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ダンジョンボス
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「おそらくこの先にボスモンスターがいる。ここから先も更に続くようなら一度引き返してもいいだろう」
そうだな、その場合は一度戻って立て直した方がいいだろう。
そして俺たちはボスモンスターがいるであろう部屋に入った。
「‥‥‥アレがボスモンスターか?」
岩で出来た動く人形‥‥‥ゴーレムだ。ウロウロと歩いている。
「随分とスムーズに歩くもんだなぁ‥‥‥」
「‥‥‥厄介だな。剣もその銃という武器も効きにくいだろう」
セリスは戦況を冷静に分析する、さすがだな。
だがしかし、一つ把握出来ていないようだ。
俺の武器、魔法拳銃改め『岩穿ち』の存在を知らないからな。
「ここはまず俺にやらせてくれ」
近未来的デザインの拳銃、岩穿ちをスチャッと構えて狙いを定め‥‥‥引き金を引く。
ビッッ!!!!
銃口からは光の筋が放たれたように見え、光弾の当たった先のゴーレムには真ん丸い穴が開いていた。
ビッッ!!!!
念の為もう一度放つ。同じようにもう一ヶ所穴が開いた。
「‥‥‥すごい!」
隣で見ていたフルルが思わず呟く。
ゴーレムは動かなくなったが倒せたのだろうか?
「‥‥‥やりましたか!?」
おいティナ、やめろ。フラグを立てるな。
ゴーレムはぐらぐらと揺れ始め、そして倒れた。その後もやはり動かない。
「倒せたみたいだな? 良かった‥‥‥」
「いや、良かった‥‥‥じゃないよ! なんで一撃で倒せるんだよ!?」
セリスに怒られた。
「いや、一撃じゃないぞ、二発撃ったから‥‥‥」
「そういう問題じゃない!! なんなんだ、その武器は!?」
再度怒られた。解せぬ。
「いや、そんな事よりもだ。さっきの完璧な二足歩行を見たか? どうやって動いているのか調べてみようじゃないか!」
「エドガー様、お手伝いします」
ティナはバラけてしまったゴーレムの腕を拾ってきてくれた。早速関節部を見てみる。
「‥‥‥なるほど、複層魔法陣か!」
「な、何をしてるんだ? ダンジョンのボスを倒したんだぞ?」
「え? なんかあるんだっけ?」
「お宝を探すんだろうが!! 何をしにこんなとこまでやって来たと思ってるんだ!?」
セリスにまた怒られた。
「あぁ、そっか。魔導書や魔法陣の類があったら見せてくれ。そっちは任せた」
いまはこっちの方が忙しいからな。ゴーレムを動かす魔法陣なんて初めて見たし。
「じゃああっちはフルルが見繕って来ます」
「頼んだ」
「やれやれ‥‥‥、せっかくダンジョンを踏破したってのにそっちのけかよ」
セリスと三人はため息を吐いた。
そうだな、その場合は一度戻って立て直した方がいいだろう。
そして俺たちはボスモンスターがいるであろう部屋に入った。
「‥‥‥アレがボスモンスターか?」
岩で出来た動く人形‥‥‥ゴーレムだ。ウロウロと歩いている。
「随分とスムーズに歩くもんだなぁ‥‥‥」
「‥‥‥厄介だな。剣もその銃という武器も効きにくいだろう」
セリスは戦況を冷静に分析する、さすがだな。
だがしかし、一つ把握出来ていないようだ。
俺の武器、魔法拳銃改め『岩穿ち』の存在を知らないからな。
「ここはまず俺にやらせてくれ」
近未来的デザインの拳銃、岩穿ちをスチャッと構えて狙いを定め‥‥‥引き金を引く。
ビッッ!!!!
銃口からは光の筋が放たれたように見え、光弾の当たった先のゴーレムには真ん丸い穴が開いていた。
ビッッ!!!!
念の為もう一度放つ。同じようにもう一ヶ所穴が開いた。
「‥‥‥すごい!」
隣で見ていたフルルが思わず呟く。
ゴーレムは動かなくなったが倒せたのだろうか?
「‥‥‥やりましたか!?」
おいティナ、やめろ。フラグを立てるな。
ゴーレムはぐらぐらと揺れ始め、そして倒れた。その後もやはり動かない。
「倒せたみたいだな? 良かった‥‥‥」
「いや、良かった‥‥‥じゃないよ! なんで一撃で倒せるんだよ!?」
セリスに怒られた。
「いや、一撃じゃないぞ、二発撃ったから‥‥‥」
「そういう問題じゃない!! なんなんだ、その武器は!?」
再度怒られた。解せぬ。
「いや、そんな事よりもだ。さっきの完璧な二足歩行を見たか? どうやって動いているのか調べてみようじゃないか!」
「エドガー様、お手伝いします」
ティナはバラけてしまったゴーレムの腕を拾ってきてくれた。早速関節部を見てみる。
「‥‥‥なるほど、複層魔法陣か!」
「な、何をしてるんだ? ダンジョンのボスを倒したんだぞ?」
「え? なんかあるんだっけ?」
「お宝を探すんだろうが!! 何をしにこんなとこまでやって来たと思ってるんだ!?」
セリスにまた怒られた。
「あぁ、そっか。魔導書や魔法陣の類があったら見せてくれ。そっちは任せた」
いまはこっちの方が忙しいからな。ゴーレムを動かす魔法陣なんて初めて見たし。
「じゃああっちはフルルが見繕って来ます」
「頼んだ」
「やれやれ‥‥‥、せっかくダンジョンを踏破したってのにそっちのけかよ」
セリスと三人はため息を吐いた。
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