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47 朝市
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朝。
ゴソゴソと言う音で目覚めた。
咲ちゃんがコッソリ活動中だ。
朝風呂の準備だよなぁ……と思ってたら、お茶請けとお茶を堪能していた。
朝から元気な胃袋をお持ちのようだ。
「咲ちゃん、おはよう」
「おはようぅ。たけさんもお茶淹れようか?」
「ん。大丈夫」
「冷たいの出そうか?」
「お願いします」
「ホイ、お茶」
「ありがとう」
冷蔵庫から取って貰ったよ。
冷え冷えで目が覚める。
「朝市に行く?それとも風呂にする?」
「外出た後にお風呂を希望します」
「だよねぇ~……」
いくらアツアツ状態が続く湯でも、冬の外気に勝ち続ける事は難しいよね。
昨日購入した帽子達もしっかり装備して出発だ。
「うわっ……結構積もってるなっ」
除雪されていない部分は20cm程の雪があった。
地味に歩き辛い。
「お風呂で聞いたんだけどね?今年、結構雪が多いらしいよ?」
「あっ……そうなんだ」
確かに。
こっちの方、あんまり『雪が積もって大変』って聞かないもんね。
山が密集している辺りが豪雪地帯だし。
……あっ、豪雪で思い出した。
豪○うどん食べたい。
あれって、蝦夷富士の麓で食べれたよね?
美味しいんだよな……
白く透き通った麺が、まるで雪のようだと評判なんだよねぇ。
小麦のうどんじゃ、あそこまでならんしなぁ。
もっちりガッツリとして、腹持ちよかったよなぁ……
飛んでた。
別の食べ物の事を考えてしまった。
……てか、咲ちゃんは普通にコミュ力高いな。
お風呂で情報拾ってくるって、凄くない?
「なんかね、地元の人と旭川から来た人とね、しばらく盛り上がっちゃってねぇ」
いや、凄いよね?
盛り上がっちゃったの?
「旭川の老舗洋食店、教えて貰ったんだぁ。トンカツが美味しいって」
「情報収集力が凄いね……」
「今度は旭川方面も行こう?」
「だね。色々情報仕入れとかないとね」
「ね」
……最近ちょっと新しくなった動物園の話が出てないけども?
えっ?
あれ?
興味ない感じなのかな?
食べれないから?
「たけさん!市場見えて来たよ!」
「えっ?あっ?うん?」
「何食べようかぁ~……」
食べれるか食べれないかで、動物園が切り離されてそうな気がする。
いや、多分行くと思うけども。
あとさ、もう少しオホーツク海方面に向かえば、マイナス42℃が体験できる美術館があるから……夏に行きたい所だね。
その場所場所でご当地ソフトかアイスもあるらしいし。
このまま、心のメモ帳に記しておくか。
「さてさて……朝市に来たはいいものの……」
「朝市の魅力は丼物なんだよねぇ……」
そうなのよ。
丼がメインターゲットなのよ。
「……明日の朝バイキングでイクラ盛り放題予定しているからね……」
そうなのよ。
イクラ丼の魅力が半減しちゃうのよ。
「かと言って、活イカはちょっと……」
そうなのよ。
活イカはちょっと怖いのよ。
……2人共に動くヤツは食べれないビビりさんなのよ。
活イカが丼になったヤツ、怖くて食べれないのよ。
「イカソーメンも食べちゃったし……」
「ここのイカ刺しも食べて行かない?」
「そっか。食べ比べってヤツね?」
「そうそう。食べ比べ。イクラだけ取っとく感じでさ?」
「そうしようか」
かと言ってイカ釣りは……
さっき釣りしてた人の横で見学したんだけどね?
フレンドリーファイアっていうの?
なんか、イカから水鉄砲食らったんだよね?
釣ってた人と自分に、水鉄砲……フレンドリーウォーター……
イカの本気にドキリとしたわ。
……墨じゃなくて良かったけども。
なんで食べるのは、動かないイカを希望します。
怖いし。
活け造り怖い。
怖いけど美味しい所は食べたい……
これは困難な問題に直面しているってヤツだよ。
「あっ、ここ普通のイカソーメン食べれるみたい」
「ホントだねぇ。この海鮮丼とイカソーメンにしようか?」
「賛成!」
朝市でお腹を満たし、温泉に入って、昼は焼き鳥弁当。
普通のお店で売っててビックリだ。
そういや、地元のお店でも同じ感じで出してたね。
親戚のお見舞いに行った所の向かいの店でやってた。
普通の商店に焼き鳥焼くヤツがあるんだよね。
アツアツご飯に焼き鳥。
美味しい。
咲ちゃんはタレ。
自分は塩。
タレはご飯が進む事、間違い無しだ。
塩はどうか。
興味津々で頼んでみた。
結果は問題なく旨い。
焼き鳥でご飯を食べるのは変わらないんだけども。
この塩。
塩の食感を感じながら食べるご飯もたまらない。
焼き鳥の香りがついたご飯に、塩がアクセントになって、これが美味しい。
これってご飯が美味しいって事なんだろうか?
ただ塩コショウだけで旨いと感じるのは、思い入れが強すぎたから?
旅先だから何でも旨く感じるのだろうか?
不思議だ。
不思議に旨い。
「夜は昨日の所だねぇ~」
今昼を食べてるのに、夕食の話。
咲ちゃんの胃は宇宙らしい。
ゴソゴソと言う音で目覚めた。
咲ちゃんがコッソリ活動中だ。
朝風呂の準備だよなぁ……と思ってたら、お茶請けとお茶を堪能していた。
朝から元気な胃袋をお持ちのようだ。
「咲ちゃん、おはよう」
「おはようぅ。たけさんもお茶淹れようか?」
「ん。大丈夫」
「冷たいの出そうか?」
「お願いします」
「ホイ、お茶」
「ありがとう」
冷蔵庫から取って貰ったよ。
冷え冷えで目が覚める。
「朝市に行く?それとも風呂にする?」
「外出た後にお風呂を希望します」
「だよねぇ~……」
いくらアツアツ状態が続く湯でも、冬の外気に勝ち続ける事は難しいよね。
昨日購入した帽子達もしっかり装備して出発だ。
「うわっ……結構積もってるなっ」
除雪されていない部分は20cm程の雪があった。
地味に歩き辛い。
「お風呂で聞いたんだけどね?今年、結構雪が多いらしいよ?」
「あっ……そうなんだ」
確かに。
こっちの方、あんまり『雪が積もって大変』って聞かないもんね。
山が密集している辺りが豪雪地帯だし。
……あっ、豪雪で思い出した。
豪○うどん食べたい。
あれって、蝦夷富士の麓で食べれたよね?
美味しいんだよな……
白く透き通った麺が、まるで雪のようだと評判なんだよねぇ。
小麦のうどんじゃ、あそこまでならんしなぁ。
もっちりガッツリとして、腹持ちよかったよなぁ……
飛んでた。
別の食べ物の事を考えてしまった。
……てか、咲ちゃんは普通にコミュ力高いな。
お風呂で情報拾ってくるって、凄くない?
「なんかね、地元の人と旭川から来た人とね、しばらく盛り上がっちゃってねぇ」
いや、凄いよね?
盛り上がっちゃったの?
「旭川の老舗洋食店、教えて貰ったんだぁ。トンカツが美味しいって」
「情報収集力が凄いね……」
「今度は旭川方面も行こう?」
「だね。色々情報仕入れとかないとね」
「ね」
……最近ちょっと新しくなった動物園の話が出てないけども?
えっ?
あれ?
興味ない感じなのかな?
食べれないから?
「たけさん!市場見えて来たよ!」
「えっ?あっ?うん?」
「何食べようかぁ~……」
食べれるか食べれないかで、動物園が切り離されてそうな気がする。
いや、多分行くと思うけども。
あとさ、もう少しオホーツク海方面に向かえば、マイナス42℃が体験できる美術館があるから……夏に行きたい所だね。
その場所場所でご当地ソフトかアイスもあるらしいし。
このまま、心のメモ帳に記しておくか。
「さてさて……朝市に来たはいいものの……」
「朝市の魅力は丼物なんだよねぇ……」
そうなのよ。
丼がメインターゲットなのよ。
「……明日の朝バイキングでイクラ盛り放題予定しているからね……」
そうなのよ。
イクラ丼の魅力が半減しちゃうのよ。
「かと言って、活イカはちょっと……」
そうなのよ。
活イカはちょっと怖いのよ。
……2人共に動くヤツは食べれないビビりさんなのよ。
活イカが丼になったヤツ、怖くて食べれないのよ。
「イカソーメンも食べちゃったし……」
「ここのイカ刺しも食べて行かない?」
「そっか。食べ比べってヤツね?」
「そうそう。食べ比べ。イクラだけ取っとく感じでさ?」
「そうしようか」
かと言ってイカ釣りは……
さっき釣りしてた人の横で見学したんだけどね?
フレンドリーファイアっていうの?
なんか、イカから水鉄砲食らったんだよね?
釣ってた人と自分に、水鉄砲……フレンドリーウォーター……
イカの本気にドキリとしたわ。
……墨じゃなくて良かったけども。
なんで食べるのは、動かないイカを希望します。
怖いし。
活け造り怖い。
怖いけど美味しい所は食べたい……
これは困難な問題に直面しているってヤツだよ。
「あっ、ここ普通のイカソーメン食べれるみたい」
「ホントだねぇ。この海鮮丼とイカソーメンにしようか?」
「賛成!」
朝市でお腹を満たし、温泉に入って、昼は焼き鳥弁当。
普通のお店で売っててビックリだ。
そういや、地元のお店でも同じ感じで出してたね。
親戚のお見舞いに行った所の向かいの店でやってた。
普通の商店に焼き鳥焼くヤツがあるんだよね。
アツアツご飯に焼き鳥。
美味しい。
咲ちゃんはタレ。
自分は塩。
タレはご飯が進む事、間違い無しだ。
塩はどうか。
興味津々で頼んでみた。
結果は問題なく旨い。
焼き鳥でご飯を食べるのは変わらないんだけども。
この塩。
塩の食感を感じながら食べるご飯もたまらない。
焼き鳥の香りがついたご飯に、塩がアクセントになって、これが美味しい。
これってご飯が美味しいって事なんだろうか?
ただ塩コショウだけで旨いと感じるのは、思い入れが強すぎたから?
旅先だから何でも旨く感じるのだろうか?
不思議だ。
不思議に旨い。
「夜は昨日の所だねぇ~」
今昼を食べてるのに、夕食の話。
咲ちゃんの胃は宇宙らしい。
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