9 / 303
対馬の仏像奪還作戦に着手をしました。
しおりを挟む
281
植栽と石組を含めた庭の感じを頭に描いてください、それを画面に表示しながら仕上げていきます。][このワンちゃん、すごい能力を持っているんですね。わかりました。2・3日待ってくれますか構想を練ってみます。]
抹茶茶碗がよく売れている。歴史上の楽家以外の中堅どころの普及品を15,000円、上手の普及品を25,000円で出したところ注文が殺到している。やっぱり千家関係の需要はすごいものがある。卸売りの希望も多く一般陶器をはじめとして、茶道や華道からも多く店には販売価格の6割、教室には7割で卸している。経験が豊富な人もネットの実物写真を見て、目からウロコ状態になっている。
ついに遠州とユリのコンビが造園に成功した。みんなにわかるように、造園小堀遠州と大きめの看板を立てておいたがお茶碗の遠州好みとともに堪能しているようだ。[ユリちゃん、初仕事成功おめでとう。]すずに頭を撫でられて誇らしい顔をしながら嬉しがっている。
282
志野の花器仕入チームで面白いものがペアで見つかった。たぶん商時代の青銅製の祭器だと思うが、花器にピッタリで龍の彫刻が施されているので王室のものに間違いない。調べたらC国の重要文化財にも載っていないので、また大使館のお世話になることもない。超能力パソコンで探しているので、現存していなくても出てくるのである。
志野[これは国宝もので間違いないわ、お店の看板になる代物です。][間違いないな、買う人はいないと思うけど一応ペアで500億円をつけておこうか。実質はただだけどな、はっははは。]
[それから海の坊の花器は全部揃えました。作られた時に枝分かれしていますので表面は全くの別物になっています。][これは海の坊で使われていますなんて、表示しない方がいいな。販売員にも徹底させるように。][わかりました。でも手頃な価格で手に入るのでびっくりするとともに、これは間違いなく人気になりますね。]
283
ゴン太にユリは犬用トイレで自分で水を流して使うので、手間は全くかからない。屋上の犬用トレーニングコートにも勝手に行けるので、気分転換に2匹でちょくちょく利用している。散歩もしなくていいので、全く手間いらずである。
さてゴンちゃん、今日は大好きなアサード(アルゼンチン焼肉)だぞ。ゴンちゃん、アサードだよ。ワンワンワン。犬たちは食べ物のことは絶対に忘れないし、下手な冗談も許さない。裏庭に半切りのドラム缶が用意してあり網がかぶさっている。
2日前に料理長に言ってあるので4人の料理人はテキパキと牛肉と鶏肉を焼いている。ペルー料理のセビーチェというヒラメの刺身にイカとタコを生で刻んでオニオンとレモン汁を混ぜたものもある。これは日本人の好みに合うのか人気の料理である。ピスコという白ブドウで作った蒸留酒も用意してある。[さあ、みんなどんどんやってくれ、おかげさんで売り上げは快調だ。]
284
サスケ[アサードなんて久しぶりですね。四越デパート8階の展示会の打ち上げ以来です。小さな借家でしたけれど。]ワンワンワン。[人数も増えてだいぶ大掛かりになった。みんな思いきっりのんでいいぞ、寝場所は隣だ。]
すず、[私はこの焼酎ですけれど、外で飲むのはおいしいですね。]料理長、[明日香の酒はたくさんありますので、心配はいりませんよ。]福丸デパートの応援要員もガンガン行っている。次郎長、[お前たちもいっぱい食べろ。]茶畑から来た3人も美味そうにしている。
[私は先にひと風呂浴びるのでゆっくりとやってくれ。]さて今日はC国大使館に頼まれたということで2人の調査員が来ることになっている。例の500億円の花器のことである。王様の直感でほんとうの調査員かどうかわからないので、特に注意しろとの指示が出ている。ゴン太にユリも約束の時間に入口で待ち構えていた。若い精悍な顔つきの男と、学者風の年配者がやってきた。
