86 / 303
福丸デパート船橋店が稼働
しおりを挟む
1191
1・2回はJRで3・4階がエアトレイン、5階が生鮮品で6階が日用品それに7階が明日香名店街8階が100円ショップである。9階から本格的な福丸デパート仕様で内装もガラリ一変でベルサイユ宮殿並みの豪華さである。特にここ9階には力を入れていて、自慢の超能力縫製で30分で個別のデザインで縫製まで完了してしまうのである。他に靴にスーツそして何と鞄まで手頃な金額でオリジナル品を作ってしまうのである。特にドレスは福丸本店に有名人も来ていたくらいなので人気は抜群である。それに世界一の産地であるジュエリー品が種類も多く、産地と同じ価格で買えるのでこれも目玉品の一つになっている。営業時間は帰りの客を当て込んで11時00分から22時迄である。王様一行は志野に昴と近所の子のチヨも一緒である。25階の家具店ではチヨの両親が仕事をしている。[どうですか。覚えましたか。][あっ、お母さんだ。][はい。今日からですが、だいたいはのみ込めました。]
1192
[そうですか。ベテランですので期待しています。][ありがとうございます。一客一客に心を込めて接客しようと思っています。]45階の特選展示コーナーでは明日香陶芸展で入選した作品と、優秀な作品合計で50点が展示されていた。入場は無料である。[お客さんの反応はどうですか。][はい。時々作者の連絡先を聞く方もいらっしゃいます。]福丸デパートの支店長がやってきた。支[別室にお茶が用意してあります。][どの売り場が人気かな。][はい。予想通りに生鮮と100円均一ですね。このフロアはかなりの人出です。まだわかりませんが会社帰りに生活必需品を、購入されるお客さんも多いと思います。][100円均一は日本のNO1ダイソ〇を、簡単に負かしちゃったからな。これだけで集客はかなりのものだし、鮮度抜群の鮮魚や有機栽培で無農薬の野菜に果物の生鮮も、かなりお得だからこれもお客を呼べる。特選売り場も頑張ってくれよ。][はい。わかりました。]
1193
[すずさん雰囲気的にどうですか。][スーパー的な商品は問題が無いのですが、問題は9階からの本来的なデパート商品ですよね。目玉商品がが多いので面白いと思うのですが、どうでしょう見てみないとわかりません。][せっかくだからチヨちゃんもいるし、おもちゃ売り場にでも行ってみるか。]2人の子供とも目を輝かせている。[チヨちゃん好きな物を買ってあげるよ。][昴ちゃんからどうぞ。][ボクはエアトレインのおもちゃが欲しいな。チヨちゃんは何にするの。][私は子供用のお裁縫セットが欲しいです。]2人ともに欲しいものを買ってもらってにこにこ顔である。次の日におばあちゃんと一緒に犬の絵を持ってきた。[王様、昨日はどうもありがとうございました。これは兆助のお嫁さんです。絵のお返しです。][これはどうもありがとう。兆助~こっちに来なさい。]兆助がやってきた。[この絵はチヨちゃんがくれた兆助のお嫁さんだ。良かったな。]ワンワンワン。嬉しそうにはしゃいでいる。
1194
チヨはさっそく昴のところに遊びに行った。志野[チヨちゃんは賢い子ですよ。][そうみたいだな。]王宮に辰五郎と大前田栄五郎が来ている。[カシラ、呼びつけて悪いね。][いえいえどういたしまして、御用ですか。][そうなんだが、第二パナマというかガテマラ運河が近々着工で完成は約3か月後だが、そこの警備を任せたい。コーヒー園と同じようにバリアーを被せるので他から変なのは入ってこないと思うのだが、置かないわけにはいかない。ここも同じように犬とのペアでやってほしいのだ。それと3か所のコーヒー園の警備を頼んでいるが、園内には昔からの労働者が各農園ごとに2,500人ぐらいが居住をしています。そこで小中学生用に一か所の農園毎に、合気武道の道場を4ヵ所造り全部で12か所に造ります。そこの子供たちは中学を卒業しても職が無く将来が明るくない。そこで子供たちの将来のために希望者にはガードマンにコックの見習いそれに介護士、優秀な生徒には留学をさせて看護師
1195
の勉強をさせたいと思っている。ただ子供だと初段を取るまで5年ほどは普通にかかる。その為に近々卒業をするガードマン希望者は明日香王国の少年自衛隊に入れて鍛えてもらう。3年で初段を取れるようにするが取れなかったら、サスケも宗家なので資格を発行してもらいます。サスケとすずは流祖の関口柔心からのものでなく、観世音菩薩直接の上級師範と師範の免許ですので合気武道観世音流の宗家はサスケさんなのです。ですから露四阿戦での露四阿基地への攻撃はサスケさんがやったのであり、関口柔心ではありません。他の職への斡旋は全員が道場で3年以上を修行した者が対象ですので、陸軍少年学校への斡旋以外はありません。私が100パーセントの運営資金を出していますので、私の言うことは聞くと思います。とりあえずは毎年25人を留学させます。但し、卒業してからも明日香国から何らかの事情で招集があった場合は必ず応じるという、念書をかかせますけれどね。
1196
こんなことで25人を面倒を見てくれるかな。]辰[それは願ってもないことです。お里が知れている者たちは信用がありますんで、明日香人に準じます。徐々にコーヒー園やガテマラ国内の仕事は園内出身者にしていきます。][5年ほどやって初段が取れたものは自衛隊学校に行く必要が無いのでそのまま就職になります。今までは外国人には超能力の伝授は禁止になっていたのですが、特別な場合は朧の術だけ伝授するようにします。相手からの攻撃にはブロックできますので、ほとんどの危険地で対処できます。]大前田[中米や南米は危険地帯が多いので、朧を仕えて防御ができるのは大きいです。それに明日香人以外の幹部も必要でこの者たちが幹部になりますので、とてもいい話だと思います。][真田康之さんのところで運河の詳細を調べて、見積もりを出してみます。][ところで、ブランディーにワインやお茶の販売はどうなったかな。]
1197
[はい。王様が回してくれました2人が頑張ってくれまして、酒とお茶は右肩上がりで売り上げが上がっています。プーアール茶は香港から上陸させたのですが、宣伝するよりも商品の優秀さで人気が出まして、中国本土にも売り込もうと思っています。][そうかそれは良かったな。こちらもアルチャナルというかブータンの東側のところで、酒造会社を作ったんだけども上々の人気になっている。ちょっと味見をしてくれるかな。すずさん、ブータンのお酒を持ってきてくれるかな。]2人に桶買いの名人の酒の白米を注いだ。辰[これはうまいですね~。伊蔵以上ですよ。20,000円ぐらいのお酒ですか。][それほど高くない。11,500円だ。買い物だろ。]大前田[日本にこれ以上の焼酎はありません。びっくりです。][はっはっはっ。ありがとう。1,550円の普及品も出すので人気になると思うよ。]
料理修行中のター坊が頭を抱えている。賄い飯でミスったのである。
1198
[ボクは才能が無いのかな、いくら一生懸命にやってもダメなんだ。][板長に味を直されたぐらいで、根性無いわね~。][そうだジョー。もっとしがみついていかなければダメだジョー。]四人組[野菜煮は味付けが微妙で難しいんですよ。もう少し頑張れば行けますよ。]
誰もいなくなった板場で反省会が続いている。
アルゼンチンの斎藤館に辰五郎と子供3人がやってきた。本日は王様の名代としてである。
辰[先ほど神社にこの特大薦被りを納めてきました。こちらにも一樽と王様からの指示でございます。]道三[それは助かった。祭礼の神社に薦被りが並ばないと様にならないと、心配をしていたところだった。ペルーの酒造会社からのものが2樽並んでいるが、それだけではちょっと寂しかったから王様には良く礼を言ってくれるかな。][かしこまりました。ちゃんと伝えます。それでは子供たちが祭り見物を楽しみにしていますんで失礼をします。]
1199
タエ[日本や明日香の祭りと同じに感じるわ。][結局、自分たちの故郷の美濃の祭りと同じにしたようだ。][そりゃあそうですよ。自分のところのが一番いいです。][ボクは綿あめ食べたいジョー。][これは本式の屋台だな。何処かで習ったのかな。][はい。玉蘭市の黒駒勝蔵親分から教えていただきました。][そうか、そうか。面倒見のいいひとか。][はい。私達は正式ではありませんが、子分のようなものです。][まあ、頑張って稼ぎなさいよ。][はい、ありがとうございます。失礼ですが、お名前を教えていただけませんか。][王様の名代で来ている、新門辰五郎です。][これはこれは、大親分ですか。とんだ失礼をいたしました。]
[いいってことよ。今後ともよろしくな。][こちらこそ、よろしくお願いします。]
陶芸店の前で南長線大使館の女史が、建物の中に入ろうとしたがバリアーで入れずに足をバタバタさせている。いつもの風物詩のような光景である。
1200
警護の石松に鬼吉それに法印大五郎が立っているが、いつものようにほっぽりっぱなしである。大声で喚き出して邪魔なので石松が脇に追いやった。[私は中に入りたいのよ。][か・か・かってにどうぞ。][大事なことなのよ。]後から駆け付けた外務省の担当者が、替わって中に入ってきた。すかさず小政が用件を聞いた。[お急ぎの用件できました。][ですからどんな用件で。][K国を支援のお願いです。][そういうことでしたら、向かいの建物で伺います。][何とか王様にお目通りをお願いします。][ここは陶芸店です。お帰りください。]サスケ[なんか急用ですか。][はい。K国で複合的に伝染病がはやりましたので、支援をお願いしたいのです。]サスケ[そういうことでしたら、向かいのビルへどうぞ。][これはK国大統領の親書です。][親書をいただくほど親しくありませんのでお持ち帰り下さい。]それを聞いていた王様、[まあ、話を伺いましょうか。こちらにどうぞ。][これが親書です。]
1・2回はJRで3・4階がエアトレイン、5階が生鮮品で6階が日用品それに7階が明日香名店街8階が100円ショップである。9階から本格的な福丸デパート仕様で内装もガラリ一変でベルサイユ宮殿並みの豪華さである。特にここ9階には力を入れていて、自慢の超能力縫製で30分で個別のデザインで縫製まで完了してしまうのである。他に靴にスーツそして何と鞄まで手頃な金額でオリジナル品を作ってしまうのである。特にドレスは福丸本店に有名人も来ていたくらいなので人気は抜群である。それに世界一の産地であるジュエリー品が種類も多く、産地と同じ価格で買えるのでこれも目玉品の一つになっている。営業時間は帰りの客を当て込んで11時00分から22時迄である。王様一行は志野に昴と近所の子のチヨも一緒である。25階の家具店ではチヨの両親が仕事をしている。[どうですか。覚えましたか。][あっ、お母さんだ。][はい。今日からですが、だいたいはのみ込めました。]
1192
[そうですか。ベテランですので期待しています。][ありがとうございます。一客一客に心を込めて接客しようと思っています。]45階の特選展示コーナーでは明日香陶芸展で入選した作品と、優秀な作品合計で50点が展示されていた。入場は無料である。[お客さんの反応はどうですか。][はい。時々作者の連絡先を聞く方もいらっしゃいます。]福丸デパートの支店長がやってきた。支[別室にお茶が用意してあります。][どの売り場が人気かな。][はい。予想通りに生鮮と100円均一ですね。このフロアはかなりの人出です。まだわかりませんが会社帰りに生活必需品を、購入されるお客さんも多いと思います。][100円均一は日本のNO1ダイソ〇を、簡単に負かしちゃったからな。これだけで集客はかなりのものだし、鮮度抜群の鮮魚や有機栽培で無農薬の野菜に果物の生鮮も、かなりお得だからこれもお客を呼べる。特選売り場も頑張ってくれよ。][はい。わかりました。]
