い、異世界だと・・【あるオッサンの普通の転移物語】

オグリギャップ

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第十話 ダンジョン間引きクエスト⑤

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 10階層に入った。10階層もゴブリンらしい。   
 アーチャー、メイジ、ファイター、ジェネラル、キングなどの上位種が多いらしい。
下位種のホブゴブリンは、グラスウルフに乗りゴブリンライダーとしてご登場らしい。

今何時くらいなんだろうか。腹減ったな。
多少の休憩は取っているが、ほぼ連戦だからか他の冒険者逹も疲れた顔をしている。

「ここのゴブリン共を倒せば、お待ちかねの食事と半日の休憩だ。あと少しだけガンバレ!」

レイラ隊長が発破をかけている。
半日の休憩と聞いて、冒険者逹の目に光が戻った。
いや、食事の方かな?
9階層の時と同じ陣形を取り、ボス部屋を目指して進んでいく。 

 またこの階層でも、階層入り口近くで、
すぐゴブリンが現れた。
グラスウルフのせいだろう。犬系は鼻が効くからな。
 このグラスウルフ、かなり厄介だ。素早過ぎる。
魔法部隊の人が攻撃しても、ヒラリと避けて襲い掛かってくる。魔法も詠唱があるから、攻撃出来ない時間が出来てしまう。
後方でゴブリンライダーが指揮をしている。
このままでは少しづつ削られて、ヤバイんじゃないか?
レイラ隊長も攻めあぐねている様だ。
俺はふと、思った事をレイラ隊長に言ってみた。

「隊長、ちょっといいですか?」

「ん、なんだ」

「攻撃があんまり当たってないですよね。」

「そうだが・・・私への批判か?」

「と、とんでない!違いますよ。直接攻撃が当たらないなら、まず、足元をくずしてみてはどうかと思っただけですよ。」

「足元を?」

「はい。魔法部隊の人に地面に魔法を撃たせて、地面をデコボコにしてもらったら、ウルフがバランスを崩すんじゃないかと思ったんですよ。」

「・・・なるほど・・・やってみる価値はあるか・・・このままではジリ貧だしな」

お、なんか採用されたみたいだな。言ってみるもんだ。

「魔法部隊聞いてくれ!直接ウルフを狙っても当たらない。足元を崩す作戦に変更だ。地面を弱い魔法でデコボコにしろ。ウルフが体勢を崩した所を攻撃するぞ!」

 それからはこちらが優勢に傾いた。グラスウルフか、つんのめったり、コケたりで攻撃が当たるようになった。
良かった良かった。
 焦ったゴブリンライダーが逃げ出そうとした所を、弓の人が頭へスコーンと矢を命中させた。
おーお見事!
グラスウルフも逃げて行ってしまった。

敵が居なくなったのを確認して、解体作業をしているとレイラ隊長が来た。

「さっきの作戦は良かった。助かったぞ」

「それは良かったです。」

 お礼を言われてしまった。まぁ、ギブアンドテイクですよ。俺は守って貰わないと死んじゃうからな。
それからはたいした苦戦もなく、サクサク進んだ。
ほぼ9階層と同じだしね。ちょっと数が多く出てくる位の差だからね。

2時間程でボス部屋の扉の前に到着した。
やっと飯と睡眠が取れる・・・疲れた・・・

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