皇帝陛下!私はただの専属給仕です!

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皇帝の死と隠された秘密④

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「アリス様、ですか?」
「あぁ。好きか?」
何故陛下はこんな質問をするんだろうと首を傾げてしまう。
「どうした、答えろ」
「はぁ…アリス様は好きですよ」と答えると、
「そうか…」と。

とりあえず立って欲しくて、手を差し出す。
差し出した手を掴み、陛下を引き起こし、何故アリス嬢の話をしたのか問う。
しかし、私から背を向け、椅子に向かい、座る陛下。

「あの~…」と答えが知りたくて陛下に詰め寄る。
「いいか?ここでの話は誰にも言うな」と釘を差し、了承出来ないなら話さないと言うから、「わかりました」と陛下に告げた。

陛下から告げられた事実は私の想像以上であり、この事実を隠さないといけないと強く思った。

「本当ですか…それ?」
「あぁ、唯一知っていた父から聞いた」

コンコンッ

「陛下、お茶でございます」
中に入ってきたミク専属長は私と陛下の表情を見て、んっ、って顔を見せている。
私は悟られないように、繕うがバレそうな感じでもある。
「何かマールが無礼でも…?」と私が何かしでかしたのかと勘違いしてくれたから、ほっとした。 

「マールをお借りしたいのですが、よろしいですか?」
「あぁ」
私とミク専属長は部屋を出て、厨房に向かった。
もう今日は給仕はいいと言われていたが、何故厨房に行くのかわからなかった。
ただ、黙って歩くミク専属長の後をついていくしかなく、不安になってきた。
厨房に着くと、「何か作ってくれないかしら?」と私に催促してきて、何故?今?と思った。

「何か、と言われても…何かリクエストはありますか?」
「じゃあ…チーズケーキをお願いするわ」
「分かりました」
作りながら、なんだろう…何か言われる?それか私に相談か何か?と色々考えていると
「あなたの作る姿はリーシャにそっくりね。懐かしい」と母の思い出を話してきた。
そのまま、母とあった思い出を私に教えてくれたけど、それが意味する事が分からず、手元が狂いそうになる。

「あなた、陛下から聞いたでしょ、アリス様は陛下の子じゃない事を」

ガシャーン

ホイップを作るボウルを落とした。

「何故…?あっ…」

「大丈夫、私も知ってます。陛下から聞いてますから」
ミク専属長からの言葉が意外すぎてしばらく動けなかった。
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