ふたりでひとつの冒険記~ガンバる英雄とマイペースな女神

ナガサコ カズホ

文字の大きさ
34 / 52
『キジンの復活』編

第5話 ⑤

しおりを挟む
「ガウル、さっきの突風で全員ダメージ受けてるわ。まずは回復をしないと!」
「わかった。サアル、みんなの回復をしてくれ!」
「承知。だが、全員となると時間が……」

 そうだった。サアルは一人ずつしか回復できなかったんだ。

「はあ? 一人ずつ回復する気か?
 あんたら、まさか回復専門員ヒーラーらんの!?」
「そうだよ、悪かったな!」
「あんたら、アホか。大馬鹿者おおあんごうか!
 ヒーラーも連れんでこんなとこまで来て、本気で儂や機界人を倒す気だったん? 世の中ナメとん?」

 オレ達をビシビシ指差しながら、ずいっずいっと詰め寄ってくる鬼人。近くで見ると目が金色に光ってて怖いです。

「まあええ、ほんなら儂を仲間パーティに加えんさい」

 鬼人の提案にオレとサアルが揃って「は?」と声を漏らす。
 脳が聞き漏らせと命令を下したかように、言葉が理解できなかった。

「なんじゃい。儂はこう見えてヒーラーじゃ。回復しちゃるけぇ、はよしんさい」
「お、鬼なのに回復魔法使えるのかよ!」
「使えるわ! 使えちゃ悪いんか!?」

 悪くはないがそんなイメージはない。
 そういえば、こいつから攻撃してこなかったのは、こいつがヒーラーで攻撃手段がなかったからだったのか?
 そりゃ〈ラプソディ〉も意味を成さないわ。

「って、じゃあ攻撃魔法は使えないのかよ!」
「攻撃魔法が使えるんなら、こんなことは頼みゃあせん!
 あんたらほったらかしてさっさと儂だけでどうにかしとるわ。それができんけん、こうして頼みょんじゃ!」
「まともに攻撃できない鬼って……」

 こいつ、実は相当ビミョーな鬼なんじゃなかろうか。さっきまで怖がってた自分がどこかいっちゃったぞ……

「待て! 俺は反対だ。魔族を仲間に加えるなどあり得ん!
 口では都合のいいことを言って、腹ではよからぬことをたくらんでるに違いない!」
融通ゆうづう利かんっちゃなぁ! ほんならあれ見てみぃ!」

 と、あくまでも反対の姿勢のサアルに、鬼人が指差し示したのは機界人の胸。
 機界人の体は全身が白い金属でできているが、胸にだけ金色の紋章が輝いていた。それはどこかで見たことのある幾何学模様きかがくもようで……

「ちょっと、ガウル。あれってサアルに見せてもらった銃の紋章よ!」
「本当だ。サアルの銃の紋章だ!」
「な、なぜ……機界人の体に、この紋章が……」

 銃を持つサアルの手が声とともに震えていた。
 そういえば考え込んだことがあったな。銃を作ったのは誰だ、と。

「まさか、銃を作ったのは機界人だというのか。
 それならば、なぜ人間がそれを使っている! 機界人のことなど人間は誰も知らないのに!」
「どうせ都合悪いことは全部忘れしもうたんじゃろ」
「都合悪いこと?」

 肩をすくめる鬼人にオレはオウム返しする。
 オレ達が機界人や銃の秘密を忘れてしまったのは、意図的なものだったのか?

「昔、人間はをしとったんじゃ。機界人とともに儂ら鬼人や魔人を滅ぼすためにな。
 一方の機界人も数が少なかったから、機界人だけで鬼人や魔人を滅ぼすことはできんかったんじゃ」
「利害が一致して同盟を組んだのか。その時に人間は銃を与えられたんだな」
「そうじゃ。そして、形勢は見事に人間機界人同盟の方に傾いた。
 するとどうじゃ、機界人は人間を裏切ったんじゃ」
「機界人は最初から人間も滅ぼすつもりだったんですね……」
「生きとし生けるもの全ての敵ナラ、人間の味方するのは変だしナ」

 シェルティとリゼが察した通りだったのか、鬼人はうなずく。

「結局、人間は機界人にいいように扱われとったこまじゃったんじゃ。
 そんな恥ずかしい過去じゃけ、さっさと機界人のことも銃の秘密も忘れてしもうたんじゃろうな」
「じゃあ、なんでお前が機界人を封印してたんだ? 人間は鬼人の敵だったんだろ?」

 機界人を封じれば鬼人のためにもなるけど、人間を助けることにもなる。
 現に今、この世界に鬼人はこいつしかいない。ということは、機界人がこいつに封印されたあと、他の鬼人は人間に滅ぼされてしまったに違いない。たぶんそれがオレ達の知る『戦女神の英雄の伝説』だ。

 形勢が傾いてたならそうなる予測はついてたはずなのに、どうしてこいつは自分の身を犠牲にしてまで機界人を封印したんだろうか。

「確かに鬼人は人間の敵じゃ。でも言うたじゃろ? 儂にもプレイヤーがそばについとったって。そのプレイヤーも人間じゃったから、儂は人間を助けるために動いとったんじゃ」
「お前にもアスカみたいな奴が……。って、どういうことだよ。アスカ?」
「知らないわよ。これはオンラインゲームじゃないからプレイヤーは私しかいないはずだし。
 でも確か、『前作』で鬼の主人公がいたはずよ。まさか、その時の記憶を引き継いでるの? なんのためにそんなこと……」

 前作? 引き継ぐ? 相変わらずよくわからん話をするアスカ。
 でもこの鬼人、オレと同じ境遇きょうぐうで人間の味方みたいな口振りだが、やっぱり納得はいかない。

「だったらなんでアスカを狙ったんだよ」
「儂が機界人を封印できたんはプレイヤーがもたらす『キセキの力』のおかげ。その力は万能じゃ。キセキの力の封印を解けるのも『キセキの力』しかない。
 じゃから、プレイヤーの存在が邪魔じゃった。ここまで入って来られたアスカの力を放置したら、いずれ機界人の封印を解かれると思うたけぇな……」

 確かにアスカと英雄剣の力は奇跡と呼べる。できないこともできるはずだ。
 しがない自警団員だったオレが伝説の英雄になれたのだってそうだろう。結局、機界人の封印を解いてしまったわけだし。

 この鬼人もそんな力を使って、あの機界人を封印していたのか。
 こいつはオレやアスカすら知らない、いろいろなことをまだまだ知っていそうだ。だったらここはやっぱり言う通りにするのが最善か。

「アスカ。オレはこいつを仲間にしてもいいと思う」
「私はいいわよ」

 笑顔で即答するアスカ。絶対に何も考えてないだろ。
 まあいいか、アスカの清々すがすがしさにはもう慣れたし……

「じゃあ、こいつに仲間になってもらうぜ」
「ガウル! 貴様、正気か!?」
「ヤバそうだったらシェルティにウニを出してもらって、ウニ風呂にでも突き落としとけばいいだろ」
「何、その拷問。鬼か、あんたら鬼じゃろ!?」
「鬼はお前だっつうの!」

 ま、普通の人間でもウニ風呂は拷問だけど。

「まあ、ええわ。ほんならよろしゅう頼むわ。儂の名は『オージン』じゃ」
「俺はまだ認めたわけでは……」
「サアル。アスカからのお願いでも聞けないのかよ」

 必殺・アスカからのお願い。これで落とせないサアルではない。
 案の定、サアルはビシッと敬礼する。

「承知。ウニ風呂の手配は任せろ!」
「なんかフクザツな気分じゃが……。まあええ、のんきに話しとる暇はない。さっさと回復いくで!
 ──〈リザレクト・ウイング〉!」

 あっさり詠唱を終えて鬼人──オージンが声を発すると、彼の背中から羽根のように白い光が吹きだした。
 その光がオレ達の体を包むと一気に体が軽くなる。

「さらに攻撃強化バフ──〈オフェンシブ・ビート〉!
 もひとつ守備強化──〈ディフェンシブ・ビート〉!」

 妙なノリで魔法を唱え続けるオージン。様々な光がオレ達を包み身体が強化された気がする。

「すごい。力が湧いてくる……けど、鬼に回復支援されてるのがなんか嫌だ」
「使うんが女でも鬼でも魔法の効果は変わらんよ?」

 いや、気分の問題なんだけど……
 サアルは明らかに気分よさげに銃を構える。

「確かに鬼人の助けを借りるなど俺もしゃくではある。しかし、今ならいける!」

 と自信満々に放たれた魔法弾だったが、機界人の姿がスウッと消えて、それは虚しく壁に当たった。
 何が起きたのかわからずに、アゴが外れるくらいあんぐりと口を開いて落ち込むサアル。

「おえん! ほれ見ぃ、モタモタしょーるけぇ再起動終わっちもうたが!」
「あれハ……〈霧幻ミラージュ〉! シューレイドの魔人と同じ技ダナ!」
「そうじゃ、よう知っとるの。奴は次に姿を見せた瞬間、一直線上にレーザー砲を放つ。避けんと体が蒸発するで!」
「次、どこに現れるんだよ!」
「無差別なんじゃから、んなもん知らんわ」

 キョロキョロと辺りを見回すオレにオージンはあっけらかんと答えた。

「知らんって──」
「来たで! いぬいの方角!」
「イヌイってどっちだよ!」

 そう言いながらも、オレ達にも機界人が部屋の左奥に現れたのが見えたから回避する。

 だが、オージンの言葉に惑わされたのか、シェルティが逃げ遅れてしまった。
 するとオージンが素早く駆け寄り、シェルティを片手で脇に抱えて跳び退く。

「嬢ちゃん、モタモタしすぎ!」
「うっ。助けていただいたのですが、鬼さんに抱えられてるのは助かった気分がしないです……」

 ちょっとした幼女誘拐事件の現場を見た。しかも犯人は露出狂ろしゅつきょう
 そして、機界人は砲撃後すぐに姿を消した。

「おい、あれじゃ攻撃できねぇだろ!」
「レーザー砲を撃つ前に攻撃を当てればひるむはずじゃ! 一度過去に戦っとるけぇ、行動パターンは読める!」
「姿を見せると同時にレーザー砲を撃つのに、どうやってその前に当てるんだよ!」

 すると、真剣な面持おももちでその話を聞いていたリゼがつぶやくように答える。

「……わかッタ。いけるカモしれなイ」
「リゼ? 目を閉じて何を!」

 目を閉じて深呼吸したリゼの姿がフッと消えた。そして、何もない場所に瞬間移動する。それと同時に機界人がその場所に現れた。

「〈刺蜂殺シホウサツ〉!」

 リゼの攻撃は見事に当たり、機界人が膝を突いて倒れ込む。

「今じゃ! 畳みこめぃ!」

 オージンのかけ声とともにオレ達は皆で機界人に攻撃をしかけた。
 オレは英雄剣を振るい、リゼは怯ませたあと続けざまに斬り刻む。それがやむと同時にシェルティの魔法とサアルの魔法弾が激しく爆発した。
 そうしておのおのが数回攻撃を当てると、機界人は再び消えてしまう。

「また逃げた! でもリゼ、お前どうしてあいつの場所がわかったんだ?」
「『音』だ。あいつ、体からウィィーンって聞いたことない音をだしテル。
 すごい耳障みみざわりな音ダカラ、嫌でも現れる場所わかるゾ!」
「あいつ、機械だから排熱ファンでもついてるのかしら」

 リゼには聞こえないのに真顔でうなずいて答えるアスカ。また謎単語を発してるが今は無視。

「そうか。すごいな、リゼの耳にはまた助けられたぜ。次も頼む!」
「お安いご用だ。リゼ、頑張ルッ!」

 そのあとも同じ要領でオレ達は機界人を追い込んでいく。機界人は〈パッシブ・ガード〉のようなスキルを持っていないのか、驚くほど戦いやすい。
 これならいける──と誰もが確信する。

「忍び姉ちゃんもやるのぅ。儂と戦うんは相性が悪かったようじゃが、かなりの腕利きじゃな」
「まだまだダ。ガウルに相応ふさわしい女になるため、目下もっか修行中ダ!」
「……まだそれ言うのね……」

 その話、今後どうしよう……。その前に、機界人をどうにかしないとどうしようもないんだけど。
 そして、シェルティが長杖ロッドに激しい緑色の光を灯してリゼに言う。

「リゼさん! 次に怯ませたらすぐに退避してください。わたくし、大きいのぶちかまして差し上げます!」
「わかったゾ!」

 ぶちかまして差し上げるって……。シェルティ本気の殺戮さつりく天使モードか!?
 約束通りにリゼが〈影絶エイゼツ〉で機界人を怯ませて退避すると、シェルティは力一杯に叫ぶ。

「──〈デストロイヤ・ゲイル〉!」

 ドンッと爆発音を響かせて長杖から放たれた突風が、機界人の胸をへこませ、その巨体をも吹き飛ばして壁に叩きつけた。
 しかし、反動でシェルティも後ろに吹っ飛び、オージンの鳩尾みぞおちに頭突きしつつ一緒に倒れ込む。

「痛いわ……嬢ちゃん、なんしょんよ……」
「うう、また鬼さんに捕まってしまいました。屈辱です……」
「自分から飛び込んで来といてそりゃないわ!」

 シェルティの魔法は誰かを巻き込むか自滅するか、どっちかしかないのだろうか。
 でもよかったぁ、オレ、シェルティの真後ろにいなくて……

「ガウル、見て! 機界人の様子が変よ!」
「えっ……」

 アスカが指差す先を見れば、壁際に倒れ込んでいた機界人の体の色がどんどん変色している。

「おい、鬼人! 奴の色が白から赤へ変わっている! あれは一体どういうことだ!」
「ホンマにやかましい奴っちゃな。
 ありゃあダメージをくらって攻撃パターンが変わる合図。ここからがいわゆる本気モードじゃ!」
「本気モードって……」

 すごくヤバそうな響きなんですが……それ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

盾の間違った使い方

KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。 まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。 マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。 しかし、当たった次の瞬間。 気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。 周囲は白骨死体だらけ。 慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。 仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。 ここは―― 多分、ボス部屋。 しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。 与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる 【異世界ショッピング】。 一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。 魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、 水一滴すら買えない。 ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。 そんな中、盾だけが違った。 傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。 両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。 盾で殴り 盾で守り 腹が減れば・・・盾で焼く。 フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。 ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。 ――そんなある日。 聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。 盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。 ​【AIの使用について】 本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。 主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。 ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生

西洋司
ファンタジー
妙齢の薬学者 聖徳晴子(せいとく・はるこ)は、絶世の美貌の持ち主だ。 彼女は思考の並列化作業を得意とする、いわゆる天才。 精力的にフィールドワークをこなし、ついにエリクサーの開発間際というところで、放火で殺されてしまった。 晴子は、権力者達から、その地位を脅かす存在、「敵」と見做されてしまったのだ。 死後、晴子は天界で女神様からこう提案された。 「あなたは生前7人分の活躍をしましたので、異世界行きのチケットが7枚もあるんですよ。もしよろしければ、一度に使い切ってみては如何ですか?」 晴子はその提案を受け容れ、異世界へと旅立った。

ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。 前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。 ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。 「この家は、もうすぐ潰れます」 家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。 手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。

処理中です...