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第二部 家庭編
その後
しおりを挟む「ネロくん、どうしたの? 固まってる」
「あう、あう‥‥‥」
「水神様に対するご無礼の数々、この里の長である私の首をもって、どうかご容赦くださいませ!」
「い、らな、い」
「なんかネロくん、麻痺したみたいになっちゃったから、こっちの部屋で治療しようか?」
エルフさん達が数人立ち上がり、固まってる俺を運んでくれた。部屋に入ったら動けるようになった。ありがとう。
「ユラ! お前、水の神様とかそう言うのを、言うんじゃない!」
「えぇー、なんでー? 秘密だったのー?」
「やはり本当なのですね。ネロ様、申し訳ございませんでした」
「長老様、やめてください」
「私の事はカミラと。ユグドラシル様は最初からお気付きだったのですね。私の不徳の致すところでございます」
「そりゃそうだよ。ボクの身体の水分を入れ替えられるなんて、神級の加護持ちだとしても無理だもん」
確かにあの頃では無理だったろうな。
MPは有限だったし‥‥‥。
「確かにあの魔力量はヒューマンで扱えるものではありませんでした。ユグドラシル様のお体の変調にも気付くのが遅くなりましたし、最早、私が長老を務めるべきではありませんね‥‥‥」
「そうかもねー? だからカミラ。長老は誰かに任せて、ボクの枝の世話をしてよ。ネロくんの家に植えるんでしょ?」
「そうだなぁ、その辺に植えるわけにはいかないよなぁ?」
「じゃあ決まり! 一緒に行こう! カミラ!」
「はい、全身全霊をもってお世話させていただきます」
その後は、エルフの里の長老の交代、世界樹が無事に治った快気祝い、俺の歓迎会、感謝祭と色々あった。
「是非またお越しください。ネロ様」
「あー、うん。気が向いたら来ます」
ひと段落ついたので、世界樹の実をもらって帰る事にしたのだ。いっぱいいるとまたテンパるので、見送りは最小限で、と強く希望した。
ミストドアでクリスさんを帝都に送った。
俺の事は秘密にしてもらわなきゃ。
「クリスさん、くれぐれも内密にして下さいよ」
「わかりました」
「その話し方だとバレますよね?」
「‥‥‥わかった」
「それではクリス、元気でやりなさい。たまにはヤーパン国に来なさいね」
「はい、お母様もお元気で」
今度はミストドアを我が家に繋ぐ。
「この魔法は本当に便利ですな」
「でしょう? 行った事ある所にしか行けないけどね」
「ただいまー」
「「「!!!!!!!!」」」
久しぶりの我が家だ。
10日くらいだったけど久しぶりな気がする。
「ネロ様~!!!!」
「おお、ただいま。ヨウコちゃん。どうした?」
帰って来た事に喜んでくれて。
こうやって出迎えてくれて嬉しいなぁ。
「どうした? じゃ、ございませぬ! 着いたら呼んでくれると言うたではありませぬか!!」
あ‥‥‥、ごめん‥‥‥。
マジですっかり忘れてました。
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