1193
[すずさん雰囲気的にどうですか。][スーパー的な商品は問題が無いのですが、問題は9階からの本来的なデパート商品ですよね。目玉商品がが多いので面白いと思うのですが、どうでしょう見てみないとわかりません。][せっかくだからチヨちゃんもいるし、おもちゃ売り場にでも行ってみるか。]2人の子供とも目を輝かせている。[チヨちゃん好きな物を買ってあげるよ。][昴ちゃんからどうぞ。][ボクはエアトレインのおもちゃが欲しいな。チヨちゃんは何にするの。][私は子供用のお裁縫セットが欲しいです。]2人ともに欲しいものを買ってもらってにこにこ顔である。次の日におばあちゃんと一緒に犬の絵を持ってきた。[王様、昨日はどうもありがとうございました。これは兆助のお嫁さんです。絵のお返しです。][これはどうもありがとう。兆助~こっちに来なさい。]兆助がやってきた。[この絵はチヨちゃんがくれた兆助のお嫁さんだ。良かったな。]ワンワンワン。嬉しそうにはしゃいでいる。
1194
チヨはさっそく昴のところに遊びに行った。志野[チヨちゃんは賢い子ですよ。][そうみたいだな。]王宮に辰五郎と大前田栄五郎が来ている。[カシラ、呼びつけて悪いね。][いえいえどういたしまして、御用ですか。][そうなんだが、第二パナマというかガテマラ運河が近々着工で完成は約3か月後だが、そこの警備を任せたい。コーヒー園と同じようにバリアーを被せるので他から変なのは入ってこないと思うのだが、置かないわけにはいかない。ここも同じように犬とのペアでやってほしいのだ。それと3か所のコーヒー園の警備を頼んでいるが、園内には昔からの労働者が各農園ごとに2,500人ぐらいが居住をしています。そこで小中学生用に一か所の農園毎に、合気武道の道場を4ヵ所造り全部で12か所に造ります。そこの子供たちは中学を卒業しても職が無く将来が明るくない。そこで子供たちの将来のために希望者にはガードマンにコックの見習いそれに介護士、優秀な生徒には留学をさせて看護師
1195
の勉強をさせたいと思っている。ただ子供だと初段を取るまで5年ほどは普通にかかる。その為に近々卒業をするガードマン希望者は明日香王国の少年自衛隊に入れて鍛えてもらう。3年で初段を取れるようにするが取れなかったら、サスケも宗家なので資格を発行してもらいます。サスケとすずは流祖の関口柔心からのものでなく、観世音菩薩直接の上級師範と師範の免許ですので合気武道観世音流の宗家はサスケさんなのです。ですから露四阿戦での露四阿基地への攻撃はサスケさんがやったのであり、関口柔心ではありません。他の職への斡旋は全員が道場で3年以上を修行した者が対象ですので、陸軍少年学校への斡旋以外はありません。私が100パーセントの運営資金を出していますので、私の言うことは聞くと思います。とりあえずは毎年25人を留学させます。但し、卒業してからも明日香国から何らかの事情で招集があった場合は必ず応じるという、念書をかかせますけれどね。
1196
こんなことで25人を面倒を見てくれるかな。]辰[それは願ってもないことです。お里が知れている者たちは信用がありますんで、明日香人に準じます。徐々にコーヒー園やガテマラ国内の仕事は園内出身者にしていきます。][5年ほどやって初段が取れたものは自衛隊学校に行く必要が無いのでそのまま就職になります。今までは外国人には超能力の伝授は禁止になっていたのですが、特別な場合は朧の術だけ伝授するようにします。相手からの攻撃にはブロックできますので、ほとんどの危険地で対処できます。]大前田[中米や南米は危険地帯が多いので、朧を仕えて防御ができるのは大きいです。それに明日香人以外の幹部も必要でこの者たちが幹部になりますので、とてもいい話だと思います。][真田康之さんのところで運河の詳細を調べて、見積もりを出してみます。][ところで、ブランディーにワインやお茶の販売はどうなったかな。]
1197
[はい。王様が回してくれました2人が頑張ってくれまして、酒とお茶は右肩上がりで売り上げが上がっています。プーアール茶は香港から上陸させたのですが、宣伝するよりも商品の優秀さで人気が出まして、中国本土にも売り込もうと思っています。][そうかそれは良かったな。こちらもアルチャナルというかブータンの東側のところで、酒造会社を作ったんだけども上々の人気になっている。ちょっと味見をしてくれるかな。すずさん、ブータンのお酒を持ってきてくれるかな。]2人に桶買いの名人の酒の白米を注いだ。辰[これはうまいですね~。伊蔵以上ですよ。20,000円ぐらいのお酒ですか。][それほど高くない。11,500円だ。買い物だろ。]大前田[日本にこれ以上の焼酎はありません。びっくりです。][はっはっはっ。ありがとう。1,550円の普及品も出すので人気になると思うよ。]
料理修行中のター坊が頭を抱えている。賄い飯でミスったのである。
1198
[ボクは才能が無いのかな、いくら一生懸命にやってもダメなんだ。][板長に味を直されたぐらいで、根性無いわね~。][そうだジョー。もっとしがみついていかなければダメだジョー。]四人組[野菜煮は味付けが微妙で難しいんですよ。もう少し頑張れば行けますよ。]
誰もいなくなった板場で反省会が続いている。
アルゼンチンの斎藤館に辰五郎と子供3人がやってきた。本日は王様の名代としてである。
辰[先ほど神社にこの特大薦被りを納めてきました。こちらにも一樽と王様からの指示でございます。]道三[それは助かった。祭礼の神社に薦被りが並ばないと様にならないと、心配をしていたところだった。ペルーの酒造会社からのものが2樽並んでいるが、それだけではちょっと寂しかったから王様には良く礼を言ってくれるかな。][かしこまりました。ちゃんと伝えます。それでは子供たちが祭り見物を楽しみにしていますんで失礼をします。]
1199
タエ[日本や明日香の祭りと同じに感じるわ。][結局、自分たちの故郷の美濃の祭りと同じにしたようだ。][そりゃあそうですよ。自分のところのが一番いいです。][ボクは綿あめ食べたいジョー。][これは本式の屋台だな。何処かで習ったのかな。][はい。玉蘭市の黒駒勝蔵親分から教えていただきました。][そうか、そうか。面倒見のいいひとか。][はい。私達は正式ではありませんが、子分のようなものです。][まあ、頑張って稼ぎなさいよ。][はい、ありがとうございます。失礼ですが、お名前を教えていただけませんか。][王様の名代で来ている、新門辰五郎です。][これはこれは、大親分ですか。とんだ失礼をいたしました。]
[いいってことよ。今後ともよろしくな。][こちらこそ、よろしくお願いします。]
陶芸店の前で南長線大使館の女史が、建物の中に入ろうとしたがバリアーで入れずに足をバタバタさせている。いつもの風物詩のような光景である。
1200
警護の石松に鬼吉それに法印大五郎が立っているが、いつものようにほっぽりっぱなしである。大声で喚き出して邪魔なので石松が脇に追いやった。[私は中に入りたいのよ。][か・か・かってにどうぞ。][大事なことなのよ。]後から駆け付けた外務省の担当者が、替わって中に入ってきた。すかさず小政が用件を聞いた。[お急ぎの用件できました。][ですからどんな用件で。][K国を支援のお願いです。][そういうことでしたら、向かいの建物で伺います。][何とか王様にお目通りをお願いします。][ここは陶芸店です。お帰りください。]サスケ[なんか急用ですか。][はい。K国で複合的に伝染病がはやりましたので、支援をお願いしたいのです。]サスケ[そういうことでしたら、向かいのビルへどうぞ。][これはK国大統領の親書です。][親書をいただくほど親しくありませんのでお持ち帰り下さい。]それを聞いていた王様、[まあ、話を伺いましょうか。こちらにどうぞ。][これが親書です。]
0
あなたにおすすめの小説
鎮魂の絵師 ー長喜と写楽ー
霞花怜
歴史・時代
【第11回歴史・時代小説大賞 奨励賞】
絵師・栄松斎長喜は、蔦屋重三郎が営む耕書堂に居住する絵師だ。ある春の日に、斎藤十郎兵衛と名乗る男が連れてきた「喜乃」という名の少女とで出会う。五歳の娘とは思えぬ美貌を持ちながら、周囲の人間に異常な敵愾心を抱く喜乃に興味を引かれる。耕書堂に居住で丁稚を始めた喜乃に懐かれ、共に過ごすようになる。長喜の真似をして絵を描き始めた喜乃に、自分の師匠である鳥山石燕を紹介する長喜。石燕の暮らす吾柳庵には、二人の妖怪が居住し、石燕の世話をしていた。妖怪とも仲良くなり、石燕の指導の下、絵の才覚を現していく喜乃。「絵師にはしてやれねぇ」という蔦重の真意がわからぬまま、喜乃を見守り続ける。ある日、喜乃にずっとついて回る黒い影に気が付いて、嫌な予感を覚える長喜。どう考えても訳ありな身の上である喜乃を気に掛ける長喜に「深入りするな」と忠言する京伝。様々な人々に囲まれながらも、どこか独りぼっちな喜乃を長喜は放っておけなかった。娘を育てるような気持で喜乃に接する長喜だが、師匠の石燕もまた、孫に接するように喜乃に接する。そんなある日、石燕から「俺の似絵を描いてくれ」と頼まれる。長喜が書いた似絵は、魂を冥府に誘う道標になる。それを知る石燕からの依頼であった。
【カクヨム・小説家になろう・アルファポリスに同作品掲載中】
※各話の最後に小噺を載せているのはアルファポリスさんだけです。(カクヨムは第1章だけ載ってますが需要ないのでやめました)
アブナイお殿様-月野家江戸屋敷騒動顛末-(R15版)
三矢由巳
歴史・時代
時は江戸、老中水野忠邦が失脚した頃のこと。
佳穂(かほ)は江戸の望月藩月野家上屋敷の奥方様に仕える中臈。
幼い頃に会った千代という少女に憧れ、奥での一生奉公を望んでいた。
ところが、若殿様が急死し事態は一変、分家から養子に入った慶温(よしはる)こと又四郎に侍ることに。
又四郎はずっと前にも会ったことがあると言うが、佳穂には心当たりがない。
海外の事情や英吉利語を教える又四郎に翻弄されるも、惹かれていく佳穂。
一方、二人の周辺では次々に不可解な事件が起きる。
事件の真相を追うのは又四郎や屋敷の人々、そしてスタンダードプードルのシロ。
果たして、佳穂は又四郎と結ばれるのか。
シロの鼻が真実を追い詰める!
別サイトで発表した作品のR15版です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
別れし夫婦の御定書(おさだめがき)
佐倉 蘭
歴史・時代
★第11回歴史・時代小説大賞 奨励賞受賞★
嫡男を産めぬがゆえに、姑の策略で南町奉行所の例繰方与力・進藤 又十蔵と離縁させられた与岐(よき)。
離縁後、生家の父の猛反対を押し切って生まれ育った八丁堀の組屋敷を出ると、小伝馬町の仕舞屋に居を定めて一人暮らしを始めた。
月日は流れ、姑の思惑どおり後妻が嫡男を産み、婚家に置いてきた娘は二人とも無事与力の御家に嫁いだ。
おのれに起こったことは綺麗さっぱり水に流した与岐は、今では女だてらに離縁を望む町家の女房たちの代わりに亭主どもから去り状(三行半)をもぎ取るなどをする「公事師(くじし)」の生業(なりわい)をして生計を立てていた。
されどもある日突然、与岐の仕舞屋にとっくの昔に離縁したはずの元夫・又十蔵が転がり込んできて——
※「今宵は遣らずの雨」「大江戸ロミオ&ジュリエット」「大江戸シンデレラ」「大江戸の番人 〜吉原髪切り捕物帖〜」にうっすらと関連したお話ですが単独でお読みいただけます。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる