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第4章 魔法決闘〈マジカデュエル〉
ラーメンパニック
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「おまたせ! コウくん、ソーマくん……」
マスターに注文をしてから待つこと数分。
ウェイトレス姿のナナオが、2人の席までラーメンを運んで来た。
「はい。味玉醤油ラーメンとチャーシュー塩ラーメンね!」
「おーキタキタ!」
「いただきまーす!」
ソーマが注文したのは醤油ラーメン。
コウは塩ラーメンだった。
姉さんには、今日は自分で作るなんて言っちゃったけど……まあいいか。
カップ麺じゃないし……。
コウに誘われたわけだし……。
ソーマは自分に言い訳しながら、目の前のラーメンにツバを飲みこむ。
この店のラーメンは、醤油も塩も澄み切ったスープが特徴。
昔ながらの東京ラーメン風の見た目だが、こだわり抜いた食材を惜しげもなく投入した力強い旨味のスープ。
これまたこだわり抜いたタレと、コシのある中太ストレート麺が評判だった。
(汁に何か浸かってるぞ? なんだこれミミズか?)
「……変なこと言うな、ルシオン!」
頭の中でおかしなことを言うルシオンに顔をしかめながら、ソーマはラーメンを口にした。
ズズズズz……
いつも通り……美味い!
ソーマはウットリする。
豚骨、鶏ガラといった動物系出汁。
そしてサバ節や煮干しを使った魚介出汁が完璧に調和していて、全く雑味がない。
自家製のストレート麺もまったく隙のない茹で上がり。
ハキハキとした食感にミッシリとした小麦の味わいを感じさせる良質な麺で、スープとの絡みも文句もつけようが無い。
でも……それだけじゃない!
味の決め手、それはタレ!
強めに効かせた醤油ダレに潜んだ『何か』が、澄み切ったなスープに独特の野趣と迫力を与え、ダシのうまみを何倍にも引き立たせている!
マスターもこのタレの秘密だけは、誰にも教えていないらしい。
ソーマは夢中しになってラーメンを啜りつづけた。
そして……。
(W☆▽~□●▽~!▲×ふ★!☆?彡じ▲Ω◎~▲×?★☆w彡×▲×?こ★!ΩΩΩΩ!!!!!!!!!!!!!!!!!?!!!)
思った通り。
ソーマの中でルシオンが悶絶していた。
(なんだこの汁は! なんだこのツルツルしたものは! 互いが互いを引き立てあって、ハーモニーってゆうのか! 味の調和ってゆうのか! 口の中でシンフォニーが始まったぞ! 味の宝石箱だ~~! う、う、美ー味ーいーぞぉおおおおおおおお!)
ソーマが麺を啜ってスープを口に運ぶたびに。
ジューシーなチャーシューとトロトロの味玉を食べるたびに。
頭の中でルシオンの感激の叫びが響き渡る。
「大げさ……でなく美味いけど、少し静かにしろルシオン!」
うるさくて味に集中できない!
ソーマは首を振りながら小声でルシオンを注意する。
その時だった。
ウッ!
ソーマは慌てる。
手が、指先がソーマの言うことをきかない。
ズビーズババババッ!
ソーマの意思と関係なく、今までの倍くらいの凄いスピードでラーメンを啜り上げていくソーマの口。
ルシオンがソーマの体を乗っ取ったのだ。
「ングッングッングッング……。はー美味かった……おい、そこのお前!」
「へ……僕?」
ソーマの姿をしたルシオンが丼のスープを全部飲み干すと、ナナオの方を指さした。
いきなり偉そうな態度になったソーマに、戸惑い顏のナナオ。
ルシオンがテーブルに置いてあるメニューを開いた。
「コレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレと……とにかく全部持ってこい!」
醤油チャーシュー麺、ネギ塩ラーメン、醤油ワンタン麺、味玉塩ラーメン、特製つけ麺 etc etc……
写真つきでメニューに掲載された商品全部を指さして、ルシオンはナナオにそう注文した!
「全部ってコレ、全部……!?」
「そう。全部だ!」
「おいおい。いきなりどうしちゃったんだソーマ……!」
呆然とするナナオに、涼しい顔でうなずくルシオン。
コウもソーマの様子がおかしいことに気づいて、けげんな顔だった。
やめろルシオン!
肉体的かつお財布的に俺を殺す気かー!
ルシオンの中のソーマが、必死になって彼女を止めようとする。
だがルシオンはソーマの声をまるで聞いていないみたいだった。
ラーメンのことで頭が一杯みたいだ。
どうにか体の主導権を、ルシオンから取り戻さなければ!
