現実は非モテでも、転生先ではモテモテで求婚されまくりで迷惑です

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気持ちの裏が読めない

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「あやかさん…?」

(アランさんだ…)

部屋の中には私の姿は無いが、辺りを見渡すアランさんはすぐにベッドに私がいると気付く。

「体調が悪いですか…?そうなら日を改めた方が良さそうですね。突然の事ですみません。ゆっくり休んでくださいね」  

そう告げると扉に向かい部屋を出ようとする。

「あ、あの!」

私はベッドの掛け布団を払い除け、アランさんを呼び止めた。
このままだとモヤモヤした感じが残り嫌だと思ったからだ。

「話、あるんですよね?なんですか?」

アランさんは振り返ると体調を崩しているのでは?と言った顔を見せるが、私は首を横に振り否定をした。

「…分かりました」

扉から離れ、私の近くに来ると、ベッドに腰掛けて良いかと尋ねてきた。
先程のクロウさんの出来事もあったので躊躇してしまったが、アランさんならあんな風にはならないだろうと思い、了承した。

座るとギシッと音を立てる。
人一人分の距離を離し隣に座るアランさんを横目でしか見れない私に対し、視線は私に真っ直ぐ、そして体も私に対してしっかり向き合っていた。

「話、ですが」

「はいっ」

「そんな緊張しないで下さい、こちらも緊張してしまいます」

「すみません…」

「…あやかさんはクロウをどう思ってますか?」

「どう…と言うと?」

「一人の男として、です。王子という肩書きとかは抜きで男性としてはどうですか?」

薄々私も感づいてきていた。
アランさんは私を…。
私は何故こんなすぐに好意を寄せられるのか、現実世界では無かった事が何回も…。
ただ、珍しいから?髪色がこの世界ではいないから?
寄せられる好意を素直に受け入れる事が出来なかった。

「…なぜ私なんですか?アランさんみたいにスマートなら恋人がいてもおかしくないのですが?」

私の質問にアランさんは軽くピクッと体が反応した。
それを私は見逃さなかった。
だから、私は続ける。

「…本当はいるんじゃないですか?決まった人が」

「…」

「からかってるなら私は…」

「…いない、そんな人!」

語尾を強めて私に反論した。
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