ヴァンパイアよ死神から逃げよ

ナカムラ

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隣国へ逃亡

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 ジョセフと、アリスは、隣国へ行くと、馬車を止め、辺境の地へ向かった。
そこには、村があった。ジョセフは、村の女性に、言った。「すみません、なんという村ですか?」女性は、言った。「この村は、シエナです。」アリスは、言った。「あなたのお名前は?」その女性は、言った。「私は、エマと申します。お疲れのようで、ここでお休み下さい。」ジョセフと、アリスは、顔を見合わせた。アリスは、言った。「私達のこと、怖くないですか。」エマは、言った。「いいえ、何かあったのでしょう。ここの村は、そういう人が、集まる場所ですから。」ジョセフは、言った。「では、少し休ませてもらっていいですか。」
エマは、笑って言った。「どうぞ、いつまででも。」ジョセフも笑って言った。「そんな、いつまででもなんて…。」
「私は、ここで、自給自足をして、1人で、住んでいます。さあ、どうぞ、中へ…。」エマは、言った。
「何か食べますか?」エマは、言った。「いいえ、私たち、実は…。ヴァンパイアでして、血を飲むことしか出来ないのです。」アリスは、言った。
エマは、一瞬ひるんだ。「大丈夫ですよ。あなたのことは、襲わないから。」アリスは、苦笑いして言った。「ええ、では、ゆっくりしていって下さいね。」エマは、優しく言った。
2人は、ゆっくり休むことができた。朝になり、村人のエマは、窓を開けようとした。「朝ですよ。」
ジョセフは、慌てて言った。「ヴァンパイアなので明かりは、駄目なのです。すまない。」エマは、慌てて、閉めた。「すいません。すっかり、忘れていました。」エマは、申し訳なさそうに言った。
アリスは、疲れているのか、ずっと、眠っていた。
夜になり、2人は、エマの畑の手伝いをした。
「お客様にすみませんね。」エマは、言った。
「いいえ、置いてもらっているのに、何もしないのは、こちらこそ、申し訳ない。」ジョセフは、言った。
ひととき、畑仕事に精を出すと、「これから、言いづらいんだが、血を吸いに行かないと、もちろん、この村の人は、襲いません。」と、ジョセフは、言った。エマは、言った。「今日も、泊まっていって下さい。2人とも、行く場所が、ないんでしょう。」アリスは、言った。「申し訳ありません。それでは、泊まらせて頂きます。」
ジョセフと、アリスは、長く歩いて、都会まで行き、通りすがりの人々を襲い、首にかぶりつき、血を吸っていった。終わると、2人は、また、元の道を戻り、村に着き、エマの家に泊まった。いつの間にか、2人とも、ずっと、エマの家にいることとなっていった。
その時、死神フィンレーは、必死に、ジョセフと、アリスを探していた。
「どこに行った。あの2人め。この国は、追い出されたはずだが、他の国へ行ってみるか。」
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