皇帝陛下!私はただの専属給仕です!

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最終試験③

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バーン!

また食堂の扉を思いっきり開いて鎧軍団が入ってくる。

「あのさ…バーンって開くの辞めてくれない?お客も驚くし、何より壊れたら直してくれるんだろうね?」

ビーグルさんが扉を開けた鎧に突っかかり、物を言うが構わず、私に向かって歩いてくる。
どうやら最終試験の要項をくれるみたいだ。

ぶっきらぼうに渡され、また何事も無かったかのように戻って行った…。
ビーグルさんは塩を持ってきて鎧軍団に向かって投げつけていた。

なになに…

明後日12時に王宮に集合。王宮内で料理をし、
17時の陛下の夕食として振る舞う 
食材について必要な物は持参する事 以上

陛下の夕食ー!?

一気にハードルが上がった…。王宮に入る事もそうだが、陛下を目の前にするし、何より陛下の夕食に!

紙をじーっと見つめる私にビーグルさんが近づき、紙を覗き込む。

「へぇー、陛下の夕食ね」

「あ。ビーグルさん、明後日仕事休むけどいい?」

「試験でしょ、何を遠慮してるの?それよりマール、王宮に行くなら服とかちゃんと持ってるの?」

「いや、興味ないから持ってないけど…」

「はぁ…本当に料理以外はダメなんだね、あんたは。受かったらどうすんだい?」

「受かっても給仕なら格好はあまり関係無くない?だから大丈夫」

ビーグルさんの呆れた顔よりも料理をどうしようか悩む…。

さっぱりかぁ、魚なら大根とか卸すのが良いかな、それか酢とか使い…って酢なんて陛下、大丈夫なのかな?

あれこれ考える内に作る物が定まらず残り1日になった…。
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