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第10話 獣化スキルの難点とイチャイチャ…
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獣化スキルの様子を見るために、暫く見てから家へ連れて行くことにした。
1つ目はファンブルさせる、つまりは獣化スキルそのものを解除できるかがわからないからだ。
例えばスキルと普通の関係を保っていた場合は、まだ人間とスキルは別々に分かれている。
が少しでも相性が良すぎるとスキルと肉体そのものがくっついてしまう。
例えば獣人属やエルフなどの中々見る事がない者の祖先がそうだったと今の科学で証明されているからだ。
二つ目は何かしらのことでスキルが変化してしまうかもしれないからだ。
スキルの【勇者】や【幻影者】が例にあげられる、けど【勇者】の場合は別になってしまうのだ。
理由としては【勇者】はそもそも全てのスキルが変化して入手できるからだ。
そして勇者のスキルはどうやって入手するかも…謎のままだ。
「お兄さん…体が、あ、暑いです。」
獣人化スキルを身に纏った女の子が暑がり始めた。どうやらこれはB型のようだな…と考えながら、強制スキル解除薬を投与した。
B型は滅多にないが獣化スキルしか使えないというタイプの人間のことをさす。
俺みたいなやつでも複合型のものを持っているのだ。
普通は単体を獲得することなんてそもそもないし、そもそも子供なのに単体型を持った人間がいるという事例は聞いたことがないのだ。
「ハナ…ただいま、罠の中に女の子がいたんだ。」
「えっ、しかも獣化しているじゃない!ヤバイ…どうしよう。」
ハナは俺が連れて帰って来た女の子を見ていった。すごく驚いている様子だ…だが分からなくも無いのだ。
そもそも獣化しているだけで今でも世界中で迫害を受けている人もいるのだから。
「んん…おはようございます、お兄さん。」
どうやら少女は起きたようだ。そしてお腹が空いたのか、グーと大きな音を続けて出す。
「何か食べる?」
ハナはエプロンをつけた状態で女の子にそう聞いた。
流石に魔力が少なくなるとお腹が空くということにはならないが、魔力は稀にお腹いっぱいになった人を好む時もあるので、分からない。
「大丈夫です!お兄さんの匂いを嗅ぐと…お腹が空かなくなるので。」
女の子はそう言いながら、俺の服を匂って来た。その匂う様子はとても可愛らしく、永遠に見ていても空きなさそうだ。
「ん…確かに、なんだか酔っぱらった感じになっちゃいそう。」
ハナも俺の服を匂うとそう言った。2人の顔は酔っぱらったような感じで赤く染まっていた。
そして抱きついてくる…ん、これってまさか…
「レセルク…大好き///」
「お兄さん…好きです///」
この様子を見て俺は確信した。俺のスキルの複合型がまた一つ入手してしまったらしい。それも厄介なものを…
「これって惚れさせるスキル!?」
そう言いながら俺は2人がイチャイチャしようと俺に近づくので、なんとか逃げながら夜が明けるまで格闘していた。
1つ目はファンブルさせる、つまりは獣化スキルそのものを解除できるかがわからないからだ。
例えばスキルと普通の関係を保っていた場合は、まだ人間とスキルは別々に分かれている。
が少しでも相性が良すぎるとスキルと肉体そのものがくっついてしまう。
例えば獣人属やエルフなどの中々見る事がない者の祖先がそうだったと今の科学で証明されているからだ。
二つ目は何かしらのことでスキルが変化してしまうかもしれないからだ。
スキルの【勇者】や【幻影者】が例にあげられる、けど【勇者】の場合は別になってしまうのだ。
理由としては【勇者】はそもそも全てのスキルが変化して入手できるからだ。
そして勇者のスキルはどうやって入手するかも…謎のままだ。
「お兄さん…体が、あ、暑いです。」
獣人化スキルを身に纏った女の子が暑がり始めた。どうやらこれはB型のようだな…と考えながら、強制スキル解除薬を投与した。
B型は滅多にないが獣化スキルしか使えないというタイプの人間のことをさす。
俺みたいなやつでも複合型のものを持っているのだ。
普通は単体を獲得することなんてそもそもないし、そもそも子供なのに単体型を持った人間がいるという事例は聞いたことがないのだ。
「ハナ…ただいま、罠の中に女の子がいたんだ。」
「えっ、しかも獣化しているじゃない!ヤバイ…どうしよう。」
ハナは俺が連れて帰って来た女の子を見ていった。すごく驚いている様子だ…だが分からなくも無いのだ。
そもそも獣化しているだけで今でも世界中で迫害を受けている人もいるのだから。
「んん…おはようございます、お兄さん。」
どうやら少女は起きたようだ。そしてお腹が空いたのか、グーと大きな音を続けて出す。
「何か食べる?」
ハナはエプロンをつけた状態で女の子にそう聞いた。
流石に魔力が少なくなるとお腹が空くということにはならないが、魔力は稀にお腹いっぱいになった人を好む時もあるので、分からない。
「大丈夫です!お兄さんの匂いを嗅ぐと…お腹が空かなくなるので。」
女の子はそう言いながら、俺の服を匂って来た。その匂う様子はとても可愛らしく、永遠に見ていても空きなさそうだ。
「ん…確かに、なんだか酔っぱらった感じになっちゃいそう。」
ハナも俺の服を匂うとそう言った。2人の顔は酔っぱらったような感じで赤く染まっていた。
そして抱きついてくる…ん、これってまさか…
「レセルク…大好き///」
「お兄さん…好きです///」
この様子を見て俺は確信した。俺のスキルの複合型がまた一つ入手してしまったらしい。それも厄介なものを…
「これって惚れさせるスキル!?」
そう言いながら俺は2人がイチャイチャしようと俺に近づくので、なんとか逃げながら夜が明けるまで格闘していた。
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