6 / 6
これから
しおりを挟む
「じゃあね、お兄ちゃん!」
電話は終わったようだ。
「電話して、よかっただろ」
「そうね。珍しくあなたに感謝してあげるわ」
優梨華はいつもの、冷徹な声に戻っていた。普段ならここで怒っている。だけど、もうそうしない。
「どういたしまして」
私は軽くこの言葉を返した。
「なによ。あなたらしくないわね」
優梨華は不思議そうに私を見た。私は感じた。ここが、話を切り出すタイミングだろうと。
「らしくないのは、優梨華の方じゃないか」
私の返事に、優梨華は虚を突かれたようにピタッと固まった。
「なあ、優梨華。本当は私と仲良くしたいんじゃないのか」
私は悟すように、言葉をかける。
「何を言ってるのかしら。あなたと仲良くいたいだなんて。微塵も思ったことないわ」
優梨華は淡々と冷ややかな目で私を見つめる。私と喧嘩する時と同じように。ただ、なんとなく感じる。優梨華は動揺していることを。表情には出ていないが確かに感じ取れる。このまま話し続けていけば、絶対に素直に感情を出してくれるはず。
「お兄さんから聞いたよ。普段、私のことをどう言ってるかって」
私は畳み掛けるように話を続けた。
「それはお兄ちゃんを心配させないため。ただ、それだけのことよ」
優梨華は淡々と答える。ただ、顔からは動揺の色を隠せていなかった。
「優梨華。じゃあ、どうしてそんな顔してるんだよ」
優梨華はそのままの表情で何も答えない。
「私は、仲良くしたい奴とは仲良くしたい。だから、お前の気持ちを、ちゃんと教えてくれよ」
優梨華の両肩をグッと掴み、心に訴えかける。
「私、素直じゃないよ。今みたいに誤魔化したり、怒らせるようなこと言ったりするよ。それでもいいの?」
「ああ。構わない。仲良くしたいって知ってるなら、それくらいどうってことないよ。だから、今までのことは終わりにしよう。優梨華」
私は少し微笑みながら、語りかけた。それを聞いて優梨華は堪えきれなくなったのか、想像できないくらいの大声で泣きだした。私は優梨華が泣き止むまで、そっと抱きしめた。
「いつから、私と仲良くしたかったんだ?」
優梨華が落ち着いてから、私はなんとなく聞いてみた。
「……初めて会った時から、今までずっと」
恥ずかしそうに頬を赤らめながら、小さく消えるような声で答えてくれた。
なるほど。あの時からだったのか。私はその時のことを振り返った。
それは中学生になって二日目のことだった。あの時の優梨華は教室の席にひとり、誰とも交わることなく座っていた。
それを見て私は、かわいい子だなあと思うと同時に仲良くなりたいと思い、一緒に話さないみたいなことを言った。
だけど、優梨華はけっこうです、と冷たくあしらい教室を出て行った。
「憧れていたの。笑顔で明るくて、友達に囲まれている涼花ちゃんに。だから、あの時、本当は嬉しかったの……」
優梨華は照れ臭そうにしていた。私はこの予想外の言葉に驚くしかなかった。
てっきり、私はうざがられたから、嫌われているからそういう反応をされたと思っていた。だから、優梨華への印象は悪くなったし、嫌われていると決めつけていた。
「バスケ部に入ったのも、涼花ちゃんがいたから。そうすれば、涼花ちゃんと仲良くなれるって思って。でも、全然そうならなかった。むしろ、どんどん仲が悪くなって、とうとうどうしようもなくなって……」
優梨華の表情が曇り始めた。
優梨華の言うように、バスケ部に優梨華が来てから仲が一層悪くなった。その原因はの大部分は私だ。
入部から最初の三週間は、自身に満ちあふれていた。小学一年生からの経験者ということもあり、同級生どころか殆どの先輩より上手かった。それもあって、最初の練習試合ではレギュラーチームのベンチに入ることができた。
一年で一番上手いのは私だ。そう思っていた時に、優梨華が入部してきた。この時既に、あれ以降のことで優梨華は嫌な奴に格付けされていた。
だからあまりいい気はしなかったが、そこまで気にしていなかった。なぜなら、優梨華は未経験者だったからだ。
未経験者が私より上手いはずがない。勉強で負けていても、こっちでは圧勝できる。そう思っていた。ところが、現実は違った。
初心者だというのに、身体能力はほぼ互角。ドリブル、パス、シュートの技術に至っては完全に負けていた。
私はこの事実を受け入れられず、優梨華に対して喧嘩腰の態度になってしまった。そのせいで些細なことで喧嘩をした。というより、私がふっかけていた。そうやって何かするたびに喧嘩をするから、仲はドンドン悪くなっていった。
優梨華の入部から二週間後。次の練習試合のメンバーが発表された。私がまたベンチだったのに対し、優梨華はスタメンを勝ち取っていた。
その日の練習後。私は優梨華を褒めた。悔しさはあったが、負けを認めるという意味でそうした。
“やっぱすげえな。ムカつく奴だけど。今回は負けたよ”
すると、優梨華はこう返した。
“べ、別に。これくらい当然よ。むしろ、あなたこそ早くスタメンを勝ち取りなさいよ”
この一言で、私の中で何かがプツリと切れた。この時、たまたま先輩がいたから暴力沙汰にはならなかったが、これが決定打となって私達は犬猿の仲になってしまった。
今思えば、この時の私はどうかしていた。優梨華は決して私を馬鹿にしたわけではなく、叱咤激励の意味を込めて言っていたはずだ。声と表情を見れば、それは明らかだったのに、それに気づけなかった。
喧嘩を吹っかけたのだって、悔しいのならプレーで返せば良かったのだ。なのに、自分はくだらないことをして、優梨華を傷つけてしまっていた。
「ごめん優梨華っ。あの時はどうかしてた。今さら許してもらえるとは思えない。でも、許してほしい」
私は深々と頭を下げ、優梨華に謝った。心の奥底から声を出して。
「涼花ちゃんは何も悪くないよ。私が、もっと素直にしていればあんなにはならなっかたんだし。あの後も仲良くなるチャンスは一杯あったのに、何もしなかった。涼花ちゃんが絡んでくれるなら、今のままでもいい、嫌われてもいいっていても満足して何もしなかったから、ここまできちゃったんだし。……私がもっと素直にしてたら、もっと、部活だって楽しくできたし……、文化祭だって……涼花ちゃんと一緒に……一緒にいろんなこと…………」
声を震わせる優梨華を優しく抱きしめた。
「辛かったよな。今まで」
「さびしかったっ、もっといろんなことしたかったっ……」
右肩が優梨華の涙で濡れていくのが感じ取れた。私は優梨華の頭をそっと柔らかく頭を撫でた。
「寂しかったよな。ごめんな、優梨華。だから、今からちゃんと思い出を作っていこう。中学はもう終わりだけど、高校で作っていこう」
「うん……うんっ」
私は優梨華がギュッと優梨華を強く抱きしめた。
翌日。朝学校に登校する。後ろ隣の席には優梨華が普段と変わらない表情で座っている。
「おはよー、優梨華」
優梨華にしか聞こえないよう、優梨華の側でそっと呟く。
「うん、おはよう」
優梨華も私にしか聞こえないように、ボソッと呟いた。
私はもっと大きな声で挨拶してもいいのだが、優梨華がそれを許してくれないのだ。というのも、昨日あの後、優梨華から学校内では出来る限り今までのような感じで、と言われたからだ。
優梨華曰く、学校の人にバレると恥ずかしいからだそうだ。
私は別になんともない。ただ、優梨華がそう言うのだから、私はそれを尊重することにした。
「ねえねえ。さっきなんか笠野さんに言ったよね。なんって言ったの?」
私が席に着くなり、和奈が私のところに聞きにきた。
「別に。 いつも通り悪口を言い合っただけ」
私は答えをはぐらかす。
「ふーん。まあいいか。それで、昨日模試を解いててさあーー」
和奈はそれ以上さっきのことに触れることなく、自分の話を展開していった。
優梨華をそっとみると、そっと微笑んでくれた。
それから部活も終わり放課後。私と優梨華は一緒に帰っている。もちろん、会話をしながら帰り道を歩いているが、基本的に私が話て、それを優梨華が聞いているという感じだ。
話してみてわかったことがある。あの甘くて幼いかわいい声が本来の地声だということだ。本人にその声で疲れないのかと聞いたら、地声はこっちだからと答えたので、間違いない。なぜ、普段その声を出さないのかは聞かなかったが。
あと、イメージ通りではあったがテレビはあまり見ていない。だから、芸能人の話をしても中々伝わらないことが多い。まあ、それでも本人は楽しそうに聞いてくれるので、話しにくいわけではない。
こんな感じで、色々わかってきた。ただ、まだ、知らないことの方が多い。もっと知りたい。
「なあ、優梨華。土日、優梨華の家に遊びに行ってもいいか?」
別れ際に、私は優梨華に提案してみた。すると、
「いいよ。多分空いていると思うから」
意外にも二つ返事でオッケーが貰えた。
「それと、もしよかったらうちに、泊まってほしいな。そういうこと、やってみたいから」
その上、さらにもうワンランク上の話まで出てきた。
「泊りねえ。それは、一旦親に聞いてみるよ。とりあえず、土日はそっちの家に行くから、あとででもいいから住所こっちに送ってね」
「うん。わかったわ。それじゃあ、また明日ね」
優梨華は、私に笑顔で手を振りながら、真っ直ぐと続いている坂道を登っていった。
私は優梨華に手を振りながら、頭の中で土日の計画を立て始めた。
電話は終わったようだ。
「電話して、よかっただろ」
「そうね。珍しくあなたに感謝してあげるわ」
優梨華はいつもの、冷徹な声に戻っていた。普段ならここで怒っている。だけど、もうそうしない。
「どういたしまして」
私は軽くこの言葉を返した。
「なによ。あなたらしくないわね」
優梨華は不思議そうに私を見た。私は感じた。ここが、話を切り出すタイミングだろうと。
「らしくないのは、優梨華の方じゃないか」
私の返事に、優梨華は虚を突かれたようにピタッと固まった。
「なあ、優梨華。本当は私と仲良くしたいんじゃないのか」
私は悟すように、言葉をかける。
「何を言ってるのかしら。あなたと仲良くいたいだなんて。微塵も思ったことないわ」
優梨華は淡々と冷ややかな目で私を見つめる。私と喧嘩する時と同じように。ただ、なんとなく感じる。優梨華は動揺していることを。表情には出ていないが確かに感じ取れる。このまま話し続けていけば、絶対に素直に感情を出してくれるはず。
「お兄さんから聞いたよ。普段、私のことをどう言ってるかって」
私は畳み掛けるように話を続けた。
「それはお兄ちゃんを心配させないため。ただ、それだけのことよ」
優梨華は淡々と答える。ただ、顔からは動揺の色を隠せていなかった。
「優梨華。じゃあ、どうしてそんな顔してるんだよ」
優梨華はそのままの表情で何も答えない。
「私は、仲良くしたい奴とは仲良くしたい。だから、お前の気持ちを、ちゃんと教えてくれよ」
優梨華の両肩をグッと掴み、心に訴えかける。
「私、素直じゃないよ。今みたいに誤魔化したり、怒らせるようなこと言ったりするよ。それでもいいの?」
「ああ。構わない。仲良くしたいって知ってるなら、それくらいどうってことないよ。だから、今までのことは終わりにしよう。優梨華」
私は少し微笑みながら、語りかけた。それを聞いて優梨華は堪えきれなくなったのか、想像できないくらいの大声で泣きだした。私は優梨華が泣き止むまで、そっと抱きしめた。
「いつから、私と仲良くしたかったんだ?」
優梨華が落ち着いてから、私はなんとなく聞いてみた。
「……初めて会った時から、今までずっと」
恥ずかしそうに頬を赤らめながら、小さく消えるような声で答えてくれた。
なるほど。あの時からだったのか。私はその時のことを振り返った。
それは中学生になって二日目のことだった。あの時の優梨華は教室の席にひとり、誰とも交わることなく座っていた。
それを見て私は、かわいい子だなあと思うと同時に仲良くなりたいと思い、一緒に話さないみたいなことを言った。
だけど、優梨華はけっこうです、と冷たくあしらい教室を出て行った。
「憧れていたの。笑顔で明るくて、友達に囲まれている涼花ちゃんに。だから、あの時、本当は嬉しかったの……」
優梨華は照れ臭そうにしていた。私はこの予想外の言葉に驚くしかなかった。
てっきり、私はうざがられたから、嫌われているからそういう反応をされたと思っていた。だから、優梨華への印象は悪くなったし、嫌われていると決めつけていた。
「バスケ部に入ったのも、涼花ちゃんがいたから。そうすれば、涼花ちゃんと仲良くなれるって思って。でも、全然そうならなかった。むしろ、どんどん仲が悪くなって、とうとうどうしようもなくなって……」
優梨華の表情が曇り始めた。
優梨華の言うように、バスケ部に優梨華が来てから仲が一層悪くなった。その原因はの大部分は私だ。
入部から最初の三週間は、自身に満ちあふれていた。小学一年生からの経験者ということもあり、同級生どころか殆どの先輩より上手かった。それもあって、最初の練習試合ではレギュラーチームのベンチに入ることができた。
一年で一番上手いのは私だ。そう思っていた時に、優梨華が入部してきた。この時既に、あれ以降のことで優梨華は嫌な奴に格付けされていた。
だからあまりいい気はしなかったが、そこまで気にしていなかった。なぜなら、優梨華は未経験者だったからだ。
未経験者が私より上手いはずがない。勉強で負けていても、こっちでは圧勝できる。そう思っていた。ところが、現実は違った。
初心者だというのに、身体能力はほぼ互角。ドリブル、パス、シュートの技術に至っては完全に負けていた。
私はこの事実を受け入れられず、優梨華に対して喧嘩腰の態度になってしまった。そのせいで些細なことで喧嘩をした。というより、私がふっかけていた。そうやって何かするたびに喧嘩をするから、仲はドンドン悪くなっていった。
優梨華の入部から二週間後。次の練習試合のメンバーが発表された。私がまたベンチだったのに対し、優梨華はスタメンを勝ち取っていた。
その日の練習後。私は優梨華を褒めた。悔しさはあったが、負けを認めるという意味でそうした。
“やっぱすげえな。ムカつく奴だけど。今回は負けたよ”
すると、優梨華はこう返した。
“べ、別に。これくらい当然よ。むしろ、あなたこそ早くスタメンを勝ち取りなさいよ”
この一言で、私の中で何かがプツリと切れた。この時、たまたま先輩がいたから暴力沙汰にはならなかったが、これが決定打となって私達は犬猿の仲になってしまった。
今思えば、この時の私はどうかしていた。優梨華は決して私を馬鹿にしたわけではなく、叱咤激励の意味を込めて言っていたはずだ。声と表情を見れば、それは明らかだったのに、それに気づけなかった。
喧嘩を吹っかけたのだって、悔しいのならプレーで返せば良かったのだ。なのに、自分はくだらないことをして、優梨華を傷つけてしまっていた。
「ごめん優梨華っ。あの時はどうかしてた。今さら許してもらえるとは思えない。でも、許してほしい」
私は深々と頭を下げ、優梨華に謝った。心の奥底から声を出して。
「涼花ちゃんは何も悪くないよ。私が、もっと素直にしていればあんなにはならなっかたんだし。あの後も仲良くなるチャンスは一杯あったのに、何もしなかった。涼花ちゃんが絡んでくれるなら、今のままでもいい、嫌われてもいいっていても満足して何もしなかったから、ここまできちゃったんだし。……私がもっと素直にしてたら、もっと、部活だって楽しくできたし……、文化祭だって……涼花ちゃんと一緒に……一緒にいろんなこと…………」
声を震わせる優梨華を優しく抱きしめた。
「辛かったよな。今まで」
「さびしかったっ、もっといろんなことしたかったっ……」
右肩が優梨華の涙で濡れていくのが感じ取れた。私は優梨華の頭をそっと柔らかく頭を撫でた。
「寂しかったよな。ごめんな、優梨華。だから、今からちゃんと思い出を作っていこう。中学はもう終わりだけど、高校で作っていこう」
「うん……うんっ」
私は優梨華がギュッと優梨華を強く抱きしめた。
翌日。朝学校に登校する。後ろ隣の席には優梨華が普段と変わらない表情で座っている。
「おはよー、優梨華」
優梨華にしか聞こえないよう、優梨華の側でそっと呟く。
「うん、おはよう」
優梨華も私にしか聞こえないように、ボソッと呟いた。
私はもっと大きな声で挨拶してもいいのだが、優梨華がそれを許してくれないのだ。というのも、昨日あの後、優梨華から学校内では出来る限り今までのような感じで、と言われたからだ。
優梨華曰く、学校の人にバレると恥ずかしいからだそうだ。
私は別になんともない。ただ、優梨華がそう言うのだから、私はそれを尊重することにした。
「ねえねえ。さっきなんか笠野さんに言ったよね。なんって言ったの?」
私が席に着くなり、和奈が私のところに聞きにきた。
「別に。 いつも通り悪口を言い合っただけ」
私は答えをはぐらかす。
「ふーん。まあいいか。それで、昨日模試を解いててさあーー」
和奈はそれ以上さっきのことに触れることなく、自分の話を展開していった。
優梨華をそっとみると、そっと微笑んでくれた。
それから部活も終わり放課後。私と優梨華は一緒に帰っている。もちろん、会話をしながら帰り道を歩いているが、基本的に私が話て、それを優梨華が聞いているという感じだ。
話してみてわかったことがある。あの甘くて幼いかわいい声が本来の地声だということだ。本人にその声で疲れないのかと聞いたら、地声はこっちだからと答えたので、間違いない。なぜ、普段その声を出さないのかは聞かなかったが。
あと、イメージ通りではあったがテレビはあまり見ていない。だから、芸能人の話をしても中々伝わらないことが多い。まあ、それでも本人は楽しそうに聞いてくれるので、話しにくいわけではない。
こんな感じで、色々わかってきた。ただ、まだ、知らないことの方が多い。もっと知りたい。
「なあ、優梨華。土日、優梨華の家に遊びに行ってもいいか?」
別れ際に、私は優梨華に提案してみた。すると、
「いいよ。多分空いていると思うから」
意外にも二つ返事でオッケーが貰えた。
「それと、もしよかったらうちに、泊まってほしいな。そういうこと、やってみたいから」
その上、さらにもうワンランク上の話まで出てきた。
「泊りねえ。それは、一旦親に聞いてみるよ。とりあえず、土日はそっちの家に行くから、あとででもいいから住所こっちに送ってね」
「うん。わかったわ。それじゃあ、また明日ね」
優梨華は、私に笑顔で手を振りながら、真っ直ぐと続いている坂道を登っていった。
私は優梨華に手を振りながら、頭の中で土日の計画を立て始めた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
連載始まったのですね!
冒頭からミステリアスな雰囲気が漂っていて、続きが気になります。