37 / 72
第36話 魂の同期、温かい絆
しおりを挟む
大地の封印を突破した先は、驚くほど穏やかな空間だった。
それまで俺たちを苛んでいた、空間の歪みや法則の乱れは嘘のように消え失せ、壁や床を構成する魔力の結晶体は、静かで、優しい光を放っている。まるで、長い間、苦しみ続けていた精霊たちが、ルナの祈りと俺のデバッグによって解放され、安らぎを取り戻したかのようだった。
「……すごい。空気が、澄んでる……」
フレアが、深呼吸をしながら感嘆の声を上げた。
「大地の精霊たちが、喜んでいます。そして……カイト様に、感謝を伝えています」
ルナは、少し頬を赤らめながら、俺の顔を見上げた。彼女と俺の間には、今、言葉にしなくても伝わる、不思議な繋がりが生まれていた。魂の回線(チャネル)が、まだ微かに開いているような感覚。彼女が何を感じ、何を思っているのかが、断片的に、しかし温かい感情として、俺の心に流れ込んでくる。
俺は、新たに覚醒した力【ワールド・エディタ】の感覚を、確かめるように自分の手を見つめた。
これまで、俺の力は、既存の情報を『解析』し、その欠陥を『修正』するものだった。だが、今は違う。もっと能動的に、世界の法則に『編集』を加え、新しい事象を『創造』することさえできる。それは、神にも等しい、あまりにも強大で、危険な力だった。
(この力は、慎重に使わなければ……。一歩間違えれば、俺自身が、この世界のバグになりかねない)
俺は、自らに強く言い聞かせた。
しばらく、光の回廊を進んだ後、俺たちは休憩を取ることにした。
「ふう、ちょっと疲れたな。なあカイト、ここらで一休みしようぜ」
「そうだな。少し休もう」
俺たちが腰を下ろすと、フレアは「よし、俺はちょっと先の様子を見てくるぜ!」と、気を利かせたのか、あるいはじっとしていられない性分なのか、すぐに立ち上がって回廊の奥へと走り去っていった。
その背中を見送りながら、俺は苦笑した。あいつなりに、俺とルナを二人きりにしてくれたのかもしれない。
静寂が、俺とルナの間に訪れた。
だが、それは気まずいものではなく、むしろ、心地の良い、満たされた沈黙だった。
先に口を開いたのは、ルナだった。
「……あの、カイト様」
彼女は、少し恥ずかしそうに、俯きながらも、俺のローブの袖を、きゅっと掴んだ。
「先程は、その……ありがとうございました。わたくしの魂が、汚染されそうになった時、カイト様が、その御身の危険も顧みず、助けに入ってくださって……」
「気にするな。仲間が苦しんでるのを、黙って見てるなんて、できるはずがないだろう」
「ですが……」
彼女は、顔を上げた。その碧い瞳は、熱っぽく潤んでいて、まっすぐに俺の心を射抜いてくる。
「わたくし……あなたの心に、触れました。とても、温かくて……優しくて……。そして、少しだけ、寂しそうな……あなたの魂の、全てを感じました」
魂の同期(シンクロ)は、彼女の心だけでなく、俺の心も、彼女に開示してしまっていたらしい。ブラック企業で摩耗し、異世界で追放された、俺の心の奥底に沈殿していた孤独や、諦念。そんな、誰にも見せたことのない部分まで、彼女は見てしまったのだ。
「……恥ずかしいところを、見せたな」
俺は、照れ隠しに、そっぽを向いた。
だが、ルナは、静かに首を振った。
「いいえ。嬉しかったのです」
彼女は、俺の手に、そっと自分の手を重ねた。ひんやりとしているが、確かな温もりが、そこにはあった。
「あなたの弱さも、痛みも、全てを知ることができて……。そして、そんなあなたの心を、わたくしへの想いが、満たしてくれていることも、感じることができて……。わたくしは、世界で一番の、幸せ者です」
奴隷として、全てを奪われた絶望。
カイトに救われた、生まれ変わるような喜び。
そして、共に旅をする中で育まれた、穏やかで、しかし、どうしようもなく深い、愛情。
彼女の純粋な想いが、言葉にしなくても、奔流のように、俺の心に流れ込んでくる。
俺は、もう、自分の気持ちから、目を逸らすことはできなかった。
これまで、彼女を「守るべき、大切な仲間」だと思ってきた。だが、違う。それだけじゃない。
彼女の魂の美しさに触れた今、その想いは、もっと明確で、そしてどうしようもなく、愛おしい形をとっていた。
俺は、重ねられた彼女の手に、自分の手を絡め、強く握り返した。
「……俺もだ、ルナ。俺も、君の心に触れて、分かった。君が、どれだけ辛い時間を過ごしてきたか。そして、どれだけ、強く、清らかな魂を持っているか」
「カイト様……」
「だから……もう、君を一人にはしない。俺が、絶対に、君を守る」
俺の言葉に、ルナの瞳から、一筋の涙が、静かに流れ落ちた。だが、それは、悲しみの涙ではなかった。
「……はい」
彼女は、こぼれるような笑みを浮かべた。
「わたくし、もう、カイト様、と呼ぶのは、やめてもよろしいでしょうか?」
「え?」
「もっと……もっと、あなたの、近くにいたいのです。あなたの、本当のお名前を、呼ばせてください」
その、ささやかな、しかし、彼女にとっては、大きな一歩であろう願いに、俺の心臓が、大きく跳ねた。
「……ああ。好きに、呼んでいい」
ルナは、深呼吸を一つすると、まるで、世界で最も大切な宝物の名を口にするかのように、恥ずかしそうに、しかし、はっきりと、呟いた。
「――海斗(かいと)さん」
その響きは、俺の心の、一番柔らかい場所を、優しく、そして強く、揺さぶった。
それは、俺が元の世界で失ってしまった、誰かに名前を呼ばれることの、温かさを思い出させてくれた。
「……ああ」
俺は、それしか、返せなかった。
ルナは、満足そうに微笑むと、俺の肩に、そっと頭を預けてきた。銀色の髪が、俺の頬をくすぐる。甘い、花の香りがした。
「この命が尽きるまで、いえ、尽きた後も……。わたくしの魂は、ずっと、あなたの傍にあります。海斗さん」
「……俺も、お前を、絶対に離さない」
俺たちは、どちらからともなく、顔を寄せた。
互いの吐息が感じられるほどの距離で、見つめ合う。
潤んだ碧い瞳が、俺を映している。
このまま、時間が止まってしまえばいい。そう、本気で思った。
「おーい! お二人さん、イチャついてるところ悪いけど、そろそろ出口が見えてきたぜー!」
その、あまりにも絶妙な、しかし、今は少しだけ恨めしいタイミングで、フレアの元気な声が、回廊の奥から響いてきた。
俺とルナは、弾かれたように、慌てて身体を離した。互いの顔は、きっと、リンゴのように赤くなっているだろう。
やがて、戻ってきたフレアは、そんな俺たちの様子を見て、ニヤニヤと意地悪く笑った。
「へえ、なんか、雰囲気変わったじゃねえか、お二人さん。ま、詳しいことは、野暮だから聞かねえけどな!」
彼女は、そう言うと、俺の背中を、いつもより少しだけ、優しく叩いた。
「ほら、行くぜ、相棒! 世界の終わりを、止めに行くだろ?」
「……ああ、そうだな」
俺は、照れを隠すように、立ち上がった。
だが、その心は、これまでになく、温かい力で満ちていた。
守るべき、愛おしい存在。その温もりを、この手に感じながら。
俺は、どんな運命にも、立ち向かっていける。
フレアに促され、俺たちは、再び歩き出した。
回廊の出口からは、魔王領の、不気味だが、しかしどこか静謐な、紫色の光が差し込んでいる。
俺たちの、本当の戦場は、もう、目の前だった。
それまで俺たちを苛んでいた、空間の歪みや法則の乱れは嘘のように消え失せ、壁や床を構成する魔力の結晶体は、静かで、優しい光を放っている。まるで、長い間、苦しみ続けていた精霊たちが、ルナの祈りと俺のデバッグによって解放され、安らぎを取り戻したかのようだった。
「……すごい。空気が、澄んでる……」
フレアが、深呼吸をしながら感嘆の声を上げた。
「大地の精霊たちが、喜んでいます。そして……カイト様に、感謝を伝えています」
ルナは、少し頬を赤らめながら、俺の顔を見上げた。彼女と俺の間には、今、言葉にしなくても伝わる、不思議な繋がりが生まれていた。魂の回線(チャネル)が、まだ微かに開いているような感覚。彼女が何を感じ、何を思っているのかが、断片的に、しかし温かい感情として、俺の心に流れ込んでくる。
俺は、新たに覚醒した力【ワールド・エディタ】の感覚を、確かめるように自分の手を見つめた。
これまで、俺の力は、既存の情報を『解析』し、その欠陥を『修正』するものだった。だが、今は違う。もっと能動的に、世界の法則に『編集』を加え、新しい事象を『創造』することさえできる。それは、神にも等しい、あまりにも強大で、危険な力だった。
(この力は、慎重に使わなければ……。一歩間違えれば、俺自身が、この世界のバグになりかねない)
俺は、自らに強く言い聞かせた。
しばらく、光の回廊を進んだ後、俺たちは休憩を取ることにした。
「ふう、ちょっと疲れたな。なあカイト、ここらで一休みしようぜ」
「そうだな。少し休もう」
俺たちが腰を下ろすと、フレアは「よし、俺はちょっと先の様子を見てくるぜ!」と、気を利かせたのか、あるいはじっとしていられない性分なのか、すぐに立ち上がって回廊の奥へと走り去っていった。
その背中を見送りながら、俺は苦笑した。あいつなりに、俺とルナを二人きりにしてくれたのかもしれない。
静寂が、俺とルナの間に訪れた。
だが、それは気まずいものではなく、むしろ、心地の良い、満たされた沈黙だった。
先に口を開いたのは、ルナだった。
「……あの、カイト様」
彼女は、少し恥ずかしそうに、俯きながらも、俺のローブの袖を、きゅっと掴んだ。
「先程は、その……ありがとうございました。わたくしの魂が、汚染されそうになった時、カイト様が、その御身の危険も顧みず、助けに入ってくださって……」
「気にするな。仲間が苦しんでるのを、黙って見てるなんて、できるはずがないだろう」
「ですが……」
彼女は、顔を上げた。その碧い瞳は、熱っぽく潤んでいて、まっすぐに俺の心を射抜いてくる。
「わたくし……あなたの心に、触れました。とても、温かくて……優しくて……。そして、少しだけ、寂しそうな……あなたの魂の、全てを感じました」
魂の同期(シンクロ)は、彼女の心だけでなく、俺の心も、彼女に開示してしまっていたらしい。ブラック企業で摩耗し、異世界で追放された、俺の心の奥底に沈殿していた孤独や、諦念。そんな、誰にも見せたことのない部分まで、彼女は見てしまったのだ。
「……恥ずかしいところを、見せたな」
俺は、照れ隠しに、そっぽを向いた。
だが、ルナは、静かに首を振った。
「いいえ。嬉しかったのです」
彼女は、俺の手に、そっと自分の手を重ねた。ひんやりとしているが、確かな温もりが、そこにはあった。
「あなたの弱さも、痛みも、全てを知ることができて……。そして、そんなあなたの心を、わたくしへの想いが、満たしてくれていることも、感じることができて……。わたくしは、世界で一番の、幸せ者です」
奴隷として、全てを奪われた絶望。
カイトに救われた、生まれ変わるような喜び。
そして、共に旅をする中で育まれた、穏やかで、しかし、どうしようもなく深い、愛情。
彼女の純粋な想いが、言葉にしなくても、奔流のように、俺の心に流れ込んでくる。
俺は、もう、自分の気持ちから、目を逸らすことはできなかった。
これまで、彼女を「守るべき、大切な仲間」だと思ってきた。だが、違う。それだけじゃない。
彼女の魂の美しさに触れた今、その想いは、もっと明確で、そしてどうしようもなく、愛おしい形をとっていた。
俺は、重ねられた彼女の手に、自分の手を絡め、強く握り返した。
「……俺もだ、ルナ。俺も、君の心に触れて、分かった。君が、どれだけ辛い時間を過ごしてきたか。そして、どれだけ、強く、清らかな魂を持っているか」
「カイト様……」
「だから……もう、君を一人にはしない。俺が、絶対に、君を守る」
俺の言葉に、ルナの瞳から、一筋の涙が、静かに流れ落ちた。だが、それは、悲しみの涙ではなかった。
「……はい」
彼女は、こぼれるような笑みを浮かべた。
「わたくし、もう、カイト様、と呼ぶのは、やめてもよろしいでしょうか?」
「え?」
「もっと……もっと、あなたの、近くにいたいのです。あなたの、本当のお名前を、呼ばせてください」
その、ささやかな、しかし、彼女にとっては、大きな一歩であろう願いに、俺の心臓が、大きく跳ねた。
「……ああ。好きに、呼んでいい」
ルナは、深呼吸を一つすると、まるで、世界で最も大切な宝物の名を口にするかのように、恥ずかしそうに、しかし、はっきりと、呟いた。
「――海斗(かいと)さん」
その響きは、俺の心の、一番柔らかい場所を、優しく、そして強く、揺さぶった。
それは、俺が元の世界で失ってしまった、誰かに名前を呼ばれることの、温かさを思い出させてくれた。
「……ああ」
俺は、それしか、返せなかった。
ルナは、満足そうに微笑むと、俺の肩に、そっと頭を預けてきた。銀色の髪が、俺の頬をくすぐる。甘い、花の香りがした。
「この命が尽きるまで、いえ、尽きた後も……。わたくしの魂は、ずっと、あなたの傍にあります。海斗さん」
「……俺も、お前を、絶対に離さない」
俺たちは、どちらからともなく、顔を寄せた。
互いの吐息が感じられるほどの距離で、見つめ合う。
潤んだ碧い瞳が、俺を映している。
このまま、時間が止まってしまえばいい。そう、本気で思った。
「おーい! お二人さん、イチャついてるところ悪いけど、そろそろ出口が見えてきたぜー!」
その、あまりにも絶妙な、しかし、今は少しだけ恨めしいタイミングで、フレアの元気な声が、回廊の奥から響いてきた。
俺とルナは、弾かれたように、慌てて身体を離した。互いの顔は、きっと、リンゴのように赤くなっているだろう。
やがて、戻ってきたフレアは、そんな俺たちの様子を見て、ニヤニヤと意地悪く笑った。
「へえ、なんか、雰囲気変わったじゃねえか、お二人さん。ま、詳しいことは、野暮だから聞かねえけどな!」
彼女は、そう言うと、俺の背中を、いつもより少しだけ、優しく叩いた。
「ほら、行くぜ、相棒! 世界の終わりを、止めに行くだろ?」
「……ああ、そうだな」
俺は、照れを隠すように、立ち上がった。
だが、その心は、これまでになく、温かい力で満ちていた。
守るべき、愛おしい存在。その温もりを、この手に感じながら。
俺は、どんな運命にも、立ち向かっていける。
フレアに促され、俺たちは、再び歩き出した。
回廊の出口からは、魔王領の、不気味だが、しかしどこか静謐な、紫色の光が差し込んでいる。
俺たちの、本当の戦場は、もう、目の前だった。
46
あなたにおすすめの小説
俺のスキル、説明すると大体笑われるが、そんな他人からの評価なんてどうでもいいわ
ささみやき
ファンタジー
平凡に生きてたはずの俺は、ある日なぜか死んだ。
気づけば真っ白な空間で、美人のお姉さんとご対面。
「転生します? 特典はAかBね」
A:チート付き、記憶なし
B:スキルはガチャ、記憶あり
そんな博打みたいな転生があるかよ……と思いつつ、
記憶を失うのは嫌なのでBを選択。
どうやら行き先の《生界世界》と《冥界世界》は、
魂の循環でつながってるらしいが、
そのバランスが魔王たちのせいでグチャグチャに。
で、なぜか俺がその修復に駆り出されることに。
転生先では仲間ができて、
なんやかんやで魔王の幹部と戦う日々。
でも旅を続けるうちに、
「この世界、なんか裏があるぞ……?」
と気づき始める。
謎の転生、調停者のお姉さんの妙な微笑み、
そして思わせぶりな“世界の秘密”。
死んでからの人生(?)、
どうしてこうなった。
ガチャスキル、変な魔王、怪しい美人。
そんな異世界で右往左往しつつも、
世界の謎に迫っていく、ゆるコメディ転生ファンタジー!
シスターヴレイヴ!~上司に捨て駒にされ会社をクビになり無職ニートになった俺が妹と異世界に飛ばされ妹が勇者になったけど何とか生きてます~
尾山塩之進
ファンタジー
鳴鐘 慧河(なるがね けいが)25歳は上司に捨て駒にされ会社をクビになってしまい世の中に絶望し無職ニートの引き籠りになっていたが、二人の妹、優羽花(ゆうか)と静里菜(せりな)に元気づけられて再起を誓った。
だがその瞬間、妹たち共々『魔力満ちる世界エゾン・レイギス』に異世界召喚されてしまう。
全ての人間を滅ぼそうとうごめく魔族の長、大魔王を倒す星剣の勇者として、セカイを護る精霊に召喚されたのは妹だった。
勇者である妹を討つべく襲い来る魔族たち。
そして慧河より先に異世界召喚されていた慧河の元上司はこの異世界の覇権を狙い暗躍していた。
エゾン・レイギスの人間も一枚岩ではなく、様々な思惑で持って動いている。
これは戦乱渦巻く異世界で、妹たちを護ると一念発起した、勇者ではない只の一人の兄の戦いの物語である。
…その果てに妹ハーレムが作られることになろうとは当人には知るよしも無かった。
妹とは血の繋がりであろうか?
妹とは魂の繋がりである。
兄とは何か?
妹を護る存在である。
かけがいの無い大切な妹たちとのセカイを護る為に戦え!鳴鐘 慧河!戦わなければ護れない!
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
【モブ魂】~ゲームの下っ端ザコキャラに転生したオレ、知識チートで無双したらハーレムできました~なお、妹は激怒している模様
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
よくゲームとかで敵を回復するうざい敵キャラっているだろ?
――――それ、オレなんだわ……。
昔流行ったゲーム『魔剣伝説』の中で、悪事を働く辺境伯の息子……の取り巻きの一人に転生してしまったオレ。
そんなオレには、病に侵された双子の妹がいた。
妹を死なせないために、オレがとった秘策とは――――。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
リメイク先:「視線が合っただけで美少女が俺に溺れる。異世界で最強のハーレムを作って楽に暮らす」
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
帰還勇者の盲愛生活〜異世界で失った仲間たちが現代で蘇り、俺を甘やかしてくる~
キョウキョウ
ファンタジー
普通の会社員だった佐藤隼人(さとうはやと)は、ある日突然異世界に招かれる。
異世界で勇者として10年間を旅して過ごしながら魔王との戦いに決着をつけた隼人。
役目を終えて、彼は異世界に旅立った直後の現代に戻ってきた。
隼人の意識では10年間という月日が流れていたが、こちらでは一瞬の出来事だった。
戻ってきたと実感した直後、彼の体に激痛が走る。
異世界での経験と成長が現代の体に統合される過程で、隼人は1ヶ月間寝込むことに。
まるで生まれ変わるかのような激しい体の変化が続き、思うように動けなくなった。
ようやく落ち着いた頃には無断欠勤により会社をクビになり、それを知った恋人から別れを告げられる。
それでも隼人は現代に戻ってきて、生きられることに感謝する。
次の仕事を見つけて、新しい生活を始めようと前向きになった矢先、とある人物が部屋を訪ねてくる。
その人物とは、異世界で戦友だった者の名を口にする女子高生だった。
「ハヤト様。私たちの世界を救ってくれて、本当にありがとう。今度は、私たちがあなたのことを幸せにします!」
※カクヨムにも掲載中です。
Gランク冒険者のレベル無双〜好き勝手に生きていたら各方面から敵認定されました〜
2nd kanta
ファンタジー
愛する可愛い奥様達の為、俺は理不尽と戦います。
人違いで刺された俺は死ぬ間際に、得体の知れない何者かに異世界に飛ばされた。
そこは、テンプレの勇者召喚の場だった。
しかし召喚された俺の腹にはドスが刺さったままだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる