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エピソード6 【魔王の宴】
その一
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新学期が始まって、連れ立って学園特区に向かう。
ただそれだけなんだけど、それがびっくりするほど楽しかった。
駅からボートに乗ってさまざまな街の表情を見ながら二人で会話して、学園の駅に到着したらそれぞれの講義を受けに別れる。
昼休みには合流して、あの川べりでお弁当を一緒に食べて、放課後にはクラブハウスに寄って、どうでもいいことで盛り上がる。
ディアナがいない間は僕が一人で過ごしていた普通の学生生活なのだけど、ディアナがいるだけで全く違う世界のようだった。
「今日の朝ごはんとお弁当当番はイツキで、晩ごはんは私ね」
朝早くからお弁当作りをしている僕の様子を見に来たディアナが確かめるようにそう言ってうなずいている。
予定表に書き込まれているので確認するようなことではないのだけど、ディアナは自分の当番ではないときも一応キッチンに顔を出すのだ。
僕はスクランブルエッグを作りながらそんなディアナに「おはよう」と挨拶をする。
ディアナも「おはよう」と言ってすぐに移動した。
朝の鍛錬が終わって、庭の手入れの前に一度顔を出しただけなので、すぐに庭へと行くのだ。
それまでは僕の近くで料理作りを見ていたハルがディアナの頭に移動してついていく。
庭で一緒に花の手入れをするつもりだろう。
というか、今までも、おそらくは僕を手伝っていたつもりのようだった。
まぁコップに入れてあげた搾りたての果物ジュースを飲んでただけだったんだけどね。
「やれやれ、お前たちは新婚さんか!」
いつの間にかテーブルに座っていた師匠がツッコミを入れてくる。
「師匠、気配を消して動き回るのやめてくれませんか?」
「これぐらい察知できずに我が弟子を名乗るとは片腹痛いわ!」
「いやいや」
「それはそうと、世の中の気の流れがどうも怪しいぞ。注意しておけ」
師匠にカフェオレ作っていた手を止めて、その顔を見る。
師匠の読気の技はもはや予言のたぐいと言ってもいいぐらいものごとの動きを読み取るレベルに達している。
その師匠が怪しいと言うなら、何かよくないことが近々起こると思っていいだろう。
「はい。気配に注意しておきます」
悪いことが起こる場所には陰の気が多いイメージがあるが、実はそうではない。
陰の気は悪いことが起こった結果として人々の心が不安を覚えて集うようになるものだ。
ものごとが起こる前にその徴となるのは、存在が持つ運気というものの動きになる。
悪いことが起こる場合、運気が大きく動くのだ。
悪縁が生じる場所からは運の強いものがはじき出されて、運の弱いものが吸い込まれるように集うので、陽の気が薄くなってまるでそこに穴があるように感じられるようになる。
勘のいい人はこれに気づいて、そこに近づきたくないという気持ちになったりするのだ。
多くの人の運命に関わるようなことであればあるほど、この気配は濃厚になるので、この気配の偏りには普段から注意しておくことが大切だ。
ましてや師匠が気にするほどの動きがあるのなら、とんでもないことが起きる可能性がある。
理不尽に苦しめられる人が出ないようにしなければ。
師匠の前にカップを置きながらそう心に定めて、僕はお弁当作りを再開した。
―― ◇◇◇ ――
地上を走る路線バスで中央駅へと行き、そこから揚力ボートで学園都市に行くというのが僕たちの通学ルートだ。
中央駅は僕たちが再会した思い出の場所でもあるので、毎朝ディアナと手を繋いでそこを通るたびに、くすぐったいような気持ちになる。
だけどその日は僕たちの気持ちを沈ませるような出来事に行き逢うことになった。
「今の世界は偽りに満ちている! だが、やがて魔王様が降臨なさりて、世界は本来の秩序を取り戻すであろう!」
よりにもよって、僕たちの思い出の場所である駅のホールの階段の上でその男は声を張り上げて演説していた。
見た感じ、種族は大鬼のように見えるけれど、普通の大鬼と違って、大きな角がねじれている。
おそらくこの辺りの人種ではないのだろう。
肌の色も赤銅色で、藁のような褪せた色の金髪が長く顔を覆っている。
駅員が注意を促しているのだけど、聞く耳を持たないようだ。
別に誰かに暴力を奮っているわけではないので、強硬手段に出ることも出来ずにいる。
このホールでは、流しのミュージシャンが歌っていることもあるし、旅芸人が公演の前宣伝を行うこともある。
だから内容が不穏だからと演説をしている人を無理やり止めるということまでは出来ないのだろう。
「強きものが弱きを喰らい、最強の座を目指し争い合う。神はいと高きを目指す世界をお望みなのだ!」
ディアナは眉を寄せてその男を見た。
「自分の行動原理は他人に押し付けるものではない。本当に強きものは多弁ではない」
「ああいう人は自分の生きやすいように世界が変わるべきだと思っているんだ。だからああやって他人に意見を押し付けるんだよ」
