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好事魔多し
その五
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暗い中、あちこちに灯りが揺れている。
太鼓の音が響いて、子どもたちが楽しそうに走り回っていた。
「祭りか」
夜祭りなんて何年振りだろう。
故郷から飛び出して以来、そういうのとは無縁だった。
祭りの夜には道沿いに並べられるろうそくを立てたガラスのホヤには綺麗な模様が描かれていて、それが結界代わりになっているらしい。
理屈はよくわからなかったが、綺麗で、俺は子供の頃からこの灯りが好きだ。
木々の間にも吊るされているそれは、空の星と競い合うように煌めいている。
夜は好きだ。
特に月の無い何も見えない夜に、小さな灯りをお供に星を眺めるのが好きだった。
闇の中に様々なモノがいるのが気配でわかるけれど、その姿を目にしなければソイツらに闇雲な憎しみを抱くこともない。
ソレらが存在するのは自然なことで、それは本来は嫌なことではないのだ。
そんな時間には、原始のままの夜に誘われる獣のように、衝動に身を任せて、吠え声を上げたい気分になるのだ。
「木村さん」
カラコロと可愛い音を立てて、ボックリを履いた伊藤さんがそこにいた。
浴衣を着ているのかな? 暗くて模様がよく見えない。
戦いの際には真っ暗闇でも周囲の様子が見えるのに。
きっと可愛いだろうに、もったいないな。
「木村さん……あそこ」
彼女がどこかを指さす。
その指先がやっぱりよく見えない。
ふっ、と、彼女が走り出した。
カラコロという音が遠ざかる。
「あっ、待って!」
ふわりと、並んだろうそくの灯りが揺らいだ。
―― ◇ ◇ ◇ ――
ブゥウウウン、と、不快な音が部屋に響いていた。
「う……ん?」
あ、ベッドか、朝……だよな?
おー、久々になんか夢見たな。
なんだっけ? 暗くて綺麗だったな、なんか伊藤さんがいたような気がする。
夢にまで見るとか、ちょっと照れる。
ヴゥウウウウウン!
煩いな、って、通信端末か、朝っぱらから誰だ?
「……はい? 木村ですが」
「おう! やっと出たか、おはよう! てめえ昨夜はよくもやってくれたな!」
プチ。
とりあえず切断した。
するとほとんど間を置かずにまた唸り始める端末。
……とりあえず顔を洗って来るか、今日は仕事も休みだしな。
しかし、この部屋いつまで経っても我が家って感じがしないんだよな。
むしろ伊藤さん家のほうがなんとなくしっくり来る。
あの家は元々は古民家とは言え、本来は怪異を封じるための仕掛け屋敷だった。
普通はそういう役割はお堂なんかで行うのだけど、ああやって普通に家を建てて、怪異を閉じ込める地域もあるってことは聞いていた。
そういう場所は実は人にとっても快適に感じる造りになっているのだ。
元々人に害を成す怪異の大半は人由来の存在だから、その感覚は人に近い。
だから住み心地のいい家に招いて、鏡を通して異空間に閉じ込めてしまう訳だ。
当然、その異空間の先もその同じ家となる。
封じが生きていれば、実は同じ家で人が暮らしてもなんら問題はないのだけど、伊藤さん家は残念ながら要の鏡が無くなってしまっていた。
そのおかげで本来の住人と招かれた怪異が衝突してしまったのである。
そんなことを考えながら顔を洗って、リビングへと入ると、いきなり、
ガン! と、ベランダのガラスが叩かれるような音がした。
さすがにビクッとしてカーテンの引かれたベランダを伺う。
ガン! ガン!
うおお、まただ、何事だ?
