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第五章 人神異界最終決戦
三話 人神異界最終決戦 其の参
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「全員! 魂を捉えれる人はミレニアムに向かって!」
バサラの言葉の意味は分からずとも、彼らはそれが最適になることを信じ、動き出した。
「バサラ~! 僕の能力で飛ばすよー!」
ロキは嬉しそうに黒い穴を開けるとそこにいた四人の騎士団長は迷うことなく、駆ける。そして、その場にいる戦えない者をロキは見抜くと彼らの下にも黒い穴を作り出し、飛ばした。
「いい判断、でも、もう遅いよ。二人かな、先ずは」
ナナシがそう言うとバサラは迷うことなく涅槃静寂を振るった。しかし、ナナシが手をかざすとそこには風がクッションの様に挟まれ、バサラの一撃を拒んだ。
「さて、残った諸君が私に挑む者?」
バサラ、帰還者、四護聖と吟千代、そして、ロキ。彼らがその場には残っており、その他の面々がスカンダ達が居る場所へと飛ばされた。
ナナシは彼らに二つの刃を向けると振るった同時に風の魔術を付与することで斬撃の数を増やす。
幾千の風が一振りで襲い掛かり、バサラ達を刻み込もうとするもそれには誤算があった。
その場に残った一人が嵐を統べる者であることを。
ナナシは見誤る。
「嵐刀・無窮壱尽・嵐廼王」
一太刀は不可視の斬撃とそれに載せられた風の魔術を一掃する。そして、魂の世界から放たれた斬撃をバサラは切り裂いた。
「ヘェ~、私の風の魔術って嵐にも匹敵するはずなんだけど」
「それはまぁ、大層なことで。でも、私の嵐刀に弾かれた時点でご察しですね」
煽られた邪悪に笑い、続ける様にナナシは遠慮なく地面を操作し、地形を変えるもミカがそれらを母なる大地・四重奏の拳で破壊して道を作る。
わざと視界を遮るように一瞬だけ地面を壊すタイミングをミカは調整していた。
「空きましたよ! シンク!」
「完璧だ、ミカ!」
シンクの手に握られている魂乃器・夜想曲、その能力の全力解放。
グランはシンクの肉体に対してその場にいた全員の強化力を抑え、彼の体になるべく壊れないギリギリの強化を施した。
「かませ! シンク」
「言われんでもやる気だよ!」
ナナシに向けられた銃口に対して、彼女は剣を振るう素振りを見せるもバサラと帰還者、両者の刃が襲いかかる。
「即興にしては、やるね」
ナナシがそう呟くとシンクはその引き金を引く。
そこに生まれたのは霧により、作り出された見たことも無い、その世界にはあるまじき近代ですら兵器。
「固定 ・霧の電磁銃」
物体を電磁気力により加速して撃ち出す装置、その弾丸はシンク自身の魂を込めた霧の弾丸。鋭く鋭利に、そして、相手を一撃で屠れる様にと最大速度を出すために作り出したシンクの生み出した共鳴器の限界点。
それが今、ナナシへと放たれた。
100メートル以上離れていようがそれを目で終えることは不可能であり、ナナシの心臓、それどころか左上半身を木っ端微塵に吹き飛ばす。
ナナシは自身の肉体が吹き飛ばされたことで残った腕で無くなった部位を抑えるとその時にはバサラ、そして、帰還者の二人が彼女に切り掛かっていた。
バサラはナナシの素顔形を見て、一瞬だけ狼狽えた。それは彼女がアイリスと全く同じであったから。
脳内に駆け巡る困惑はバサラを戦いでの思考を停止させるほどであり、その隙を突かれ、殺されかけた。
だが、今は違う。
かつての自分なら手が止まってしまったでろう、アイリスに、自身の愛した存在に刃を向けた。
過去を切り捨てるのではなく、自身の最愛であった者を弄ぶ者を殺すために、バサラはその怒りをナナシに向ける。
「いやいや、恐れ入ったよ。この場にいる人間、本気で殺す気なんだね。うんうん、それでこそ私が作った人間だ!」
絶体絶命、そんな中、ナナシは笑った。
邪悪に、禍々しく微笑む姿は狂気そのもの。
