いりゅーなぎさのマイナーゲームプレイ日記

プレイステーション２「西風の狂詩曲（ラプソティ）」

インフェルノ監獄攻略作戦～フレデリック卿との決闘～シラノの最期（＋個人的評価）

 では再開です。インフェルノ監獄攻略作戦が始まったところからです。

 スタート地点から北に向かうとインフェルノ監獄に出られるという。
 スタート地点には回復ポイントがあり、補給班から武器、アイテムも買えるようになっている。
 北に向かえと言われたが、実際は東に進んでいくとインフェルノ監獄に行ける。

 インフェルノ監獄。まずは１階を解放とのことで、階段へは進めない。
 牢獄エリアに入ると公国の司令官とのボス戦。……ていうか、ここの戦闘でボス戦ＢＧＭ使えるなら、捕虜奪還作戦の領主戦もボス戦ＢＧＭにしてほしかったｗ
 撃破後、インフェルノ監獄掌握の知らせが入る。

 作戦司令部でクリスとフレデリックが顔を合わせ、クリスが男装したフレデリックの娘「クリスチーナ」と判明する。
 クリスがパーティーを離脱。代わりにカーナがパーティーに加わる。
 フレデリックの演説の後、いよいよ「ドラゴンストライク」と銘打たれた作戦が始まる。

 ドラゴンストライク作戦。シラノたちの目的は敵の補給路を断つこと。
 マップを東の方に進んでいくと、迷いの森のような場所に出る。しばらく迷っていると、シラノが脱出方法を口にする。
 来た道には戻らず、自分の影を見て太陽に向かって進むとのこと。つまりは自分の影と逆の方向へ進めということだ。
 同じようなマップが続いてまぎらわしいが、言われたとおりに進んでいくと、回復ポイントが見えてくる。その先がビフロスト軍駐留地点だ。
 駐留地点で将校たちとのボス戦。撃破後、シラノたちは駐留地点を制圧する。

 一方、補給番に回されたリデルがメディチを呼び出していた。
 リデルとメディチは今の立場に不満を訴え、独断で敵補給隊への奇襲を仕掛けに行く。

 駐留地点を制圧したシラノたちの元に伝令が現れ、味方補給路がビフロスト軍に占領されたと聞く。
 シラノたちは補給路奪還へと向かう。

 補給路奪還作戦。道はほぼ一本道なので迷うことはないはず。
 洞窟の前に回復ポイント。洞窟も一本道なので通り抜けるだけ。
 洞窟を抜けて、リデルのいた橋の前まで来ると回復ポイントがある。
 橋ではカトリーヌが待ち受けていた。――カトリーヌとのボス戦。
 撃破後、カトリーヌは撤退し、作戦は終了となる。

 作戦終了後の宴の席で、シラノとフレデリックが対峙する。
 シラノはフレデリックに決闘を申し込む。――明朝に決闘の約束をし、フレデリックは去っていく。

 明朝。フレデリック卿との１対１の決闘。フレデリックの必殺技を受けてしまうと即死の可能性もあるので、戦闘前には必ずセーブしておこう。
 撃破後、シラノはフレデリックに父のことを知っているかと問いかける。
 シラノはフレデリックの答えを聞き、フレデリックにとどめをささなかった。

 決闘が終わったので、山を下りましょう。（パーティーはシラノ一人のみだが、雑魚敵に遅れは取らないはず）
 なお、野営地に戻る手前で必ず空きスロットにセーブデータを作っておきましょう。（この後、重大な選択を迫られます）

 野営地に戻ってくるとイベント。野営地にフレデリックの遺体が運ばれたという。
 シーンが切り替わり、悲しみに暮れるメルセデスのシーンへ。

 シラノの元にメルセデスからの手紙が届く。
 手紙には「シラノに会いたい」とある。――会いに行くかの選択肢。
 ……ここからは選択肢次第で大きく物語やエンディングが変わります。

 筆者は「行かなければならない」を選択。その後、「メルセデス」を選択すると真ルートへ。
（他の女性を選択し、説得に応じると物語に変動があります）

 そしてシラノはメルセデスの元へ。シラノはメルセデスから出された毒入りのワインを口にする。
 シラノから全てを聞いたメルセデスは、自ら毒入りワインを飲み、自害する。
 メルセデスは死ぬ間際、クリスはシラノの――と言い残して息絶える。

 フレデリックの屋敷を脱出しようとするシラノだが、身体に毒がまわり倒れてしまう。
 そこにカーナ、シルバーナ、エスメラルダが駆けつける。
 警備兵との戦闘。撃破後、倒れたシラノを抱え、ローエンの町から脱出することに。

