1 / 1
念願の追放劇
しおりを挟む
「もうここに貴様のいるべき場所はない!」
それはあれよあれよという間の出来事だった。
俺を怒鳴りつけるのは、名工の手で作られた彫像のように美丈夫な父だ。
その背後にいる少年、アークが、我が家に家令見習いとしてやって来たのはわずか一ヶ月前。
たった一ヶ月で、アークは俺の家庭での地位を最低にまで落とし、自分の価値を引き上げて、なんと養子として成り上がったのだ。
アークが養子として受け入れられた代償とでも言うように、俺は家から追い出された。
いわゆる勘当という奴だ。
勘当という言葉は、物語などではときどき目にするが、まさか自分の身に現実として降りかかろうとは、考えたことすらなかった。
なぜなら、我が家は国でも五本の指に入る名家であり、スキャンダルを嫌うからだ。
だが今、父は俺を手荷物一つで追い出し、ほかの家族はいかにもせいぜいしたといわんばかりの笑顔でその様子を見物している。
まさか、まさか、こんなことになるとは……。
俺は体の震えが止まらなかったが、グッと感情を押し殺す。
まだだ、まだ油断してはならない。
「わかりました。今まで育てていただき、ありがとうございます」
慎重に言葉を選ぶ。
泣いてすがりつくなど最低の選択だし、かと言って、乱暴な言葉を吐いて出て行くのも危ない。
弱みを見せても、自分の価値を下げすぎても、命の危機が伴うのだ。
この家は、そういう家で、この家族はそういう家族だ。
だから、少しの悔しさをにじませつつ、相手の言葉に従順に従うという態度を取らねばならない。
物心ついてからこの方、俺がこの家で生き抜くために身に着けた処世術。
今このときこそ、それを最大限に活用するのだ。
「ふん、最後ぐらいは身の程をわきまえていたようだな。いいか、もう二度と我が一族の氏素性を名乗るでないぞ。新しい貴様の戸籍は用意してある」
マジか? 望んだ以上の最高の条件だ。
こんなことが現実に起こるなんて……おっと、絶対に表情を緩めるな、油断すると死ぬ。
悔しげに返事をするんだ。
「……わかりました」
ありがとう、ありがとうアーク。
我が家に目をつけて、乗っ取ろうとしてくれて。
名家に入り込み、その家の人間の立場を乗っ取って、寄生虫のように暮らす一族がいるという話を聞いたことがあった。
とても現実の話とは思えなかったし、疑い半分で、それでも夢が叶うかもしれないと、さまざまな仕掛けをした。
噂を流し、弱点を晒し、ここに俺という狙いやすい獲物がいるのだと、我が身を餌にしての釣りを行ったのだ。
それは、見事成果となって現れた。
やった! やっと俺は自由になれた!
家を追い出され、惨めな姿で街を彷徨う。
やりすぎないように、痕跡を残し、どこかで犯罪者に捕まりなぶり殺される……フリをした。
この街の最下層では、毎日のように死者が出ていて、数日あれば、俺と同じ年格好の死体を用意するのは簡単だ。
顔などわからないように偽装するのも、新しい身分証を手に入れるのも、金さえあればなんでも可能。
俺はいつかあの地獄のような家から脱出しようと、コツコツと、小遣いを使わずに貯めて来たのだ。
子どもの小遣いと馬鹿には出来ない。
名家というのは体面を保つために、卑しい行いを子どもにさせる訳にはいかないのだ。
将来の部下となる相手に大判振る舞いをして、派閥を作り、内々にパーティを開いて顔を繋ぐ。
全てに金が必要となる。
俺はそこから自分のための資金を抜き取って貯めていた。
まぁそれも、この偽装工作によって、ほとんど飛んでしまったが、問題はない。
