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どちらか負けるまでソート師として永遠の勝負
魔女ヤラとの戦い
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私は、テレポートサークルを作り、バンドルから魔女を探したが、なかなか、魔女は、現れず、普通の魂ばかりであった。
ディヴァイド師サニーは、普通の魂だと生前の様子を聞き出さなければならず、忙しくなり、サークルの中から私にぼやいた。
「別にお前のせいでは、ないが、こう普通の魂ばかり連れて来られては、忙しくて堪らん。もうそろそろ、魔女を連れて来られないのか」
「仕方ないさ。まぁ、こちらは、助かるがな」
「そうだな。お前は、魔女と戦わなくて済むものな」
「わかった。わかった。今度こそ、魔女を連れて来るさ」
テレポートサークルが閉じると、私は、コミーとサベリンの術の訓練を続けることにした。
しばらくして、コミーは、手を翳した私の手の甲に乗り、訓練を止めた。
「もう魔女を捕まえるために、バンドルを探さないと」
「そうだな。しかし……魔女が見つからないな」
私は、テレポートサークルを作り、コミーと共にサークルの中に入ると、いきなり、強い風が私の横に吹いた。
また、避けた場所につむじ風が吹かれた。
私は、こちらに手のひらを向けて、つむじ風を発生させているバンドルをルーペで覗くと、バンドルの周りに黒い霧やモヤのようなものがかかっていた。
「コミー。あいつは、やはり、魔女だ」
「そうだな……」
コミーがそう言いかけた時、また、つむじ風が吹き、慌てて私は、横に避けた。
避けても、避けても、まるで、つむじ風が追いかけるように私に襲ってきた。
コミーが私に訊いた。
「どうする? どうやって、この魔女をやっつけるんだ?」
「クソーッ! 避けるばかりで攻撃ができん!……仕方ない。少しずつ間合いを詰めて、魔剣で狙うさ!」
私は、徐々に、その魔女に近づいて、魔剣を取り出し、やっと戦おうとした時、つむじ風に私の足元を掬われ、私は、コミーと共に巻き上げられて、宙に舞い、勢いよく、落ちた。
「ウワーッ! クソーッ!」
コミーが慌てて言った。
「ジェロ。ライラインだ!!」
私は、コミーの言う通りにしようと魔女に向けて、手を翳した。
「ライライン!!」
私が光線を出すと、魔女も光線を出して、私と魔女のいる所の真ん中辺りの位置で光線同士がぶつかり、火花が飛んだ。
「クソーッ! ライラインも駄目か……」
コミーが叫んだ。
「ジェロ。一か八かだ。サベリンの術を使え!!」
私は、今までにないほど、精神を集中させ、魔女に手を翳した。
「サベリン!!」
すると、魔女は、宙に浮かび、すぐに落ちた。
魔女は、痛みで動けずにいた。
「シャックル!!」
私は、空に八の字を描いた。
彼女の手と足は、拘束され、倒れ込んだ。
私は、思わず、喜んで両手を拳にして突き上げて、コミーに言った。
「やったぞ! やったぞ!! サベリンの術をついに習得できたぞ!!」
コミーも嬉しそうに言った。
「良かったな、ジェロ!! サニーの元へその魔女を連れて行こう 」
私は、頷くと嬉しくて堪らない気持ちを抑えて、テレポートサークルを作り、サベリンの術で、魔女を浮かし、サークルの中に放り込んだ。
私とコミーもサークルの中に入ると、ディヴァイド師サニーは、いつも通り、静かに待っていた。
私は、興奮気味にサニーに言った。
「なぁ! 見てただろ! 見てただろ! 私は、遂にサベリンの術を……」
サニーは、表情を変えずに私に言った。
「うるさい。それよりもこいつを早くヘル行きにする。それごときの術で騒ぐな」
私は、サニーを見ながら、溜め息をついた。
「あーあ、せっかく……」
私の言葉を無視して、サニーは、淡々と名簿とペンに手を翳した。
そして、魔女の手中に収めさせ、呪文を唱えた。
「ドラクイエ、ドラクイエ……」
すると、魔女の指は、勝手に動き、名簿にサインさせた。
〈ヤラ〉
「ヤラ。さぁ、ヘルへ行け!!」
そして、テレポートサークルを作り、ヤラに手を翳し、浮かし、サークルの中に放り込んだ。
「クソーッ!! 私がヘルへ堕ちるとは!!」
ヤラがヘルへ堕ちると、私は、コミーに何度も言った。
「なぁ! すごいだろ! コミー!! すごいだろ!!」
コミーは、しつこく言う私に嫌気が差したのか、苦笑いをしながら言った。
「そうだな……」
ディヴァイド師サニーは、普通の魂だと生前の様子を聞き出さなければならず、忙しくなり、サークルの中から私にぼやいた。
「別にお前のせいでは、ないが、こう普通の魂ばかり連れて来られては、忙しくて堪らん。もうそろそろ、魔女を連れて来られないのか」
「仕方ないさ。まぁ、こちらは、助かるがな」
「そうだな。お前は、魔女と戦わなくて済むものな」
「わかった。わかった。今度こそ、魔女を連れて来るさ」
テレポートサークルが閉じると、私は、コミーとサベリンの術の訓練を続けることにした。
しばらくして、コミーは、手を翳した私の手の甲に乗り、訓練を止めた。
「もう魔女を捕まえるために、バンドルを探さないと」
「そうだな。しかし……魔女が見つからないな」
私は、テレポートサークルを作り、コミーと共にサークルの中に入ると、いきなり、強い風が私の横に吹いた。
また、避けた場所につむじ風が吹かれた。
私は、こちらに手のひらを向けて、つむじ風を発生させているバンドルをルーペで覗くと、バンドルの周りに黒い霧やモヤのようなものがかかっていた。
「コミー。あいつは、やはり、魔女だ」
「そうだな……」
コミーがそう言いかけた時、また、つむじ風が吹き、慌てて私は、横に避けた。
避けても、避けても、まるで、つむじ風が追いかけるように私に襲ってきた。
コミーが私に訊いた。
「どうする? どうやって、この魔女をやっつけるんだ?」
「クソーッ! 避けるばかりで攻撃ができん!……仕方ない。少しずつ間合いを詰めて、魔剣で狙うさ!」
私は、徐々に、その魔女に近づいて、魔剣を取り出し、やっと戦おうとした時、つむじ風に私の足元を掬われ、私は、コミーと共に巻き上げられて、宙に舞い、勢いよく、落ちた。
「ウワーッ! クソーッ!」
コミーが慌てて言った。
「ジェロ。ライラインだ!!」
私は、コミーの言う通りにしようと魔女に向けて、手を翳した。
「ライライン!!」
私が光線を出すと、魔女も光線を出して、私と魔女のいる所の真ん中辺りの位置で光線同士がぶつかり、火花が飛んだ。
「クソーッ! ライラインも駄目か……」
コミーが叫んだ。
「ジェロ。一か八かだ。サベリンの術を使え!!」
私は、今までにないほど、精神を集中させ、魔女に手を翳した。
「サベリン!!」
すると、魔女は、宙に浮かび、すぐに落ちた。
魔女は、痛みで動けずにいた。
「シャックル!!」
私は、空に八の字を描いた。
彼女の手と足は、拘束され、倒れ込んだ。
私は、思わず、喜んで両手を拳にして突き上げて、コミーに言った。
「やったぞ! やったぞ!! サベリンの術をついに習得できたぞ!!」
コミーも嬉しそうに言った。
「良かったな、ジェロ!! サニーの元へその魔女を連れて行こう 」
私は、頷くと嬉しくて堪らない気持ちを抑えて、テレポートサークルを作り、サベリンの術で、魔女を浮かし、サークルの中に放り込んだ。
私とコミーもサークルの中に入ると、ディヴァイド師サニーは、いつも通り、静かに待っていた。
私は、興奮気味にサニーに言った。
「なぁ! 見てただろ! 見てただろ! 私は、遂にサベリンの術を……」
サニーは、表情を変えずに私に言った。
「うるさい。それよりもこいつを早くヘル行きにする。それごときの術で騒ぐな」
私は、サニーを見ながら、溜め息をついた。
「あーあ、せっかく……」
私の言葉を無視して、サニーは、淡々と名簿とペンに手を翳した。
そして、魔女の手中に収めさせ、呪文を唱えた。
「ドラクイエ、ドラクイエ……」
すると、魔女の指は、勝手に動き、名簿にサインさせた。
〈ヤラ〉
「ヤラ。さぁ、ヘルへ行け!!」
そして、テレポートサークルを作り、ヤラに手を翳し、浮かし、サークルの中に放り込んだ。
「クソーッ!! 私がヘルへ堕ちるとは!!」
ヤラがヘルへ堕ちると、私は、コミーに何度も言った。
「なぁ! すごいだろ! コミー!! すごいだろ!!」
コミーは、しつこく言う私に嫌気が差したのか、苦笑いをしながら言った。
「そうだな……」
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