 ローエンの町。正門は封鎖されていて出られない。
 西地区へ出ようとするとイベント。シラノの旧友イスカリオットの登場。三人は兵たちに取り囲まれる。
 シルバーナが囮を引き受け、カーナとエスメラルダを逃がす。――銃声が響き渡る中、シルバーナはイスカリオットに向かっていく。

 ローエン西地区。北口から出ようとするとイベント。奇傑ホーストが二人の前に現れる。
 ホーストはシルバーナの安否を口にしない。――そこからカーナは察した。
 森を抜けるとイベント。エスメラルダがシラノの解毒を試みる。そして、奇傑ホーストは二人の前から去っていった。

 シーンが変わり、ゼフィールファルコンが集まる場面へ。
 シラノをゼフィールファルコンに残すかでメディチたちと揉める。
 そこに回復したシラノが現れ、チェザレ枢機卿と倒すために行動すると言ってこの場を去っていく。
 カーナはそんなシラノについていくことを決める。そして、クラウジビッツとイザベルがシラノを支援すると言ったため、メディチとリデルはゼフィールファルコンを脱退することになる。

 ゲイシル町。チェザレと決着をつけるため、東の大聖堂を目指す。
 ゲイシル大聖堂。聖堂前にいる司祭から武器、アイテムが買える。
 大聖堂内。中央通路をまっすぐ行った先の部屋のステンドグラスのところに「慈愛の女神像」が落ちている。これは回収しておこう。（慈愛の女神像は上位回復攻撃魔法「アビ・ドス」が使えるようになるアクセサリー）
 大聖堂を西側に進んでいくと、教団の隠し通路に出る。隠し通路となっている地下水路を進んでいくと、ある扉の前に回復ポイントが。
 扉を開けて中に入ると、イスカリオットが待ち受けていた。――イスカリオットとのボス戦。
 撃破後、イスカリオットは巨大な化け物へと姿を変える。化け物と化したイスカリオットと大ボス戦。
 撃破後、イスカリオットからチェザレ枢機卿が水中都市にて破壊神の復活を目論んでいると聞かされる。

 トゥリシス砂漠。水中都市への道は、この砂漠のどこかにあるという。
 砂漠がどの方向へ移動できるかはマップを確認するとわかりやすい。マップに従って砂漠を東へと抜けて行こう。
 砂漠を抜けると、その先に回復ポイントがある。その回復ポイントの先が水中都市だ。

 水中都市。青い光の輪はワープゾーン。どこに飛ばされたはマップを確認しよう。
 ワープゾーンの前に回復ポイントが置かれている場所がある。そこが最後のワープゾーンだ。

 最後のワープゾーンをくぐると、透明な床とものものしい背景のいかにもラストダンジョンのような場所に出る。
 そして、そこには奇傑ホーストの姿が。
 奇傑ホーストから、クリスが破壊神復活のために生贄にされそうになっていると聞く。
 イザベルがホーストと交代を望み、ラストパーティーは「シラノ」「カーナ」「エスメラルダ」「奇傑ホースト」となる。――パーティーを外れたイザベルと話すと回復してもらえる。
 複雑な立体迷宮を進んでいく。各フロア、ワープポイントに行くことで次のフロアに行ける仕様のため、マップは当てにならない。
 ５つのフロアを越えた先に、カエルたちのいるフロアがある。このカエルたちは商人。武器、アイテムの最終補充が出来る。（宿屋のカエルもいるが、こいつはボッタクリ。しかも、ワープゾーン手前に回復ポイントがある）
 最後のワープゾーンを通ってラストフロアへ。

 ラストフロア。そこにいたのは、メディチとリデル、そしてエステだった。
 エステはチェザレ枢機卿と破壊神「ディアブロ」と共にいた。
 エステの裏切りに窮地に立たされるメディチ。そんなメディチをシラノが助ける。
 破壊神ディアブロとの大ボス戦。撃破後、ディアブロはクリスを取り込んで完全体へと進化する。
 完全体ディアブロとのバトル。撃破するものの、クリスを避けて攻撃しているため破壊神は倒せない。
 クリスを救うため、エスメラルダは自ら魂を捧げクリスと破壊神を分離させる。
 クリスと分離させられたディアブロとラストバトル。エスメラルダが欠け、三人で戦うことに。
 撃破するも、クリスが息をしていない。
 シラノは魔剣アシュラをホーストに預け、デイモスの魂をクリスへと移す。
 クリスは息を吹き返し、シラノは息絶えた。……水中都市が崩れゆく中、カーナはシラノを看取るために残ると言い出す。そして、シラノとともに崩れゆく水中都市と共に消えていった。

 水中都市を脱出した奇傑ホーストは、クリスの前で自分の正体を明かす。――クラウジビッツが奇傑ホーストだったのだ。
 そして、クラウジビッツからクリスの両親はシラノに殺されたのではなく、チェザレ枢機卿の陰謀によって殺されたと聞かされる。
 チェザレを討つためゼフィールファルコンの再結成を目指す。

 ローエンの酒場で酒に逃げていたメディチを発見する。メディチを説得し、ゼフィールファルコンは再結成へ。

 ビフロスト公国ではモンセール二世公王とチェザレ枢機卿が謁見していた。

 ゼフィールファルコン本部。チェザレ枢機卿の要請でビフロスト公国が動き出したことを知る。
 ビフロスト公国が魔装機アースカノンを持ち出すことを知り、一同はマンティコア山に乗り込んでアースカノンを破壊する作戦に入る。――ゼフィールファルコンの最後の作戦だ。

 最終作戦のパーティーは「クリス」「メディチ」「イザベル」「クラウジビッツ」。
 ビフロスト公国国境の山の山頂まで行くとイベント。魔装機アースカノンが現れる。
 魔装機アースカノンとの大ボス戦。撃破後、クラウジビッツが本当の姿を現し、魔装機に対抗する奥の手を持ち出す。
 クラウジビッツの奥の手――それはもう一体の魔装機だった。

 そして、クラウジビッツが魔装機でアースカノンの相手をしている間に、クリスたちはチェザレ枢機卿の前へ。
 破壊神の力を得たチェザレとラストバトル。クリス、メディチ、イザベルの三人で戦うので、回復が困難。ダメージを受けたら躊躇なく回復アイテムを使おう。

 チェザレを討ち、死んでいった皆への弔いを口にする。
 クラウジビッツの案内で、三人はある人物の前へ。
 そこにいたのは、ゼフィールファルコンの総帥にしてペンドラゴン王国の国王だった。
 そして三人は、事を終結させた立役者としてペンドラゴン王国に招かれるのであった。

 三年の時が経ち、消え去った水中都市の前でクリスとクラウジビッツは平和な世界になったのは亡くなったシラノのおかげだったと語りあっていた。


 以上で終了です。プレイ時間は最終セーブデータから推測して約２３時間といったところでしょうか。（ラスボス前の最終セーブデータが２２時間４３分。ラスボス戦とエンディングを考えてのプレイ時間。ただし、メルセデスルートのみのクリア時間です）

 では、個人的評価と参りましょうか。

シナリオ「Ａ」 復讐がテーマのシナリオ。１５年間の投獄というつらい経験を経て、影を持つ渋いおっさんとなったシラノがいい味を出しています。中盤はやや中だるみしましたが、後半は復讐の果ても描かれていて楽しめました。
（ＰＳ２版って、クリア後にシナリオセレクト機能たるものがあるんですね？ ……わざわざフレデリック戦のデータ残してたけど、意味なかったｗ）

音楽「Ａ→Ｂ」 音楽自体はすごくいい曲が多い。ただ、ＰＳ２版の仕様か音声バランスが悪いためＢＧＭに浸れなかった。特にボス戦ＢＧＭは名曲揃いなんだけど……ちょっと残念。

システム「Ｂ」 戦闘がタクティカルコンバットのＲＰＧとしては無難な出来。武器が壊れるシステムはけっこう戦略性が高まっていいのだが、丈夫で強力な武器が手に入ると、とたんに存在意義が消えてしまう。……あと、パーティーの入れ替えが激しいのに、いないメンバーの装備変更が出来ないため、希少な装備を特定のキャラクターに持っていかれてしまうのは何とかしてほしかった。（おかげでクリスたちでのラスボス戦、希少な装備品は死んでいったシラノたちが独占していたために大変なことにｗ）

移植度「Ｃ」 やっぱりＷｉｎｄｏｗｓ版が一番出来がいい。今回、Ｗｉｎｄｏｗｓ版がプレイできなかったのでＰＳ２版で妥協しましたが、細かい点が気になった。先に述べた音声バランスや、何かを調べるときの操作性、戦闘時の画面スクロールなどに不便を感じた。……まぁ、ＤＣ版だとそれに加えて召喚魔法使用時にＢＧＭが止まるってのがあるから、ＰＳ２版ははるかにましな出来なんですがｗ


 勧善懲悪ではなく復讐をテーマにした、他ではあまり見かけないシナリオが面白かったです。興味を持った方がいたならば、ぜひプレイしてみてください。……ただ、マップ移動は本当に面倒なんですけどねｗ