名古屋

英運偽

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自由

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いろんなことが頭の中に浮かんでる。ごちゃごちゃした物が、すぅーっと座っている自分にちょっかいをかけてくる。いろんなことが一気に蘇ってくる。醜さ、情けなさ、切なさ。1人になるといつもこう。いつからだろう、こんな自分になったのは。謝らないといけない人は何人になったんだろう。楽しいことがあっても、いつもどこかにぽっかりと穴が空いている気分になる。いっそ消えてしまおうか。私を成り立たせているものってなんだろう。中身なんかない。これは本当の話。運がいままで味方についてくれてただけなんです。自力を発揮した覚えがなにひとつありません。今、私は足を組んで座っています。たくさんの人に迷惑をかけた。数えきれない人を苛立たせてきた。人ひとりすら愛せなかった。そして、私は今生きています。12月の冷たい風が背中を押してくれてるような気にさえなりました。
あぁ、私はあの人が好きなのでしょうね。そう想い続けることの方が私は好きです。片想いこそが最大の愛し方だと思います。ふとした時に思い出すあの顔、あの声、あの雰囲気、思い出してる時はいろんなことを忘れることができるから、少しだけ無意識に救われている。でも、どうなんだろう、本当に好きなのかな。それもわからなくなりました。抜け殻になりました。嫌になりました。
そうだ、業を磨こう。誰にも負けないものを作ろう。そうします。いつかあいつらを見返してやります。いじめてきたあいつらを澄ました顔で見返してやります。
涙も出なくなりました。悲しさがたくさんありすぎて、涙さえも呆れてしまいました。この先のことなんてわかりません。だから怖いのです。決して楽しみではありませんよ。この世は悲しみに溢れかえっているんですね。それなのにみんな、澄ましています。何がそうさしているのでしょう。大きな悪魔のようなものがそうさせているのかもしれませんね。
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