「格好悪い」
ディアナの短い評価が全てだろう。
ああいうのってすごく格好悪い。
とは言え、弱肉強食の価値観は未だに根深く世界に残っている。
僕たちの住んでいるこの国がむしろ特殊な部類なのだ。
ただ、多種族共存を打ち出して実践しているこの国が豊かに発展していることで、段々とそれに倣う国が増えているとは聞いている。
特に立場の弱い少数種族は同盟を結んで協調路線を打ち出しているので、世界全体からみれば、無秩序な争いは減って来ていると言われていた。
通勤通学で混み合う朝の駅での一幕は、多くの人の眉を潜めさせたけれど、それだけでなく、最近は大きな事件が増えていて、なんだか全体的に嫌な雰囲気が満ちていた。
師匠の言っていた世の中の流れというものが怪しくなっているせいなのだろう。
「連続宝飾店襲撃犯、なかなか捕まらないな」
「うちの姉さんが勤めているお店がやられちゃって、もう大変って言ってた」
「警備システムどうなってんだろう」
ボートのなかでも不穏な会話が交わされていてため息を吐く。
夜間に宝飾店を破壊してなかの品物を根こそぎ奪っていく強盗事件が連続して起こっているのだ。
どの店も最新の防犯設備を敷いていたのに、全く防げなかったとかで、大きな話題になっていた。
この国では民間の防犯システムも国の防衛システムの一端を使った通信網によって構築されていると聞いたことがある。
それが破られるというのはすごく不安なことだ。
「なんだか嫌な空気。イツキ、気をつけてね」
学園特区に到着してそれぞれの講義へと向かう前に、ディアナが不安そうに僕にそう言った。
「ディアナこそ、何かあっても無茶をしないようにね」
「私は大丈夫だよ」
「そういうところが不安なんだよ。そうだ、ハルを連れて行ってよ。それなら無茶しないだろうし」
「ダメ、今日はハルはイツキのところ。決まりだから」
「むむむ……」
僕もなんとなく不穏な空気を感じて、ディアナを一人にしたくない気持ちがあったのだけど、それはディアナのほうも一緒だったらしい。
僕たちは何かあったら合流する場所を決めてあるので、何があってもまずはそこを目指すと約束を新たにして、それぞれの校舎へと向かった。
平穏だと思っていた世界も、いつまでも変化をしない訳ではない。
平穏を守るには、そのための行動も必要になることがあるのだ。
僕には変化を続ける世界の全てを知るすべはない。
だけどせめて自分の周辺の世界の動きは見逃さないようにしなければ。
理不尽に全てを奪う者たちは実際に存在する。
僕とディアナはそのことをよく知っているのだから。
ただそれだけなんだけど、それがびっくりするほど楽しかった。
駅からボートに乗ってさまざまな街の表情を見ながら二人で会話して、学園の駅に到着したらそれぞれの講義を受けに別れる。
昼休みには合流して、あの川べりでお弁当を一緒に食べて、放課後にはクラブハウスに寄って、どうでもいいことで盛り上がる。
ディアナがいない間は僕が一人で過ごしていた普通の学生生活なのだけど、ディアナがいるだけで全く違う世界のようだった。
「今日の朝ごはんとお弁当当番はイツキで、晩ごはんは私ね」
朝早くからお弁当作りをしている僕の様子を見に来たディアナが確かめるようにそう言ってうなずいている。
予定表に書き込まれているので確認するようなことではないのだけど、ディアナは自分の当番ではないときも一応キッチンに顔を出すのだ。
僕はスクランブルエッグを作りながらそんなディアナに「おはよう」と挨拶をする。
ディアナも「おはよう」と言ってすぐに移動した。
朝の鍛錬が終わって、庭の手入れの前に一度顔を出しただけなので、すぐに庭へと行くのだ。
それまでは僕の近くで料理作りを見ていたハルがディアナの頭に移動してついていく。
庭で一緒に花の手入れをするつもりだろう。
というか、今までも、おそらくは僕を手伝っていたつもりのようだった。
まぁコップに入れてあげた搾りたての果物ジュースを飲んでただけだったんだけどね。
「やれやれ、お前たちは新婚さんか!」
いつの間にかテーブルに座っていた師匠がツッコミを入れてくる。
「師匠、気配を消して動き回るのやめてくれませんか?」
「これぐらい察知できずに我が弟子を名乗るとは片腹痛いわ!」
「いやいや」
「それはそうと、世の中の気の流れがどうも怪しいぞ。注意しておけ」
師匠にカフェオレ作っていた手を止めて、その顔を見る。
師匠の読気の技はもはや予言のたぐいと言ってもいいぐらいものごとの動きを読み取るレベルに達している。
その師匠が怪しいと言うなら、何かよくないことが近々起こると思っていいだろう。
「はい。気配に注意しておきます」
悪いことが起こる場所には陰の気が多いイメージがあるが、実はそうではない。
陰の気は悪いことが起こった結果として人々の心が不安を覚えて集うようになるものだ。
ものごとが起こる前にその徴となるのは、存在が持つ運気というものの動きになる。
悪いことが起こる場合、運気が大きく動くのだ。
悪縁が生じる場所からは運の強いものがはじき出されて、運の弱いものが吸い込まれるように集うので、陽の気が薄くなってまるでそこに穴があるように感じられるようになる。
勘のいい人はこれに気づいて、そこに近づきたくないという気持ちになったりするのだ。
多くの人の運命に関わるようなことであればあるほど、この気配は濃厚になるので、この気配の偏りには普段から注意しておくことが大切だ。
ましてや師匠が気にするほどの動きがあるのなら、とんでもないことが起きる可能性がある。
理不尽に苦しめられる人が出ないようにしなければ。
師匠の前にカップを置きながらそう心に定めて、僕はお弁当作りを再開した。
―― ◇◇◇ ――
地上を走る路線バスで中央駅へと行き、そこから揚力ボートで学園都市に行くというのが僕たちの通学ルートだ。
中央駅は僕たちが再会した思い出の場所でもあるので、毎朝ディアナと手を繋いでそこを通るたびに、くすぐったいような気持ちになる。
だけどその日は僕たちの気持ちを沈ませるような出来事に行き逢うことになった。
「今の世界は偽りに満ちている! だが、やがて魔王様が降臨なさりて、世界は本来の秩序を取り戻すであろう!」
よりにもよって、僕たちの思い出の場所である駅のホールの階段の上でその男は声を張り上げて演説していた。
見た感じ、種族は大鬼のように見えるけれど、普通の大鬼と違って、大きな角がねじれている。
おそらくこの辺りの人種ではないのだろう。
肌の色も赤銅色で、藁のような褪せた色の金髪が長く顔を覆っている。
駅員が注意を促しているのだけど、聞く耳を持たないようだ。
別に誰かに暴力を奮っているわけではないので、強硬手段に出ることも出来ずにいる。
このホールでは、流しのミュージシャンが歌っていることもあるし、旅芸人が公演の前宣伝を行うこともある。
だから内容が不穏だからと演説をしている人を無理やり止めるということまでは出来ないのだろう。
「強きものが弱きを喰らい、最強の座を目指し争い合う。神はいと高きを目指す世界をお望みなのだ!」
ディアナは眉を寄せてその男を見た。
「自分の行動原理は他人に押し付けるものではない。本当に強きものは多弁ではない」
「ああいう人は自分の生きやすいように世界が変わるべきだと思っているんだ。だからああやって他人に意見を押し付けるんだよ」
「格好悪い」
ディアナの短い評価が全てだろう。
ああいうのってすごく格好悪い。
とは言え、弱肉強食の価値観は未だに根深く世界に残っている。
僕たちの住んでいるこの国がむしろ特殊な部類なのだ。
ただ、多種族共存を打ち出して実践しているこの国が豊かに発展していることで、段々とそれに倣う国が増えているとは聞いている。
特に立場の弱い少数種族は同盟を結んで協調路線を打ち出しているので、世界全体からみれば、無秩序な争いは減って来ていると言われていた。
通勤通学で混み合う朝の駅での一幕は、多くの人の眉を潜めさせたけれど、それだけでなく、最近は大きな事件が増えていて、なんだか全体的に嫌な雰囲気が満ちていた。
師匠の言っていた世の中の流れというものが怪しくなっているせいなのだろう。
「連続宝飾店襲撃犯、なかなか捕まらないな」
「うちの姉さんが勤めているお店がやられちゃって、もう大変って言ってた」
「警備システムどうなってんだろう」
ボートのなかでも不穏な会話が交わされていてため息を吐く。
夜間に宝飾店を破壊してなかの品物を根こそぎ奪っていく強盗事件が連続して起こっているのだ。
どの店も最新の防犯設備を敷いていたのに、全く防げなかったとかで、大きな話題になっていた。
この国では民間の防犯システムも国の防衛システムの一端を使った通信網によって構築されていると聞いたことがある。
それが破られるというのはすごく不安なことだ。
「なんだか嫌な空気。イツキ、気をつけてね」
学園特区に到着してそれぞれの講義へと向かう前に、ディアナが不安そうに僕にそう言った。
「ディアナこそ、何かあっても無茶をしないようにね」
「私は大丈夫だよ」
「そういうところが不安なんだよ。そうだ、ハルを連れて行ってよ。それなら無茶しないだろうし」
「ダメ、今日はハルはイツキのところ。決まりだから」
「むむむ……」
僕もなんとなく不穏な空気を感じて、ディアナを一人にしたくない気持ちがあったのだけど、それはディアナのほうも一緒だったらしい。
僕たちは何かあったら合流する場所を決めてあるので、何があってもまずはそこを目指すと約束を新たにして、それぞれの校舎へと向かった。
平穏だと思っていた世界も、いつまでも変化をしない訳ではない。
平穏を守るには、そのための行動も必要になることがあるのだ。
僕には変化を続ける世界の全てを知るすべはない。
だけどせめて自分の周辺の世界の動きは見逃さないようにしなければ。
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僕とディアナはそのことをよく知っているのだから。
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