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第35話 復讐者の到来
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私が一夜にして村を建て替えるという趣味の土いじりに没頭してから一週間が過ぎた。
ヴァルハイト領は驚くほどの速さで平穏を取り戻しつつあった。いや、かつてこの土地が経験したことのないほどの豊かな平穏が訪れていた。
食料は私の畑から採れる規格外の作物で有り余るほど。住居は私が土魔法で建てた頑-丈な家々で、もはや隙間風や雨漏りに悩まされる心配はない。領地を脅かしていた魔物たちは、森の主と私が「遊んであげた」日以来、鳴りを潜めている。
まさしく理想郷の始まりだった。
そして私のスローライフもまた、最高の形で軌道に乗っていた。
「んー、いいお天気」
私は城のバルコニーに置いたお気に入りの椅子に深く腰掛け、大きく伸びをした。
鉛色の雲が嘘のように晴れ渡り、空はどこまでも青い。眼下に広がる自分の領地を眺めながら淹れたてのハーブティーをすする。これが私の夢だった。
足元ではシロが気持ちよさそうに昼寝をしている。そのもふもふの背中を撫でると、グルグルと満足そうな喉鳴りが聞こえてきた。
ゼノは城の修復作業と並行して、何やら村のインフラ整備計画なるものを進めているらしい。用水路の整備だの街道の舗装だの、聞いているだけで面倒そうなことばかりだが、彼が楽しそうなので放っておくことにした。
全てが完璧だった。
もう、私の平穏を脅かすものは何もない。
私は心からそう信じきっていた。
その穏やかな日常の裏で、新たな嵐の目が静かにこの地へと近づいていることなど知る由もなかった。
その頃、遥か南のアストライア王国、王都。
国王アルフォンスと宰相は玉座の間で密談を交わしていた。議題は、もちろん北の辺境に追いやった『厄災』、アシュリー・フォン・ヴァルハイトについてだ。
「……北からの報告は、まだか」
国王が疲れた声で尋ねる。
「は。今のところ、特異な動きはない、と。ただ……」
宰相は苦々しい表情で言葉を濁した。
「ただ、何だ」
「ヴァルハイト領へ向かう商人の数が僅かですが増えている模様です。彼らが持ち帰る噂によれば、北の果てに『魔物も飢えもない、奇跡の村がある』と……」
「馬鹿な。あの不毛の地で、一体何が起きているというのだ」
国王は眉をひそめた。アシュリーが辺境に追いやられてからまだ一月も経っていない。そんな短期間で土地が様変わりするなどありえない。
だが、あの少女ならば。常識を超えた力を持つ、あの悪魔ならば。
ありえない、と断言できないのが恐ろしかった。
「……監視役を送らねばなるまい。ただの密偵では彼女の力の前に塵と化すのが関の山。それ相応の実力と、そして何より彼女に屈しない強い意志を持つ者が必要だ」
国王の言葉に、宰相は待っていましたとばかりに頷いた。
「陛下。その任に、うってつけの男がおります」
「ほう。誰だ」
「名は、バルドル。かつてアシュリー嬢に滅ぼされた五カ国の一つ、軍事国家グリモリアの元騎士団長にございます」
その名を聞き、国王の目にわずかな光が宿った。
グリモリアの『鉄腕バルドル』。その武勇は大陸中に知れ渡っていた。彼が率いる騎士団は鉄壁の守りを誇り、一度も敗北を知らなかったという。
その彼が、なぜ今、この国に。
「彼はグリモリア滅亡の生き残りにございます。王も、家族も、全ての同胞をアシュリー嬢に奪われ、ただ復讐のためだけに生き長らえている男。彼ならばアシュリー嬢の甘言や威圧に屈することなく、その役目を果たしましょう。監視役として、そして……」
