現実は非モテでも、転生先ではモテモテで求婚されまくりで迷惑です

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衝突する気持ち

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カリファさんに連れられて服が飾られている中に私は吸い込まれていった。

「これなんかどうですか?あ、でもこれも…」

カリファさんは服を選ぶ時の目はキラキラしている。
本当に服が好きなんだなぁと私は感心しっぱなしだった。
私が服を選んでいる時、部屋の扉が開き、クロウさんが入ってきたみたいだ。

「おい、アラン、ちょっと面貸せ」

「なに?いまはあやかさんの服を選ぶ時なんじゃ?言い出したのはクロウ、君だけど?見たくないの、あやかさんの似合うところ」

「…いまはこっちが優先だ、早く来い!?」

クロウさんの怒鳴り声が部屋に響き、服を選ぶカリファさんの手が止まる。
もちろん私も服なんかよりそっちが気になるばかりだ。

二人は部屋を出て廊下で話し合ってる様子だが、詳しくは聞こえず、所々聞こえる大きな声が部屋に伝わってきた。

「はぁ…なんであんな怒ることしか出来ないんだろう…」

私の呟きにカリファさんが教えてくれた。

「あの二人は仲良くないですからね、小さい時から周りはアラン様に目を掛けていたので…それを嫉妬しているんだと…何するにもアラン様の方をご贔屓に…」

「そうなんですか…」

事情を聞かされ、二人の元に…と思ってしまう私がいる。
すると、部屋の外からドンッと何か大きな音がし、再び外から部屋に声が届く。

「……だ!」

しかし、全部は聞こえなかった。
ただ、尋常じゃない様子は確かなので、私は服選びを止め、扉に向かう。
カリファさんも一緒だ。

扉を開けるとクロウさんがアランさんの胸ぐらを掴み、壁に押し付けていた。

「なに、してるんですか…?」

私の声に二人はこちらを向き、クロウさんは、もしや聞かれたのか?と言った感じの顔を見せるとアランさんから手を離した。

そして、アランさんは何も言わずにその場から離れていった…。

「アランさん…」

去っていくアランさんの背中を私は見ていた。
そんな私にクロウさんはいつもの態度で声を投げかけてきた。

「あやか、服はどうした?もう決めたのか?」

こんな状況で服を気にするクロウさんに私はキレてしまった。

「…服なんていらない。今すぐアランさんに謝れ!」

私の大声にクロウさんとカリファさんは驚いた表情を見せている。
さらに私は続けた。

「二人に何があったかは知らない。それなのに、この状況で服?そんなの要らない。欲しくなんかない!
お断りです!?」

私は思いをぶつけ、アランさんを追いかけた。
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