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第四十二話 騎士団の苦戦
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帝都南方に広がる、オルデン平原。
かつては、のどかな牧草地帯だったその場所は、今や地獄の様相を呈していた。
静寂の森から溢れ出した、おぞましい魔獣の群れ。その数は、千を超えているだろうか。いや、二千か。オークの唸り声、ゴブリンの甲高い奇声、そしてグリフォンの空を裂く咆哮が混じり合い、大地を震わせる不協和音となっていた。
その濁流のような群れの前に、漆黒の壁が立ちはだかる。
ヴァルハイト公爵騎士団。帝国最強と謳われる、精鋭たちだ。
その先頭に立つのは、一人の男。
黒い軍馬に跨り、静かに抜剣したカイン・ド・ヴァルハイト。彼の纏う空気は、絶対零度の刃のように鋭く、張り詰めていた。顔の左半分を覆う痣が、戦場の興奮に呼応するかのように、微かに熱を帯びている。
「……来たか」
カインが、ぽつりと呟いた。
森の闇から、ひときわ巨大な影が飛び出してくる。体長十メートルはあろうかという、サイクロプスだ。その一つ目は、不気味な赤い光を宿している。
尋常ではない。
全ての魔獣の目が、同じように赤く爛々と輝いていた。黒い瘴気のようなオーラが、その身体から立ち上っている。明らかに、何者かによって操られ、凶暴化させられていた。
「臆するな! 我らはヴァルハイトの剣なり!」
隣で、騎士団長ジークハルトが咆哮した。その声が、騎士たちの恐怖を打ち払い、闘志を燃え上がらせる。
「ヴァルハイトに、栄光あれ!」
騎士たちが、鬨の声を上げた。
カインは、静かに右手を天に掲げた。
その指先に、黒い雷光が収束していく。空には暗雲が渦を巻き、世界から音が消えた。
「―――黒雷よ、来たれ」
詠唱ではない。ただの命令。
その一言で、天が裂けた。
凄まじい轟音と共に、漆黒の雷が魔獣の群れのど真ん中に突き刺さる。大地が抉れ、閃光が迸り、数百の魔獣が一瞬にして炭と化した。
カインが振るう、帝国最強の攻撃魔法。それは、戦場の理さえも捻じ曲げる、天災そのものだった。
「全軍、突撃!」
その号令を合図に、漆黒の騎士団が、津波となって魔獣の群れへと殺到した。
鋼と鋼がぶつかる音。肉が裂け、骨が砕ける音。悲鳴と怒号。オルデン平原は、瞬く間に血と鉄の匂いで満たされた。
序盤は、騎士団が優勢だった。
カインの魔法で先制を失った魔獣の群れは、統率を欠いていた。騎士たちは、日頃の訓練の成果を遺憾なく発揮し、次々と敵を屠っていく。ジークハルトは、巨大な戦斧を軽々と振り回し、オークの群れを薙ぎ払っていた。
だが、その均衡は長くは続かなかった。
魔獣たちの動きが、明らかに変わったのだ。
倒しても、倒しても、後から後から、森の奥から新たな群れが湧いてくる。その数は、まるで無限に思えた。
そして、何より厄介だったのは、その異常なまでの凶暴性と、生命力だった。
「ぐあっ!」
若い騎士の一人が、ゴブリンの爪に肩を裂かれた。通常なら、かすり傷程度のはず。だが、傷口は見る間に黒く変色し、騎士は苦痛に顔を歪めて落馬した。
「毒か! ゴブリンが、毒を持つなど……!」
「回復魔法が効きにくい! どうなっているんだ!」
混乱が、前線に広がり始める。
空からは、赤い目を光らせたワイバーンの群れが、急降下してくる。騎士団の魔術師部隊が、防御結界を展開するが、ワイバーンが吐き出す酸の息に、結界がじりじりと蝕まれていった。
「閣下! このままでは!」
ジークハルトが、カインの元へ駆け寄った。彼の顔にも、焦りの色が浮かんでいる。
「敵の数が多すぎます! それに、明らかに何かの力で強化されている。このままでは、こちらの消耗が先に限界を迎えます!」
「分かっている」
カインは、冷静に戦況を見極めていた。彼の魔法は、確かに強力だ。だが、広範囲の魔法を連発すれば、彼の魔力とて無限ではない。呪いが、常に彼の生命力を蝕んでいるのだ。
(……やはり、仕組まれたものか)
このスタンピードは、明らかにヴァルハイト騎士団を消耗させ、帝都の防衛力を削ぐことを目的としている。その背後にいる、黒幕の顔がちらついた。
「ジークハルト、第二部隊を後退させ、負傷者の救護に当たらせろ。第一部隊は、防御陣形を再構築。何としても、このラインを死守するぞ」
「しかし、それでは戦力が……!」
「俺が、穴を埋める」
カインはそれだけ言うと、再び前線へと馬を進めた。
彼は、右手に黒雷を、左手に絶対零度の冷気を宿す。
「―――氷獄」
彼の呟きと共に、大地が凍りついた。数十本の巨大な氷の槍が、地面から突き出し、突撃してきたオーガの群れを串刺しにする。
圧倒的な力。神の如き強さ。
だが、その強さをもってしても、押し寄せる魔獣の波を、完全に押しとどめることはできなかった。
戦いは、泥沼の消耗戦へと突入していく。
その頃、公爵邸のエリアーナは、自室の窓辺で祈るように手を組んでいた。
北翼の窓からは、戦場は見えない。だが、南の空が、時折不気味な赤い光で染まるのが見えた。魔法の閃光だろうか。遠吠えのような、魔獣の咆哮も、風に乗って微かに聞こえてくる。
胸騒ぎが、止まらない。
カインの顔に浮かんだ、一瞬の憂い。それが、不吉な影となって彼女の心にまとわりつく。
(どうか、ご無事で……)
エリアーナは、市場で手に入れた、あの灰色の精霊石を、胸元で強く握りしめた。
その時だった。
握りしめた石が、ほんのわずかに、熱を帯びた。
「え……?」
それは、気のせいなどではない。確かな熱が、彼女の掌に伝わってくる。まるで、遠い戦場で戦うカインの危機に、石が呼応しているかのようだった。
エリアーナの不安は、確信へと変わる。
戦況は、良くない。彼が、苦しんでいる。
自分に何かできることはないのか。ここで、ただ祈っているだけでいいのか。
無力感が、彼女の心を締め付けた。
陽は落ち、戦場は夜の闇に包まれた。
だが、戦いは終わらない。松明の明かりと、魔法の光だけが、地獄の戦場を照らし出している。
騎士たちの動きは、明らかに鈍っていた。疲労は、限界に達している。防御陣形は、少しずつ、だが確実に後退を始めていた。
「持ちこたえろ! 帝都を、民を守るのだ!」
ジークハルトが、声を枯らして檄を飛ばす。だが、その彼の身体にも、無数の傷が刻まれていた。
カインは、馬上から冷徹な目で、絶え間なく続く魔獣の群れを見つめていた。
このままでは、ジリ貧だ。夜が明けるまでに、防衛線は崩壊するだろう。
(……どうする)
彼の脳が、高速で回転する。
この状況を打開するためには、ただ敵を殲滅するだけでは足りない。群れの勢いを断ち切る、何かが必要だ。
森の奥深く。
全ての元凶がいるであろう、その闇を、カインは鋭く睨みつけた。
彼の背後には、疲弊しきった騎士たち。目の前には、無限に湧き出る魔獣の軍勢。
ヴァルハイト公爵カインは、この帝国に来て以来、最大の窮地に立たされていた。
かつては、のどかな牧草地帯だったその場所は、今や地獄の様相を呈していた。
静寂の森から溢れ出した、おぞましい魔獣の群れ。その数は、千を超えているだろうか。いや、二千か。オークの唸り声、ゴブリンの甲高い奇声、そしてグリフォンの空を裂く咆哮が混じり合い、大地を震わせる不協和音となっていた。
その濁流のような群れの前に、漆黒の壁が立ちはだかる。
ヴァルハイト公爵騎士団。帝国最強と謳われる、精鋭たちだ。
その先頭に立つのは、一人の男。
黒い軍馬に跨り、静かに抜剣したカイン・ド・ヴァルハイト。彼の纏う空気は、絶対零度の刃のように鋭く、張り詰めていた。顔の左半分を覆う痣が、戦場の興奮に呼応するかのように、微かに熱を帯びている。
「……来たか」
カインが、ぽつりと呟いた。
森の闇から、ひときわ巨大な影が飛び出してくる。体長十メートルはあろうかという、サイクロプスだ。その一つ目は、不気味な赤い光を宿している。
尋常ではない。
全ての魔獣の目が、同じように赤く爛々と輝いていた。黒い瘴気のようなオーラが、その身体から立ち上っている。明らかに、何者かによって操られ、凶暴化させられていた。
「臆するな! 我らはヴァルハイトの剣なり!」
隣で、騎士団長ジークハルトが咆哮した。その声が、騎士たちの恐怖を打ち払い、闘志を燃え上がらせる。
「ヴァルハイトに、栄光あれ!」
騎士たちが、鬨の声を上げた。
カインは、静かに右手を天に掲げた。
その指先に、黒い雷光が収束していく。空には暗雲が渦を巻き、世界から音が消えた。
「―――黒雷よ、来たれ」
詠唱ではない。ただの命令。
その一言で、天が裂けた。
凄まじい轟音と共に、漆黒の雷が魔獣の群れのど真ん中に突き刺さる。大地が抉れ、閃光が迸り、数百の魔獣が一瞬にして炭と化した。
カインが振るう、帝国最強の攻撃魔法。それは、戦場の理さえも捻じ曲げる、天災そのものだった。
「全軍、突撃!」
その号令を合図に、漆黒の騎士団が、津波となって魔獣の群れへと殺到した。
鋼と鋼がぶつかる音。肉が裂け、骨が砕ける音。悲鳴と怒号。オルデン平原は、瞬く間に血と鉄の匂いで満たされた。
序盤は、騎士団が優勢だった。
カインの魔法で先制を失った魔獣の群れは、統率を欠いていた。騎士たちは、日頃の訓練の成果を遺憾なく発揮し、次々と敵を屠っていく。ジークハルトは、巨大な戦斧を軽々と振り回し、オークの群れを薙ぎ払っていた。
だが、その均衡は長くは続かなかった。
魔獣たちの動きが、明らかに変わったのだ。
倒しても、倒しても、後から後から、森の奥から新たな群れが湧いてくる。その数は、まるで無限に思えた。
そして、何より厄介だったのは、その異常なまでの凶暴性と、生命力だった。
「ぐあっ!」
若い騎士の一人が、ゴブリンの爪に肩を裂かれた。通常なら、かすり傷程度のはず。だが、傷口は見る間に黒く変色し、騎士は苦痛に顔を歪めて落馬した。
「毒か! ゴブリンが、毒を持つなど……!」
「回復魔法が効きにくい! どうなっているんだ!」
混乱が、前線に広がり始める。
空からは、赤い目を光らせたワイバーンの群れが、急降下してくる。騎士団の魔術師部隊が、防御結界を展開するが、ワイバーンが吐き出す酸の息に、結界がじりじりと蝕まれていった。
「閣下! このままでは!」
ジークハルトが、カインの元へ駆け寄った。彼の顔にも、焦りの色が浮かんでいる。
「敵の数が多すぎます! それに、明らかに何かの力で強化されている。このままでは、こちらの消耗が先に限界を迎えます!」
「分かっている」
カインは、冷静に戦況を見極めていた。彼の魔法は、確かに強力だ。だが、広範囲の魔法を連発すれば、彼の魔力とて無限ではない。呪いが、常に彼の生命力を蝕んでいるのだ。
(……やはり、仕組まれたものか)
このスタンピードは、明らかにヴァルハイト騎士団を消耗させ、帝都の防衛力を削ぐことを目的としている。その背後にいる、黒幕の顔がちらついた。
「ジークハルト、第二部隊を後退させ、負傷者の救護に当たらせろ。第一部隊は、防御陣形を再構築。何としても、このラインを死守するぞ」
「しかし、それでは戦力が……!」
「俺が、穴を埋める」
カインはそれだけ言うと、再び前線へと馬を進めた。
彼は、右手に黒雷を、左手に絶対零度の冷気を宿す。
「―――氷獄」
彼の呟きと共に、大地が凍りついた。数十本の巨大な氷の槍が、地面から突き出し、突撃してきたオーガの群れを串刺しにする。
圧倒的な力。神の如き強さ。
だが、その強さをもってしても、押し寄せる魔獣の波を、完全に押しとどめることはできなかった。
戦いは、泥沼の消耗戦へと突入していく。
その頃、公爵邸のエリアーナは、自室の窓辺で祈るように手を組んでいた。
北翼の窓からは、戦場は見えない。だが、南の空が、時折不気味な赤い光で染まるのが見えた。魔法の閃光だろうか。遠吠えのような、魔獣の咆哮も、風に乗って微かに聞こえてくる。
胸騒ぎが、止まらない。
カインの顔に浮かんだ、一瞬の憂い。それが、不吉な影となって彼女の心にまとわりつく。
(どうか、ご無事で……)
エリアーナは、市場で手に入れた、あの灰色の精霊石を、胸元で強く握りしめた。
その時だった。
握りしめた石が、ほんのわずかに、熱を帯びた。
「え……?」
それは、気のせいなどではない。確かな熱が、彼女の掌に伝わってくる。まるで、遠い戦場で戦うカインの危機に、石が呼応しているかのようだった。
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戦況は、良くない。彼が、苦しんでいる。
自分に何かできることはないのか。ここで、ただ祈っているだけでいいのか。
無力感が、彼女の心を締め付けた。
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だが、戦いは終わらない。松明の明かりと、魔法の光だけが、地獄の戦場を照らし出している。
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ジークハルトが、声を枯らして檄を飛ばす。だが、その彼の身体にも、無数の傷が刻まれていた。
カインは、馬上から冷徹な目で、絶え間なく続く魔獣の群れを見つめていた。
このままでは、ジリ貧だ。夜が明けるまでに、防衛線は崩壊するだろう。
(……どうする)
彼の脳が、高速で回転する。
この状況を打開するためには、ただ敵を殲滅するだけでは足りない。群れの勢いを断ち切る、何かが必要だ。
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全ての元凶がいるであろう、その闇を、カインは鋭く睨みつけた。
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