285
バリアーは解かれていてすんなりと入れる作戦である。ただゴン太とユリはワンと一声吠えた。調査員はジロリと犬を見たが小政の誘導で奥へ入っていった。私が責任者ですと名刺を渡すと相手も名刺を差し出した。C国の学術員のように書いてある。[これが写真のものですか。][そうです。][これは故宮博物館にあったものです。返却していただくことになると思います。]
[すみませんがあなたの身分証明書を見せていただけますか。][名刺を渡したはずです。][身分証明書です。][疑うのですか、はいこれですよ。][故宮博物館の職員ですか。][身分証明書の通りです。][ウソではありませんね。ゴンちゃんどう。]ワン、1回返事ということは嘘ということである。
[わかりました。それでは直接大使館に聞いてみます。]それを聞いた瞬間逃げ出そうとしたが、作戦通り石松他2名と大政に小政5名の次郎長一家の精鋭が手ぐすねを引いて待っていたので足に絡め倒し、ボコボコにして縛り上げてしまった。
286
石松[お、お、おうさま、あ、あ、足でも、お、おっちゃいましょうか。][他のお客様に迷惑が掛かるので3階の事務所に、うるさくないように猿轡をかまして転がしておきなさい。][はいわかりました。]
王様は警察でなくC国大使館に連絡をしたら、すぐに担当者が向かうとのことだった。大使館からはこの前の若い男性と警備員風の体格のいい男2人が付き添ってきた。入口でまた足がガクガクするのではないかと身構えたが解除してあるのですんなりと入ってきた。[C国大使館の○○です。ほかの二人は警備員です。]小政が対応した。[3階にいますんでどうぞ。]
2人を見てすぐにどのような相手かわかったようである。[この男2人は学術員を語る詐欺師です。どうぞ警察に渡してください。それとだまそうとしたものを一応確認させていただきます。]王様のいる1階の花器のところに案内してきた。[どうもお疲れ様です。私が責任者です。]
287
[こちらが奴らが狙ったものですか、拝見させていただきます。]真剣な顔つきになって2個の青銅器を隅から隅まで確認し、[見事な本物です。これは私見ですが500奥円で売っていただけるのでしたら本物の学術員と稟議決裁を経て買い入れということになります。]
[ありがとうございます。それでは売り止めにして調査と決済をお待ちしております。]迅速に警察は詐欺師を連れて行った。大使館員も確認しているのでとてもやりやすい案件だと言って、最敬礼をして帰っていった。[ご、ご、ごひゃくおくえんですか。][確かに高額だが相場から言ったら妥当なところだ、ものがないからね。]
小堀遠州は顛末をず~っと見ていて笑いをかみ殺している。[サスケさん、王様はかなりやりますね、はははは。][さぁ、元に戻って、500億円の話はもうおしまいだ。志野さんはお手柄でした。][王様が青銅器といったから探してみただです。最初のとっかかりは王様ですよ。]
288
朝のミーティング中にいつもの竹中半兵衛重治が風のようにフワリとやってきた。明日香王国の参謀長である。[なかなか派手にやってらっしゃいますね。ご苦労様です。今日は大事な話があるのですがよろしいでしょうか。]
[やあ、しばらく、大体の打ち合わせが済んだところなんで、お話になっても結構ですよ。][実はそろそろ明日香王国の接続ということで目立つことを知らしめたいのですが、小堀遠州さんの復活や国宝の分身ということで世間もなんか普通と違うなと感じていると思うのですが、ここでもう一歩進めてこりゃあなんかあるなと予感するような、強烈なのをお見舞いしたいのですが。]
[ほう、おもしろそうだな、どうぞ話を進めてください。][対馬の仏像が2体盗まれ1体が指を欠損されて返却されましたが、ほかの1体はまだ戻っていません。そこでもう1体を超能力で回収し、ここから本題ですがK国の国宝の仏像20体がお詫びとして100年間こちらにいるということで一緒についてくるというのはいかがでしょうか。
289
当然に返せということになりますが、仏像が力ずくでは動かない設定にすればいいのです。万が一に持っていかれてもまた帰ってくるようにすれば問題ないのです。対馬の仏像は半年間こちらで預かり、無料で国宝と一緒に見てもらい半年後に分身をこちらに置いて対馬に帰ってもらいます。
なんとかならないかとしつこく言ってくるでしょうが、これは仏様の意思で私たちではどうしようもないとうそぶくのです。そして仏様が納得するようなことをすれば、あるいは呪縛を解かれるかもしれないとこうもっともらしことを述べれば面白いのです。国民はやんやの喝采を送り、胸がスカッとすると思いますよ。]
[倉庫はまだ上の階に余裕があるので3階のものを移動すれば保管はできる。一般の人達というより特定の人達に見せるという感じかな無料で見せるのが目的でなく保管をしてインパクトを与えるのが目的ということになる。
290
それにしても見事で面白いシナリオだがみんなの意見を聞かせてくれるかな。]サスケ、[私はこういう話を待っていましたので、進めるべきだと思います。]次郎長、[遣りたい放題やられていますんで、ここいらへんで一発お見舞いしときませんとなめられっぱなしになります。全面的に賛成です。]
すず[商売に多少影響しますが、どうってことないレベルだと思います。なにしろ原価率がたいへんよろしいもんで。ははは。ゴン太にユリ、ワンワンワン。[ゴンちゃんも賛成か頼もしいな。]王様、[それでは3階の倉庫をかたずけて、仏像が来たら]ショーケースで覆ってその上にバリアーをかぶせればもっていかれない、それと始まったら当然にやかましくなるが全く問題ないので、自分の仕事をするように言ってください。
こんなことでよろしいかな。竹中[期待していますが、何か問題があったら一緒に対策を考えましょう。じゃあ失礼します。][ご苦労様。][はいそれでは持ち場に戻ってください。]
植栽と石組を含めた庭の感じを頭に描いてください、それを画面に表示しながら仕上げていきます。][このワンちゃん、すごい能力を持っているんですね。わかりました。2・3日待ってくれますか構想を練ってみます。]
抹茶茶碗がよく売れている。歴史上の楽家以外の中堅どころの普及品を15,000円、上手の普及品を25,000円で出したところ注文が殺到している。やっぱり千家関係の需要はすごいものがある。卸売りの希望も多く一般陶器をはじめとして、茶道や華道からも多く店には販売価格の6割、教室には7割で卸している。経験が豊富な人もネットの実物写真を見て、目からウロコ状態になっている。
ついに遠州とユリのコンビが造園に成功した。みんなにわかるように、造園小堀遠州と大きめの看板を立てておいたがお茶碗の遠州好みとともに堪能しているようだ。[ユリちゃん、初仕事成功おめでとう。]すずに頭を撫でられて誇らしい顔をしながら嬉しがっている。
282
志野の花器仕入チームで面白いものがペアで見つかった。たぶん商時代の青銅製の祭器だと思うが、花器にピッタリで龍の彫刻が施されているので王室のものに間違いない。調べたらC国の重要文化財にも載っていないので、また大使館のお世話になることもない。超能力パソコンで探しているので、現存していなくても出てくるのである。
志野[これは国宝もので間違いないわ、お店の看板になる代物です。][間違いないな、買う人はいないと思うけど一応ペアで500億円をつけておこうか。実質はただだけどな、はっははは。]
[それから海の坊の花器は全部揃えました。作られた時に枝分かれしていますので表面は全くの別物になっています。][これは海の坊で使われていますなんて、表示しない方がいいな。販売員にも徹底させるように。][わかりました。でも手頃な価格で手に入るのでびっくりするとともに、これは間違いなく人気になりますね。]
283
ゴン太にユリは犬用トイレで自分で水を流して使うので、手間は全くかからない。屋上の犬用トレーニングコートにも勝手に行けるので、気分転換に2匹でちょくちょく利用している。散歩もしなくていいので、全く手間いらずである。
さてゴンちゃん、今日は大好きなアサード(アルゼンチン焼肉)だぞ。ゴンちゃん、アサードだよ。ワンワンワン。犬たちは食べ物のことは絶対に忘れないし、下手な冗談も許さない。裏庭に半切りのドラム缶が用意してあり網がかぶさっている。
2日前に料理長に言ってあるので4人の料理人はテキパキと牛肉と鶏肉を焼いている。ペルー料理のセビーチェというヒラメの刺身にイカとタコを生で刻んでオニオンとレモン汁を混ぜたものもある。これは日本人の好みに合うのか人気の料理である。ピスコという白ブドウで作った蒸留酒も用意してある。[さあ、みんなどんどんやってくれ、おかげさんで売り上げは快調だ。]
284
サスケ[アサードなんて久しぶりですね。四越デパート8階の展示会の打ち上げ以来です。小さな借家でしたけれど。]ワンワンワン。[人数も増えてだいぶ大掛かりになった。みんな思いきっりのんでいいぞ、寝場所は隣だ。]
すず、[私はこの焼酎ですけれど、外で飲むのはおいしいですね。]料理長、[明日香の酒はたくさんありますので、心配はいりませんよ。]福丸デパートの応援要員もガンガン行っている。次郎長、[お前たちもいっぱい食べろ。]茶畑から来た3人も美味そうにしている。
[私は先にひと風呂浴びるのでゆっくりとやってくれ。]さて今日はC国大使館に頼まれたということで2人の調査員が来ることになっている。例の500億円の花器のことである。王様の直感でほんとうの調査員かどうかわからないので、特に注意しろとの指示が出ている。ゴン太にユリも約束の時間に入口で待ち構えていた。若い精悍な顔つきの男と、学者風の年配者がやってきた。
285
バリアーは解かれていてすんなりと入れる作戦である。ただゴン太とユリはワンと一声吠えた。調査員はジロリと犬を見たが小政の誘導で奥へ入っていった。私が責任者ですと名刺を渡すと相手も名刺を差し出した。C国の学術員のように書いてある。[これが写真のものですか。][そうです。][これは故宮博物館にあったものです。返却していただくことになると思います。]
[すみませんがあなたの身分証明書を見せていただけますか。][名刺を渡したはずです。][身分証明書です。][疑うのですか、はいこれですよ。][故宮博物館の職員ですか。][身分証明書の通りです。][ウソではありませんね。ゴンちゃんどう。]ワン、1回返事ということは嘘ということである。
[わかりました。それでは直接大使館に聞いてみます。]それを聞いた瞬間逃げ出そうとしたが、作戦通り石松他2名と大政に小政5名の次郎長一家の精鋭が手ぐすねを引いて待っていたので足に絡め倒し、ボコボコにして縛り上げてしまった。
286
石松[お、お、おうさま、あ、あ、足でも、お、おっちゃいましょうか。][他のお客様に迷惑が掛かるので3階の事務所に、うるさくないように猿轡をかまして転がしておきなさい。][はいわかりました。]
王様は警察でなくC国大使館に連絡をしたら、すぐに担当者が向かうとのことだった。大使館からはこの前の若い男性と警備員風の体格のいい男2人が付き添ってきた。入口でまた足がガクガクするのではないかと身構えたが解除してあるのですんなりと入ってきた。[C国大使館の○○です。ほかの二人は警備員です。]小政が対応した。[3階にいますんでどうぞ。]
2人を見てすぐにどのような相手かわかったようである。[この男2人は学術員を語る詐欺師です。どうぞ警察に渡してください。それとだまそうとしたものを一応確認させていただきます。]王様のいる1階の花器のところに案内してきた。[どうもお疲れ様です。私が責任者です。]
287
[こちらが奴らが狙ったものですか、拝見させていただきます。]真剣な顔つきになって2個の青銅器を隅から隅まで確認し、[見事な本物です。これは私見ですが500奥円で売っていただけるのでしたら本物の学術員と稟議決裁を経て買い入れということになります。]
[ありがとうございます。それでは売り止めにして調査と決済をお待ちしております。]迅速に警察は詐欺師を連れて行った。大使館員も確認しているのでとてもやりやすい案件だと言って、最敬礼をして帰っていった。[ご、ご、ごひゃくおくえんですか。][確かに高額だが相場から言ったら妥当なところだ、ものがないからね。]
小堀遠州は顛末をず~っと見ていて笑いをかみ殺している。[サスケさん、王様はかなりやりますね、はははは。][さぁ、元に戻って、500億円の話はもうおしまいだ。志野さんはお手柄でした。][王様が青銅器といったから探してみただです。最初のとっかかりは王様ですよ。]
288
朝のミーティング中にいつもの竹中半兵衛重治が風のようにフワリとやってきた。明日香王国の参謀長である。[なかなか派手にやってらっしゃいますね。ご苦労様です。今日は大事な話があるのですがよろしいでしょうか。]
[やあ、しばらく、大体の打ち合わせが済んだところなんで、お話になっても結構ですよ。][実はそろそろ明日香王国の接続ということで目立つことを知らしめたいのですが、小堀遠州さんの復活や国宝の分身ということで世間もなんか普通と違うなと感じていると思うのですが、ここでもう一歩進めてこりゃあなんかあるなと予感するような、強烈なのをお見舞いしたいのですが。]
[ほう、おもしろそうだな、どうぞ話を進めてください。][対馬の仏像が2体盗まれ1体が指を欠損されて返却されましたが、ほかの1体はまだ戻っていません。そこでもう1体を超能力で回収し、ここから本題ですがK国の国宝の仏像20体がお詫びとして100年間こちらにいるということで一緒についてくるというのはいかがでしょうか。
289
当然に返せということになりますが、仏像が力ずくでは動かない設定にすればいいのです。万が一に持っていかれてもまた帰ってくるようにすれば問題ないのです。対馬の仏像は半年間こちらで預かり、無料で国宝と一緒に見てもらい半年後に分身をこちらに置いて対馬に帰ってもらいます。
なんとかならないかとしつこく言ってくるでしょうが、これは仏様の意思で私たちではどうしようもないとうそぶくのです。そして仏様が納得するようなことをすれば、あるいは呪縛を解かれるかもしれないとこうもっともらしことを述べれば面白いのです。国民はやんやの喝采を送り、胸がスカッとすると思いますよ。]
[倉庫はまだ上の階に余裕があるので3階のものを移動すれば保管はできる。一般の人達というより特定の人達に見せるという感じかな無料で見せるのが目的でなく保管をしてインパクトを与えるのが目的ということになる。
290
それにしても見事で面白いシナリオだがみんなの意見を聞かせてくれるかな。]サスケ、[私はこういう話を待っていましたので、進めるべきだと思います。]次郎長、[遣りたい放題やられていますんで、ここいらへんで一発お見舞いしときませんとなめられっぱなしになります。全面的に賛成です。]
すず[商売に多少影響しますが、どうってことないレベルだと思います。なにしろ原価率がたいへんよろしいもんで。ははは。ゴン太にユリ、ワンワンワン。[ゴンちゃんも賛成か頼もしいな。]王様、[それでは3階の倉庫をかたずけて、仏像が来たら]ショーケースで覆ってその上にバリアーをかぶせればもっていかれない、それと始まったら当然にやかましくなるが全く問題ないので、自分の仕事をするように言ってください。
こんなことでよろしいかな。竹中[期待していますが、何か問題があったら一緒に対策を考えましょう。じゃあ失礼します。][ご苦労様。][はいそれでは持ち場に戻ってください。]
0
あなたにおすすめの小説
鎮魂の絵師 ー長喜と写楽ー
霞花怜
歴史・時代
【第11回歴史・時代小説大賞 奨励賞】
絵師・栄松斎長喜は、蔦屋重三郎が営む耕書堂に居住する絵師だ。ある春の日に、斎藤十郎兵衛と名乗る男が連れてきた「喜乃」という名の少女とで出会う。五歳の娘とは思えぬ美貌を持ちながら、周囲の人間に異常な敵愾心を抱く喜乃に興味を引かれる。耕書堂に居住で丁稚を始めた喜乃に懐かれ、共に過ごすようになる。長喜の真似をして絵を描き始めた喜乃に、自分の師匠である鳥山石燕を紹介する長喜。石燕の暮らす吾柳庵には、二人の妖怪が居住し、石燕の世話をしていた。妖怪とも仲良くなり、石燕の指導の下、絵の才覚を現していく喜乃。「絵師にはしてやれねぇ」という蔦重の真意がわからぬまま、喜乃を見守り続ける。ある日、喜乃にずっとついて回る黒い影に気が付いて、嫌な予感を覚える長喜。どう考えても訳ありな身の上である喜乃を気に掛ける長喜に「深入りするな」と忠言する京伝。様々な人々に囲まれながらも、どこか独りぼっちな喜乃を長喜は放っておけなかった。娘を育てるような気持で喜乃に接する長喜だが、師匠の石燕もまた、孫に接するように喜乃に接する。そんなある日、石燕から「俺の似絵を描いてくれ」と頼まれる。長喜が書いた似絵は、魂を冥府に誘う道標になる。それを知る石燕からの依頼であった。
【カクヨム・小説家になろう・アルファポリスに同作品掲載中】
※各話の最後に小噺を載せているのはアルファポリスさんだけです。(カクヨムは第1章だけ載ってますが需要ないのでやめました)
アブナイお殿様-月野家江戸屋敷騒動顛末-(R15版)
三矢由巳
歴史・時代
時は江戸、老中水野忠邦が失脚した頃のこと。
佳穂(かほ)は江戸の望月藩月野家上屋敷の奥方様に仕える中臈。
幼い頃に会った千代という少女に憧れ、奥での一生奉公を望んでいた。
ところが、若殿様が急死し事態は一変、分家から養子に入った慶温(よしはる)こと又四郎に侍ることに。
又四郎はずっと前にも会ったことがあると言うが、佳穂には心当たりがない。
海外の事情や英吉利語を教える又四郎に翻弄されるも、惹かれていく佳穂。
一方、二人の周辺では次々に不可解な事件が起きる。
事件の真相を追うのは又四郎や屋敷の人々、そしてスタンダードプードルのシロ。
果たして、佳穂は又四郎と結ばれるのか。
シロの鼻が真実を追い詰める!
別サイトで発表した作品のR15版です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
別れし夫婦の御定書(おさだめがき)
佐倉 蘭
歴史・時代
★第11回歴史・時代小説大賞 奨励賞受賞★
嫡男を産めぬがゆえに、姑の策略で南町奉行所の例繰方与力・進藤 又十蔵と離縁させられた与岐(よき)。
離縁後、生家の父の猛反対を押し切って生まれ育った八丁堀の組屋敷を出ると、小伝馬町の仕舞屋に居を定めて一人暮らしを始めた。
月日は流れ、姑の思惑どおり後妻が嫡男を産み、婚家に置いてきた娘は二人とも無事与力の御家に嫁いだ。
おのれに起こったことは綺麗さっぱり水に流した与岐は、今では女だてらに離縁を望む町家の女房たちの代わりに亭主どもから去り状(三行半)をもぎ取るなどをする「公事師(くじし)」の生業(なりわい)をして生計を立てていた。
されどもある日突然、与岐の仕舞屋にとっくの昔に離縁したはずの元夫・又十蔵が転がり込んできて——
※「今宵は遣らずの雨」「大江戸ロミオ&ジュリエット」「大江戸シンデレラ」「大江戸の番人 〜吉原髪切り捕物帖〜」にうっすらと関連したお話ですが単独でお読みいただけます。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる