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産まれてしまった…

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一応主人公となる私は昭和52年の梅雨が明け夏真っ盛りな頃、私は産まれた。
もちろん産まれた頃の記憶は無いが、独立後にたまたま見つけた母子手帳を見た時私は4980gと、とても大きなサイズで産まれたらしく当時の吸引器を1台壊した程、この世に出る事を拒んだらしい。
今となっては私が拒んだのかこの世が私を拒んだのか分からないが…

当時20歳だった父親は横須賀ではそこそこ有名なバーテンダーで母はそこで働いていたとの事。
父はモテモテで母は香港系中国人とのハーフでとても綺麗だったそうだ。
そうなると私は全然モテる男ではないが一応クオーターとなる。
若い2人がお互い惹かれ合えば、する事もしっかりして当然子供も出来てしまう訳で、私はこの世に誕生した…
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