転生の水神様ーー使える魔法は水属性のみだが最強ですーー

芍薬甘草湯

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王都学院 編

ダンジョン上がり

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 初ダンジョン探索が終了した。マントは脱いだ、あれは普通に着ているとダメージ受けるからな。
 ダンジョン前に転移して戻ってきて、今はギルドの酒場で祝勝会だ。俺は呑んではいないぞ、未成年だからな。

「旦那、またお願いするよ、こんなに稼ぎがいいパーティーないからさ」
「ネロ、ウチらはもうパーティーだ、解散などないぞ」
 あ、ローズの口調が外面用になってる。でも二人にはえらく気に入られたようだ。

 ダンジョンでの討伐や収穫の分配についてはローズにお任せした、ローズもナタリー任せになるだろうけど。計算怪しいからな。
 
 翌日は授業を受けて翌々日にギルドに来てみると、サラがテーブルに乗り囲まれている。なんだ?

「現れたるは数えきれないアンデッド、スケルトンソルジャーとゾンビの群れだ、あんたらならどうだ、そう、普通なら逃げ出すだろう。そこで旦那はポーションを取り出してミスト状に‥‥‥」

「待てい!!!!」
思わず突っ込んでしまった。なんで人の技をバラしてくれてんの?

「お、丁度旦那が来たよ、みんな!」
「「「「おお~っ」」」」
 いや、待て。注目されているじゃないか。やめてくれ。

 サラの肩を掴み、
「おい、人の技をペラペラ喋るな」
「いや、みんなに疑われるものだから悔しくてさ。すまねぇ旦那、あちしの事は好きにして良いからさ」
 いや、しないよ。俺の名誉のためとか要らないから。自分達の貢献にしちまえよ。

 詳しく聞いてみるとダンジョン初日でローズの護衛付きとはいえ10階まで行ってフロアボスまで倒して帰ってきたなんて普通なら有り得ないらしい。
 ただし今回は事実で有る、本当か? という事でサラが説明というテイで講釈師の様に話していたところに俺が来たという事らしい。

「旦那の凄さを皆に自慢したくなって‥‥‥」
「ダメだな、それで俺の事を話されては」

「ごめん、旦那。どうしたらいい?」
「口止めしてなかった俺も悪かったが、勝手に話されると色々困るんだ。二度としないで欲しい」
「わかった、ごめん、もうしないよ」
 その日はその後、解散となった。


 その後も学業、ダンジョン探索、魔法訓練と繰り返し俺は15歳になり今年度で卒業を迎える事になった。
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