34 / 35
34
しおりを挟む
三津堂はにやりと笑っていた。三津堂の背後にはなにかいると洋吉は気がついた。なにか不気味なもの、それがわからない洋吉は三津堂と呼ぼうとした。
空間から光があふれ出す。
太陽である。暖かな光は三津堂の顔に影を作っていた。三津堂は笑っているのか洋吉にはわからない。
「お梅さんは三津堂のことが好きではなかった」
三津堂が寂しそうにつぶやいていた。なぜそう決めつけてしまうのか洋吉にはわからなかった。
算之介はしばらく忌々しいという目つきで見つめている。唇をかみしめてから、歯をむき出すように言い放った。
「お梅さんは私に惚れていた」
「でも、今は洋吉さんだ。洋吉さんは女の人に恋をしている。算之介と同じように」
「兄い。なにが言いたい」
「自分と同じ立場の人間を消せるかい。算之介は」
優しく、子供に言い聞かせるように、三津堂は算之介に言った。しかし、算之介はひるむことなどなかった。子供が癇癪を起こしたように手を上げた。
「いい加減しろ。兄いはお梅さんの記憶を呼び戻して、算之介はお梅さんを抱くんだ」
「おや。まあ。そんな怖いこと、三津堂はできません」
クックと三津堂は笑いかけていた。
「だったら、この娘の命はない」
いきなり、髪の毛を持ち出した算之介に三津堂は険しい顔をした。髪の毛ぐらいでは洋吉は驚かず、気持ち悪いものを見ているような気持ちになった。それは長い髪の毛で、女のものだとわかる。
「それがどうした」
「これで大切な女を殺す。お下げをしてメガネをしたお嬢さん」
「庸子さんの髪の毛」
洋吉は不思議なことに、この算之介という男に対して妄想などと言えなかった。いつもならば妄想だ、いくらでも呪いたまえなど洋吉は言えるのに、そのとき洋吉は「やめてくれ」と叫んだ。
「庸子さんは関係がない」
「ほれ、三津堂の兄い、どうする」
洋吉を見つめ、算之介を見つめていた三津堂はしばらく黙っていた。ニタニタと笑う算之介を見つめていた。
「算之介。おまえの気持ちは奪われたようだね。人一倍、泣き虫だったおまえが。こんなことを」
「兄い、私は強くなったんだ」
「強くなるということで相手を思いやることができずにいるなんて悲しいだけだよ」
じゃらんと三津堂は三味線を鳴らした。洋吉には不思議と気持ち悪い音に聞こえてきた。ペンペンと小気味よく鳴らされるはずが、不協和音を奏でるような不安定な音である。へたくそな人間が弾いているような、そんな気持ち悪さが。
洋吉はしゃがんだ。気持ち悪さのためである。彼の脳内のその奥にある血液やらその奥にある細胞に語りかけていく。
「わたしは」とつぶやいた。洋吉の言葉ではないような気がした。自分というものが水飴のように溶け出して、周りと曖昧になって、それに気がついた洋吉は叫んだ。叫んだが、それが自分のものとは思えなかった。
怖かった。まるで自分が狂ったように思えた。三津堂に近づいていく洋吉がいた。
「助けてくれ、三津堂」
そう声を出したのが自分であるのに、他人のように思えた。不安定な気持ちを表すように、流れてくる音も不快なものだった。洋吉は三津堂の近くで倒れた。苦しい、苦しくてたまらない。
自分が消えてしまうような恐怖を抱えていた。
洋吉の口からから女の影、魂のような薄雲が出てきた。ぼんやりしたものである。顔ができているように見えるのは錯覚か。算之介はその雲に近づいて、興奮したように「お梅、お梅さん」と呼んでいた。お梅は寂しそうな顔をしていた。言葉を発さない。
「なんで、言葉を発しない。なぜ私を見ないんだ」
「それはお梅さんがいないからさ。お梅さんの魂の記憶は洋吉さんにあるが、お梅さんの強い意志、未練がなかったら、お梅さんを呼び出せない。お梅さんは未練がなく死んだんだ」
「嘘だ。嘘だ」
「いいかい。算之介。お梅さんの魂だけというのは難しい。必ずだれだれの魂も道連れにしないとならない。そんなことは許されない。おまえさん」
「いやだ。いやだ。なんのために私の感情はなくなったんだ。私はなんのために」
算之介は泣き出していた。顔が歪み、涙や鼻水をボロボロと出している。悔しいのか地に伏して、地面を傷ができるのも気がつかずに手でたたく。怒りもそこにあった。
「洋吉さんは」
「洋吉もこの女も殺してやる」
「算之介、もうここまでだ。あんたには力がない。死ぬしかない」
「兄いはなんで生きている。あのとき、兄いはお梅さんになにをした」
「私はお梅さんと話しただけだ。悲しいかな。振られてしまった」
「な、なにを言っているんだ。お梅さんは兄いのことが好きじゃなかったのか」
「本当にそう思うかい。本人に聞いてみよう」
「お梅さん、私、三津堂のことを好いていましたか」
お梅は黙って首を振る。
「じゃあ。算之介は」
もじもじとしたお梅がいた。
「ほら」
ああと算之介は叫んでいた。
算之介はじっとした。体を揺さぶるようにああと叫んだ。なにが彼をこうしたのかわからなかった。三津堂は静かに三味線を鳴らす。触りたいのかお梅の魂を触れようとする算之介がいた。
「もういいや。私は疲れたよ」
力が抜けていく算之介がいた。算之介はしみじみとした口調だった。消えたいのかもなと算之介は気がついたように言った。
「兄い。兄いはなんでここにいるんだ」
「さるお方から力を借りる代わりに、自分の大切な時間を奪われ、一生下働きさ。悲しいだろう」
「違いないねえ」
算之介は笑っていたが、そのまま立ち上がった。
「お別れだ。兄い。私は疲れた。ずっとお梅さんを探していたけど。お梅さんは探していなかった。私と違ってお梅さんは賢いよ」
そう言った算之介は立ち上がった。
そうしてゆっくりした足取りで立ち去った。
「本当はどうだったんですか」
神川がゆっくり起き上がった。頭を触り、顔をしかめた。
「本当はお梅さん自身、怖がっていたようには私には見えました」
「嘘も誠にする」
「えっ」
「ああしないと、納得して帰らないでしょう」
「じゃあ、やっぱり」
「うん」
「ご迷惑をかけました」
洋吉の口からこんな言葉が出てきた。神川がギョッとしていた。口から出た薄雲は消えて、洋吉とは違った口調である。
「お梅と申します」
「あなたはやはり、三津堂さんが好きなんですか」
「それは内緒にしてください。算之介さんは怖い方」
「いいじゃないですか。では、三味線で洋吉さんを」
「三津堂さん。ありがとうございます。私が死にそうになったとき、ちゃんと冥界に連れて行ってくれた。算之介さんが私を化け物にしたかったようですが。私には嬉しかった。未練といえば、あなたともっといたかった」
「私は洋吉さんのお友達。お梅さんも同じですよ」
「ずるい人」
お梅は静かに笑った。三味線が鳴る。今度は優しい音色だ。シャンシャンと雨が降り始めていた。雨は冷たいはずが、ぬるま湯のように温かい。洋吉は目覚めると、三津堂を探した。神川は笑っている。
「庸子さんは」
「大丈夫だよ」
神川はそう力強く言った。洋吉はまた眠った。眠くて眠くて仕方がないのだ。
洋吉はまた夢の中、古い建物に来ていた。昔の場所だ。
古い建物の中、小さな鳥を眺めていた。ああこれは夢だとわかっている。女の目を通して、洋吉はそれを見た。三津堂である。髷を結い。着物を着ている。上等なものではない。
