ヴァンパイアよ死神から逃げよ

ナカムラ

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リリーを狙う死神

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 その死神は、言った。「私は、エバ、リリーを消滅させにきた。覚悟しな、リリー。」その死神は、ジョセフと、アリスと、ルイスも初めて見た女の死神だった。
そういうと、いきなり、リリーの首筋に向けて、カマを振り上げた。リリーは、悲鳴を上げた。ルイスは、急いで、間に入り、その死神を倒した。ルイスは、言った。「お前は、リリーについた死神だな。リリーのことは、私が守る。許さんぞ!エバ!」
そういうと、エバの腹部を殴った。その間に、4人は、その通りから、逃げていった。
4人は、寝床に帰ってきた。アリスは、言った。「初めて見たわ。女性の死神。」ジョセフは、言った。
「ああ、でも、侮れん。随分、慣れた様子だった。」ルイスは、リリーに言った。「リリー、いつも私たちがいるとは、限らん。今度からは、エバから、身を守る訓練をしなければならん。やれるか?リリー。」リリーは、力強く言った。「ええ、そうね、やらなければならないわね。また、教えてね。ルイス。」ルイスは、言った。「任せとけ。お前が、絶対に消滅させないように訓練してやる。」
次の日、日が暮れると、ルイスとリリーは、早速、訓練を始めた。ルイスは、言った。「私のことを拳で殴ってみろ。腹部を狙うのだ。」リリーは、言った。「わかったわ。」ルイスは、リリーの正面に立った。リリーは、ルイスの腹部めがけて、拳を振り上げた。「えいっ!」しかし、ルイスは、横によけて、当たらなかった。その事を、何度も何度も続けたが、ルイスは、その度に、よけていた。
何日も何日も、その訓練は、続き、それまでは、ルイスが、エバを倒した。
何ヵ月か経った時だった。ルイスの腹部に、やっと、リリーの拳が当たった。
しかし、ルイスが、かがむほど強い力では、なかった。ルイスは、言った。「これでは、だめだ。これでは、相手にダメージを与えられない。もっと、拳に力を入れるんだ。」リリーは、言った。「わかったわ。ルイス、もっと、力を入れるわ。」
それから、何ヵ月もまた、訓練は、続いた。
ある日、ルイスの腹部にリリーの拳が当たり、ルイスは、しゃがみこんだ。
ルイスは、痛そうにしながら、リリーに言った。「よくやったぞ、リリー。このくらいの力だったら、相手を倒せるぞ。」リリーは、言った。「ごめんなさい。ルイス。でも、私、すごく嬉しいわ。」
ルイスは、苦笑いしながら、「良かったよ。リリー。」と、言った。
アリスは、言った。「2人とも、疲れたでしょ。血を飲みましょう。」
そういうと、4人で、血を飲んだ。
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