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1年生
第24話 雪嫌いな倫子
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高嗣「いや、ちょっと事情あってマンションに住んでるだけですよ。」
倫子「そのルームシェアしてるお友達が融通きかないタイプとかワガママとかですか?」
高嗣「いや、そういうわけではないんですけど…。」
倫子「ふーん。そうなんだ。」
これ以上話したらマズイ!ヒロと住んでるってバレたら大変なことになる。わ、話題を変える方がいいよね…?
高嗣「あ、あの。ボクこれから図書館行くんですけど、良かったら森野さんも一緒にど、ど、どうでしゅか?」
倫子「え?どうしようかな、雪積もってるし。でも…。うーん。悩むなー。」
高嗣「…が、学校の図書館なんですけど。」
倫子「学校か…。まあ、学校からだと寮すぐ隣だしいいよ!」
ボクたちは本屋さんを後にして学校の図書館へ向かった。
ボクたちは無言のまま雪降る銀世界の中を歩いていた。
倫子『雪嫌だなー。雪なくならないかな。』
森野さんやっぱり外に出ると急に表情暗くなるし、何も話さなくなるな。そんなに雪嫌かな?ボクはそうでもないけど。
ボクたちは学校へ到着すると図書館へ向かう。
倫子「さ、寒い雪嫌だ。」
高嗣「だ、だ、大丈夫ですか?もう少しですよ。」
ボクたちは図書館へ到着した。
倫子「はー…暖かい!一日中ここにいたい!外に出なくてもいいし。ここに泊まりたいくらい!」
ボクは違う意味で一日中ここにいたいけどね。森野さん、やっぱり雪嫌いなんだろうな。さっきとはまるで別人だもん。
ボクたちはそれぞれ読みたい本を探して席につく。
倫子「佐藤さんはどんな本を読むの?」
高嗣「文学、社会科学、自然科学など図書館司書になる為の参考資料です。」
倫子「真面目だねー。図書館司書になりたいんだ。ふふふ。私が持って来た本知りたい?」
高嗣「何ですか?」
倫子「これよ!」
デーン!!
森野さんが持って来た本はソフトテニスの本とジェームズ・バーナードの写真集にジェームズ・バーナードが特集された雑誌などなどテニスに関する物ばかりだった。
森野さん、ヒロのファンなんだろうな。
城田さんに続き森野さんまで…。
グサッ
ボクの心が傷付く。森野さんはヒロが好き。森野さんはヒロが好き。森野さんはヒロが好き。…でも、森野さんはヒロをスターとして好きなんだ。だから、だから大丈夫だ。
高嗣「も、森野さんはジェームズ・バーナードのファンなんですか?」
倫子「そう!そうなの!見て!」
森野さんはリュックサックの中からペンケースやノート、小物入れを取り出す。どう見てもヒロのオフィシャルグッズに違いなかった。
倫子「ふふふ。あと、これも見て!」
ボクは森野さんからスマートフォンを手渡される。よく見てみると部屋の中だ。部屋の中がヒロのグッズで溢れている。
倫子「そのルームシェアしてるお友達が融通きかないタイプとかワガママとかですか?」
高嗣「いや、そういうわけではないんですけど…。」
倫子「ふーん。そうなんだ。」
これ以上話したらマズイ!ヒロと住んでるってバレたら大変なことになる。わ、話題を変える方がいいよね…?
高嗣「あ、あの。ボクこれから図書館行くんですけど、良かったら森野さんも一緒にど、ど、どうでしゅか?」
倫子「え?どうしようかな、雪積もってるし。でも…。うーん。悩むなー。」
高嗣「…が、学校の図書館なんですけど。」
倫子「学校か…。まあ、学校からだと寮すぐ隣だしいいよ!」
ボクたちは本屋さんを後にして学校の図書館へ向かった。
ボクたちは無言のまま雪降る銀世界の中を歩いていた。
倫子『雪嫌だなー。雪なくならないかな。』
森野さんやっぱり外に出ると急に表情暗くなるし、何も話さなくなるな。そんなに雪嫌かな?ボクはそうでもないけど。
ボクたちは学校へ到着すると図書館へ向かう。
倫子「さ、寒い雪嫌だ。」
高嗣「だ、だ、大丈夫ですか?もう少しですよ。」
ボクたちは図書館へ到着した。
倫子「はー…暖かい!一日中ここにいたい!外に出なくてもいいし。ここに泊まりたいくらい!」
ボクは違う意味で一日中ここにいたいけどね。森野さん、やっぱり雪嫌いなんだろうな。さっきとはまるで別人だもん。
ボクたちはそれぞれ読みたい本を探して席につく。
倫子「佐藤さんはどんな本を読むの?」
高嗣「文学、社会科学、自然科学など図書館司書になる為の参考資料です。」
倫子「真面目だねー。図書館司書になりたいんだ。ふふふ。私が持って来た本知りたい?」
高嗣「何ですか?」
倫子「これよ!」
デーン!!
森野さんが持って来た本はソフトテニスの本とジェームズ・バーナードの写真集にジェームズ・バーナードが特集された雑誌などなどテニスに関する物ばかりだった。
森野さん、ヒロのファンなんだろうな。
城田さんに続き森野さんまで…。
グサッ
ボクの心が傷付く。森野さんはヒロが好き。森野さんはヒロが好き。森野さんはヒロが好き。…でも、森野さんはヒロをスターとして好きなんだ。だから、だから大丈夫だ。
高嗣「も、森野さんはジェームズ・バーナードのファンなんですか?」
倫子「そう!そうなの!見て!」
森野さんはリュックサックの中からペンケースやノート、小物入れを取り出す。どう見てもヒロのオフィシャルグッズに違いなかった。
倫子「ふふふ。あと、これも見て!」
ボクは森野さんからスマートフォンを手渡される。よく見てみると部屋の中だ。部屋の中がヒロのグッズで溢れている。
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