狂言、ハッタリ、そんなものではない。
ナナシにとって、その言葉は一切の裏表なく、彼女にとっての愉悦である。
バサラの言葉の意味は分からずとも、彼らはそれが最適になることを信じ、動き出した。
「バサラ~! 僕の能力で飛ばすよー!」
ロキは嬉しそうに黒い穴を開けるとそこにいた四人の騎士団長は迷うことなく、駆ける。そして、その場にいる戦えない者をロキは見抜くと彼らの下にも黒い穴を作り出し、飛ばした。
「いい判断、でも、もう遅いよ。二人かな、先ずは」
ナナシがそう言うとバサラは迷うことなく涅槃静寂を振るった。しかし、ナナシが手をかざすとそこには風がクッションの様に挟まれ、バサラの一撃を拒んだ。
「さて、残った諸君が私に挑む者?」
バサラ、帰還者、四護聖と吟千代、そして、ロキ。彼らがその場には残っており、その他の面々がスカンダ達が居る場所へと飛ばされた。
ナナシは彼らに二つの刃を向けると振るった同時に風の魔術を付与することで斬撃の数を増やす。
幾千の風が一振りで襲い掛かり、バサラ達を刻み込もうとするもそれには誤算があった。
その場に残った一人が嵐を統べる者であることを。
ナナシは見誤る。
「嵐刀・無窮壱尽・嵐廼王」
一太刀は不可視の斬撃とそれに載せられた風の魔術を一掃する。そして、魂の世界から放たれた斬撃をバサラは切り裂いた。
「ヘェ~、私の風の魔術って嵐にも匹敵するはずなんだけど」
「それはまぁ、大層なことで。でも、私の嵐刀に弾かれた時点でご察しですね」
煽られた邪悪に笑い、続ける様にナナシは遠慮なく地面を操作し、地形を変えるもミカがそれらを母なる大地・四重奏の拳で破壊して道を作る。
わざと視界を遮るように一瞬だけ地面を壊すタイミングをミカは調整していた。
「空きましたよ! シンク!」
「完璧だ、ミカ!」
シンクの手に握られている魂乃器・夜想曲、その能力の全力解放。
グランはシンクの肉体に対してその場にいた全員の強化力を抑え、彼の体になるべく壊れないギリギリの強化を施した。
「かませ! シンク」
「言われんでもやる気だよ!」
ナナシに向けられた銃口に対して、彼女は剣を振るう素振りを見せるもバサラと帰還者、両者の刃が襲いかかる。
「即興にしては、やるね」
ナナシがそう呟くとシンクはその引き金を引く。
そこに生まれたのは霧により、作り出された見たことも無い、その世界にはあるまじき近代ですら兵器。
「固定 ・霧の電磁銃」
物体を電磁気力により加速して撃ち出す装置、その弾丸はシンク自身の魂を込めた霧の弾丸。鋭く鋭利に、そして、相手を一撃で屠れる様にと最大速度を出すために作り出したシンクの生み出した共鳴器の限界点。
それが今、ナナシへと放たれた。
100メートル以上離れていようがそれを目で終えることは不可能であり、ナナシの心臓、それどころか左上半身を木っ端微塵に吹き飛ばす。
ナナシは自身の肉体が吹き飛ばされたことで残った腕で無くなった部位を抑えるとその時にはバサラ、そして、帰還者の二人が彼女に切り掛かっていた。
バサラはナナシの素顔形を見て、一瞬だけ狼狽えた。それは彼女がアイリスと全く同じであったから。
脳内に駆け巡る困惑はバサラを戦いでの思考を停止させるほどであり、その隙を突かれ、殺されかけた。
だが、今は違う。
かつての自分なら手が止まってしまったでろう、アイリスに、自身の愛した存在に刃を向けた。
過去を切り捨てるのではなく、自身の最愛であった者を弄ぶ者を殺すために、バサラはその怒りをナナシに向ける。
「いやいや、恐れ入ったよ。この場にいる人間、本気で殺す気なんだね。うんうん、それでこそ私が作った人間だ!」
絶体絶命、そんな中、ナナシは笑った。
邪悪に、禍々しく微笑む姿は狂気そのもの。
狂言、ハッタリ、そんなものではない。
ナナシにとって、その言葉は一切の裏表なく、彼女にとっての愉悦である。
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