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メッセージ34

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キミはもうこの世界のどこにもいない。

もう一度だけ、あいたいなんて、

絶対に願ってはいけないことなんだ。



だって約束したから。

100年後にまた逢おうって。



それはキミからのメッセージだった。

あなたには、生きて幸せになってほしい。

キミは今ごろ、光り輝く星となって、ボクを見守ってくれているのかな。



どんなに辛くても。

どんなに悲しくても。

たとえ消えたくなっても。

かならず、その想いを叶えてみせるよ。



そして、

100年経って、ボクがヨボヨボになった頃、

キミは笑って迎えに来てくれるかな。
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