廃滅の世界を今日も歩く

わだち

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とりあえずはじまりはじまり

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「お父様が消えた。」、その言葉を聞いたのは一体何年前だっただろう。確か10年、いや15年だったかな?あぁ、駄目だ思い出せない。もういいやめんどくさい。ていうか俺にシリアス展開とか無理だわ、もうざっくりでいいや。俺はバティスタ・カードル、魔術師だ。成績優秀、先生への媚びへつらいもお手の物。まさにエリート街道まっしぐら。まさに「俺の人生薔薇色だ~。」って感じだ。ただ一つ問題がある。それは冒頭で言っていた、親父が消えてしまったせいで仕事を引き継がなくては行けない事。これがまためんどくさい。なんで親父はこんなめんどくさい事やってたんだろ。マゾかよ。だがしかし!そんな俺を神は見捨てなかった!それは親父の書斎で遺書が見つかったのだ。その遺書には親父がどこに居るかが書かれていた。待ってろよ親父、今すぐ見つけだしてやるからなー(棒)。
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