宰相はそこで言葉を切り、その目に昏い光を宿らせた。
「……隙あらば、災厄を討ち滅ぼす我らが刃として」
国王はしばらく沈黙した。
それは毒を以て毒を制す、危険な賭けだった。だが、他に選択肢はない。
「……よかろう。その男に会わせよ」
こうして一人の復讐者が王家の密命を帯びて、北の地へと送り込まれることが決定した。
彼の心に燃え盛る憎悪の炎が、アシュリーの築き上げた平穏を焼き尽くすための最も効果的な切り札になると、誰もが信じて疑わなかった。
バルドルは雪混じりの冷たい風が吹き付ける街道を、黙々と北へ向かっていた。
身なりは着のいい服を失った流れ者の傭兵といったところか。だが、そのぼろ布の下に隠された身体は鋼のように鍛え上げられ、その鋭い鷲のような瞳は歴戦の強者だけが持つ光を放っていた。
彼の脳裏には数年前のあの日の光景が、今も鮮明に焼き付いている。
鉄壁を誇ったグリモリアの城壁が、まるで砂の城のように崩れ落ちていく様。
天から降り注ぐ無数の炎と雷。
そしてその地獄の中心で、血のように赤い髪をなびかせ、まるで舞踏でも踊るかのように楽しげに破壊を振りまいていた一人の少女の姿。
アシュリー・フォン・ヴァルハイト。
彼の全てを奪った、悪魔。
(……必ず、この手で)
バルドルは腰に下げた長剣の柄を、強く握りしめた。これはグリモリア王家から賜った宝剣だ。今は彼の復讐心の象徴となっていた。
やがて長い旅の果てに、彼はヴァルハイト領の入り口を示す古い石碑にたどり着いた。
石碑から先は地獄が広がっているはずだった。
魔物の咆哮が響き渡り、瘴気が渦巻く死の大地。それが彼が思い描いていた光景。
しかし、彼の目の前に広がっていたのは全く異なる景色だった。
空気はどこか澄んでいる。
不気味な魔物の気配はなく、代わりに遠くから人々の楽しげな声や槌音が聞こえてくる。
そして何よりも異常なのは、麓に見える村の姿だった。
まるでおとぎ話の挿絵から抜け出してきたかのような、美しく堅牢な家々が整然と立ち並んでいる。
「……なんだ、これは」
バルドルは眉をひそめた。
斥候の報告とはあまりにも違いすぎる。これは一体どういうことだ。
彼は警戒心を最大限に高めながら身分を偽り、難民を装って村へと足を踏み入れた。
村人たちは見慣れぬ彼の姿に一瞬警戒の色を見せたが、彼が食料を求めている流れ者だと知るとあっさりその警戒を解いた。
「旅の者かい。腹が減ってるなら、これを食うといい」
一人の男が気前よく、焼きたてのパンとスープを差し出してきた。パンは岩のように巨大なジャガイモから作ったものらしく、ずっしりと重い。
バルドルは戸惑いながらも、それを受け取った。
「……なぜ、見ず知らずの俺に、ここまでする」
彼の問いに男はにかりと笑って答えた。
「アシュリー様の教えでな。『困っている者がいたら、分かち合え』って。食いもんは、有り余るほどあるんだ。遠慮はいらねえよ」
アシュリー。
その名を聞き、バルドルの全身に緊張が走った。
彼は平静を装いながら探りを入れるように尋ねた。
「アシュリー……。この土地の領主か。噂に聞く『紅姫』とは、ずいぶんと違うようだな」
その言葉を聞いた瞬間、男の顔から笑顔が消えた。そして彼の周りにいた村人たちも一斉にバルドルを睨みつけた。その目には神聖なものを汚されたかのような、静かな怒りが宿っていた。
「……あんた、よそ者だな」
男が低い声で言った。
「その御名を軽々しく口にするんじゃねえ。あのお方は我らを飢えと絶望から救ってくださった、慈悲深き女神様だ。豊穣の女神、アシュリー様と敬意を込めてお呼びしな」
女神?
バルドルは耳を疑った。
虐殺の化身が、女神だと?
彼は村人たちが何かの魔術で洗脳されているのだと直感した。これはアシュリーが築き上げた巧妙な偽りの楽園なのだ。
「……そうか。それは、失礼した」
バルドルは深々と頭を下げて謝罪した。今は事を荒立てる時ではない。
彼は差し出された食事を黙って受け取ると、村の外れへと向かった。
そして岩陰に身を隠し、村の背後にそびえ立つ禍々しい古城を睨みつけた。
あの城に、悪魔はいる。
村人たちを騙し、偽りの平和を演出しながら次なる破壊計画を練っているに違いない。
(……惑わされるな、俺)
バルドルは自らに言い聞かせた。
どんな善人の仮面を被っていようとも彼女が俺の故郷を滅ぼした事実は変わらない。
俺は、この目で真実を確かめる。
そして必ずや、あの悪魔の化けの皮を剥ぎ同胞たちの無念を晴らすのだ。
復讐の騎士は静かに牙を研ぎながら、潜入の機会を窺い始めた。
彼の存在がこの偽りの楽園に、やがて本物の血を流すことになるだろうと彼はまだ信じて疑わなかった。
ヴァルハイト領は驚くほどの速さで平穏を取り戻しつつあった。いや、かつてこの土地が経験したことのないほどの豊かな平穏が訪れていた。
食料は私の畑から採れる規格外の作物で有り余るほど。住居は私が土魔法で建てた頑-丈な家々で、もはや隙間風や雨漏りに悩まされる心配はない。領地を脅かしていた魔物たちは、森の主と私が「遊んであげた」日以来、鳴りを潜めている。
まさしく理想郷の始まりだった。
そして私のスローライフもまた、最高の形で軌道に乗っていた。
「んー、いいお天気」
私は城のバルコニーに置いたお気に入りの椅子に深く腰掛け、大きく伸びをした。
鉛色の雲が嘘のように晴れ渡り、空はどこまでも青い。眼下に広がる自分の領地を眺めながら淹れたてのハーブティーをすする。これが私の夢だった。
足元ではシロが気持ちよさそうに昼寝をしている。そのもふもふの背中を撫でると、グルグルと満足そうな喉鳴りが聞こえてきた。
ゼノは城の修復作業と並行して、何やら村のインフラ整備計画なるものを進めているらしい。用水路の整備だの街道の舗装だの、聞いているだけで面倒そうなことばかりだが、彼が楽しそうなので放っておくことにした。
全てが完璧だった。
もう、私の平穏を脅かすものは何もない。
私は心からそう信じきっていた。
その穏やかな日常の裏で、新たな嵐の目が静かにこの地へと近づいていることなど知る由もなかった。
その頃、遥か南のアストライア王国、王都。
国王アルフォンスと宰相は玉座の間で密談を交わしていた。議題は、もちろん北の辺境に追いやった『厄災』、アシュリー・フォン・ヴァルハイトについてだ。
「……北からの報告は、まだか」
国王が疲れた声で尋ねる。
「は。今のところ、特異な動きはない、と。ただ……」
宰相は苦々しい表情で言葉を濁した。
「ただ、何だ」
「ヴァルハイト領へ向かう商人の数が僅かですが増えている模様です。彼らが持ち帰る噂によれば、北の果てに『魔物も飢えもない、奇跡の村がある』と……」
「馬鹿な。あの不毛の地で、一体何が起きているというのだ」
国王は眉をひそめた。アシュリーが辺境に追いやられてからまだ一月も経っていない。そんな短期間で土地が様変わりするなどありえない。
だが、あの少女ならば。常識を超えた力を持つ、あの悪魔ならば。
ありえない、と断言できないのが恐ろしかった。
「……監視役を送らねばなるまい。ただの密偵では彼女の力の前に塵と化すのが関の山。それ相応の実力と、そして何より彼女に屈しない強い意志を持つ者が必要だ」
国王の言葉に、宰相は待っていましたとばかりに頷いた。
「陛下。その任に、うってつけの男がおります」
「ほう。誰だ」
「名は、バルドル。かつてアシュリー嬢に滅ぼされた五カ国の一つ、軍事国家グリモリアの元騎士団長にございます」
その名を聞き、国王の目にわずかな光が宿った。
グリモリアの『鉄腕バルドル』。その武勇は大陸中に知れ渡っていた。彼が率いる騎士団は鉄壁の守りを誇り、一度も敗北を知らなかったという。
その彼が、なぜ今、この国に。
「彼はグリモリア滅亡の生き残りにございます。王も、家族も、全ての同胞をアシュリー嬢に奪われ、ただ復讐のためだけに生き長らえている男。彼ならばアシュリー嬢の甘言や威圧に屈することなく、その役目を果たしましょう。監視役として、そして……」
宰相はそこで言葉を切り、その目に昏い光を宿らせた。
「……隙あらば、災厄を討ち滅ぼす我らが刃として」
国王はしばらく沈黙した。
それは毒を以て毒を制す、危険な賭けだった。だが、他に選択肢はない。
「……よかろう。その男に会わせよ」
こうして一人の復讐者が王家の密命を帯びて、北の地へと送り込まれることが決定した。
彼の心に燃え盛る憎悪の炎が、アシュリーの築き上げた平穏を焼き尽くすための最も効果的な切り札になると、誰もが信じて疑わなかった。
バルドルは雪混じりの冷たい風が吹き付ける街道を、黙々と北へ向かっていた。
身なりは着のいい服を失った流れ者の傭兵といったところか。だが、そのぼろ布の下に隠された身体は鋼のように鍛え上げられ、その鋭い鷲のような瞳は歴戦の強者だけが持つ光を放っていた。
彼の脳裏には数年前のあの日の光景が、今も鮮明に焼き付いている。
鉄壁を誇ったグリモリアの城壁が、まるで砂の城のように崩れ落ちていく様。
天から降り注ぐ無数の炎と雷。
そしてその地獄の中心で、血のように赤い髪をなびかせ、まるで舞踏でも踊るかのように楽しげに破壊を振りまいていた一人の少女の姿。
アシュリー・フォン・ヴァルハイト。
彼の全てを奪った、悪魔。
(……必ず、この手で)
バルドルは腰に下げた長剣の柄を、強く握りしめた。これはグリモリア王家から賜った宝剣だ。今は彼の復讐心の象徴となっていた。
やがて長い旅の果てに、彼はヴァルハイト領の入り口を示す古い石碑にたどり着いた。
石碑から先は地獄が広がっているはずだった。
魔物の咆哮が響き渡り、瘴気が渦巻く死の大地。それが彼が思い描いていた光景。
しかし、彼の目の前に広がっていたのは全く異なる景色だった。
空気はどこか澄んでいる。
不気味な魔物の気配はなく、代わりに遠くから人々の楽しげな声や槌音が聞こえてくる。
そして何よりも異常なのは、麓に見える村の姿だった。
まるでおとぎ話の挿絵から抜け出してきたかのような、美しく堅牢な家々が整然と立ち並んでいる。
「……なんだ、これは」
バルドルは眉をひそめた。
斥候の報告とはあまりにも違いすぎる。これは一体どういうことだ。
彼は警戒心を最大限に高めながら身分を偽り、難民を装って村へと足を踏み入れた。
村人たちは見慣れぬ彼の姿に一瞬警戒の色を見せたが、彼が食料を求めている流れ者だと知るとあっさりその警戒を解いた。
「旅の者かい。腹が減ってるなら、これを食うといい」
一人の男が気前よく、焼きたてのパンとスープを差し出してきた。パンは岩のように巨大なジャガイモから作ったものらしく、ずっしりと重い。
バルドルは戸惑いながらも、それを受け取った。
「……なぜ、見ず知らずの俺に、ここまでする」
彼の問いに男はにかりと笑って答えた。
「アシュリー様の教えでな。『困っている者がいたら、分かち合え』って。食いもんは、有り余るほどあるんだ。遠慮はいらねえよ」
アシュリー。
その名を聞き、バルドルの全身に緊張が走った。
彼は平静を装いながら探りを入れるように尋ねた。
「アシュリー……。この土地の領主か。噂に聞く『紅姫』とは、ずいぶんと違うようだな」
その言葉を聞いた瞬間、男の顔から笑顔が消えた。そして彼の周りにいた村人たちも一斉にバルドルを睨みつけた。その目には神聖なものを汚されたかのような、静かな怒りが宿っていた。
「……あんた、よそ者だな」
男が低い声で言った。
「その御名を軽々しく口にするんじゃねえ。あのお方は我らを飢えと絶望から救ってくださった、慈悲深き女神様だ。豊穣の女神、アシュリー様と敬意を込めてお呼びしな」
女神?
バルドルは耳を疑った。
虐殺の化身が、女神だと?
彼は村人たちが何かの魔術で洗脳されているのだと直感した。これはアシュリーが築き上げた巧妙な偽りの楽園なのだ。
「……そうか。それは、失礼した」
バルドルは深々と頭を下げて謝罪した。今は事を荒立てる時ではない。
彼は差し出された食事を黙って受け取ると、村の外れへと向かった。
そして岩陰に身を隠し、村の背後にそびえ立つ禍々しい古城を睨みつけた。
あの城に、悪魔はいる。
村人たちを騙し、偽りの平和を演出しながら次なる破壊計画を練っているに違いない。
(……惑わされるな、俺)
バルドルは自らに言い聞かせた。
どんな善人の仮面を被っていようとも彼女が俺の故郷を滅ぼした事実は変わらない。
俺は、この目で真実を確かめる。
そして必ずや、あの悪魔の化けの皮を剥ぎ同胞たちの無念を晴らすのだ。
復讐の騎士は静かに牙を研ぎながら、潜入の機会を窺い始めた。
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