「ガァ! ガアアアッ! ガァツ!」
「うわあ」
なんとなく察した俺は、ベランダへと続くガラス戸のカーテンを開けた。
すると、そこには体当たりを繰り返す烏が一羽。
「ううん、動物愛護の精神の持ち主なら悪夢に見そうな光景だな」
ため息を吐いた俺は、観念してベランダを開ける。
『全くお前と来たら! 来てみればユミちゃんもコウくんもいないみたいだし、お前は電話を切りやがるし! マンションの住人には怪しい人間みたいに見られるし、もう散々だよ!』
烏がまくしたてた。
ファンタジー? な光景だな。
いや、いっそシュールというべきか。
「二人ともいなかった?」
『まぁもう昼前だし、休みの日にゴロゴロしているお前とは違うってことだな』
時計を確認する。
確かにもうすぐお昼だ。
そう言えば腹が減ったな、飯の準備をしないと。
二日酔いとかしないはずなのに、ちょっと頭痛が残っているんだが、あの酒マジでやばいもんだったんだな。
一般人なら死んでるんじゃね?
俺はカーテンをまた閉めて、ベランダから離れた。
ちょっと暗いが、まぁ困らんし。
『こぉらあああ!!』
バサバサ、ガンガン! という音が響くが無視をする。
冷蔵庫を開けると、冷凍室に以前伊藤さんが作り置きしてくれた冷凍カレーが入っていた。
これを解凍して食おう。
『オン・キリキリ』
「うわあ、まった!」
いきなり真言を唱えだした烏に慌ててベランダを開ける。
『お前な、いい加減にしろよ、俺はお前達のししょーだろうが、ししょー』
「えー、失笑?」
烏が襲い掛かって来てつつかれた。
「痛い! 痛いから、アニキのししょー」
『全くお前は、ガキの頃からなんも変わってねぇな。いい大人になっても』
「えー、それをアニキが言うんですか? 俺たちが大人に夢を見なくなったのはアニキのせいだからね」
『なんだと、俺はカッコイイ大人だっただろうが!』
「それがダメなんだってなんでわかんないんですか?」
『とにかく中に入れろや、なんだ、このマンションのセキュリティは! 俺の隠形が効かないとか』
「なにこっそり入ろうとしてるんですか。そもそも俺達をここに住まわせている時点で、そういうのに一番注意を払ってるに決まってるってわかるでしょうに」
『いいから、はよ開けろ! はよ! 昨夜からずっと外だったんだぞ』
アホか、どっかに適当に泊まれよ。
それともアレか、また宵越しの金は持たねぇとか言って、一文無しなのか? この人。
「なにやってんですか、馬鹿ですか?」
『仕方ねえだろ、特区との通行が二十一時以降は禁止とか知らなかったんだからよ』
「特区に来てるんだ」
『おうよ、お前も聞いてるだろ? ハンター協会の日本支部の話』
「あー、あー、ああ」
『なんだそのダダ下がっていくテンションはよ、もっとテンション上げろよ! 迷宮とかロマンじゃんか』
「うわあ」
ダメだこいつ、なんとかしないと。
「カズ兄、もういい年なんだからさ、いい加減落ち着いたら? 嫁さん貰えよ」
『お前、俺を老人扱いするな! お前と十しか違わんだろうが! 十年後にはお前の辿る道だぞ』
「いや、俺はカズ兄とは違うし、稼いだ金を一晩で使い切ったりせずにちゃんと貯金してるから」
『はっ、ハンターがそんな堅実なことしてどうするんだよ!』
「俺は会社員だからね。それより、ハンター一本の方が貯金しとくべきだろ。いつまでも体力持たないよ」
『お前はそれだから馬鹿だと言うんだ。ハンターは堅実に生きちゃイカンのだよ。ロマンを追い求めるべきなんだ』
俺はさっと捕まえた烏の嘴をキッチンに引っ掛けていた輪ゴムで括るとベランダの外に放り出した。
本物の烏ならかわいそうで出来ないが、カズ兄の使い魔ならどうでもいいな。
閉めだした外からまたぶつかる音がしていたが、それっきり俺は気にせずにカレーを温めなおして朝食兼昼食にした。
休みとは言え、昼前に起きるとは俺も生活が乱れ始めているのかな。
ダメな大人の見本がいると自戒の気持ちが起きるよな。
「あっ」
ふと、俺は気づいた。
俺が佐藤を第一印象からあまり好きじゃなかったのって名前がカズ兄と同じだったからってのもあったんだな。
考えてみれば佐藤に悪いことしたな。
まぁ、変な奴だけど、俺にはそんなに害はないしな。
今度からはもう少し優しくしよう。
カレーを食べ終えた俺は、伊藤さんに感謝しながら食器を洗ったのだった。
太鼓の音が響いて、子どもたちが楽しそうに走り回っていた。
「祭りか」
夜祭りなんて何年振りだろう。
故郷から飛び出して以来、そういうのとは無縁だった。
祭りの夜には道沿いに並べられるろうそくを立てたガラスのホヤには綺麗な模様が描かれていて、それが結界代わりになっているらしい。
理屈はよくわからなかったが、綺麗で、俺は子供の頃からこの灯りが好きだ。
木々の間にも吊るされているそれは、空の星と競い合うように煌めいている。
夜は好きだ。
特に月の無い何も見えない夜に、小さな灯りをお供に星を眺めるのが好きだった。
闇の中に様々なモノがいるのが気配でわかるけれど、その姿を目にしなければソイツらに闇雲な憎しみを抱くこともない。
ソレらが存在するのは自然なことで、それは本来は嫌なことではないのだ。
そんな時間には、原始のままの夜に誘われる獣のように、衝動に身を任せて、吠え声を上げたい気分になるのだ。
「木村さん」
カラコロと可愛い音を立てて、ボックリを履いた伊藤さんがそこにいた。
浴衣を着ているのかな? 暗くて模様がよく見えない。
戦いの際には真っ暗闇でも周囲の様子が見えるのに。
きっと可愛いだろうに、もったいないな。
「木村さん……あそこ」
彼女がどこかを指さす。
その指先がやっぱりよく見えない。
ふっ、と、彼女が走り出した。
カラコロという音が遠ざかる。
「あっ、待って!」
ふわりと、並んだろうそくの灯りが揺らいだ。
―― ◇ ◇ ◇ ――
ブゥウウウン、と、不快な音が部屋に響いていた。
「う……ん?」
あ、ベッドか、朝……だよな?
おー、久々になんか夢見たな。
なんだっけ? 暗くて綺麗だったな、なんか伊藤さんがいたような気がする。
夢にまで見るとか、ちょっと照れる。
ヴゥウウウウウン!
煩いな、って、通信端末か、朝っぱらから誰だ?
「……はい? 木村ですが」
「おう! やっと出たか、おはよう! てめえ昨夜はよくもやってくれたな!」
プチ。
とりあえず切断した。
するとほとんど間を置かずにまた唸り始める端末。
……とりあえず顔を洗って来るか、今日は仕事も休みだしな。
しかし、この部屋いつまで経っても我が家って感じがしないんだよな。
むしろ伊藤さん家のほうがなんとなくしっくり来る。
あの家は元々は古民家とは言え、本来は怪異を封じるための仕掛け屋敷だった。
普通はそういう役割はお堂なんかで行うのだけど、ああやって普通に家を建てて、怪異を閉じ込める地域もあるってことは聞いていた。
そういう場所は実は人にとっても快適に感じる造りになっているのだ。
元々人に害を成す怪異の大半は人由来の存在だから、その感覚は人に近い。
だから住み心地のいい家に招いて、鏡を通して異空間に閉じ込めてしまう訳だ。
当然、その異空間の先もその同じ家となる。
封じが生きていれば、実は同じ家で人が暮らしてもなんら問題はないのだけど、伊藤さん家は残念ながら要の鏡が無くなってしまっていた。
そのおかげで本来の住人と招かれた怪異が衝突してしまったのである。
そんなことを考えながら顔を洗って、リビングへと入ると、いきなり、
ガン! と、ベランダのガラスが叩かれるような音がした。
さすがにビクッとしてカーテンの引かれたベランダを伺う。
ガン! ガン!
うおお、まただ、何事だ?
「ガァ! ガアアアッ! ガァツ!」
「うわあ」
なんとなく察した俺は、ベランダへと続くガラス戸のカーテンを開けた。
すると、そこには体当たりを繰り返す烏が一羽。
「ううん、動物愛護の精神の持ち主なら悪夢に見そうな光景だな」
ため息を吐いた俺は、観念してベランダを開ける。
『全くお前と来たら! 来てみればユミちゃんもコウくんもいないみたいだし、お前は電話を切りやがるし! マンションの住人には怪しい人間みたいに見られるし、もう散々だよ!』
烏がまくしたてた。
ファンタジー? な光景だな。
いや、いっそシュールというべきか。
「二人ともいなかった?」
『まぁもう昼前だし、休みの日にゴロゴロしているお前とは違うってことだな』
時計を確認する。
確かにもうすぐお昼だ。
そう言えば腹が減ったな、飯の準備をしないと。
二日酔いとかしないはずなのに、ちょっと頭痛が残っているんだが、あの酒マジでやばいもんだったんだな。
一般人なら死んでるんじゃね?
俺はカーテンをまた閉めて、ベランダから離れた。
ちょっと暗いが、まぁ困らんし。
『こぉらあああ!!』
バサバサ、ガンガン! という音が響くが無視をする。
冷蔵庫を開けると、冷凍室に以前伊藤さんが作り置きしてくれた冷凍カレーが入っていた。
これを解凍して食おう。
『オン・キリキリ』
「うわあ、まった!」
いきなり真言を唱えだした烏に慌ててベランダを開ける。
『お前な、いい加減にしろよ、俺はお前達のししょーだろうが、ししょー』
「えー、失笑?」
烏が襲い掛かって来てつつかれた。
「痛い! 痛いから、アニキのししょー」
『全くお前は、ガキの頃からなんも変わってねぇな。いい大人になっても』
「えー、それをアニキが言うんですか? 俺たちが大人に夢を見なくなったのはアニキのせいだからね」
『なんだと、俺はカッコイイ大人だっただろうが!』
「それがダメなんだってなんでわかんないんですか?」
『とにかく中に入れろや、なんだ、このマンションのセキュリティは! 俺の隠形が効かないとか』
「なにこっそり入ろうとしてるんですか。そもそも俺達をここに住まわせている時点で、そういうのに一番注意を払ってるに決まってるってわかるでしょうに」
『いいから、はよ開けろ! はよ! 昨夜からずっと外だったんだぞ』
アホか、どっかに適当に泊まれよ。
それともアレか、また宵越しの金は持たねぇとか言って、一文無しなのか? この人。
「なにやってんですか、馬鹿ですか?」
『仕方ねえだろ、特区との通行が二十一時以降は禁止とか知らなかったんだからよ』
「特区に来てるんだ」
『おうよ、お前も聞いてるだろ? ハンター協会の日本支部の話』
「あー、あー、ああ」
『なんだそのダダ下がっていくテンションはよ、もっとテンション上げろよ! 迷宮とかロマンじゃんか』
「うわあ」
ダメだこいつ、なんとかしないと。
「カズ兄、もういい年なんだからさ、いい加減落ち着いたら? 嫁さん貰えよ」
『お前、俺を老人扱いするな! お前と十しか違わんだろうが! 十年後にはお前の辿る道だぞ』
「いや、俺はカズ兄とは違うし、稼いだ金を一晩で使い切ったりせずにちゃんと貯金してるから」
『はっ、ハンターがそんな堅実なことしてどうするんだよ!』
「俺は会社員だからね。それより、ハンター一本の方が貯金しとくべきだろ。いつまでも体力持たないよ」
『お前はそれだから馬鹿だと言うんだ。ハンターは堅実に生きちゃイカンのだよ。ロマンを追い求めるべきなんだ』
俺はさっと捕まえた烏の嘴をキッチンに引っ掛けていた輪ゴムで括るとベランダの外に放り出した。
本物の烏ならかわいそうで出来ないが、カズ兄の使い魔ならどうでもいいな。
閉めだした外からまたぶつかる音がしていたが、それっきり俺は気にせずにカレーを温めなおして朝食兼昼食にした。
休みとは言え、昼前に起きるとは俺も生活が乱れ始めているのかな。
ダメな大人の見本がいると自戒の気持ちが起きるよな。
「あっ」
ふと、俺は気づいた。
俺が佐藤を第一印象からあまり好きじゃなかったのって名前がカズ兄と同じだったからってのもあったんだな。
考えてみれば佐藤に悪いことしたな。
まぁ、変な奴だけど、俺にはそんなに害はないしな。
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