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12話 ブレイズ・インフェルノが来るその②
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本来なら、俺らはこの時間には機関車に乗って、ダイバー・タウンへ向かっているはずだった。
朝、清々しい程に透き通った空。昨日あったことなんて思い出したくもかった。
すると、ロードはノックもせずに部屋に入ってきた。
「よう!今日もいい朝だな!」
どこか、昨日のことを気にしているようだった。
「いいんだぜ、無理しなくて。」
俺が優しく声をかけると、かき消すようにロードが言った。
「一人、仲間が増えることになった。」
多くて困ることは無い。
「へぇ、いつ?」
「今日」
「へぇ、…… へ?」
言ってる意味がわからなかった。今の時間は、7時30分だぞ?どこで落ち合う気だ?
「駅前のレストランで待ち合わせ。時間は10時ピッタリ」
「機関車の時間は8時15分だぞ?」
「うん……うん?」
久しぶりのアホキャラが出てしまった。
とりあえず急いで支度して駅前のレストランに向かい、そのチケットはそこら辺にいた老人に差し上げた。
「せっかくだ。ここで朝飯を食おう。」
俺が手をパンと叩くとエンリオは、はしゃいだ。
「やったー!久しぶりのいい料理だ!」
「王室で出るような料理だと思うなよ。」
よく考えてみると昨晩は、食事が喉を通らず、何も食べずに飢えた状態で寝床へ入った。
俺が注文したのは、
クリームソースのオムライス。
オムライスの中には、半熟の黄身が入っていて、ナイフを入れると、トロッと流れ出る。黄身がクリームソースが絡み合うとオムライスの下に盛られている米と相性バッチシだ。ちなみにこの街では、珍しいが俺は大の米好きだ。3食米なんてこと珍しくない。
ロードが注文したのは
200gステーキ、サーモンと生ハムのカルパッチョ。
ステーキ皿にどっしりと座り込むように盛られているのは、メインのステーキ、端には、おまけのポテトとコーン、少量だが、ニンニクおろしがちょんと添えられている。ソースはデミグラスで、肉を切ると、中は少し赤っぽい。
サーモンと生ハムには、少量のオリーブオイルが垂らされている。皿の左側に、サーモンと生ハム、右側に、野菜が盛られている。野菜は不思議なことにここらで取れる野菜は少し甘いのだ。そして、チーズは細切りに。
まったく…ロードの胃袋は計り知れない。
エンリオが注文したのは
目玉焼きとウインナー、朝限定のフレンチトースト。
よく物語とかで、王室の人間が庶民のものを気にいるという展開があるが、まさにその通りで、エンリオの口にかなり合っているらしい。
王室で出る目玉焼きは、お腹を壊さないように焼くので、カチカチだから、庶民の半熟卵は美味しいらしい。
エンリオは、ウインナーを物珍しそうに見つめると、フォークで弱く続く。
どうやら、王室では、ウインナーなどは、出ないらしい。
口に入れると、パキッと音を立てて肉汁を出しながら折れる。皿の上に3つ置いてあったが、みるみるうちにエンリオの口に入っていく。
フレンチトーストは、よく朝食に出るらしい。やはり、王室のものよりもふわふわしているらしい。
「いやー、もう少し野菜食べても良かったかもなー」
ロードは、膨れた腹部を撫でる。
気付かないうちに、時計の針は、9時55分を指していた。ジャックは、急いで目の前にあったティッシュで口を拭く。
「そろそろ来るぞ」
みんな、緊張しながら座り直して背筋をピンと伸ばす。
「そう言えば、どんな人なんだ?」
「さあ?俺もあったことは無いんだ。知り合いが紹介してくれてよ。でも、聞いたところによると、戦場を何度もくぐり抜けて来たらしいぜ」
不安は一気に期待へ変わる。
すると、カウンターの方から何やら声が聞こえた。
「あ、あのーここで、待ち合わせているんですけど」
何やら困っているようだった。
ジャックは、カウンターの方を覗くと、そこには、女性が困った顔をして、尋ねていた。ロードも、覗き見る。
「ロード・オーガスタスって人なんですけど」
まさか……とは、思ったがやはりそうらしい。
彼女が、お待ちかねの仲間らしい。
「私の名前は、エデン・テイラー」
彼女の容姿は、髪が腰まで伸びていて、髪色は、バラのような真紅。瞳は清らかな水色。典型的な美少女だ。年齢は、16歳。
やはり、戦場をくぐり抜けたと言うのは、嘘くさい。
「じゃあ、出発しましょう。あと7分で機関車が来るわよ」
みんな急いで、荷物を持って、彼女を追った。
外に出ると、異様な雰囲気だった。噴水に人が集まっていて、新聞社の人が薄い新聞を握って振っていた。
「号外!号外!」
「俺、取ってくるよ」
ジャックは、みんなにそう言って走って取りに行った。人混みに入ると、意外と早く帰ってきた。
「取ってきたぞ。どれどれ」
そこに書いてあったことは、あまりにも衝撃的な内容だった。
「ダイバー・タウン火の海に……」
「なんだよこれ」
エンリオは、エデンの服を掴むと、エデンはエンリオの頭を撫でる。
「襲撃者だ……」
「確かに、じじいの死体にも焦げ目があった。」
「だが、電車は、止まってない。向かうぞ!ダイバー・タウンへ!」
朝、清々しい程に透き通った空。昨日あったことなんて思い出したくもかった。
すると、ロードはノックもせずに部屋に入ってきた。
「よう!今日もいい朝だな!」
どこか、昨日のことを気にしているようだった。
「いいんだぜ、無理しなくて。」
俺が優しく声をかけると、かき消すようにロードが言った。
「一人、仲間が増えることになった。」
多くて困ることは無い。
「へぇ、いつ?」
「今日」
「へぇ、…… へ?」
言ってる意味がわからなかった。今の時間は、7時30分だぞ?どこで落ち合う気だ?
「駅前のレストランで待ち合わせ。時間は10時ピッタリ」
「機関車の時間は8時15分だぞ?」
「うん……うん?」
久しぶりのアホキャラが出てしまった。
とりあえず急いで支度して駅前のレストランに向かい、そのチケットはそこら辺にいた老人に差し上げた。
「せっかくだ。ここで朝飯を食おう。」
俺が手をパンと叩くとエンリオは、はしゃいだ。
「やったー!久しぶりのいい料理だ!」
「王室で出るような料理だと思うなよ。」
よく考えてみると昨晩は、食事が喉を通らず、何も食べずに飢えた状態で寝床へ入った。
俺が注文したのは、
クリームソースのオムライス。
オムライスの中には、半熟の黄身が入っていて、ナイフを入れると、トロッと流れ出る。黄身がクリームソースが絡み合うとオムライスの下に盛られている米と相性バッチシだ。ちなみにこの街では、珍しいが俺は大の米好きだ。3食米なんてこと珍しくない。
ロードが注文したのは
200gステーキ、サーモンと生ハムのカルパッチョ。
ステーキ皿にどっしりと座り込むように盛られているのは、メインのステーキ、端には、おまけのポテトとコーン、少量だが、ニンニクおろしがちょんと添えられている。ソースはデミグラスで、肉を切ると、中は少し赤っぽい。
サーモンと生ハムには、少量のオリーブオイルが垂らされている。皿の左側に、サーモンと生ハム、右側に、野菜が盛られている。野菜は不思議なことにここらで取れる野菜は少し甘いのだ。そして、チーズは細切りに。
まったく…ロードの胃袋は計り知れない。
エンリオが注文したのは
目玉焼きとウインナー、朝限定のフレンチトースト。
よく物語とかで、王室の人間が庶民のものを気にいるという展開があるが、まさにその通りで、エンリオの口にかなり合っているらしい。
王室で出る目玉焼きは、お腹を壊さないように焼くので、カチカチだから、庶民の半熟卵は美味しいらしい。
エンリオは、ウインナーを物珍しそうに見つめると、フォークで弱く続く。
どうやら、王室では、ウインナーなどは、出ないらしい。
口に入れると、パキッと音を立てて肉汁を出しながら折れる。皿の上に3つ置いてあったが、みるみるうちにエンリオの口に入っていく。
フレンチトーストは、よく朝食に出るらしい。やはり、王室のものよりもふわふわしているらしい。
「いやー、もう少し野菜食べても良かったかもなー」
ロードは、膨れた腹部を撫でる。
気付かないうちに、時計の針は、9時55分を指していた。ジャックは、急いで目の前にあったティッシュで口を拭く。
「そろそろ来るぞ」
みんな、緊張しながら座り直して背筋をピンと伸ばす。
「そう言えば、どんな人なんだ?」
「さあ?俺もあったことは無いんだ。知り合いが紹介してくれてよ。でも、聞いたところによると、戦場を何度もくぐり抜けて来たらしいぜ」
不安は一気に期待へ変わる。
すると、カウンターの方から何やら声が聞こえた。
「あ、あのーここで、待ち合わせているんですけど」
何やら困っているようだった。
ジャックは、カウンターの方を覗くと、そこには、女性が困った顔をして、尋ねていた。ロードも、覗き見る。
「ロード・オーガスタスって人なんですけど」
まさか……とは、思ったがやはりそうらしい。
彼女が、お待ちかねの仲間らしい。
「私の名前は、エデン・テイラー」
彼女の容姿は、髪が腰まで伸びていて、髪色は、バラのような真紅。瞳は清らかな水色。典型的な美少女だ。年齢は、16歳。
やはり、戦場をくぐり抜けたと言うのは、嘘くさい。
「じゃあ、出発しましょう。あと7分で機関車が来るわよ」
みんな急いで、荷物を持って、彼女を追った。
外に出ると、異様な雰囲気だった。噴水に人が集まっていて、新聞社の人が薄い新聞を握って振っていた。
「号外!号外!」
「俺、取ってくるよ」
ジャックは、みんなにそう言って走って取りに行った。人混みに入ると、意外と早く帰ってきた。
「取ってきたぞ。どれどれ」
そこに書いてあったことは、あまりにも衝撃的な内容だった。
「ダイバー・タウン火の海に……」
「なんだよこれ」
エンリオは、エデンの服を掴むと、エデンはエンリオの頭を撫でる。
「襲撃者だ……」
「確かに、じじいの死体にも焦げ目があった。」
「だが、電車は、止まってない。向かうぞ!ダイバー・タウンへ!」
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