放逐したと言えども、自分達の一族の血を引く者を、下手をすると問題を起こすかもしれない相手を、あの家の連中が放っておくはずがないのだ。
どうせ殺されるなら、こっちが先に自分を殺してやる。
そうして、ようやく自由を手に入れられるのだ。
見た目を変えるのは簡単だ。
人里を離れて、今までほとんど鍛えて来なかった体を鍛え、パッと見の印象を変える。
その後、一つの挑戦を行う。
ドラゴン種を倒すのだ。
中級以上のドラゴンを倒し、まだドラゴンが生きている間にその心臓の血を浴びれば、その者は、倒したドラゴンの属性を宿し、髪と目の色が変化する。
これは、一部の冒険者の間に伝わる秘め事で、大枚をはたいて買った情報の一つだ。
それが事実である証拠も手に入れている。
俺が目指すのは、カースドラゴン。
多くの人に嫌われつつも、倒すのが難しいという理由で放置されていることが多いドラゴンだ。
実はこのドラゴン、俺とは相性がいい。
なぜなら、俺には生まれつきの祝福があり、呪いや毒を受け付けない体質なのだ。
俺の実の母は、この体質のせいで散々苦しめられた。
父は政敵から身を守るために、母を半ば無理やり手に入れたのである。
母はまだ幼い俺に何度も繰り返し語ったものだ、この体質のことは絶対に知られてはならない、と。
やがて心労を重ねて若くして亡くなってしまった母を、役立たずとなじる父と、その正妻である俺の戸籍上の母の姿を目にして、俺はますます固く実母の言いつけを守った。
用心に用心を重ね、父が俺を試す際には、事前に情報を仕入れて、毒や呪いで苦しむフリをしてみせる。
やがて、父や家族が、俺を実母以上の役立たずだと見做し、まるでゴミのように扱い出した。
辛く苦しい日々だったが、ようやく、念願が叶ったのだ。
倒した者が呪われる以外には大した力を持たないドラゴンとは言え、まがりなりにもドラゴンだ。
その体躯は小さな屋敷程もある。
鱗に覆われた体には通常の攻撃は通らないし、俺が扱える剣など針がつついた程度にも感じないだろう。
そこで、俺は、体を鍛えつつ一つの技、いや、魔法を訓練した。
母譲りの、祝福魔法だ。
それは、カースドラゴン相手なら、絶対的な優位を誇る魔法である。
霊峰に籠もり、偉大な精霊の声を聞く。
水と少しの草の根などを口にして、肉を食さずに奇跡を願った。
世の中には、生まれつき祝福を授かった者がいて、その者はなんらかの奇跡を身に宿している。
母や俺はそれが毒や呪いに対する耐性だった。
そのままなら、危険を避けやすい体質というだけなのだが、祝福を持った者が修行を積むと、精霊との交感が可能となり、精霊の持つ御業の一つを授かることが出来る。
それが祝福魔法である。
母の使える魔法は癒やしだった。
『そなたに、聖なる陽光を授けましょう』
ふいに、キラキラとした輝きを感じさせる声が響き、とうとう俺だけの魔法を手に入れることに成功する。
後は簡単だ。
カースドラゴンの魔法は俺には一切通用せず、俺の魔法は奴の命を削って行く。
巨大な体から繰り出される物理攻撃にさえ気をつければ、ドラゴンと言えどもただの獲物である。
念を入れて罠を張り、狭い崖の間に落とし穴を仕掛け、崖の上から最初に翼を焼いた。
その後はひたすら一方的な戦いだ。
いや、戦いですらない。
「カースドラゴン、誰も自分に敵いはしないと驕っていたな。こんな単純な罠に掛かるとは。俺もお前の末路を教訓にするよ」
死にゆくカースドラゴンの身体からその巨大な心臓を抜き取る。
それにしても、呪いや毒を退ける体質の俺がカースドラゴンの力を宿すことは可能なのだろうか?
まぁ俺としては、見た目さえ変われば、なんでもいいんだけどな。
そうして、俺は真の意味で自由になった。
やがて、一人の恐るべき魔人が世界に名を轟かせることとなる。
漆黒の髪、闇夜のような瞳、そして呪いと祝福を共に操りし者。
持たざる弱者は彼に希望を見出し祈りを捧げ、富める者は彼の力を恐れる。
人は、彼を漆黒の御子と呼んだ。
それはあれよあれよという間の出来事だった。
俺を怒鳴りつけるのは、名工の手で作られた彫像のように美丈夫な父だ。
その背後にいる少年、アークが、我が家に家令見習いとしてやって来たのはわずか一ヶ月前。
たった一ヶ月で、アークは俺の家庭での地位を最低にまで落とし、自分の価値を引き上げて、なんと養子として成り上がったのだ。
アークが養子として受け入れられた代償とでも言うように、俺は家から追い出された。
いわゆる勘当という奴だ。
勘当という言葉は、物語などではときどき目にするが、まさか自分の身に現実として降りかかろうとは、考えたことすらなかった。
なぜなら、我が家は国でも五本の指に入る名家であり、スキャンダルを嫌うからだ。
だが今、父は俺を手荷物一つで追い出し、ほかの家族はいかにもせいぜいしたといわんばかりの笑顔でその様子を見物している。
まさか、まさか、こんなことになるとは……。
俺は体の震えが止まらなかったが、グッと感情を押し殺す。
まだだ、まだ油断してはならない。
「わかりました。今まで育てていただき、ありがとうございます」
慎重に言葉を選ぶ。
泣いてすがりつくなど最低の選択だし、かと言って、乱暴な言葉を吐いて出て行くのも危ない。
弱みを見せても、自分の価値を下げすぎても、命の危機が伴うのだ。
この家は、そういう家で、この家族はそういう家族だ。
だから、少しの悔しさをにじませつつ、相手の言葉に従順に従うという態度を取らねばならない。
物心ついてからこの方、俺がこの家で生き抜くために身に着けた処世術。
今このときこそ、それを最大限に活用するのだ。
「ふん、最後ぐらいは身の程をわきまえていたようだな。いいか、もう二度と我が一族の氏素性を名乗るでないぞ。新しい貴様の戸籍は用意してある」
マジか? 望んだ以上の最高の条件だ。
こんなことが現実に起こるなんて……おっと、絶対に表情を緩めるな、油断すると死ぬ。
悔しげに返事をするんだ。
「……わかりました」
ありがとう、ありがとうアーク。
我が家に目をつけて、乗っ取ろうとしてくれて。
名家に入り込み、その家の人間の立場を乗っ取って、寄生虫のように暮らす一族がいるという話を聞いたことがあった。
とても現実の話とは思えなかったし、疑い半分で、それでも夢が叶うかもしれないと、さまざまな仕掛けをした。
噂を流し、弱点を晒し、ここに俺という狙いやすい獲物がいるのだと、我が身を餌にしての釣りを行ったのだ。
それは、見事成果となって現れた。
やった! やっと俺は自由になれた!
家を追い出され、惨めな姿で街を彷徨う。
やりすぎないように、痕跡を残し、どこかで犯罪者に捕まりなぶり殺される……フリをした。
この街の最下層では、毎日のように死者が出ていて、数日あれば、俺と同じ年格好の死体を用意するのは簡単だ。
顔などわからないように偽装するのも、新しい身分証を手に入れるのも、金さえあればなんでも可能。
俺はいつかあの地獄のような家から脱出しようと、コツコツと、小遣いを使わずに貯めて来たのだ。
子どもの小遣いと馬鹿には出来ない。
名家というのは体面を保つために、卑しい行いを子どもにさせる訳にはいかないのだ。
将来の部下となる相手に大判振る舞いをして、派閥を作り、内々にパーティを開いて顔を繋ぐ。
全てに金が必要となる。
俺はそこから自分のための資金を抜き取って貯めていた。
まぁそれも、この偽装工作によって、ほとんど飛んでしまったが、問題はない。
放逐したと言えども、自分達の一族の血を引く者を、下手をすると問題を起こすかもしれない相手を、あの家の連中が放っておくはずがないのだ。
どうせ殺されるなら、こっちが先に自分を殺してやる。
そうして、ようやく自由を手に入れられるのだ。
見た目を変えるのは簡単だ。
人里を離れて、今までほとんど鍛えて来なかった体を鍛え、パッと見の印象を変える。
その後、一つの挑戦を行う。
ドラゴン種を倒すのだ。
中級以上のドラゴンを倒し、まだドラゴンが生きている間にその心臓の血を浴びれば、その者は、倒したドラゴンの属性を宿し、髪と目の色が変化する。
これは、一部の冒険者の間に伝わる秘め事で、大枚をはたいて買った情報の一つだ。
それが事実である証拠も手に入れている。
俺が目指すのは、カースドラゴン。
多くの人に嫌われつつも、倒すのが難しいという理由で放置されていることが多いドラゴンだ。
実はこのドラゴン、俺とは相性がいい。
なぜなら、俺には生まれつきの祝福があり、呪いや毒を受け付けない体質なのだ。
俺の実の母は、この体質のせいで散々苦しめられた。
父は政敵から身を守るために、母を半ば無理やり手に入れたのである。
母はまだ幼い俺に何度も繰り返し語ったものだ、この体質のことは絶対に知られてはならない、と。
やがて心労を重ねて若くして亡くなってしまった母を、役立たずとなじる父と、その正妻である俺の戸籍上の母の姿を目にして、俺はますます固く実母の言いつけを守った。
用心に用心を重ね、父が俺を試す際には、事前に情報を仕入れて、毒や呪いで苦しむフリをしてみせる。
やがて、父や家族が、俺を実母以上の役立たずだと見做し、まるでゴミのように扱い出した。
辛く苦しい日々だったが、ようやく、念願が叶ったのだ。
倒した者が呪われる以外には大した力を持たないドラゴンとは言え、まがりなりにもドラゴンだ。
その体躯は小さな屋敷程もある。
鱗に覆われた体には通常の攻撃は通らないし、俺が扱える剣など針がつついた程度にも感じないだろう。
そこで、俺は、体を鍛えつつ一つの技、いや、魔法を訓練した。
母譲りの、祝福魔法だ。
それは、カースドラゴン相手なら、絶対的な優位を誇る魔法である。
霊峰に籠もり、偉大な精霊の声を聞く。
水と少しの草の根などを口にして、肉を食さずに奇跡を願った。
世の中には、生まれつき祝福を授かった者がいて、その者はなんらかの奇跡を身に宿している。
母や俺はそれが毒や呪いに対する耐性だった。
そのままなら、危険を避けやすい体質というだけなのだが、祝福を持った者が修行を積むと、精霊との交感が可能となり、精霊の持つ御業の一つを授かることが出来る。
それが祝福魔法である。
母の使える魔法は癒やしだった。
『そなたに、聖なる陽光を授けましょう』
ふいに、キラキラとした輝きを感じさせる声が響き、とうとう俺だけの魔法を手に入れることに成功する。
後は簡単だ。
カースドラゴンの魔法は俺には一切通用せず、俺の魔法は奴の命を削って行く。
巨大な体から繰り出される物理攻撃にさえ気をつければ、ドラゴンと言えどもただの獲物である。
念を入れて罠を張り、狭い崖の間に落とし穴を仕掛け、崖の上から最初に翼を焼いた。
その後はひたすら一方的な戦いだ。
いや、戦いですらない。
「カースドラゴン、誰も自分に敵いはしないと驕っていたな。こんな単純な罠に掛かるとは。俺もお前の末路を教訓にするよ」
死にゆくカースドラゴンの身体からその巨大な心臓を抜き取る。
それにしても、呪いや毒を退ける体質の俺がカースドラゴンの力を宿すことは可能なのだろうか?
まぁ俺としては、見た目さえ変われば、なんでもいいんだけどな。
そうして、俺は真の意味で自由になった。
やがて、一人の恐るべき魔人が世界に名を轟かせることとなる。
漆黒の髪、闇夜のような瞳、そして呪いと祝福を共に操りし者。
持たざる弱者は彼に希望を見出し祈りを捧げ、富める者は彼の力を恐れる。
人は、彼を漆黒の御子と呼んだ。
180
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(5件)
あなたにおすすめの小説
スキルが農業と豊穣だったので追放されました~辺境伯令嬢はおひとり様を満喫しています~
白雪の雫
ファンタジー
「アールマティ、当主の名において穀潰しのお前を追放する!」
マッスル王国のストロング辺境伯家は【軍神】【武神】【戦神】【剣聖】【剣豪】といった戦闘に関するスキルを神より授かるからなのか、代々優れた軍人・武人を輩出してきた家柄だ。
そんな家に産まれたからなのか、ストロング家の者は【力こそ正義】と言わんばかりに見事なまでに脳筋思考の持ち主だった。
だが、この世には例外というものがある。
ストロング家の次女であるアールマティだ。
実はアールマティ、日本人として生きていた前世の記憶を持っているのだが、その事を話せば病院に送られてしまうという恐怖があるからなのか誰にも打ち明けていない。
そんなアールマティが授かったスキルは【農業】と【豊穣】
戦いに役に立たないスキルという事で、アールマティは父からストロング家追放を宣告されたのだ。
「仰せのままに」
父の言葉に頭を下げた後、屋敷を出て行こうとしているアールマティを母と兄弟姉妹、そして家令と使用人達までもが嘲笑いながら罵っている。
「食糧と食料って人間の生命活動に置いて一番大事なことなのに・・・」
脳筋に何を言っても無駄だと子供の頃から悟っていたアールマティは他国へと亡命する。
アールマティが森の奥でおひとり様を満喫している頃
ストロング領は大飢饉となっていた。
農業系のゲームをやっていた時に思い付いた話です。
主人公のスキルはゲームがベースになっているので、作物が実るのに時間を要しないし、追放された後は現代的な暮らしをしているという実にご都合主義です。
短い話という理由で色々深く考えた話ではないからツッコミどころ満載です。
婚約破棄され、平民落ちしましたが、学校追放はまた別問題らしいです
かぜかおる
ファンタジー
とある乙女ゲームのノベライズ版悪役令嬢に転生いたしました。
強制力込みの人生を歩み、冤罪ですが断罪・婚約破棄・勘当・平民落ちのクアドラプルコンボを食らったのが昨日のこと。
これからどうしようかと途方に暮れていた私に話しかけてきたのは、学校で歴史を教えてるおじいちゃん先生!?
魔道具作ってたら断罪回避できてたわw
かぜかおる
ファンタジー
転生して魔法があったからそっちを楽しんで生きてます!
って、あれまあ私悪役令嬢だったんですか(笑)
フワッと設定、ざまあなし、落ちなし、軽〜く読んでくださいな。
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
スキルがゲームだったので追放された第一王女は他国で快適なスローライフを送る
白雪の雫
ファンタジー
若い頃は腐女子、結婚してからは貴腐人。農業・酪農、アイテム探しに建国、パズルに着せ替えといったゲームを楽しんでいた事を除けば息子と娘を育てた兼業主婦で孫にも恵まれた藤川 環。
夫、子供達と孫達に看取られたはずの環は、魔法とスキルというものが当然として存在しているフラワージュエル王国のティアリリーという第一王女として転生していた。
美貌の誉れ高い母親のエメラルダはネグレクトで自由奔放。しかも夫に金を出させて贅沢し放題。
どう考えても王妃としての勤めを果たせないという理由で弟妹と共に祖母のティアアクアに育てられたティアリリーが成人と見なされる十五歳を迎えたので神殿に赴いた。
そこで神々から授かったスキルは【ゲーム】だった。
チェスやカードゲームしか作れないスキルだと解釈した事もあるが、外見のみならず性格もティアアクアに似て王族としての責務を説くティアリリーに我が子としての愛情を抱けないエメラルダは国外追放を言い渡してしまう。
中身が十五歳の女の子であれば嘆き悲しむだろうが、ティアリリーは見た目が十五歳の少女であっても中身は子育て経験もある兼業主婦にして強かな貴腐人だ。
王族から平民になったティアリリーは快適なスローライフを送る為に、ゲームというスキルを駆使して他国で商売を始める───。
短い話を目指して思い付きで書いたのでご都合主義+ガバガバ設定+矛盾があります。主人公目線の語りでダイジェスト的な感じです。
ゲームというスキルについて・・・ゲーム中で作成した生活消耗品に化粧品といった身の回りに必要な必須品にアクセサリーや洋服、収穫した穀物や野菜等、レストランで作った料理等が現実世界に出現、精霊を助けたら魔法が使えるようになるスキルの事です。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
パーティのお荷物と言われて追放されたけど、豪運持ちの俺がいなくなって大丈夫?今更やり直そうと言われても、もふもふ系パーティを作ったから無理!
蒼衣翼
ファンタジー
今年十九歳になった冒険者ラキは、十四歳から既に五年、冒険者として活動している。
ところが、Sランクパーティとなった途端、さほど目立った活躍をしていないお荷物と言われて追放されてしまう。
しかしパーティがSランクに昇格出来たのは、ラキの豪運スキルのおかげだった。
強力なスキルの代償として、口外出来ないというマイナス効果があり、そのせいで、自己弁護の出来ないラキは、裏切られたショックで人間嫌いになってしまう。
そんな彼が出会ったのが、ケモノ族と蔑まれる、狼族の少女ユメだった。
一方、ラキの抜けたパーティはこんなはずでは……という出来事の連続で、崩壊して行くのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
続きが気になります!
ワクワクした
これからの活躍が知りたくなります。
出来たら長編で読みたいです。
ありがとうございました。
短編〜Orz