたのではないかと思わせる轟雷に襲われた。
十分程で光が収まり、月明かりに歩道が照らされる。
そこには人の姿があった。
その人物は腰に刀を携え、長い髪を白い紐で縛り、黒い着物を軽装にした服を着ており。その女の顔は端正であるが、眼光が鋭く身の危険を感じる。
「#*@&☆」
女の言葉は、世界のどの言語とも違い理解することができなかった。
女が再び言葉を発すると、光でできた文字の羅列が浮かび上がり、私の頭の中へスーッと入っていく。
「お前は何者だ?」
と、問いかけられていたことがわかる。
「私は日本人、茅沼無玽。あなたは?」
日本人?聞いたことのない民族だ。目の前の女の名はわかったが、ここはどこだ?
私の言葉を理解した様子の女だが、不思議な表情をしていた。
「私の名は、荒だ」
荒は刀に手を添え、私に対して警戒しているようだ。
この世界の人とは背景であり、GIF画像の重なったものが人間なのだ。
解像度が作り出した地球、その世界での私の職業はハッカーである。
部屋に引き籠る点で言えば、ニートと変わらない。
私は横断歩道を歩く、人が行き交う波を脳が理解をする。
瞬きをすると、私は知らない世界に立っていた。
「ハッ?」
どこまでも広がった地平線、青すぎて不気味な空。
地面は、鏡のように反射する水面。そこには私が映りこんでいた。
驚きのあまり、再び瞬きをした。私は、ガヤガヤと騒がしい横断歩道へ戻ってきていた。
「何なのよ!」
その一件から、都市伝説や噂話などの横断歩道に関する情報を集め始めた。
横断歩道という、人が無意識にすれ違う感情の思念の溜まり場。
あの時、私を含め、隣にいたサラリーマンも異なる自由思考で横断歩道を渡っていた。
きっとあそこには何かがあるのだ。
人間では辿り着けない、理解の範疇を越えた何かが。
「行ってみたい」
私をこの世界に繋ぎ止めているものは、ネットだけ。
誰かが言った、あなたの見ている世界の解像度は、全て情報でできていると。
その言葉に衝撃を受けて、インターネットでネットサーフィンをするようになり、世界のあらゆる国に対してハッキングを仕掛けたりもした。
しかし私の世界の解像度は、知れば知るほど白黒になる。
つまらない。
変化というものは行動なのだ。
私はアウトドアショップを訪れ、キャンプ道具一式とカップラーメンを大量に買い、深夜あの場所へ向かうのだった。
深夜の二時、横断歩道に訪れたのはいいが、どうすればあの世界へ行けるのだろうか?
荷物を抱えて横断歩道の中央に立った時、私の目の前が光り、雷が弾けたのではないかと思わせる轟雷に襲われた。
十分程で光が収まり、月明かりに歩道が照らされる。
そこには人の姿があった。
その人物は腰に刀を携え、長い髪を白い紐で縛り、黒い着物を軽装にした服を着ており。その女の顔は端正であるが、眼光が鋭く身の危険を感じる。
「#*@&☆」
女の言葉は、世界のどの言語とも違い理解することができなかった。
女が再び言葉を発すると、光でできた文字の羅列が浮かび上がり、私の頭の中へスーッと入っていく。
「お前は何者だ?」
と、問いかけられていたことがわかる。
「私は日本人、茅沼無玽。あなたは?」
日本人?聞いたことのない民族だ。目の前の女の名はわかったが、ここはどこだ?
私の言葉を理解した様子の女だが、不思議な表情をしていた。
「私の名は、荒だ」
荒は刀に手を添え、私に対して警戒しているようだ。
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