91 / 171
冒険者 編
新しい仲間
しおりを挟むな、なんだってー!!!!
なんというイベントが発生してしまったのか?
みんなでお風呂に入るだと?
いいのか? 結婚前だぞ?
「ネロは奥手過ぎるわよ、一緒に住んでいるんだから、もう少し興味持ってくれてもいいんじゃない?」
「シャルの言う通り。私達、魅力ないのかなって思っちゃうよ」
「いや、君達、お偉いさん達の娘さんじゃないか。大丈夫なの?」
「お二人がいいのなら私も‥‥‥」
「ウチも参加するニャ」
「あちしも~」
勢揃いだな。あ、そう言えばリヴァイアサンの事伝えた方がいいよな?
「あ、みんな。リヴァイアサンが仲間になったから。よろしくな」
「「「「「‥‥‥‥‥‥」」」」」
あれ?空気が変わった?
冷え込んできた?急激に寒冷化した?
「リヴァイアサンってあの水竜の事?」
「仲間にしちゃったの?」
「リヴァイアサンって伝説の?」
「水竜の王様?」
「水を司る竜の?」
みんな、不安な表情だ。
今回の件を最初から説明した。が、水神様の話を抜きにしては、やはり通じなかった。
「そこで何故、リヴァイアサンが眷属になるとか言い出したのでしょう?」
「そうだニャ、別に理由がないニャ」
「旦那~、なんか隠して無いか?」
うーん、この三人も妻になるのだし、いつまでも隠しておくのも良くないな。よし!
「今まで騒ぎになるとマズイから秘密にしておいたのだが、俺は水神様の祝福を頂いているんだ」
「「「‥‥‥‥‥‥」」」
無言で三人が跪いていく、おい!ヤメロ。
「ネロ様とお呼びしたらよろしいですか?」
「ネロ様、今までの無礼を許して欲しいニャ」
「旦那‥‥‥様、すま‥‥‥、も、申し訳」
「三人とも、やめてくれ。今まで通りにしてくれよ。俺は別に何も変わってないだろう」
「「「でも‥‥‥」」」
「ネロはネロよ、何も変わってないわ。だから態度を変えたりしたらダメよ」
「そうだよ、それよりもネロ、そのリヴァイアサンを私達にも今度紹介してくれる?」
「今でも多分大丈夫だけど、どうする?」
今みんな揃ってるからちょうどいい、都合が悪いならまたの機会でもいいしな。
「別に今でも良いけど、ここそんなスペースないわよ」
「大丈夫だよ、シャル。人形態で召喚するから」
「人?」
「じゃあ呼ぶよ、『召喚!リヴァイアサン!』」
光が集まり、人の形になり、実体化する。
「お呼びですか?主殿」
「「「「「!!!!!」」」」」
「ご苦労様、婚約者を紹介しようと思ってな」
「これはこれは、皆さま可愛らしい方々ですね。初めまして、眷属のリヴァイアサンでございます。お見知り置き下さいませ」
シャルに脇腹をつねられてる。
痛い痛い、地味に痛いよ。
「ちょっと、ネロ!あの美人は誰よ!」
マリアには肘をつねられてる。
だから地味に痛いって!
「さっきの竜と、全然違うじゃん!」
「奥方様達、主殿をお赦し下さいませ。我は奥方様の序列には、一切関係ございませぬ故」
「奥方様って‥‥‥」
「まだ結婚はしてないのに‥‥‥」
シャルとマリアが真っ赤になり、陥落したようだ。リヴァイアサンが認められたのかな?
その後、奥様方五人で話し合いが設けられて、まとまったようだ。
「我はリヴァイアサン、水竜の王にして主殿の眷属にございます。皆様、どうぞ宜しくお願い致します」
「ワタシはシャルロット・ヤーパニー、この国の第八王女です。一応ネロの妻の代表みたいになっております。リヴァイアサン様、アナタをネロの妻として歓迎します」
なんか国と国の代表挨拶みたいになってないか?国交樹立みたいな。
「主殿!可能であれば、我に名前を頂けないでしょうか?」
「ん?リヴァイアサンじゃないのか?」
「それは種族名と言いますか、鳥を鳥、魚を魚と呼ぶのと同じでして。是非、個人名を頂きたいのです」
「なるほど、じゃあそうだな。『リヴィア』
ってのはどうだ?」
「ありがとうございます!力が溢れてくるようでございます!」
「あれ? なんだ、これ? 力が‥‥‥」
逆に俺は力が抜けていく感じが‥‥‥。あ、ダメだ‥‥‥
バタン!!
超久しぶりに、俺は魔力切れを起こし、気絶した。
14
あなたにおすすめの小説
社畜サラリーマン、異世界でパンと魔法の経営革命
遊鷹太
ファンタジー
過労死寸前の30代サラリーマン・佐藤健は、気づけば中世ヨーロッパ風の異世界に転生していた。与えられたのは「発酵魔法」という謎のスキルと、前世の経営知識。転生先は辺境の寒村ベルガルド――飢えと貧困にあえぐ、希望のない場所。「この世界にパンがない…だと?」健は決意する。美味しいパンで、人々を笑顔にしよう。ブラック企業で培った根性と、発酵魔法の可能性。そして何より、人を幸せにしたいという純粋な想い。小さなパン屋から始まった"食の革命"は、やがて王国を、大陸を、世界を変えていく――。笑いあり、涙あり、そして温かい人間ドラマ。仲間たちとの絆、恋の芽生え、強大な敵との戦い。パン一つで世界を救う、心温まる異世界経営ファンタジー。
昭和生まれお局様は、異世界転生いたしましたとさ
蒼あかり
ファンタジー
局田舞子(つぼたまいこ)43歳、独身。
とある事故をきっかけに、彼女は異世界へと転生することになった。
どうしてこんなことになったのか、訳もわからぬままに彼女は異世界に一人放り込まれ、辛い日々を過ごしながら苦悩する毎日......。
など送ることもなく、なんとなく順応しながら、それなりの日々を送って行くのでありました。
そんな彼女の異世界生活と、ほんの少しのラブロマンスっぽい何かを織り交ぜながらすすむ、そんな彼女の生活を覗いてみませんか?
毎日投稿はできないと思います。気長に更新をお待ちください。
明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
俺のスキルが回復魔『法』じゃなくて、回復魔『王』なんですけど?
八神 凪
ファンタジー
ある日、バイト帰りに熱血アニソンを熱唱しながら赤信号を渡り、案の定あっけなくダンプに轢かれて死んだ
『壽命 懸(じゅみょう かける)』
しかし例によって、彼の求める異世界への扉を開くことになる。
だが、女神アウロラの陰謀(という名の嫌がらせ)により、異端な「回復魔王」となって……。
異世界ペンデュース。そこで彼を待ち受ける運命とは?
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
ゲームちっくな異世界でゆるふわ箱庭スローライフを満喫します 〜私の作るアイテムはぜーんぶ特別らしいけどなんで?〜
ことりとりとん
ファンタジー
ゲームっぽいシステム満載の異世界に突然呼ばれたので、のんびり生産ライフを送るつもりが……
この世界の文明レベル、低すぎじゃない!?
私はそんなに凄い人じゃないんですけど!
スキルに頼りすぎて上手くいってない世界で、いつの間にか英雄扱いされてますが、気にせず自分のペースで生きようと思います!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる