17 / 75
第17話「腹ぺこアベック」
しおりを挟む
草を踏みしめて土手を登りきるとそこは喧騒の中。様々な服装をした人々が縦横無尽に歩き回っていた。
皆それぞれ、山盛りの食べ物をバッグに詰めて満足そうな表情をしている。
建物はレンガを積み重ねて作ってあり、家々は乳白色の壁とオレンジ色の屋根で統一されているようだ。
目の覚める青空に映えていて良い。
俺は密かに、鼓動の高鳴りを感じていた。
「ここが美食の街、『シーボ』よ。各国から美味な食材が集う。そしてどの飲食店も腕利きのコックばかりなので、最高の料理が楽しめるらしい」
「最高の......料理......!」
ごくりと喉の鳴る音。
脳内にご馳走のイメージが次々と湧いてくる。
「うむ......!」
パンパカーナは口の端から涎がこぼれそうになっていた。
お互いに空腹の極みだ。
思えば、ここへ来てから何も食べていない気がする。
あのクッソでかい焼き魚も食べ損ねたし、敵との遭遇を考慮すると、何か腹に入れておきたいところだ。
「ところで今、いくら持っているんだ? パンパカーナ」
「か、金か。ちょっと確認してみるから待て」
パンパカーナはウーパールーパーのような人形を取り出すと、その背中にあるチャックを下ろして中身を見る。
「どうだ、飯代と宿賃くらいはありそうか?」
「......い」
「え」
「5エウロしか、ない......」
エウロとはこの世界における万国共通の通貨。
日本円にして、1エウロ約120円。この美食の国『シータ』では
1食につき、1人当たり約8エウロ。宿はツインルームで1泊約25エウロが相場である。
「ということは、全然足りてないじゃねえか」
俺は頭を抱えてしゃがみこむ。
「そうなるな」
視線を横下辺りに移しながら言うパンパカーナ。
「ちくしょう! なんでそんなに金が少ねえんだよ! 魔女から金もらったんじゃなかったのか」
「あ、あんなちょこっとのお金なんてすぐになくなるわよ! それに、C級以下の優良なクエストなんて酒場のボードからすぐに無くなるから、全然稼げないんだぞ」
「じゃあB級以上のクエストをやったらどうなんだ」
「無茶を言うな! B級なんて3〜4人のパーティーで挑むのが普通なんだ。それに1人で挑むなんて——命知らずもいいところよ!」
パンパカーナは早口に捲したてる。
揉めている俺たちを見る、道行く人たちの視線が刺さるように痛い。
不毛だ。この言い争いに意味はないと今更気づく。
では打開策を考えよう。
なんとかして安い飲食店を見つけるか ——また、今晩の宿はどうするか......
「——聞いているのか、戸賀勇希! この......」
謀を巡らす俺の頬は、餅のように伸びる。
「バンババーバ、ばばびばばい(パンパカーナ、離しなさい)」
爪先立ちをしているパンパカーナの眉は吊り上がり、まるで食事中のハムスターのようだ。
——もし。そちらのアベックさん。
突然、隣から聞き覚えのない男性の声。
ちょうど虫の居所が悪かった俺たちは揃って、「アン!?」と荒っぽい返しをする。
「おっと、まあ落ち着いて聞いてくださいよ。ンンッ! ワタクシですね、先ほどから見ていましたのですよ。そしたら、どうやら困っているように見えましてね、ええ」
男はオールバックの黒髪に、紫色のスーツという小綺麗な姿で、ミントの香りがしそうな笑顔を振りまいている。
細長く、痩けた顔に似合った糸のような目はキツネを連想させた。
「はあ、それで......」
「ウチ、飲食店を経営してましてね、ええ。『大満腹食堂』という定食屋なんですけどね、ワタクシはお腹を空かせている方を見ると、放っておけない質なのでございますよ、ええ。ンンッ! そ・こ・で。今回、大満腹コース15エウロのところを特別に! なんとなんと......タダ! 無料でご奉仕させていただきますよ、ええ」
「まじかよ! なんという僥倖! やったぜ、パンパカ——っ!?」
いきなりパンパカーナにシャツの袖を引っ張られ、男に背を向けて内緒話をする格好になる。
俺たちは男に聞こえないように、
(なにすんだよ、せっかくの『棚ぼた』だぜ? 乗っとかないと損だぞ)
(アホか! どう見ても怪しいだろう! そんな都合のいいことなんて起きるはずがない。あの顔を見てみろ、腹の黒さが透けているようだ)
俺はちらりと男の顔を確認すると、屈託のない綺麗な笑顔がそこにあった。
(やっぱり、めっちゃいい人そうだぞ。疑うほうが悪いってもんだ、早く飯食おうぜ)
(考え直せ、空腹に頭をやられたのか? とにかくここは——
俺たちの鼻腔にチキンを焼いたような、食欲を刺激する香りが飛び込んできた。
いつの間にか男はできたての料理を乗せた皿を持っている。
そして、俺たちに悪魔の言葉を言い放つ。
「試食、いかがですか?」
——ゴクリ。
喉の鳴る音が2つ。
腹の住人は、暴れて手がつけられなくなっていた。
「じゃあ......ひと口。ひと口だけ......」
食欲に操られたアベックは、吸い寄せられるように皿の上の、こんがり焼けた肉に腕を伸ばしていく。
飲み込まれたい、食の渦に。
身を委ねたい、味の快楽に。
あと数センチでたどり着く......
