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逃げるしかない
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昨日あれだけ降っていた雨は上がり、快晴だった。
「うわっ!人がいる!?誰か~!?」
馬房にいる私に驚き、大声を上げ屋敷に向かう人の声で起きた。
「んっ…」
気付くと寝ながら動いたからだろうか、寝藁が更に私の体を覆っていた。
寝る時には私の横に横たわっていたクロウリーも今では立ち上がり口先で私の髪を食べる仕草をしている。
『起きろ、人が大勢くるぞ?こんな場所にいたら何言われるか…』
「でも、いく場所なんて無い…」
『あるだろ、1つだけ。あんたがいても大丈夫な場所が』
1つだけ、と言われて思いつくのはローツェだけだった。
そうだとしても1人でこの国から出るのは不安で、すぐには決断出来ずにいた。
「何処だ?馬房にいると言う奴は」
「こちらです」
先程屋敷に駆け込んだ人が呼んだのかガチャガチャと音を立てこちらに近づく足音。
すぐにこの国の兵士達だと気付く。
しかも、足音が何個も聞こえてくるので取り囲まれたら逃げるなんて不可能だと分かる。
『早く決断しろ!』
クロウリーの怒鳴り声に私は意を決した。
「行こう、ローツェに」
私はクロウリーの馬房の柵を開け、急いで馬房の外へと引いていった。
「おい!いたぞ!…馬を奪ってやがる。追え!?」
こちらに走りだし私を捕まえようとする兵士達。
『乗れ!』
すぐに私に乗るように指示し、跨るとナルビアの街の方へと向かおうとする。
しかし、私は手綱を絞り動かないようにしていた。
『なんだ!?早く緩めろ、走れん』
「アッシュ…それに…」
走ってくる兵士達の後ろからセレスさんと私が身に付けていたストール、それに包まれている感じのアッシュが目に入った。
『構うな、あんな奴に。今は逃げる事だけ考えろ』
絞った手綱が一瞬緩んだ隙を見てクロウリーは街中へとグンッと走りだした。
走りながら私は追ってくる兵士達、それにセレスさん達を振り返り見た。
馬の足に敵うはずもなく兵士達はすぐに諦め、何処か違う場所へと移動を始めていた。
セレスさん達は私を追いかけるため馬房へと引き返している。
『まだ安心するな、馬使って追ってくるぞ。今のうちに街から出て遠くまで行くぞ』
「うん…」
街中は走らせるな!と昨日言われていたが全速力で走る私を街の人達は注目していた。
「怖いよ~」
「誰かしら…あれ」
「おい、なんだ?あいつの色…」
そうだ…ストールは今はセレスさんが持ってる。
隠したくても出来ないので、私はクロウリーの立て髪に頭を埋める形で走り続けた…。
『…色なんか気にするな。堂々としていればいい。
他と違ってもあんたはあんただろ?』
「…」
そうだと思っても他と違う事は目につきやすく、話題になりやすいと言う人間独特の感覚があるため私はすぐには頭を上げることは出来なかった。
そして、そのまま走り続け、私はナルビアを後にした。
「うわっ!人がいる!?誰か~!?」
馬房にいる私に驚き、大声を上げ屋敷に向かう人の声で起きた。
「んっ…」
気付くと寝ながら動いたからだろうか、寝藁が更に私の体を覆っていた。
寝る時には私の横に横たわっていたクロウリーも今では立ち上がり口先で私の髪を食べる仕草をしている。
『起きろ、人が大勢くるぞ?こんな場所にいたら何言われるか…』
「でも、いく場所なんて無い…」
『あるだろ、1つだけ。あんたがいても大丈夫な場所が』
1つだけ、と言われて思いつくのはローツェだけだった。
そうだとしても1人でこの国から出るのは不安で、すぐには決断出来ずにいた。
「何処だ?馬房にいると言う奴は」
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すぐにこの国の兵士達だと気付く。
しかも、足音が何個も聞こえてくるので取り囲まれたら逃げるなんて不可能だと分かる。
『早く決断しろ!』
クロウリーの怒鳴り声に私は意を決した。
「行こう、ローツェに」
私はクロウリーの馬房の柵を開け、急いで馬房の外へと引いていった。
「おい!いたぞ!…馬を奪ってやがる。追え!?」
こちらに走りだし私を捕まえようとする兵士達。
『乗れ!』
すぐに私に乗るように指示し、跨るとナルビアの街の方へと向かおうとする。
しかし、私は手綱を絞り動かないようにしていた。
『なんだ!?早く緩めろ、走れん』
「アッシュ…それに…」
走ってくる兵士達の後ろからセレスさんと私が身に付けていたストール、それに包まれている感じのアッシュが目に入った。
『構うな、あんな奴に。今は逃げる事だけ考えろ』
絞った手綱が一瞬緩んだ隙を見てクロウリーは街中へとグンッと走りだした。
走りながら私は追ってくる兵士達、それにセレスさん達を振り返り見た。
馬の足に敵うはずもなく兵士達はすぐに諦め、何処か違う場所へと移動を始めていた。
セレスさん達は私を追いかけるため馬房へと引き返している。
『まだ安心するな、馬使って追ってくるぞ。今のうちに街から出て遠くまで行くぞ』
「うん…」
街中は走らせるな!と昨日言われていたが全速力で走る私を街の人達は注目していた。
「怖いよ~」
「誰かしら…あれ」
「おい、なんだ?あいつの色…」
そうだ…ストールは今はセレスさんが持ってる。
隠したくても出来ないので、私はクロウリーの立て髪に頭を埋める形で走り続けた…。
『…色なんか気にするな。堂々としていればいい。
他と違ってもあんたはあんただろ?』
「…」
そうだと思っても他と違う事は目につきやすく、話題になりやすいと言う人間独特の感覚があるため私はすぐには頭を上げることは出来なかった。
そして、そのまま走り続け、私はナルビアを後にした。
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