転生覚醒が遅すぎたので全力ヒキニートします!

カカオ70

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野菜はそれぞれ100個以上。
料理も20~30個はストックしていた。
それだけでも結構な量になったなあと思っていたのに。

HP回復ポーション(初心者用) 1250
MP回復ポーション(初心者用) 800
世界樹の葉 6
世界樹の雫 3
転職スクロール 8
キューピッドの矢 24
帰還スクロール 68
テレポート水晶のかけら(ランダム)145
ボロのピッケル 30
ボロのつりざお 30
ボロのくまで 30
練り餌 100
ミミズ 100

アイテム録はまだまだ続いている。
スクロールが長くて目が滑るくらいだ。
クエストクリアするたびに、何かをもらったっぽいとは思っていたけれど…確かに、MMORPGってこんな感じで沢山アイテムくれるけど!
怖がってないで、さっさとこっちにくればよかった!

そこでふと、スマホを立ち上げて確認してみた結果。

冒険者レベル:16
職業レベル:2
HP:524/524
MP:12/12
力:35
防:22
魔:0 
早:48
器用:42
職業:猟師
所持金:284,880G

めちゃくちゃステータスが上がっている。
そして、それ以上に大切な…

「給湯器が買えるわ!!!!」

思わず叫んでガッツポーズした私に、サリナとレオンが目を丸くしていた。





「この古めかしい型のシャワー…もう一周回ってオシャレよね」
「古い、ですか?」
「あー…まあ気にしないで!使い方を教えるわよ!」

ドアをくぐると、人が1人で使用するのが限界だな と思う狭いシャワールームだった。
シャワーホースはなく、壁から大きなシャワーヘッドが生えている。
向かって右の壁に棚が造りつけてあり、サリナが管理してくれていた筈の、シャワーとリンス…そしてちゃっかり、サリナが用意してくれた石鹸も並んでいる。
温度を調整するものは、見当たらなかった。
シャワーヘッドの下、肩くらいの高さに大きな金属製の押し込みボタンがあって、それがお湯を出すスイッチのようだ。

「この広さですと、入浴のお手伝いが難しいので、やはり私が…」
「いいから、朝食の後にでも使ってみて!
使いやすさがわかれば、私が1人で使っても文句ないでしょう」

私が1人で入浴するのを渋るので、実際にサリナに使わせておくことにする。
サリナはシャワー室よりも、キッチンの流しでお湯が使えるようになった方を喜んでいた。
お風呂に使っていた桶は、丁度いいので、レオンのトイレに転用する。
肥壺を置いていたあたりに設置した。
捨てるつもりだったボロボロのドレスを引き裂いて、新聞紙がわりにしきつめてある。

「レオン、お前のトイレはここよ。
マーガレット様がご用意くださったのだから、感謝して使いなさい」
「ねえサリナ。
犬に人間の言葉で教えて、意味あるの?」
「レオンは、賢い顔をしています。
きっと大丈夫です。」
「そう…」

レオンにせっせと話しかけているサリナ。
対してレオンは、トイレの使い方を熱弁しているサリナに、困ったように小首を傾げていた。

遅くなったが、朝食を食べながら今日の予定を伝えあった。
令嬢時代を思い出させるやりとりだが、苦しみのない時間…ゆっくり食べられるご飯と、穏やかな空気に包まれていて、それだけで幸せを噛み締められる。

「今日こそ、お肉が食べたいわね。
でも、レオンはこんなに小さいんだもの。
まだ猟犬としては、働けないでしょうね。」
「ワン!」
「本人は出来ると申しておりますよ。
お連れください、お嬢様」
「本当にわかってるみたいに聞こえるから、やめて」

笑いあいながら、お腹いっぱいにご飯を食べる。
焼きたてのパン。
焦がし醤油の香りがたまらない、キャベツのステーキ。
裏ごししたニンジンのスープ。
デザートに、甘く煮たトマトが出てきた。
甘いトマト!?と思ったが、これがまた美味しかったのだった。
半透明に透き通った甘く煮たトマトは、柔らかいゼリーのような食感。
蜂蜜の香りが何故かマッチしていて、冷蔵庫でキンキンに冷やしたら、絶品だったと思われる。
冷蔵庫はまだない。
お庭ゲームでもらえた気がするので、のんびり待つことにする。
レオンの餌に関しては、犬は肉しか食べないのでは?と思っていたが、サリナがイチゴを与えたら喜んで食べていた。
犬って食べるんだ、イチゴとか…。
それとも、スマホ産だからなの?




「それでは、お湯をいただいてまいります。」
「はーい。ゆっくり入ってらっしゃいな」

シャワールームに消えるサリナを、手を振って見送って、囚人クエストを立ち上げる。

「ん?…なに、この機能、もしかして昨夜サリナに触らせたから?」

現実のレオンは、足元に丸まってスヤスヤ眠り始めている。
サリナはシャワーを浴びている。
だがゲームの中で、彼女たちは私のパーティメンバーになっていた。

名前:サリナ・ローズライト
職業レベル:17
称号:マーガレット専用侍女
HP:18/18
MP:0/0 
力:3
防:3
魔:0 
早:4
器用:50
職業:侍女

名前:レオン
HP:14/14
MP:8/8
力:2
防:2
魔:0 
早:15
器用:2
職業:猟犬

2人は自動狩りのような状態で、私についてくる。
1人より2人、2人より3人。当然、狩りの難易度が低下したに違いない。
2人とも、初期値が私の倍以上ある。
私、子犬以下だったの…と地味に落ち込みながら、2人を冒険ギルドに連れて行き、冒険者登録しておいた。
お供キャラは、クエストなしで職業選択が出来るようだ。
せっかく職業レベルが17まで上がっているのに申し訳ないが、冒険に有利なようにサリナは聖職者にした。
称号も侍女となっていたし、サリナにバレても問題はないと思いたい。
レオンは選択出来なかった。
というわけで、冒険者登録後の2人のステータスは、こちら。

名前:サリナ・ローズライト
冒険レベル:1
職業レベル:1
HP:28/28
MP:12/12
力:3
防:3
魔:1
早:4
器用:50
職業:聖職者

名前:レオン
冒険レベル:1
HP:24/24
MP:18/18
力:2
防:2
魔:0 
早:30
器用:2
職業:猟犬

一方、クエスト欄は、メインクエスト・サブクエストが複数・デイリークエストが複数・職業クエスト、とパンクしそうな数に膨れ上がっている。
色々と気になるところだが、まずはお肉だ。
私は早速、職業クエストである弓作成を完了して、狩りの練習クエストへと突入したのだった。


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