30センチ......
16......
9......
4......
男の目から、不気味な灯が洩れた。
と指先が触れるか触れないかの瀬戸際、黄金の肉に矢が突き刺さった。
するとパンパカーナはハッとしてそれを見ると、
「『秘術の矢』だ! 伏せろ!」
と叫んだ。
その直後、近傍は暴力的な閃光に包まれた。
——っ!
男は慌てて視線をそらすが、時すでに遅し。
白の世界に支配された目であたりを見回している。
パンパカーナによるとっさの判断で、彼女が俺に覆いかぶさる形で奇襲を回避することができたようだ。
「今がチャンス! 逃げるぞ、戸賀勇希」
「チクショォ......料理が......」
ご馳走を目の前に、俺たちはパニックで右往左往している人混みをかき分けて、人気の少ない路地を選ぶように逃げ去った。
途中視界の端に捉えた、屋根上で動いた影を気にかけながら。
皆それぞれ、山盛りの食べ物をバッグに詰めて満足そうな表情をしている。
建物はレンガを積み重ねて作ってあり、家々は乳白色の壁とオレンジ色の屋根で統一されているようだ。
目の覚める青空に映えていて良い。
俺は密かに、鼓動の高鳴りを感じていた。
「ここが美食の街、『シーボ』よ。各国から美味な食材が集う。そしてどの飲食店も腕利きのコックばかりなので、最高の料理が楽しめるらしい」
「最高の......料理......!」
ごくりと喉の鳴る音。
脳内にご馳走のイメージが次々と湧いてくる。
「うむ......!」
パンパカーナは口の端から涎がこぼれそうになっていた。
お互いに空腹の極みだ。
思えば、ここへ来てから何も食べていない気がする。
あのクッソでかい焼き魚も食べ損ねたし、敵との遭遇を考慮すると、何か腹に入れておきたいところだ。
「ところで今、いくら持っているんだ? パンパカーナ」
「か、金か。ちょっと確認してみるから待て」
パンパカーナはウーパールーパーのような人形を取り出すと、その背中にあるチャックを下ろして中身を見る。
「どうだ、飯代と宿賃くらいはありそうか?」
「......い」
「え」
「5エウロしか、ない......」
エウロとはこの世界における万国共通の通貨。
日本円にして、1エウロ約120円。この美食の国『シータ』では
1食につき、1人当たり約8エウロ。宿はツインルームで1泊約25エウロが相場である。
「ということは、全然足りてないじゃねえか」
俺は頭を抱えてしゃがみこむ。
「そうなるな」
視線を横下辺りに移しながら言うパンパカーナ。
「ちくしょう! なんでそんなに金が少ねえんだよ! 魔女から金もらったんじゃなかったのか」
「あ、あんなちょこっとのお金なんてすぐになくなるわよ! それに、C級以下の優良なクエストなんて酒場のボードからすぐに無くなるから、全然稼げないんだぞ」
「じゃあB級以上のクエストをやったらどうなんだ」
「無茶を言うな! B級なんて3〜4人のパーティーで挑むのが普通なんだ。それに1人で挑むなんて——命知らずもいいところよ!」
パンパカーナは早口に捲したてる。
揉めている俺たちを見る、道行く人たちの視線が刺さるように痛い。
不毛だ。この言い争いに意味はないと今更気づく。
では打開策を考えよう。
なんとかして安い飲食店を見つけるか ——また、今晩の宿はどうするか......
「——聞いているのか、戸賀勇希! この......」
謀を巡らす俺の頬は、餅のように伸びる。
「バンババーバ、ばばびばばい(パンパカーナ、離しなさい)」
爪先立ちをしているパンパカーナの眉は吊り上がり、まるで食事中のハムスターのようだ。
——もし。そちらのアベックさん。
突然、隣から聞き覚えのない男性の声。
ちょうど虫の居所が悪かった俺たちは揃って、「アン!?」と荒っぽい返しをする。
「おっと、まあ落ち着いて聞いてくださいよ。ンンッ! ワタクシですね、先ほどから見ていましたのですよ。そしたら、どうやら困っているように見えましてね、ええ」
男はオールバックの黒髪に、紫色のスーツという小綺麗な姿で、ミントの香りがしそうな笑顔を振りまいている。
細長く、痩けた顔に似合った糸のような目はキツネを連想させた。
「はあ、それで......」
「ウチ、飲食店を経営してましてね、ええ。『大満腹食堂』という定食屋なんですけどね、ワタクシはお腹を空かせている方を見ると、放っておけない質なのでございますよ、ええ。ンンッ! そ・こ・で。今回、大満腹コース15エウロのところを特別に! なんとなんと......タダ! 無料でご奉仕させていただきますよ、ええ」
「まじかよ! なんという僥倖! やったぜ、パンパカ——っ!?」
いきなりパンパカーナにシャツの袖を引っ張られ、男に背を向けて内緒話をする格好になる。
俺たちは男に聞こえないように、
(なにすんだよ、せっかくの『棚ぼた』だぜ? 乗っとかないと損だぞ)
(アホか! どう見ても怪しいだろう! そんな都合のいいことなんて起きるはずがない。あの顔を見てみろ、腹の黒さが透けているようだ)
俺はちらりと男の顔を確認すると、屈託のない綺麗な笑顔がそこにあった。
(やっぱり、めっちゃいい人そうだぞ。疑うほうが悪いってもんだ、早く飯食おうぜ)
(考え直せ、空腹に頭をやられたのか? とにかくここは——
俺たちの鼻腔にチキンを焼いたような、食欲を刺激する香りが飛び込んできた。
いつの間にか男はできたての料理を乗せた皿を持っている。
そして、俺たちに悪魔の言葉を言い放つ。
「試食、いかがですか?」
——ゴクリ。
喉の鳴る音が2つ。
腹の住人は、暴れて手がつけられなくなっていた。
「じゃあ......ひと口。ひと口だけ......」
食欲に操られたアベックは、吸い寄せられるように皿の上の、こんがり焼けた肉に腕を伸ばしていく。
飲み込まれたい、食の渦に。
身を委ねたい、味の快楽に。
あと数センチでたどり着く......
30センチ......
16......
9......
4......
男の目から、不気味な灯が洩れた。
と指先が触れるか触れないかの瀬戸際、黄金の肉に矢が突き刺さった。
するとパンパカーナはハッとしてそれを見ると、
「『秘術の矢』だ! 伏せろ!」
と叫んだ。
その直後、近傍は暴力的な閃光に包まれた。
——っ!
男は慌てて視線をそらすが、時すでに遅し。
白の世界に支配された目であたりを見回している。
パンパカーナによるとっさの判断で、彼女が俺に覆いかぶさる形で奇襲を回避することができたようだ。
「今がチャンス! 逃げるぞ、戸賀勇希」
「チクショォ......料理が......」
ご馳走を目の前に、俺たちはパニックで右往左往している人混みをかき分けて、人気の少ない路地を選ぶように逃げ去った。
途中視界の端に捉えた、屋根上で動いた影を気にかけながら。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
転生の水神様ーー使える魔法は水属性のみだが最強ですーー
芍薬甘草湯
ファンタジー
水道局職員が異世界に転生、水神様の加護を受けて活躍する異世界転生テンプレ的なストーリーです。
42歳のパッとしない水道局職員が死亡したのち水神様から加護を約束される。
下級貴族の三男ネロ=ヴァッサーに転生し12歳の祝福の儀で水神様に再会する。
約束通り祝福をもらったが使えるのは水属性魔法のみ。
それでもネロは水魔法を工夫しながら活躍していく。
一話当たりは短いです。
通勤通学の合間などにどうぞ。
あまり深く考えずに、気楽に読んでいただければ幸いです。
完結しました。
巻き込まれて異世界召喚? よくわからないけど頑張ります。 〜JKヒロインにおばさん呼ばわりされたけど、28才はお姉さんです〜
トイダノリコ
ファンタジー
会社帰りにJKと一緒に異世界へ――!?
婚活のために「料理の基本」本を買った帰り道、28歳の篠原亜子は、通りすがりの女子高生・星野美咲とともに突然まぶしい光に包まれる。
気がつけばそこは、海と神殿の国〈アズーリア王国〉。
美咲は「聖乙女」として大歓迎される一方、亜子は「予定外に混ざった人」として放置されてしまう。
けれど世界意識(※神?)からのお詫びとして特殊能力を授かった。
食材や魔物の食用可否、毒の有無、調理法までわかるスキル――〈料理眼〉!
「よし、こうなったら食堂でも開いて生きていくしかない!」
港町の小さな店〈潮風亭〉を拠点に、亜子は料理修行と新生活をスタート。
気のいい夫婦、誠実な騎士、皮肉屋の魔法使い、王子様や留学生、眼帯の怪しい男……そして、彼女を慕う男爵令嬢など個性豊かな仲間たちに囲まれて、"聖乙女イベントの裏側”で、静かに、そしてたくましく人生を切り拓く異世界スローライフ開幕。
――はい。静かに、ひっそり生きていこうと思っていたんです。私も.....(アコ談)
*AIと一緒に書いています*
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
エレンディア王国記
火燈スズ
ファンタジー
不慮の事故で命を落とした小学校教師・大河は、
「選ばれた魂」として、奇妙な小部屋で目を覚ます。
導かれるように辿り着いたのは、
魔法と貴族が支配する、どこか現実とは異なる世界。
王家の十八男として生まれ、誰からも期待されず辺境送り――
だが、彼は諦めない。かつての教え子たちに向けて語った言葉を胸に。
「なんとかなるさ。生きてればな」
手にしたのは、心を視る目と、なかなか花開かぬ“器”。
教師として、王子として、そして何者かとして。
これは、“教える者”が世界を変えていく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる