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15章 宿屋娘が憧れの先輩と一緒にどろどろえっちになってしまうお話
338:罠
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(そうだわ……♡ この葡萄酒を、もっと飲んでしまえば……♡)
そうです。もっと酔って、記憶さえ失ってしまえばいいのです。そうすれば、この罪悪感も、少しは薄れるかもしれない。夫ニルスに顔向けできないという苦しみも、「酔っていたから」という、みすぼらしい言い訳で、うやむやにできるかもしれない。それは、あまりにも情けなく、卑小な逃避でした。しかし、快感に焼かれた今の彼女には、それしか考えられなかったのです。
エレナさんは、震える手で、ユーノくんが持つ葡萄酒のグラスをひったくるように受け取ると、残っていた琥珀色の液体を、一気にあおりました。
「……ぷはぁ♡」
そして、蕩けきった、最高にいやらしい顔で、情けなく、そして熱っぽく、ご主人様におねだりするのでした。
「……うそ、ですわ♡ それでは、このエレナお姉ちゃんが、本当の『お勉強』とはどういうものか、手取り足取り、教えて差し上げますわね…♡ ユーノ様?♡♡♡♡♡」
その言葉を合図に、二人の、本当の「お勉強」が、始まるのでした。
◇◇◇
その頃、隣の使用人室では。
リリアさんは、息を殺して、掌に浮かべた小さな黒曜石の水晶玉を、食い入るように見つめておりました。
「あ……♡♡♡ ああっ……♡♡♡♡♡」
水晶玉の表面には、まるでそこにあるかのように鮮明に、エレナさんが完全に陥落させられる瞬間が、映し出されています。その、あまりにも淫らで、あまりにも美しい光景に、リリアさんの身体は、もう限界でした。
(ああ……先輩ったら、なんて、はしたない……♡♡♡ なんて、羨ましい……♡♡♡♡♡)
嫉妬と羨望の炎が、彼女の全身を焼き尽くしていきます。メイド服のスカートの下、彼女の指は、もうとっくの昔に自らの秘裂へと伸びておりました。最初は、スカートの上から、もぞもぞと。やがて、白いエプロンの下へと手が滑り込み、赤いレースのパンティの上から、熱く濡れそぼった自身の秘裂を、そっと指でなぞります。
「んっ…♡♡ はぁっ…♡♡」
声が漏れないよう、必死に自らの唇を噛み締めるリリアさん。しかし、水晶玉の中で、エレナさんとユーノくんの唇が重なったのを見た瞬間、もう我慢できませんでした。指は濡れたパンティの布地を押し分け、じゅぷり、と音を立てて、粘液でぬるぬるになった秘裂の中へと侵入します。そして、硬く尖った陰核の突起を、く、くり、と優しく、しかし執拗に刺激し始めたのです。
「あ゛ッ♡♡あ゛ッ♡♡ん゛、ん゛ぅ゛ッ♡♡すきぃ、そこ、だめッ♡♡♡♡あ゛、あ゛ッ♡♡♡い、いっちゃ、ぅ゛♡♡♡♡♡」
水晶玉の向こうで繰り広げられる背徳的な光景を肴に、リリアさんの身体は、びくん、びくん、と愛らしく痙攣し、熱い潮をぱん、と迸らせるのでした。
◇◇◇
「ん゛ーッ♡ん゛ん゛♡ん゛、ぅ♡は、あ゛ッ♡ん゛、ぐぅ♡」
深く、長い口づけ。ユーノくんの舌が、エレナさんの口内を、まるで我が物顔で探検します。その唾液に混じる、アストール家の強大な魔力が、彼女の身体を内側から熱く、熱く変えていきました。スカートの下では、彼の指が、今もなお、彼女の秘裂を優しく、しかし執拗に弄んでいます。二方向からの同時攻撃に、エレナさんの思考は、もうめちゃくちゃでした。
「おねえちゃん、どんなお勉強を教えてくれるの?」
唇が離れた瞬間、ユーノくんが悪戯っぽく尋ねます。
「ふふっ♡ それは、もちろん、お姉様の言うことを、なすがままに聞く、可愛い弟のあり方、ですわよ♡」
エレナさんは、必死に年上の余裕を装ってそう答えました。しかし、その身体は、正直でした。本当は、自分が、この若きご主人様のなすがままになりたい。その本心を、ユーノくんは、すべてお見通しだったのです。
「では、ユーノ様。まずは、殿方としての、身体の仕組みから、お勉強いたしましょうね♡」
エレナさんは、隣に座り直すと、ユーノくんのズボンの上から、その中心にある、まだ小さな膨らみに、そっと手を置きました。そして、右手で優しく、ゆっくりと、刺激し始めたのです。
「このように、優しく、魔力を流すように触れて差し上げることで、殿方の身体は、その内に秘めた力を、目覚めさせていくのですわ♡」
もっともらしい解説をしながらも、エレナさんの心は、それどころではありませんでした。なぜなら、ユーノくんの指が、今度は二本、彼女の聖なる洞窟の中へと、ぬるり、と侵入してきたからです。
「あ゛ッ♡♡あ゛ッ♡♡ん゛、ん゛ぅ゛ッ♡♡」
指が、内壁の敏感なひだを、ぐり、ぐりと抉ります。そのたびに、エレナさんの身体は大きく跳ね、右手の動きが、どうしても疎かになってしまうのでした。
(だめ……♡ お勉強を、教えて差し上げなければならないのに……♡♡♡)
しかし、その思考とは裏腹に、彼女の腰は、もっと深く、もっと激しく指を動かしてほしいと、勝手に、くねくねと蠢いてしまうのでした。その、あまりにも情けない姿を、ユーノくんは、心底楽しそうに見つめていたのです。
「ねえ、おねえちゃん。従順な弟っていうのは、どうすればいいの?」
そうです。もっと酔って、記憶さえ失ってしまえばいいのです。そうすれば、この罪悪感も、少しは薄れるかもしれない。夫ニルスに顔向けできないという苦しみも、「酔っていたから」という、みすぼらしい言い訳で、うやむやにできるかもしれない。それは、あまりにも情けなく、卑小な逃避でした。しかし、快感に焼かれた今の彼女には、それしか考えられなかったのです。
エレナさんは、震える手で、ユーノくんが持つ葡萄酒のグラスをひったくるように受け取ると、残っていた琥珀色の液体を、一気にあおりました。
「……ぷはぁ♡」
そして、蕩けきった、最高にいやらしい顔で、情けなく、そして熱っぽく、ご主人様におねだりするのでした。
「……うそ、ですわ♡ それでは、このエレナお姉ちゃんが、本当の『お勉強』とはどういうものか、手取り足取り、教えて差し上げますわね…♡ ユーノ様?♡♡♡♡♡」
その言葉を合図に、二人の、本当の「お勉強」が、始まるのでした。
◇◇◇
その頃、隣の使用人室では。
リリアさんは、息を殺して、掌に浮かべた小さな黒曜石の水晶玉を、食い入るように見つめておりました。
「あ……♡♡♡ ああっ……♡♡♡♡♡」
水晶玉の表面には、まるでそこにあるかのように鮮明に、エレナさんが完全に陥落させられる瞬間が、映し出されています。その、あまりにも淫らで、あまりにも美しい光景に、リリアさんの身体は、もう限界でした。
(ああ……先輩ったら、なんて、はしたない……♡♡♡ なんて、羨ましい……♡♡♡♡♡)
嫉妬と羨望の炎が、彼女の全身を焼き尽くしていきます。メイド服のスカートの下、彼女の指は、もうとっくの昔に自らの秘裂へと伸びておりました。最初は、スカートの上から、もぞもぞと。やがて、白いエプロンの下へと手が滑り込み、赤いレースのパンティの上から、熱く濡れそぼった自身の秘裂を、そっと指でなぞります。
「んっ…♡♡ はぁっ…♡♡」
声が漏れないよう、必死に自らの唇を噛み締めるリリアさん。しかし、水晶玉の中で、エレナさんとユーノくんの唇が重なったのを見た瞬間、もう我慢できませんでした。指は濡れたパンティの布地を押し分け、じゅぷり、と音を立てて、粘液でぬるぬるになった秘裂の中へと侵入します。そして、硬く尖った陰核の突起を、く、くり、と優しく、しかし執拗に刺激し始めたのです。
「あ゛ッ♡♡あ゛ッ♡♡ん゛、ん゛ぅ゛ッ♡♡すきぃ、そこ、だめッ♡♡♡♡あ゛、あ゛ッ♡♡♡い、いっちゃ、ぅ゛♡♡♡♡♡」
水晶玉の向こうで繰り広げられる背徳的な光景を肴に、リリアさんの身体は、びくん、びくん、と愛らしく痙攣し、熱い潮をぱん、と迸らせるのでした。
◇◇◇
「ん゛ーッ♡ん゛ん゛♡ん゛、ぅ♡は、あ゛ッ♡ん゛、ぐぅ♡」
深く、長い口づけ。ユーノくんの舌が、エレナさんの口内を、まるで我が物顔で探検します。その唾液に混じる、アストール家の強大な魔力が、彼女の身体を内側から熱く、熱く変えていきました。スカートの下では、彼の指が、今もなお、彼女の秘裂を優しく、しかし執拗に弄んでいます。二方向からの同時攻撃に、エレナさんの思考は、もうめちゃくちゃでした。
「おねえちゃん、どんなお勉強を教えてくれるの?」
唇が離れた瞬間、ユーノくんが悪戯っぽく尋ねます。
「ふふっ♡ それは、もちろん、お姉様の言うことを、なすがままに聞く、可愛い弟のあり方、ですわよ♡」
エレナさんは、必死に年上の余裕を装ってそう答えました。しかし、その身体は、正直でした。本当は、自分が、この若きご主人様のなすがままになりたい。その本心を、ユーノくんは、すべてお見通しだったのです。
「では、ユーノ様。まずは、殿方としての、身体の仕組みから、お勉強いたしましょうね♡」
エレナさんは、隣に座り直すと、ユーノくんのズボンの上から、その中心にある、まだ小さな膨らみに、そっと手を置きました。そして、右手で優しく、ゆっくりと、刺激し始めたのです。
「このように、優しく、魔力を流すように触れて差し上げることで、殿方の身体は、その内に秘めた力を、目覚めさせていくのですわ♡」
もっともらしい解説をしながらも、エレナさんの心は、それどころではありませんでした。なぜなら、ユーノくんの指が、今度は二本、彼女の聖なる洞窟の中へと、ぬるり、と侵入してきたからです。
「あ゛ッ♡♡あ゛ッ♡♡ん゛、ん゛ぅ゛ッ♡♡」
指が、内壁の敏感なひだを、ぐり、ぐりと抉ります。そのたびに、エレナさんの身体は大きく跳ね、右手の動きが、どうしても疎かになってしまうのでした。
(だめ……♡ お勉強を、教えて差し上げなければならないのに……♡♡♡)
しかし、その思考とは裏腹に、彼女の腰は、もっと深く、もっと激しく指を動かしてほしいと、勝手に、くねくねと蠢いてしまうのでした。その、あまりにも情けない姿を、ユーノくんは、心底楽しそうに見つめていたのです。
「ねえ、おねえちゃん。従順な弟っていうのは、どうすればいいの?」
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