【完結】混血の狼少女は厳格な騎士団長に溺愛される

宵乃凪

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二章

騎士団の役割②

 報告のあった地区へと二人が辿り着いた時には、既に辺りは夕暮れに包まれ始めていた。レオネルの指示で、ユーフォリアは彼と共に周囲の情報収集にあたる。騎士団へと上がってきた報告は、犯罪やその犯人を確証づけるようなものではなく、下調べと裏取りがこの日の目的だった。
「お話しを聞かせて頂き、ありがとうございました、店主殿」
 また一つ情報を仕入れて、ユーフォリアが露店の商人に頭を下げる。白髪混じりの壮年の男はひらひらと少し居心地悪そうに手を振った。
「どうせ暇してたんだ、構わねぇよ。それにしたって、王国騎士団様には女の隊士も出てきたんだな。俺もこの辺りに店出して長いが、嬢ちゃんみてぇのは初めてだ。くれぐれも綺麗な顔につまんねぇ傷作るんじゃねぇぞ。ああ、そういや一昨日仕入れた香薬が、あんたみてぇな若い女にぴったりで――」
「すまない、店主殿。仕事の途中なもので、買い物はまた後日に」
 商人の長話を察したレオネルが、そう遮るように返答し、ユーフォリアの腕を掴んでその場を歩き去る。商い口や世間話にまで律儀に乗っていては、明日になっても聞き取りが終わらない、とそう軽く叱責を受け、ユーフォリアは短く謝罪を返した。
 数軒目の露店を後にして、ひとまず入手した情報を整理するために人混みを避けて移動したところで、ふと服の裾を軽く引かれたように感じ、ユーフォリアは視線を落とす。隊服を掴んでいるのは、十にも満たないであろう少女だった。
「どうしましたか?」
 その場にしゃがみ、そう問うユーフォリアの眼前に、ずいと一輪の花が突き出される。鼻先をくすぐる花弁の感触と、少し甘いような香りに、ユーフォリアはくしゃみを堪えて少し身を引き、首を傾げた。
「お花、買ってくれない?」
 その問いに、ユーフォリアはようやく少女が花売りであり、自分に商売をしに来たのだと気がつく。仕事中だと断ろうとして、ふと屋敷にはこのようなものがよく飾ってあったなと思い出した。ちら、と頭上のレオネルの表情を伺うと、彼の視線は、好きにしろ、と言っているように感じられる。値段を聞くと、この国の最小単位の通貨一枚だった。
「じゃあ、一つ」
「ありがとう! あのね、大事な人にあげてね!」
「……人にあげたら、喜ぶもの、ですか?」
 ユーフォリアがそう聞くと、少女は大きく頷いた。そういえば、以前に勉強のために読んだ伽噺では、贈り物として度々花が登場していたように思う。そういうものか、とユーフォリアは頷き、屋敷にいる人間の数を頭の中で数えて、さらに何本かの花を注文すると、少女は一層嬉しそうに笑った。
「いっぱい買ってくれてありがとう、お姉ちゃん!」
 そう言って駆けていく少女を見送り、ユーフォリアは花を手にして振り返る。レオネルがすっかり呆れた表情でこちらを見ていた。
「で、それだけ花抱えて、仕事はどうするつもりだよ」
「えっと……柄のところに上手くしまっておく」
 ごそごそと柄を縛る紐の間に花を括り付けながら、ユーフォリアは何気ない調子で質問する。
「レオネルは、誰かのこと、愛している?」
「……今度は一体何を聞き出そうとしてるんだよ。もしかしてそれも、か?」
 うん、と頷き、手を離しても花束が落ちなさそうなことを確認してから、ユーフォリアが少し困ったように眉根を下げた。
「最近、騎士団のことばっかりで忘れかけてたけど、私、それもちゃんと理解しないといけないんだった」
「なんでまた?」
「皆がそう言って、私のこと守ろうとするから。シキも、それから――アルベルトも」
 周囲に他の人間がいないことを確認してから、一層小声で加えられた名前に、レオネルは思わず数度目を瞬かせてから深いため息を吐く。
「分かった、だいたい状況は理解したが、お前間違ってもそれを、他の誰かが聞いてるところで話すんじゃないぞ。言っただろ、閣下は常に敵の多いお方だ。だからこそ屋敷にも最小限の使用人だけ置いて、奥方も取られていない。分かるな、弱みを作らないためだ」
「やっぱり、愛している人間がいると、弱くなる?」
「……少なくとも、俺ならそこから攻める」
 少し冷たい声で返された返答に、ユーフォリアは頷く。彼女自身、これまで様々なことを学ぶ中で、どうやら愛情とは執着の一つのようなものであり、時として弱点になり得るということを理解していた。
「正直この件については、あまり余計な口を出したくない。閣下のご意向についても、お前の対応についても、部外者が口を出すべきことじゃないと思っている。だが、無粋を承知で一つだけ言っておく。お前がもしその道を歩きたいって言うなら、死んでも外部に弱点を見せるな。付け込まれて、お前も閣下も危機に陥ることになるぞ。……頼むから、上司と部下の葬式に同時に出るような真似は、させないでくれよ」
 いつになく真剣な表情でそう言ったレオネルに、ユーフォリアも真面目な顔で頷いた。
「分かった、ありがとうレオネル。私も、レオネルの死体を見るのは、少し嫌だ」
「嘘でも、絶対に嫌だ、ぐらい言っておけよお前は」
 相変わらず虚弁の一つも使えない部下に、レオネルは薄い苦笑いを浮かべた。
 
 日はすっかり沈み、辺りを街灯の鈍い光が照らす。所々が切れているためか、薄暗い物陰も多く、今日のところは引き上げる、とレオネルが城への道を進み始めた。集まった情報によれば、ここ数日で何人かの孤児が姿を眩ませていることは事実であり、城に戻って貴族街の人の流出入を調べると共に、明日改めて小隊で調査に当たるということになった。
 この時間から帰投して記録を調べていては、恐らくは今日も消灯には間に合わなさそうだったが、ここのところはそのような日も多い。犯罪が増えているのか、とユーフォリアは尋ねたが、増えているのは取り締まりの方で、状況自体は改善した方だろう、とレオネルは答えた。
「この辺りも、前はもっと酷かった。こんな立派な家なんてもんは無くて、路傍には生きてるんだか死んでるんだか分からない人間が、ごろごろ転がっててな。あの壁も、王国騎士団が設立されてから建てられたものだ。その前は、魔獣と狼藉者が好き放題してた」
 レオネルが振り返り、視線で指し示したのは、国の住居街と外界とを隔てる防壁だった。城を囲む城壁よりも新しく、低くて薄い壁は、それでも平原の魔獣の侵入を相当防いでいるのだとレオネルは続ける。
「自警団は? 何してた?」
 城の方角へと視線を戻しながら、ユーフォリアが尋ねた。これまでに隙を見つけては城の資料庫を読み漁り、以前はそのような集団が住民を守ったり治安維持を担っていたのだと理解していた。再び帰路を歩みながら、レオネルが首を横に振る。
「端的に言えばだが、自警団が守ってたのは自分のところの地区だけだ。貴族なら貴族街、平民街も区画によって随分違ったろ? 生まれつき丈夫な貴族様は、城壁の近辺って一等地に住んで、立派な武器持った強い貴族様に守られて、その一方でここらの奴らは今日食う飯すら危ういその日暮らしだ。閣下の改革がここまで来るのにどれだけ大変だったか、少しは分かってきたか?」
 ユーフォリアは頷き、腰につけた剣の柄を軽く握り締める。学べば学ぶほど、人間の社会は複雑であり、そしてレオネルを含む騎士団の隊士たちがアルベルトを崇拝している理由も何となく分かり始めてきたような気がした。
 区画を半分程過ぎたところで、ユーフォリアは少し考えてから、最後に一つ質問することにした。
「レオネルは、貴族が嫌い? 身分の話をする時、いつも怒ってる」
 詳しく聞いたことはなかったが、会話の端々から聞く限り彼もまた貴族の家の出であり、そして王国騎士団が設立される前は自警団というものに所属していたのだろうとユーフォリアは思っていた。レオネルは強く顔を顰めてから、視線を下方に逸らし、低い声で呟いた。
「……あの方の理想のおかげで、また剣を持つ気になれた。俺にとって閣下は、目標であり、恩人だ。俺も出来る限り手を貸してやるから、絶対に破滅は避けろよ」
「分かった。――レオネル」
 頷いたユーフォリアは、微かに耳に届いた声に即座に顔を上げて反応して、鋭い声で隣を歩く男を呼び止めた。彼と一度視線を合わせてから、ユーフォリアが無言のまま、帰路とは異なる方角へと駆け出す。レオネルも柄を握り、その背を追うように走った。
 ユーフォリアがその路地裏に辿り着いた時、中柄な男が何かに覆い被さるような体勢で立っていた。時折発される、静かにしろ、という怒声から状況は明らかであり、ユーフォリアとレオネルは静かに視線を交わす。
 獣のような身軽さで、ユーフォリアが壁を駆け上がり、路地裏の反対口を塞いだことを確認して、レオネルは男の背後から姿を現した。
「王国騎士団だ。誘拐の疑いで捕縛する」
 大きく肩を震わせ、反対側へと逃げようとした男は、そこに立つ騎士の姿に慌てて踏みとどまり、離しかけた少女の腕を強く引いた。
「ど、どけ! このガキぶっ殺すぞ!」
「殺人は誘拐の数段、罪が重いと知りませんか。この場で首を刎ねられたくなければ、彼女を離して投降してください」
 冷たい声と共に向けられた剣先に、男がひっと息を飲んだ。ユーフォリアの顔を見ながら、顔面蒼白でじりじりと後ずさる男の背へと、レオネルが静かに近付く。あと数歩、という距離で、硬直した男の手が少女の口から離れ、彼女の怯えきった目がユーフォリアを捉えた。ユーフォリアが微かに目を見開く。この夕刻に、花束を売ってくれたあの少女だった。
「たす、けて……助けて! 痛いのやだ!」
 甲高い叫び声が届いた瞬間に、ユーフォリアの脳裏にあの冷たい石床がよぎった。
 ――やだ、もう痛いのやだ!
 耳奥に響いた声が誰のものかを考えるよりも早く、腹底に何か熱いものがぞわりと持ち上がる。全身の毛が逆立つ感覚と同時に一歩を踏み出した時、路地裏の薄闇をつんざくような悲鳴が上がった。
「……っ、ユーフォリア!」
 怒声にはっと我に返ると、錯乱した男はレオネルによって地面へと取り押さえられ、その少し離れた場所に少女が蹲っている。腕を押さえた小さな手の隙間からは血が溢れ、冷静を失った男に腕を切り付けられたのだろうと分かった。すぐさま駆け寄ろうとして、少女の身体が飛び上がりそうな程に震えたことを見ると、ユーフォリアは小さく首を振りレオネルのもとへと歩み寄った。
「私が。彼女をお願いできますか」
「……分かってるな」
「絶対に殺しません」
 一度だけ無言でユーフォリアの顔を見上げると、レオネルは捕縛した男を彼女に任せて少女を保護するために立ち上がった。幼子の啜り泣く声を聞きながら、ユーフォリアは、男の腕を掴む自らの手が握った先を引き裂かないよう、ほんの少しだけ力を弱めた。
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