女と目が合う。恥ずかしそうな顔をしてにこりと笑う。そんな三津堂に女は知らん顔をする。
女の胸ははちきれんばかりだった。三津堂の顔を見るわけにはいかなかった。
なぜ三津堂なのか、女は考えている。三津堂の顔か、性格かといろいろと考えを巡らせていた。
「三津堂は悪いやつじゃない」
洋吉はつぶやいた。そんな言葉は女には伝わらずに、なにか書いている。和歌のようだ。しのぶれどと書いて捨てる。悔しそうな顔をしている。
「淡雪に」
違うとつぶやいた。女がいた。
そんなことをつぶやいて笑っている自分に気がついた女は急に真面目な顔をする。そうして筆を動かしていた。
雨が降り始めていた。しっとりとした雨は三味線の音が響いている。洋吉はなぜかつられるように歩いていた。建物の外、道を出て暗闇の中へ。洋吉はゆっくりと記憶をたどる。
兄の顔、父の顔、母の顔、妹の顔、兄嫁、教授、神川、大滝、三津堂。
「残念ながら、三津堂とお別れの時間が来たようです。残念でならないんですが、洋吉さん」
えっと三津堂はつぶやいた。
「なにを言っているなんて思いでしょうに。三津堂はやることをやり、満足です。洋吉さんはもう安全です」
「三津堂。私は君の友達だよね」
「はい。友達です、だからお別れです。三津堂はやらなければならないことがあるんです。ですから万華鏡商店街の道を閉ざします」
「そんなことが、できるわけがない。三津堂、そんな寂しいことを言うな」
「いえいえ。仕方がないこと。三津堂は借金をしているようなもので、仕方なしにいるような、オマケですからね」
じゃあ、洋吉さん、お別れです。と三津堂はぺこりと頭を下げた。三津堂を追いかけようと洋吉は手を伸ばす。
「三津堂」と叫んだ。
目の前にあるのは天井の木目と、己の手。洋吉はため息をついた。
「夢か」
空間から光があふれ出す。
太陽である。暖かな光は三津堂の顔に影を作っていた。三津堂は笑っているのか洋吉にはわからない。
「お梅さんは三津堂のことが好きではなかった」
三津堂が寂しそうにつぶやいていた。なぜそう決めつけてしまうのか洋吉にはわからなかった。
算之介はしばらく忌々しいという目つきで見つめている。唇をかみしめてから、歯をむき出すように言い放った。
「お梅さんは私に惚れていた」
「でも、今は洋吉さんだ。洋吉さんは女の人に恋をしている。算之介と同じように」
「兄い。なにが言いたい」
「自分と同じ立場の人間を消せるかい。算之介は」
優しく、子供に言い聞かせるように、三津堂は算之介に言った。しかし、算之介はひるむことなどなかった。子供が癇癪を起こしたように手を上げた。
「いい加減しろ。兄いはお梅さんの記憶を呼び戻して、算之介はお梅さんを抱くんだ」
「おや。まあ。そんな怖いこと、三津堂はできません」
クックと三津堂は笑いかけていた。
「だったら、この娘の命はない」
いきなり、髪の毛を持ち出した算之介に三津堂は険しい顔をした。髪の毛ぐらいでは洋吉は驚かず、気持ち悪いものを見ているような気持ちになった。それは長い髪の毛で、女のものだとわかる。
「それがどうした」
「これで大切な女を殺す。お下げをしてメガネをしたお嬢さん」
「庸子さんの髪の毛」
洋吉は不思議なことに、この算之介という男に対して妄想などと言えなかった。いつもならば妄想だ、いくらでも呪いたまえなど洋吉は言えるのに、そのとき洋吉は「やめてくれ」と叫んだ。
「庸子さんは関係がない」
「ほれ、三津堂の兄い、どうする」
洋吉を見つめ、算之介を見つめていた三津堂はしばらく黙っていた。ニタニタと笑う算之介を見つめていた。
「算之介。おまえの気持ちは奪われたようだね。人一倍、泣き虫だったおまえが。こんなことを」
「兄い、私は強くなったんだ」
「強くなるということで相手を思いやることができずにいるなんて悲しいだけだよ」
じゃらんと三津堂は三味線を鳴らした。洋吉には不思議と気持ち悪い音に聞こえてきた。ペンペンと小気味よく鳴らされるはずが、不協和音を奏でるような不安定な音である。へたくそな人間が弾いているような、そんな気持ち悪さが。
洋吉はしゃがんだ。気持ち悪さのためである。彼の脳内のその奥にある血液やらその奥にある細胞に語りかけていく。
「わたしは」とつぶやいた。洋吉の言葉ではないような気がした。自分というものが水飴のように溶け出して、周りと曖昧になって、それに気がついた洋吉は叫んだ。叫んだが、それが自分のものとは思えなかった。
怖かった。まるで自分が狂ったように思えた。三津堂に近づいていく洋吉がいた。
「助けてくれ、三津堂」
そう声を出したのが自分であるのに、他人のように思えた。不安定な気持ちを表すように、流れてくる音も不快なものだった。洋吉は三津堂の近くで倒れた。苦しい、苦しくてたまらない。
自分が消えてしまうような恐怖を抱えていた。
洋吉の口からから女の影、魂のような薄雲が出てきた。ぼんやりしたものである。顔ができているように見えるのは錯覚か。算之介はその雲に近づいて、興奮したように「お梅、お梅さん」と呼んでいた。お梅は寂しそうな顔をしていた。言葉を発さない。
「なんで、言葉を発しない。なぜ私を見ないんだ」
「それはお梅さんがいないからさ。お梅さんの魂の記憶は洋吉さんにあるが、お梅さんの強い意志、未練がなかったら、お梅さんを呼び出せない。お梅さんは未練がなく死んだんだ」
「嘘だ。嘘だ」
「いいかい。算之介。お梅さんの魂だけというのは難しい。必ずだれだれの魂も道連れにしないとならない。そんなことは許されない。おまえさん」
「いやだ。いやだ。なんのために私の感情はなくなったんだ。私はなんのために」
算之介は泣き出していた。顔が歪み、涙や鼻水をボロボロと出している。悔しいのか地に伏して、地面を傷ができるのも気がつかずに手でたたく。怒りもそこにあった。
「洋吉さんは」
「洋吉もこの女も殺してやる」
「算之介、もうここまでだ。あんたには力がない。死ぬしかない」
「兄いはなんで生きている。あのとき、兄いはお梅さんになにをした」
「私はお梅さんと話しただけだ。悲しいかな。振られてしまった」
「な、なにを言っているんだ。お梅さんは兄いのことが好きじゃなかったのか」
「本当にそう思うかい。本人に聞いてみよう」
「お梅さん、私、三津堂のことを好いていましたか」
お梅は黙って首を振る。
「じゃあ。算之介は」
もじもじとしたお梅がいた。
「ほら」
ああと算之介は叫んでいた。
算之介はじっとした。体を揺さぶるようにああと叫んだ。なにが彼をこうしたのかわからなかった。三津堂は静かに三味線を鳴らす。触りたいのかお梅の魂を触れようとする算之介がいた。
「もういいや。私は疲れたよ」
力が抜けていく算之介がいた。算之介はしみじみとした口調だった。消えたいのかもなと算之介は気がついたように言った。
「兄い。兄いはなんでここにいるんだ」
「さるお方から力を借りる代わりに、自分の大切な時間を奪われ、一生下働きさ。悲しいだろう」
「違いないねえ」
算之介は笑っていたが、そのまま立ち上がった。
「お別れだ。兄い。私は疲れた。ずっとお梅さんを探していたけど。お梅さんは探していなかった。私と違ってお梅さんは賢いよ」
そう言った算之介は立ち上がった。
そうしてゆっくりした足取りで立ち去った。
「本当はどうだったんですか」
神川がゆっくり起き上がった。頭を触り、顔をしかめた。
「本当はお梅さん自身、怖がっていたようには私には見えました」
「嘘も誠にする」
「えっ」
「ああしないと、納得して帰らないでしょう」
「じゃあ、やっぱり」
「うん」
「ご迷惑をかけました」
洋吉の口からこんな言葉が出てきた。神川がギョッとしていた。口から出た薄雲は消えて、洋吉とは違った口調である。
「お梅と申します」
「あなたはやはり、三津堂さんが好きなんですか」
「それは内緒にしてください。算之介さんは怖い方」
「いいじゃないですか。では、三味線で洋吉さんを」
「三津堂さん。ありがとうございます。私が死にそうになったとき、ちゃんと冥界に連れて行ってくれた。算之介さんが私を化け物にしたかったようですが。私には嬉しかった。未練といえば、あなたともっといたかった」
「私は洋吉さんのお友達。お梅さんも同じですよ」
「ずるい人」
お梅は静かに笑った。三味線が鳴る。今度は優しい音色だ。シャンシャンと雨が降り始めていた。雨は冷たいはずが、ぬるま湯のように温かい。洋吉は目覚めると、三津堂を探した。神川は笑っている。
「庸子さんは」
「大丈夫だよ」
神川はそう力強く言った。洋吉はまた眠った。眠くて眠くて仕方がないのだ。
洋吉はまた夢の中、古い建物に来ていた。昔の場所だ。
古い建物の中、小さな鳥を眺めていた。ああこれは夢だとわかっている。女の目を通して、洋吉はそれを見た。三津堂である。髷を結い。着物を着ている。上等なものではない。
女と目が合う。恥ずかしそうな顔をしてにこりと笑う。そんな三津堂に女は知らん顔をする。
女の胸ははちきれんばかりだった。三津堂の顔を見るわけにはいかなかった。
なぜ三津堂なのか、女は考えている。三津堂の顔か、性格かといろいろと考えを巡らせていた。
「三津堂は悪いやつじゃない」
洋吉はつぶやいた。そんな言葉は女には伝わらずに、なにか書いている。和歌のようだ。しのぶれどと書いて捨てる。悔しそうな顔をしている。
「淡雪に」
違うとつぶやいた。女がいた。
そんなことをつぶやいて笑っている自分に気がついた女は急に真面目な顔をする。そうして筆を動かしていた。
雨が降り始めていた。しっとりとした雨は三味線の音が響いている。洋吉はなぜかつられるように歩いていた。建物の外、道を出て暗闇の中へ。洋吉はゆっくりと記憶をたどる。
兄の顔、父の顔、母の顔、妹の顔、兄嫁、教授、神川、大滝、三津堂。
「残念ながら、三津堂とお別れの時間が来たようです。残念でならないんですが、洋吉さん」
えっと三津堂はつぶやいた。
「なにを言っているなんて思いでしょうに。三津堂はやることをやり、満足です。洋吉さんはもう安全です」
「三津堂。私は君の友達だよね」
「はい。友達です、だからお別れです。三津堂はやらなければならないことがあるんです。ですから万華鏡商店街の道を閉ざします」
「そんなことが、できるわけがない。三津堂、そんな寂しいことを言うな」
「いえいえ。仕方がないこと。三津堂は借金をしているようなもので、仕方なしにいるような、オマケですからね」
じゃあ、洋吉さん、お別れです。と三津堂はぺこりと頭を下げた。三津堂を追いかけようと洋吉は手を伸ばす。
「三津堂」と叫んだ。
目の前にあるのは天井の木目と、己の手。洋吉はため息をついた。
「夢か」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写と他もすべて架空です。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる