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王都学院 編
ダンジョン実習②
しおりを挟む実習用ダンジョン2階。
俺はミストサーチでモンスターの警戒をする。今の俺ならこの階の半分は探知出来る。
「あっちにモンスターが二匹で行き止まりだ。こっちが四匹でその先に下り階段がある」
「え?なんでわかるの?」とシャル
「俺の探知魔法」
「すご~い!」
マリアに褒められた。
「ソレが本当ならそっちに行きましょ。ワタシ達も経験積む為に残してもらえる?」
「わかった、警戒に集中しよう」
「どこが雑魚よ!ブラッドウルフじゃない‼︎」
シャルに怒られる。
「え?雑魚だろ?」
「雑魚ではないよね~」
マリアにも訂正された。
「どうしよう、いきなりブラッドウルフか。一匹に引き離したいけど‥‥‥」
「よし、一匹にすれば良いんだな?」
ウォーターバレット三発、で残り一匹になった。ブラッドウルフも何が起きたのかわからない様子でキョロキョロしている。
「よし、一匹にしたぞ!」
「なにかおかしい、なにかおかしい」
クリフがぶつぶつなんか言ってる。お前が言ったんじゃないか、一匹にしろって。
シャルとマリアがブラッドウルフを引きつけてクリフが魔法を撃つ、トドメはシャルの一閃だ。ブラッドウルフが魔石になる。
「お疲れ、良い連携だったな」俺が言うと、
「いや、アナタのはなんか違うわ」とシャル。
「一人で私達の三倍倒してるじゃない?」とマリア。
「僕も連携とは違うと思う」とクリフ。
なんだよ、もう。
ダンジョン3階。少し雰囲気が変わる。2階が迷宮っぽい壁だったのに対して3階は洞窟っぽい。まぁでもやる事は変わりない。ミストサーチだ。
「この先の天井にコウモリが沢山いるな。クリフの魔法で吹き飛ばすのが良さそうだ。クリフ、火属性以外で何か使えそうな魔法は?」
「風の『ウィンドストーム』かな?効果あると良いんだけど」
「クリフ、頑張って」とマリア。
「風の精霊よ、我が願いを聞き届けたまえ。我が魔力を糧にして風の力を授けたまえ。我が名はクリフ•エステラーゼ」
おぉ、詠唱だ、覚えるの大変そうだ。
「風の力よ、ここに顕現せよ。『ウィンドストーム』‼︎」
突如暴風が吹き荒れる。天井にいたコウモリ達が吹き飛ばされ壁や天井に叩きつけられる。
コウモリ達が魔石になっていく。俺は魔石を水の手で拾い集める。
「何よ!ソレ!」
シャルにまた怒られる。
「え?水の手。俺の魔法」
「え?手なの?魔石拾うの?」
マリアも困惑している。
「割と便利だぞ。部屋で遠くの物取ったり出来るし」
「あ、僕は見た事あるよ。最初はやっぱり驚いたけど」
あ、そうだった。驚かれたんだった。ビビり過ぎて部屋から逃げられた事あったっけか。
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