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幸せの青い鳥
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空を見上げる事が好きだった。
いつも私はひとりぼっちだったから。
退屈しのぎに、寂しさを紛らわすために。
晴れの日も、雨の日も、曇りの日も。
毎日、空を見上げていた。
空をじっと眺めていれば、いつか誰かが私を迎えに来てくれるかもしれない。
この何も無くつまらない日常の繰り返しから連れて行って欲しかった。
そんな事を、空を眺めながら考えていた。
空を眺めていると、時折、私の部屋の窓辺にある木の近くまで鳥たちが飛んで来る事があった。
その中でも一際目を惹く美しさの小鳥がいた。
ターコイズの様に綺麗な深いブルーグリーンの羽根。瞳は金色でキラキラと太陽の光を受けて輝きを放っている。
その小鳥はいつも決まった時刻になると窓辺から一番近くの枝に止まってこちらへじっと視線を向けてくる。
私は不思議に思いながらも、小鳥を驚かさない様にそっと静かに空を眺めていた。
この小鳥は私にとって、幸せの青い鳥なのかも知れない。
ふふっ、と私はほくそ笑み頭の中で思い描いていた未だ見ぬ非日常へと期待を馳せた。
ある日、いつものように枝に小鳥が止まった。
だが、どこかいつもと小鳥の様子が違った様に見えた。
どうやら足を怪我してしまっているらしかった。
小鳥はそんな事はお構いなしに、よろよろとした足取りでこちらへと一歩、二歩と近付いてきた。
大丈夫だろうか?と私は気が気でなかった。
それでも、小鳥を驚かさない様にじっとしていようと動かずにいたら、心配していた通りに小鳥は足をもつれさせ木から滑り落ちた。
慌てた私は咄嗟に窓から身を乗り出し小鳥へと手を伸ばした。
しかし、次の瞬間大きな鳴き声をあげた小鳥に驚きバランスを崩した私は窓から真っ逆さまに落ちていった。
地面には、小鳥が落ちていた。
その羽根は私の血で赤く染まっていた。
いつも私はひとりぼっちだったから。
退屈しのぎに、寂しさを紛らわすために。
晴れの日も、雨の日も、曇りの日も。
毎日、空を見上げていた。
空をじっと眺めていれば、いつか誰かが私を迎えに来てくれるかもしれない。
この何も無くつまらない日常の繰り返しから連れて行って欲しかった。
そんな事を、空を眺めながら考えていた。
空を眺めていると、時折、私の部屋の窓辺にある木の近くまで鳥たちが飛んで来る事があった。
その中でも一際目を惹く美しさの小鳥がいた。
ターコイズの様に綺麗な深いブルーグリーンの羽根。瞳は金色でキラキラと太陽の光を受けて輝きを放っている。
その小鳥はいつも決まった時刻になると窓辺から一番近くの枝に止まってこちらへじっと視線を向けてくる。
私は不思議に思いながらも、小鳥を驚かさない様にそっと静かに空を眺めていた。
この小鳥は私にとって、幸せの青い鳥なのかも知れない。
ふふっ、と私はほくそ笑み頭の中で思い描いていた未だ見ぬ非日常へと期待を馳せた。
ある日、いつものように枝に小鳥が止まった。
だが、どこかいつもと小鳥の様子が違った様に見えた。
どうやら足を怪我してしまっているらしかった。
小鳥はそんな事はお構いなしに、よろよろとした足取りでこちらへと一歩、二歩と近付いてきた。
大丈夫だろうか?と私は気が気でなかった。
それでも、小鳥を驚かさない様にじっとしていようと動かずにいたら、心配していた通りに小鳥は足をもつれさせ木から滑り落ちた。
慌てた私は咄嗟に窓から身を乗り出し小鳥へと手を伸ばした。
しかし、次の瞬間大きな鳴き声をあげた小鳥に驚きバランスを崩した私は窓から真っ逆さまに落ちていった。
地面には、小鳥が落ちていた。
その羽根は私の血で赤く染まっていた。
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