10 / 52
『キジンの復活』編
第2話 ④
しおりを挟む
すると、シェルティは左手を前に伸ばす。
その手首には青い宝石がきらめくブレスレットがあり、その宝石がピカリと輝くと、そこから彼女の身丈よりも長く、青くて綺麗な杖が飛び出してきた。それを右手でつかむと、ウルフに向けてしっかりと構えた。
あれが魔法使いがよく使う魔力強化用の武器、『長杖』か。
「わぁ、魔法使いっぽいわ!」
「アスカ、感動してる場合じゃねぇよ。お前も戦うんだぞ!
グレイ・ウルフはラットよりも凶暴だ。それが三匹だぞ? わかってるのか?」
「わかってるわよ! さあ、英雄剣を抜いて!」
ホントに大丈夫なのか。まあ、今はシェルティもいるから──うん。やっぱりホントに大丈夫なのか。これ……
「えぇい! 考えるだけ不安なだけだっ! いくぞ!」
オレは覚悟を決めて英雄剣を抜き構えた。
「ガウルさん。呪文詠唱中に攻撃を受けてしまうと中断されて、また最初から詠唱し直しになってしまいます。
申し訳ございませんが、魔法が発動するまで援護をお願いします」
と、長杖を構えたシェルティが頼んできた。
とは言われても、今のオレの体を動かしてるのはアスカである。
「と、いうことらしいぜ。大丈夫か?」
「大丈夫よ! シェルティのステータスも見えるようになってるから。
どうやら魔法にも何秒かに一度しか使えない制限があって、それに加えて発動するまでにも何秒か必要みたいね」
「なるほど。それが呪文詠唱の時間か」
読んだ本によると、魔法は剣などの武器とは比べ物にならないくらいの威力があるらしい。
だが、発動までに時間がかかりすぎて隙だらけ──という弱点があるようだ。
「問題はシェルティのHPも守備力も、ガウルより大幅に低いってこと。
守ってあげないとシェルティが死んじゃうわ」
死者は生き返らない。オレは当然、シェルティもそうなのだろう。アスカの必死さが伝わってくる。
「でも、敵は三体だ。全部シェルティの方に行かないようにくい止めるなんて、オレ一人じゃ不可能だろ!?」
「大丈夫。こういう時に使えるスキルがあるのよ」
アスカは不敵な笑みを浮かべている。なんだろう……、この言い知れぬ恐怖は。
「──〈アトラクト・ラプソディ〉!」
と、アスカが叫ぶと、オレの体から赤い光が放たれて、モンスター達がそろってこっちに振り向いた。
「な、何したんだ? アスカ……」
「〈アトラクト・ラプソディ〉は、一定の範囲内にいる敵の興味を引きつける技よ。これを使われると敵はこっちを注目して集まるの。
十五秒でもう一回使えて重ねがけもできるけど、重ねれば重ねるほど注目が外れなくなるかわりに、敵がやる気を出して攻撃力とかを上げちゃう危険もある──らしいわ」
雑誌に書いてることを読んでるだけだろ、こいつ。理解も曖昧でいきなり使おうとするなよ。
まあ、今回の使い方は間違ってないのかもしれない。これなら後方にいるシェルティまで危害は及ばない。
「って、待てよ。それってつまりオレが三匹全部を相手にしろってことじゃんかっ!」
次の瞬間、一気に飛びかかってくる三匹のウルフ。
「わーっ! 腕も脚も咬まれてるっ! 脇腹も咬まれてるっ! でも、あんまり痛くないっ!」
「痛くないならいいじゃない」
「真顔で言うな! 痛くないのが一番ショックなんだよっ!」
木に直撃したり崖から転落したり、そして狼に咬まれまくってても感じる痛みはほとんど同じ程度。
体の操作は他人に委ね、痛みまであまり感じない。オレの存在と命の価値を今ここに問いたいっ!
「でぇい! オレはわんこのおやつガムじゃない!
かわりにくらえ──〈ヒロイック・スラッシュ〉!」
オレの声に反応して英雄剣が輝くと三匹のウルフは飛び退き、斬撃を避けてしまった。
〈スラッシュ〉が当たったのは一番最初に魔族を倒した時だけじゃんか!
「ガウルさん、魔法を発動します!
敵から距離をおいて、わたくしの直線上から退避してください!」
後ろで何かブツブツと念仏のように唱えていたシェルティが、長杖の先を青く輝かせながら叫んでいる。
直線上から退避? おいおい、巻き込まれる雰囲気がヒシヒシと伝わってくるぞ……
アスカは言われた通り、ウルフから離れるためにオレをUターンさせて走らせる。
「アスカ。シェルティが右前方に見えてる。でも、直線上ってのがどれくらいの範囲かわからないから、念のためにもっと左に走ってくれ!」
「わかったわ、左ね!」
と、オレの体はクイッと右へ向く。
「ちょっ、こっちは右──」
「一掃しますっ!
──〈スラッシュ・カーラント〉!」
ちょうどオレがシェルティの直線上に立った瞬間、鎌のような形の水の塊が飛んできた。
「ごばぁっ」
激しい水圧を受けて吹っ飛んだオレの体は、地面を弾むように転がっている。
ボールだ……オレはボールになったんだ……
「すごいわ。水の刃でウルフ達は全員斬り裂かれて倒されたのに、ガウルの体は斬れてない!」
「……全身打撲ですが、何か……?」
ようやく止まって地面にへばりついていたオレは、なんとか立ち上がる。
やはり痛みは大したことないが、精神的にキツいです……
「つーか、アスカ! なんで左って言ったのに右に走るんだよ! おかげで直撃したじゃねーか!」
さすがに今のはわざとらしかったぞ。悪意を感じた!
「え……。左に動いたわよ?
ああ! 今、敵から離れるために視点カメラに向かって走ってたから、ガウルと向かい合わせになってたわ。だから、ガウルから見た左は私から見た右だったのね」
「向かい合わせって、お前ずっとオレの隣で同じ向きだったじゃねぇか。
まさか、別方向から見てるのかよ! 視点カメラってそういうことか!?」
「うん。視点カメラは自由に動かせるわよ。
こうやってぐりぐりと。今は足元からガウルを見上げてたりして」
「ちょっ! 盗撮し放題かよ!」
なぜか思わず股間を押さえて飛び上がるオレ。
どこから監視されてるか、わからないなんて……。恥ずかしさを通り越して恐怖だ。
「そういえばそうね。主人公が女の子だと大問題だったわね。ガウルが男でよかったわ」
「その、女ならダメで男ならいいって考え方、ひどいと思うんだ……」
男女差別反対! 男にだって人権とプライバシーはあるんだ! 泣くぞ、泣くからなっ!
「……あ……あのぅ……」
気付けば、何か痛々しいものを見る目でシェルティがこっちを見て声を漏らしていた。
「ぎゃああっ!」
しまったっ! シェルティの存在を忘れてた。
その手首には青い宝石がきらめくブレスレットがあり、その宝石がピカリと輝くと、そこから彼女の身丈よりも長く、青くて綺麗な杖が飛び出してきた。それを右手でつかむと、ウルフに向けてしっかりと構えた。
あれが魔法使いがよく使う魔力強化用の武器、『長杖』か。
「わぁ、魔法使いっぽいわ!」
「アスカ、感動してる場合じゃねぇよ。お前も戦うんだぞ!
グレイ・ウルフはラットよりも凶暴だ。それが三匹だぞ? わかってるのか?」
「わかってるわよ! さあ、英雄剣を抜いて!」
ホントに大丈夫なのか。まあ、今はシェルティもいるから──うん。やっぱりホントに大丈夫なのか。これ……
「えぇい! 考えるだけ不安なだけだっ! いくぞ!」
オレは覚悟を決めて英雄剣を抜き構えた。
「ガウルさん。呪文詠唱中に攻撃を受けてしまうと中断されて、また最初から詠唱し直しになってしまいます。
申し訳ございませんが、魔法が発動するまで援護をお願いします」
と、長杖を構えたシェルティが頼んできた。
とは言われても、今のオレの体を動かしてるのはアスカである。
「と、いうことらしいぜ。大丈夫か?」
「大丈夫よ! シェルティのステータスも見えるようになってるから。
どうやら魔法にも何秒かに一度しか使えない制限があって、それに加えて発動するまでにも何秒か必要みたいね」
「なるほど。それが呪文詠唱の時間か」
読んだ本によると、魔法は剣などの武器とは比べ物にならないくらいの威力があるらしい。
だが、発動までに時間がかかりすぎて隙だらけ──という弱点があるようだ。
「問題はシェルティのHPも守備力も、ガウルより大幅に低いってこと。
守ってあげないとシェルティが死んじゃうわ」
死者は生き返らない。オレは当然、シェルティもそうなのだろう。アスカの必死さが伝わってくる。
「でも、敵は三体だ。全部シェルティの方に行かないようにくい止めるなんて、オレ一人じゃ不可能だろ!?」
「大丈夫。こういう時に使えるスキルがあるのよ」
アスカは不敵な笑みを浮かべている。なんだろう……、この言い知れぬ恐怖は。
「──〈アトラクト・ラプソディ〉!」
と、アスカが叫ぶと、オレの体から赤い光が放たれて、モンスター達がそろってこっちに振り向いた。
「な、何したんだ? アスカ……」
「〈アトラクト・ラプソディ〉は、一定の範囲内にいる敵の興味を引きつける技よ。これを使われると敵はこっちを注目して集まるの。
十五秒でもう一回使えて重ねがけもできるけど、重ねれば重ねるほど注目が外れなくなるかわりに、敵がやる気を出して攻撃力とかを上げちゃう危険もある──らしいわ」
雑誌に書いてることを読んでるだけだろ、こいつ。理解も曖昧でいきなり使おうとするなよ。
まあ、今回の使い方は間違ってないのかもしれない。これなら後方にいるシェルティまで危害は及ばない。
「って、待てよ。それってつまりオレが三匹全部を相手にしろってことじゃんかっ!」
次の瞬間、一気に飛びかかってくる三匹のウルフ。
「わーっ! 腕も脚も咬まれてるっ! 脇腹も咬まれてるっ! でも、あんまり痛くないっ!」
「痛くないならいいじゃない」
「真顔で言うな! 痛くないのが一番ショックなんだよっ!」
木に直撃したり崖から転落したり、そして狼に咬まれまくってても感じる痛みはほとんど同じ程度。
体の操作は他人に委ね、痛みまであまり感じない。オレの存在と命の価値を今ここに問いたいっ!
「でぇい! オレはわんこのおやつガムじゃない!
かわりにくらえ──〈ヒロイック・スラッシュ〉!」
オレの声に反応して英雄剣が輝くと三匹のウルフは飛び退き、斬撃を避けてしまった。
〈スラッシュ〉が当たったのは一番最初に魔族を倒した時だけじゃんか!
「ガウルさん、魔法を発動します!
敵から距離をおいて、わたくしの直線上から退避してください!」
後ろで何かブツブツと念仏のように唱えていたシェルティが、長杖の先を青く輝かせながら叫んでいる。
直線上から退避? おいおい、巻き込まれる雰囲気がヒシヒシと伝わってくるぞ……
アスカは言われた通り、ウルフから離れるためにオレをUターンさせて走らせる。
「アスカ。シェルティが右前方に見えてる。でも、直線上ってのがどれくらいの範囲かわからないから、念のためにもっと左に走ってくれ!」
「わかったわ、左ね!」
と、オレの体はクイッと右へ向く。
「ちょっ、こっちは右──」
「一掃しますっ!
──〈スラッシュ・カーラント〉!」
ちょうどオレがシェルティの直線上に立った瞬間、鎌のような形の水の塊が飛んできた。
「ごばぁっ」
激しい水圧を受けて吹っ飛んだオレの体は、地面を弾むように転がっている。
ボールだ……オレはボールになったんだ……
「すごいわ。水の刃でウルフ達は全員斬り裂かれて倒されたのに、ガウルの体は斬れてない!」
「……全身打撲ですが、何か……?」
ようやく止まって地面にへばりついていたオレは、なんとか立ち上がる。
やはり痛みは大したことないが、精神的にキツいです……
「つーか、アスカ! なんで左って言ったのに右に走るんだよ! おかげで直撃したじゃねーか!」
さすがに今のはわざとらしかったぞ。悪意を感じた!
「え……。左に動いたわよ?
ああ! 今、敵から離れるために視点カメラに向かって走ってたから、ガウルと向かい合わせになってたわ。だから、ガウルから見た左は私から見た右だったのね」
「向かい合わせって、お前ずっとオレの隣で同じ向きだったじゃねぇか。
まさか、別方向から見てるのかよ! 視点カメラってそういうことか!?」
「うん。視点カメラは自由に動かせるわよ。
こうやってぐりぐりと。今は足元からガウルを見上げてたりして」
「ちょっ! 盗撮し放題かよ!」
なぜか思わず股間を押さえて飛び上がるオレ。
どこから監視されてるか、わからないなんて……。恥ずかしさを通り越して恐怖だ。
「そういえばそうね。主人公が女の子だと大問題だったわね。ガウルが男でよかったわ」
「その、女ならダメで男ならいいって考え方、ひどいと思うんだ……」
男女差別反対! 男にだって人権とプライバシーはあるんだ! 泣くぞ、泣くからなっ!
「……あ……あのぅ……」
気付けば、何か痛々しいものを見る目でシェルティがこっちを見て声を漏らしていた。
「ぎゃああっ!」
しまったっ! シェルティの存在を忘れてた。
0
あなたにおすすめの小説
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
盾の間違った使い方
KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる