ヴァンパイアよ死神から逃げよ

ナカムラ

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ジョセフの怒り、アリスの悲しみ

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 ジョセフとアリスは、良からぬ噂を聞いた。
怒った民により、家ごと、アリスの家族が、焼き討ちに、あったのだ。アリスは、悲しんだ。「私のせいだ。私のせいで…。母も父も弟も、皆、死んでしまった。全て私のせい。」ジョセフは、怒り狂った。「人間め。なんということをするのだ。私は、許さん。許さんぞ!」
ジョセフは、首にかぶりつくだけでなく、短剣で、通りすがりの者を、殺していった。アリスは、変わってしまったジョセフを心配した。「ジョセフ、意味もなく、殺すのは、良くないわ。」ジョセフは、怒っていった。「確かに、私は、殺しているが、元々、人を殺さなくては、ヴァンパイアは、生きていけんのだ。アリスもう、わかってくれ。それに、アリス、お前も、人間に、家族を殺されたではないか。」アリスは、言った。「確かに、私の家族が殺されたことは、許されないわ。私も、毎日、思い出し、泣いているの。凄く悲しい。私は、悲しみのほうが、大きいの。ジョセフ…。あなたが、変わってしまったことが心配。お願いだから、私を、愛しているのならば、これ以上、ただ殺してしまうのは、やめて!」「わかったよ、アリス。もう、短剣で、刺すことは、しないよ。それでいいかい。アリス。」と、ジョセフは、言った。アリスは、言った。「ええ、ジョセフ。私は、嬉しいわ。あなたのことを愛してる。」2人は、キスをした。
その時、また、死神フィンレーが、現れた。
「んんっ。悪いが、やっとお前らを見つけた。これから、お前らを消滅させてやる!この世の中から、存在を、無くしてやる!民も、それを、望んでいるようだしな。」フィンレーは、カマをかざし、黒いマントをひるがせて、2人を追いかけた。フィンレーは、今度こそ、逃すまいと、凄い速さで、追いかけてきた。ジョセフとアリスは、手を取り合い、必死で逃げた。アリスは、転んでしまい、フィンレーは、ここぞとばかりに、カマを振り上げた。
その時だった。ジョセフは、短剣をカマに、当て、フィンレーの腹部を殴った。
ジョセフは、右腕に、傷を負ったが、すぐに、その
傷は、消えていった。
フィンレーが、うずくまっている間に、ジョセフとアリスは、また、逃げた。今度は、完全に、フィンレーから、逃げることができた。
2人は、逃げた空き家の中で、愛し合った。
アリスは、言った。「ジョセフ、あなたのことを、愛してるわ。」ジョセフは、言った。「私も、だよ。アリス。愛してる。」
「永遠の愛に、乾杯。」銀のワイングラスで、血を飲み干し、また、キスを重ねた。
そして、抱き合った。
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