「やめときなって、お腹こわすよ!」
「大丈夫だ。問題ない!」
「全部で1万円超えるだろ。なに言ってんだよソーマ!」
「大丈夫だ。問題ない!」
なんとかソーマを止めようとするナナオとコウ。
右手をパタパタさせながら2人をあしらうルシオン。
2人とも、どうにか引き止めていてくれ……!
動け……動け俺の体……。
ソーマは自分の体に意識を集中した。
そして……。
「いいかげんにしろっ! ルシオン!」
(わっ!?)
ソーマの口から大声が飛び出した。
ソーマの中でルシオンが悲鳴をあげる。
どうにか体の自由をルシオンから取り戻した。
「おわっ!」
「どうしたのソーマくん!?」
いきなり大声を上げるソーマに、のけぞるコウとナナオ。
「……いや、悪い。冗談だよ冗談、ちょっとした茶目っ気だよぉ~~~ん! 他愛のないイタズラさぁ!」
「なんだよ、おどかすよソーマ……」
「ほんとにもう……変なソーマくん……」
2人を誤魔化すために無理やりおどけるソーマ。
コウとナナオもホッとした顔だった。
ちょうど、その時だった。
「ルシオン……!?」
カウンターで夢中でラーメンを啜っていた金髪の若い男。
その男が、いぶかしげにそう呟いてソーマの方を向いたのは。
#
「ごちそうさまでしたー」
「じゃあまた明日。コウくん、ソーマくん」
「おう。またなナナオ……」
圧勝軒でラーメンをたいらげたコウとソーマが店を出る。
見送るナナオに手を振って、帰り道を歩き出す。
(ヤダヤダヤダヤダ帰らない。もっと食べる! もっと食べるー!)
ソーマの中ではルシオンが、駄々っ子のように泣きわめいている。
ハー。
ソーマはため息をつく。
これからナナオのいる店でラーメンを食べるたびに、こんな思いをしないといけないのだろうか。
にしてもナナオ、可愛かったよな……。
ソーマはウェイトレス姿のナナオを思い出して、少し胸がドキドキした。
「可愛かったよな……」
「え……!」
ソーマの心を見透かしたようなコウの声。
ソーマは驚いてコウの顔を見た。
「いや、なんでもない……」
コウは顔を赤らめて、少し困ったような顏つきでソーマの隣を歩いていた。
#
「なるほど。どっかで見た顔だと思ったら、昨日のガキどもか。やっぱり何かあるな、あの王女と……!」
帰路につくソーマとコウ。
その背中を電柱の陰からにらんで、1人ほくそえむ男がいた。
さっきまで圧勝軒のカウンターでラーメンを啜っていた、金髪の若い男だった。
#
「ただいまー……」
待つ者の1人もいないガランとした自宅に帰って、ソーマはリビングのソファーに倒れ込んだ。
「ハー。今日は色々ありすぎて疲れた……熱い風呂に入ってゆっくり休みたい……」
ソファーの上でピクリともせず、ソーマは呟く。
キリトとの一戦。
そしてリンネとすごしたひと時……。
疲れて眠ってしまう前に、体だけは無性に清浄にしておきたかった。
ジャバババババ……。
浴室のほうからは、バスタブにお湯のたまっていく音がこっちまで聞こえて来る。
「フロ? なんだソレは? 美味いのか?」
帰り道、コンビニでソーマの買ったアイスクリームを食べてようやく機嫌を直したルシオンが興味シンシンな感じだった。
「ルシオン様。お風呂とは、人間のする水浴びのことです……」
ソファーのへりにとまったチョウのコゼットが、ルシオンにそう説明する。
「む……水浴びか!」
うわっ!
ソーマは悲鳴を上げた。
ソーマの体が勝手にソファーから跳ねあがった。
ルシオンが主導権を握ったのだ。
「そういえば3日3晩の追跡で、わたしも体を清めるヒマがなかったな。コゼット、入るぞ……フロ!」
自分の体を見まわしながら、ルシオンはコゼットの方を見ると……。
「転身!」
右手の指をパチンと鳴らして元気よくそう唱えた。
シュウゥウウウウ……
ソーマ姿が、ボンヤリした緑色の光に包まれていく。
光がだんだん輝きを増して、徐々に弱まっていくと……。
おわあああああああああっ!
リビングの鏡に映った自分の姿に、ソーマは悲鳴を上げた。
そこに立っているのは、ソーマの姿から少女の姿に戻ったルシオンだった。
だが今のルシオンは、黒鳥のような優美な服を着ていなかった。
服だけでなく、下着も、何も。
目に映るのは降ったばかりの雪みたいに、輝くように白い全身。
ただの一糸もまとわない、生まれたままの体だった。
マスターに注文をしてから待つこと数分。
ウェイトレス姿のナナオが、2人の席までラーメンを運んで来た。
「はい。味玉醤油ラーメンとチャーシュー塩ラーメンね!」
「おーキタキタ!」
「いただきまーす!」
ソーマが注文したのは醤油ラーメン。
コウは塩ラーメンだった。
姉さんには、今日は自分で作るなんて言っちゃったけど……まあいいか。
カップ麺じゃないし……。
コウに誘われたわけだし……。
ソーマは自分に言い訳しながら、目の前のラーメンにツバを飲みこむ。
この店のラーメンは、醤油も塩も澄み切ったスープが特徴。
昔ながらの東京ラーメン風の見た目だが、こだわり抜いた食材を惜しげもなく投入した力強い旨味のスープ。
これまたこだわり抜いたタレと、コシのある中太ストレート麺が評判だった。
(汁に何か浸かってるぞ? なんだこれミミズか?)
「……変なこと言うな、ルシオン!」
頭の中でおかしなことを言うルシオンに顔をしかめながら、ソーマはラーメンを口にした。
ズズズズz……
いつも通り……美味い!
ソーマはウットリする。
豚骨、鶏ガラといった動物系出汁。
そしてサバ節や煮干しを使った魚介出汁が完璧に調和していて、全く雑味がない。
自家製のストレート麺もまったく隙のない茹で上がり。
ハキハキとした食感にミッシリとした小麦の味わいを感じさせる良質な麺で、スープとの絡みも文句もつけようが無い。
でも……それだけじゃない!
味の決め手、それはタレ!
強めに効かせた醤油ダレに潜んだ『何か』が、澄み切ったなスープに独特の野趣と迫力を与え、ダシのうまみを何倍にも引き立たせている!
マスターもこのタレの秘密だけは、誰にも教えていないらしい。
ソーマは夢中しになってラーメンを啜りつづけた。
そして……。
(W☆▽~□●▽~!▲×ふ★!☆?彡じ▲Ω◎~▲×?★☆w彡×▲×?こ★!ΩΩΩΩ!!!!!!!!!!!!!!!!!?!!!)
思った通り。
ソーマの中でルシオンが悶絶していた。
(なんだこの汁は! なんだこのツルツルしたものは! 互いが互いを引き立てあって、ハーモニーってゆうのか! 味の調和ってゆうのか! 口の中でシンフォニーが始まったぞ! 味の宝石箱だ~~! う、う、美ー味ーいーぞぉおおおおおおおお!)
ソーマが麺を啜ってスープを口に運ぶたびに。
ジューシーなチャーシューとトロトロの味玉を食べるたびに。
頭の中でルシオンの感激の叫びが響き渡る。
「大げさ……でなく美味いけど、少し静かにしろルシオン!」
うるさくて味に集中できない!
ソーマは首を振りながら小声でルシオンを注意する。
その時だった。
ウッ!
ソーマは慌てる。
手が、指先がソーマの言うことをきかない。
ズビーズババババッ!
ソーマの意思と関係なく、今までの倍くらいの凄いスピードでラーメンを啜り上げていくソーマの口。
ルシオンがソーマの体を乗っ取ったのだ。
「ングッングッングッング……。はー美味かった……おい、そこのお前!」
「へ……僕?」
ソーマの姿をしたルシオンが丼のスープを全部飲み干すと、ナナオの方を指さした。
いきなり偉そうな態度になったソーマに、戸惑い顏のナナオ。
ルシオンがテーブルに置いてあるメニューを開いた。
「コレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレと……とにかく全部持ってこい!」
醤油チャーシュー麺、ネギ塩ラーメン、醤油ワンタン麺、味玉塩ラーメン、特製つけ麺 etc etc……
写真つきでメニューに掲載された商品全部を指さして、ルシオンはナナオにそう注文した!
「全部ってコレ、全部……!?」
「そう。全部だ!」
「おいおい。いきなりどうしちゃったんだソーマ……!」
呆然とするナナオに、涼しい顔でうなずくルシオン。
コウもソーマの様子がおかしいことに気づいて、けげんな顔だった。
やめろルシオン!
肉体的かつお財布的に俺を殺す気かー!
ルシオンの中のソーマが、必死になって彼女を止めようとする。
だがルシオンはソーマの声をまるで聞いていないみたいだった。
ラーメンのことで頭が一杯みたいだ。
どうにか体の主導権を、ルシオンから取り戻さなければ!
「やめときなって、お腹こわすよ!」
「大丈夫だ。問題ない!」
「全部で1万円超えるだろ。なに言ってんだよソーマ!」
「大丈夫だ。問題ない!」
なんとかソーマを止めようとするナナオとコウ。
右手をパタパタさせながら2人をあしらうルシオン。
2人とも、どうにか引き止めていてくれ……!
動け……動け俺の体……。
ソーマは自分の体に意識を集中した。
そして……。
「いいかげんにしろっ! ルシオン!」
(わっ!?)
ソーマの口から大声が飛び出した。
ソーマの中でルシオンが悲鳴をあげる。
どうにか体の自由をルシオンから取り戻した。
「おわっ!」
「どうしたのソーマくん!?」
いきなり大声を上げるソーマに、のけぞるコウとナナオ。
「……いや、悪い。冗談だよ冗談、ちょっとした茶目っ気だよぉ~~~ん! 他愛のないイタズラさぁ!」
「なんだよ、おどかすよソーマ……」
「ほんとにもう……変なソーマくん……」
2人を誤魔化すために無理やりおどけるソーマ。
コウとナナオもホッとした顔だった。
ちょうど、その時だった。
「ルシオン……!?」
カウンターで夢中でラーメンを啜っていた金髪の若い男。
その男が、いぶかしげにそう呟いてソーマの方を向いたのは。
#
「ごちそうさまでしたー」
「じゃあまた明日。コウくん、ソーマくん」
「おう。またなナナオ……」
圧勝軒でラーメンをたいらげたコウとソーマが店を出る。
見送るナナオに手を振って、帰り道を歩き出す。
(ヤダヤダヤダヤダ帰らない。もっと食べる! もっと食べるー!)
ソーマの中ではルシオンが、駄々っ子のように泣きわめいている。
ハー。
ソーマはため息をつく。
これからナナオのいる店でラーメンを食べるたびに、こんな思いをしないといけないのだろうか。
にしてもナナオ、可愛かったよな……。
ソーマはウェイトレス姿のナナオを思い出して、少し胸がドキドキした。
「可愛かったよな……」
「え……!」
ソーマの心を見透かしたようなコウの声。
ソーマは驚いてコウの顔を見た。
「いや、なんでもない……」
コウは顔を赤らめて、少し困ったような顏つきでソーマの隣を歩いていた。
#
「なるほど。どっかで見た顔だと思ったら、昨日のガキどもか。やっぱり何かあるな、あの王女と……!」
帰路につくソーマとコウ。
その背中を電柱の陰からにらんで、1人ほくそえむ男がいた。
さっきまで圧勝軒のカウンターでラーメンを啜っていた、金髪の若い男だった。
#
「ただいまー……」
待つ者の1人もいないガランとした自宅に帰って、ソーマはリビングのソファーに倒れ込んだ。
「ハー。今日は色々ありすぎて疲れた……熱い風呂に入ってゆっくり休みたい……」
ソファーの上でピクリともせず、ソーマは呟く。
キリトとの一戦。
そしてリンネとすごしたひと時……。
疲れて眠ってしまう前に、体だけは無性に清浄にしておきたかった。
ジャバババババ……。
浴室のほうからは、バスタブにお湯のたまっていく音がこっちまで聞こえて来る。
「フロ? なんだソレは? 美味いのか?」
帰り道、コンビニでソーマの買ったアイスクリームを食べてようやく機嫌を直したルシオンが興味シンシンな感じだった。
「ルシオン様。お風呂とは、人間のする水浴びのことです……」
ソファーのへりにとまったチョウのコゼットが、ルシオンにそう説明する。
「む……水浴びか!」
うわっ!
ソーマは悲鳴を上げた。
ソーマの体が勝手にソファーから跳ねあがった。
ルシオンが主導権を握ったのだ。
「そういえば3日3晩の追跡で、わたしも体を清めるヒマがなかったな。コゼット、入るぞ……フロ!」
自分の体を見まわしながら、ルシオンはコゼットの方を見ると……。
「転身!」
右手の指をパチンと鳴らして元気よくそう唱えた。
シュウゥウウウウ……
ソーマ姿が、ボンヤリした緑色の光に包まれていく。
光がだんだん輝きを増して、徐々に弱まっていくと……。
おわあああああああああっ!
リビングの鏡に映った自分の姿に、ソーマは悲鳴を上げた。
そこに立っているのは、ソーマの姿から少女の姿に戻ったルシオンだった。
だが今のルシオンは、黒鳥のような優美な服を着ていなかった。
服だけでなく、下着も、何も。
目に映るのは降ったばかりの雪みたいに、輝くように白い全身。
ただの一糸もまとわない、生まれたままの体だった。
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