バウンダリ-ソート ―WITCH HUNT―

ナカムラ

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ソート師同士の勝負

魔女ナタリーとの戦い(ワイアット視点)

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 私は、テレポートサークルを作りながら、テミーに言った。
「私に今度こそ、術を教えてくれよ!」
「わかってるさ。サークルの中に入ろう」
「そうだな」

 私達がテレポートサークルの中に入ると、バンドルが私達の顔を見て、走って逃げ出した。

 私とテミーが、そのバンドルを追いかけようとすると、もう1つのバンドルが森から急に現れて、仁王立ちになり、腕を広げて行く手を塞いだ。
「ここからは、通さん!!」
「なんだ! お前!! 邪魔をするな。邪魔をするならばお前を先に倒してやる!!」

 そう言うと、私は、ルーペで覗いた。
バンドルの周りには、黒い霧やモヤのようなものがかかっていた。
「テミー、こいつは、魔女だ。クソッ!! 逃げたバンドルの姿が見えなくなった。捕り逃したか!」

 魔女は、笑って言った。
「ハッハッハッ!! 残念だったな」
「あいつは、お前の仲間か?」
「さあな」

 そう言うと、魔女は、森の方に手を翳した。
すると、斜面になっている森から、岩が次々と転げ落ちてきた。
こちらに、岩がまるで意志があるように襲ってきた。

 私は、持ち前の身体能力で、岩の上にかけ登ったり、避けたりした。

 魔女は、しばらくすると、岩で私達を襲うことを諦めて、私達に向かって、手を握り、手のひらから光線を放った。

 テミーが叫んだ。
「ワイアット。目を含めて全部黒いマントで覆え!!」
私は、慌てて黒いマントを覆い、魔剣を向けた。
テミーは、私に指図した。
「ワイアット。右だ!! 左だ!! 右だ!! 左だ!! 正面!! 今だ!!」
私は、魔剣を上手く首元に向けられらしい。
魔女は、観念したように、手をこちらを向けることを止めた。

 私は、叫んだ。
「シャックル!!」
私は、空に人差し指で八の字を描いた。
魔女は、手と足が拘束され、倒れ込んだ。

 私は、自分に岩を避ける時に付いた擦り傷が、みるみるうちに治ることを確認した。
「テミー。傷がすぐに治ったぞ」
「あぁ、我が王ハデスが与え拾うたものだ。感謝せよ」
「それよりも、この魔女許せねぇ!! 私に怪我させるとは。私は、怪我させられることも大嫌いなんだ! こいつ1回殴ってやる!!」
「やめるんだ!! 余計なことをすると、罰を与えられるぞ!!」
私は、魔女を殴ろうとした手を、テミーの顔を見て、手を止めた。
「仕方ない。ヘルへ行って充分苦しめ!!」

 私は、テレポートサークルを作り、魔女を持ち上げて、中に放り込んだ。
私とテミーもサークルの中に入った。

 マシューは、私が目の前に来ると、笑いながら、何か話しかけようとして、言葉を飲み込んだ。
「バンドルを捕り……」
「何?」
私は、マシューを睨み付けた。
マシューは、怯えた様子で言った。
「なんでもない……」

 マシューは、それ以上、私に責められるのを避けるように、名簿とペンに手を翳した。
そして、魔女の手中に収めさせ、呪文を唱えた。
「ドラクイエ、ドラクイエ……」
すると、魔女の指は、勝手に動き、名簿にサインさせた。
〈ナタリー〉
「ナタリー。さぁ、ヘルへ行け!!」
そして、テレポートサークルを作り、ナタリーに手を翳し、浮かし、サークルの中に放り込んだ。
「ウェ-ッ!! あとは、頼んだぞ!! 相棒!!」
ナタリーは、ヘルへ堕ちた。

 ナタリーがヘルへ堕ちると、私は、テミーに言った。
「テミー。お前は、何で光線が見えた?」
「それは、だな……マインアイという術で……」
「そうか、そういう術があるのか。では、その術も追加で教えろ」
「えっ?」

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