牡丹一華

ルリ

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梨奈

私は恋をした

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唐突ながら、私は恋をしたようだ。

いや、もしかしたら友情を勘違いしてるだけかもしれないけど。

すごく美月の事が気にかかって仕方ない。

なんか美月が他の人と喋ってるのが少しイラつく。
私も話したいけどなって思いながら教室に戻る。

授業中もなんか妄想が膨らむ。
目を閉じて妄想してる間に部活の疲れが来て寝ちゃうけど。ダメだけど。

とにかく凄く好きだ。

もうあなたの事以外考えられないの、みたいな少女漫画のよくある台詞が分かるレベル。

でも美月は相変わらず気付いてないようで。
私の感情だいたい分かるくせにね。なんで恋愛には疎いんだよ。

部活に行くと美月はやっぱり他の人と話しまくる。いや、確かに次期部長だし、後輩もいるしでそりゃ話すんだろうけどさ。

もっと話したい、なんて願望を持ちながら基礎練を始める私。

ほぼ無心で基礎練終わらせていつもの練習始めるとたまに現れる美月に心をちょっと奪われつつも一応真面目に個人練。

そんなんしてたらいつの間にか部活が終わってて、あれやこれやしてたらいつの間にか家。

でも家に帰ったらLIKEで美月と話せる。どんなしょうもない事だって。

そんな事を繰り返しててなんか辛いけどいいかなって思い始めたぐらい美月に惚れた。

「付き合えないかな」

なんて口の中で呟いてみる。どうせ届かないんでしょうが。

好きなんだけど、なぁ。
「恋人欲しい」って話の度に。
「告白されたい」って話の度に。

『私じゃだめ?』って言いたくなるよね。
堪えてる自分なかなかすごいと思う。

というわけで気づいてよ美月さん。
いやまあ気付かなくてもこっちが勇気出せばいいんだろうけどね。勇気でない。
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