妹の聖女召喚に巻き込まれて異世界に行ったら王弟に監禁されて愛妾にされました

茶味

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本編

12.新しい生活と変わらない気持ち *



「ただいま、リヒト、アルフォンス」

朝から出掛けていたウィリアム様は、大きな袋を抱えて帰って来た。

「おかえりなさい、ウィル様」

挨拶をしながら、僕は屈んでくれたウィリアム様の頬にちゅっとキスをした。すると、腕の中のアルフォンスもウィリアム様へ手を伸ばす。

「あうー」

「アルフォンスは今日も元気だな」

ウィリアム様は持っていた袋を椅子に置くと、僕からアルフォンスを受け取り、ふくふくとした薔薇色の頬にキスをした。

アルフォンスが生まれてもう半年。初めは分からないことばかりで何をしていても、怪我しないか病気しないかと、ハラハラしながら世話をしていた。
そんな僕を心配してウィリアム様もできるだけ仕事を控え、子育てをしてくれている。でも、そろそろ外の仕事しないと行けなくなったと、ここ何日か出掛けることが増えていた。
一日中出掛けっぱなしというわけじゃなく、暇を見つけては帰って来てくれる。
でも、一人でアルフォンスの世話をするのはまだ怖かった。
帰って来てくれるたびにホッとする僕をウィリアム様は優しく労ってくれる。

「私が抱いているから少し寝て来なさい」

「大丈夫です」

「リヒト」

悲しそうな顔で名前を呼ばれた。ウィリアム様が僕を心配してくれるのは分かるけど。

「……せっかくウィル様がいるのに」

腕に抱かれたアルフォンスが少しだけ羨ましい。寂しい気持ちでウィリアム様を見上げると、額にキスをしてくれた。そのまま唇は耳元におりる。

「いい子でねんねして、起きたら今度はリヒトを抱っこしようか」

「……ちょっとだけ寝て来ます」

「ゆっくりお休み」






目を覚ますと、隣でウィリアム様が僕の顔を見ながら寝そべっていた。

「ウィル様、アルくんは……?」

「ベッドで眠っている」

ウィリアム様の視線を追うように振り返ると、ゆりかごでアルフォンスが気持ち良さそうに眠っていた。いつまで見ていても飽きない愛しい寝顔に癒される。

「かわいい……」

「ああ。寝顔はママそっくりだ」

「アルくんはウィル様似ですよ?」

光に輝く銀色の柔らかな髪も、ミルクみたいに白い肌も、顔立ちもウィリアム様そっくり。瞳の色だけは僕似にているけど、眠っているからそれは見えない。

「私の腕の中で眠りにつく時の顔は、リヒトによく似ている」

ウィリアム様の手が頬を撫でる。

「嬉しいですけど、ちょっと恥ずかしいです」

頬にあった手に誘われるようにウィリアム様の方を向く。

「……リヒト、約束を覚えてるか?」

「約束?」

何かしていたかな。

「眠る前に約束しただろう?」

「あ。今度は僕を抱っこしてくれるって」

「思い出したなら、おいで」

僕を迎えるように広げられた腕の中へ身を寄せた。





抱っこは、抱っこだけで終わらなかった。
ベッドに座ったウィリアム様は、向かい合うように僕を抱き上げると、太ももに座らせ、胸に顔を埋めた。

「あ、あ、ん、んん……そこ、ばっかり」

アルフォンスを産んでから膨らみはしなかったけど、柔らかくなった胸を握るように揉まれ、乳首を刺激される。
溢れてくる乳をウィリアム様は舐めとり、アルフォンスがするみたいに吸いつかれた。

「やぁ……だめ、それは、アルくんの……ごはんだか、らぁ……」

近くで眠るアルフォンスを起こさないよう、小声でお願いしたが、却下されてた。

「味見だけだ。どんな味なのか確かめたかった」

そういって、ウィリアム様は立ち上がった乳首を唇で挟んだり、舌先で突いたりしながら、あふれ出す乳を吸った。

「あ、あ、んん、、やぁ……んぁ」

アルフォンスに授乳する時は穏やかな気持ちでいられるのに、ウィリアム様に吸われると気持ち良くなって身体中が熱くなる。

「わずかに甘くて、優しい味だな。くせになりそうだ……」

「も、ぅ……それ以上、飲んじゃ、だめ……アルくんの」

「リヒト。愛し合ってる時に他の男の名前を呼ぶのは禁止だ」

「ーーッ!!」

お仕置きとばかりにキツく吸い上げられた。あげそうになった声はなんとか堪えたが、強い快感に背が反り、足まで震える。

「ごめ、なさい……」

「リヒトは私のものだろう?」

少し不安そうな濃紺の瞳が揺れる。
アルフォンスが羨ましかったのは、僕だけじゃなかったみたい。
ぎゅっとウィリアム様に抱きついて、子どもが生まれる前も後も僕の気持ちは変わってないことを伝えた。

「僕は全部ウィル様のものです」

たとえ、何人子どもが出来てもそれは変わらない。一番大切なのは、ウィリアム様。

「私もリヒトだけのものだ」

「嬉しい」

僕からウィリアム様にキスすると、薄く開いた唇から熱い舌が入ってきた。いつもよりほんのり甘いのは僕の乳を飲んだからかな。そう思ったら急に恥ずかしくなって、唇を離してしまった。

「どうしたんだ?」

「ウィル様の舌が、あまくて……」

「リヒトのを舐めたからな。ああ、気がついて恥ずかしくなったのか」

こくんと頷くと、小さく笑われた。

「リヒト、今夜は甘くない方のミルクも飲んでもいいか?」

2人の間で緩く勃ちあがっていたものを撫でられる。

「ひゃあんっ」

思わず大きな声を出してしまった。慌ててアルフォンスを見たが、変わらずすやすや眠っている。ホッと息を吐く僕にウィリアム様は悪戯が成功したみたいな顔で笑った。

「安心して存分に声を出せ。防音結界をはっているから、アルフォンスには聞こえない。愛らしくよがるリヒトの声を私以外に聞かせるはずないだろう」

種明かしをしながら、ウィリアム様は熱く勃ちあがる僕を握り、先端をくりくりと人差し指で弄った。

「ぁ……んん、あ、はぅ……」

「それで。こっちは飲ませてくれるのか」

ウィリアム様に口でされるのは恥ずかしいけど、すごく気持ち良い。僕に拒否する理由はない。

「……いっぱい、飲んでください」

ウィリアム様の耳に口を寄せ、小声で伝える。すると、僕を握っていた手は離れ、腰を撫でお尻を揉んだ。ウィリアム様はお尻の間へ指を潜り込ませ、彼を待ち侘びるように収縮するそこをつつく。

「ぁんっ」

「お礼にリヒトには、こちらの口に私のを飲ませてやろう」

ウィリアム様の言葉に嬉しくなり、僕は足を開き、腰を揺らしながらおねだりした。

「はい。たくさん、たくさん飲ませてください」



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